平成21年産 栽培履歴 - WAKWAK

ひのひかり
平成 21 年産 水稲うるち米・コシヒカリ( 陽 光 )栽培履歴
無農薬・無化学肥料栽培区 作付け面積 110a
栽培・耕作者名
ほ場所在地
品種
投入肥料
〃
〃(元肥)
〃(追肥)
〃(追肥)
〃(追肥)
前作作物
播種日
移植日(田植え)
収穫開始日予定
収穫終了予定日
薬剤名
温芽工房
米糠
氏名:大畑十作
住所:埼玉県比企郡吉見町万光寺 88
電話・FAX:0493-54-1038
埼玉県比企郡吉見町万光寺
携帯電話 :090-3346-1039
肥培履歴(ほ場名:六反田北)
コシヒカリ
米糠
200kg/10a
H20.11 月13 日
古代天然苦土(有機対応) 38kg/10a
〃
苦土 50%
オーガニック 853(有機対応) 50kg/10a
H21.5 月16 日
窒素 8%、燐酸 5%、加里 3%
オーガニック 853(有機対応) 25kg/10a
7 月 10 日
窒素 8%、燐酸 5%、加里 3%
古代天然苦土(有機対応) 15kg/10a
7 月 11 日
苦土 50%
オーガニック 853(有機対応) 12.5kg/10a 7 月 18 日
窒素 8%、燐酸 5%、加里 3%
水稲
作業履歴
5月3日
床土:成苗用有機倍土 (有)日本の稲作を守る会
6 月9日
10 月 1 日
10 月 10 日
防除履歴
対象用途(目的)
希釈倍数・濃度
使用時期
回数
農薬成分数
温湯消毒
60℃、7 分 播種前、3 月 11 日
1回
0
抑草
100kg/10a 移植時(田植時)
1回
0
6月9日
あつひかり
平成 21 年産 水稲うるち米・コシヒカリ( 篤 光 ) 栽培履歴
減農薬・無化学肥料栽培区 作付け面積 35a
栽培・耕作者名
ほ場所在地
氏名:大畑十作
住所:埼玉県比企郡吉見町万光寺 88
電話・FAX:0493-54-1038
埼玉県比企郡吉見町万光寺
携帯電話 :090-3346-1039
肥培履歴(ほ場名:前田 1)
品種
コシヒカリ
投入肥料
発酵鶏糞
120kg/10a
H20.11 月14 日
〃
古代天然苦土(有機対応) 40kg/10a
H20.11 月14 日
苦土 50%
〃(元肥)
オーガニック 853(有機対応) 50kg/10a
H21.5 月9 日
窒素 8%、燐酸 5%、加里 3%
〃(追肥)
オーガニック 853(有機対応) 12.5kg/10a 6 月 20 日
窒素 8%、燐酸 5%、加里 3%
〃(追肥)
オーガニック 853(有機対応) 12.5kg/10a 6 月 29 日
窒素 8%、燐酸 5%、加里 3%
〃(追肥)
古代天然苦土(有機対応) 15kg/10a
7月7日
苦土 50%
〃(追肥)
オーガニック 853(有機対応) 20kg/10a
7月9日
窒素 8%、燐酸 5%、加里 3%
前作作物
水稲
作業履歴
播種日
4 月 10 日
床土:成苗用有機倍土 (有)日本の稲作を守る会
移植日(田植え) 5 月 21 日
収穫開始予定日 9 月 20 日
収穫終了予定日 9 月 30 日
防除履歴
薬剤名
対象用途(目的)
希釈倍数・濃度
使用時期
回数
農薬成分数
温芽工房
温湯消毒
60℃、7 分 播種前、3 月 11 日
1回
0
黒帯フロアブル(JA)
除草剤
500cc/10a 移植後(田植後)
1回
3
5 月 26 日
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はなひかり
平成 21 年産 水稲うるち米・コシヒカリ( 華 光 ) 栽培履歴
減農薬 作付け面積 40a
栽培・耕作者名
ほ場所在地
氏名:大畑十作
住所:埼玉県比企郡吉見町万光寺 88
電話・FAX:0493-54-1038
埼玉県比企郡吉見町万光寺
肥培履歴(ほ場名:前田 4)
品種
コシヒカリ
投入肥料
米糠
200kg/10a
H20.11 月14 日
〃
古代天然苦土(有機対応) 30kg/10a
H20.11 月14 日
苦土 50%
〃(元肥)
硫安
10kg/10a
H21.5 月9 日
窒素 21%
〃(追肥)
古代天然苦土(有機対応) 15kg/10a
H21.6 月20 日
苦土 50%
〃(追肥)
硫安
5kg/10a
H21.6 月20 日
窒素 21%
〃(追肥)
硫安
5kg/10a
H21.6 月24 日
窒素 21%
〃(追肥)
硫安
5kg/10a
H21.6 月30 日
窒素 21%
〃(追肥)
硫安
7kg/10a
H21.7 月10 日
窒素 21%
前作作物
水稲
作業履歴
播種日
5月3日
床土:成苗用有機倍土 (有)日本の稲作を守る会
移植日(田植え) 5 月 18 日
収穫開始予定日 9 月 20 日
収穫終了予定日 9 月 30 日
防除履歴
薬剤名
対象用途(目的)
希釈倍数・濃度
使用時期
回数
農薬成分数
温芽工房
温湯消毒
60℃、7 分 播種前、3 月 11 日
1回
0
黒帯フロアブル(JA)
除草剤
500cc/10a 移植後(田植後)
1回
3
5 月 26 日
肥料の投入量について:各田んぼ毎にドクターソイルを使用し土壌検定を行なっています。その結果に基づいて最適な施肥となるように行なっておりますの
で田んぼによって施肥料は異なります。
陽光、篤光、華光の違いについて
品種名はすべてコシヒカリですが、栽培方法のちがいにより商品名をつけました。
陽光・・・有機 JAS 法に準じて栽培しています。(有機米として流通している米と同じ栽
培方法です。)
篤光・・・除草剤を使用しています。その他は陽光と同じです。
華光・・・除草剤を使用しています。有機 JAS に対応していない普通の化学肥料である
硫安を使用しています。篤光との違いは肥料の窒素成分である硫安を使って
いるところです。
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米の出来るまでの一年間を写真で綴って見ました。(陽光)
稲刈りが終わるとすぐに田んぼ毎に土壌診断
試験を行って、不足しているミネラルを調べま
す。使用している器具は富士平工業の『Dr.ソ
イル』といいます。
細かく切断したイナワラやイナ株を翌年春の
田植えまでに微生物によって分解させるため
に微生物のえさとなる米糠を撒きます。このと
き、不足しているミネラル類をいっしょに散布
します。このあと、トラクターで耕耘を行いイ
ナワラの腐食を促します。
翌春までには2、3回耕耘を行います。
田植えの30日位前、田んぼに水を入れ、1 回
目の代かきを行います。田植え前になって水を
落とすと写真のようにコナギという水田雑草
がびっしりと生えています。この草は小さな紫
色のかわいい花を咲かせるのですが、たくさん
生えると吸血鬼のように肥料をたくさん吸っ
て稲が育たなくなります。いまはこんなに小さ
いですが 8、9 月になると 40~50cmになるも
のもあります。
3/6
田植直前の二回目の代かきで、前の写真の水
田雑草を土の中に練りこみ、退治します。こ
れで、田んぼの中にあった雑草の種はだいぶ
減ったことになります。
田植え機の後部に付けたグランドソーワとい
う機械で米糠を田植えと同時に撒きます。新
たに発芽する雑草の根を、米糠によって発生
する有機酸でやっつけます。しかし、全ての
雑草を除草できるわけではありません。踏ま
れても蹴られても、しぶとく生き残るのが雑
草です。
横から見るとこんな田植機です。ポット成苗
用田植機といいます。ここは篤光の田んぼな
ので米糠は撒いていません。
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田植後3日目の写真です。早くもアミミドロ
が発生してきました。更に 10 日でアミミドロ
が水面をすべて覆いつくせば草との戦いには
間違いなく勝利します。水中にはカブトエビ、
ホウネンエビ、ユスリカの幼虫、ガムシ、ド
ジョウなどの水中生物がたくさんいて、水が
濁っています。この濁りで水底に光が届かず
雑草の生長を抑制しています。ことしは抑草
に自信が付きました。来年は全て無農薬でい
けそうです。
これはカルガモの卵です。大手町の三井ビル
の池で孵化して、お堀に移動するのにおまわ
りさんまで出動したあのカモです。
抑草のために深水にしているので湖沼と勘違
いしたのでしょうか。水の中はシャジクモと
アミミドロでいっぱいになっていて、害草(コ
ナギ)の抑草に役立っています。
バンも巣を作りました。巣立ちが早くあっと
いう間にいなくなりました。
バンは田の番をするから『バン』というのも
一説にはあるようです。
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8 月 26 日現在の稲の状態です。
左手前が篤光、その奥が華光、右側は陽光
です。
右側が当農場の田んぼです。手前の緑が濃
い稲は黒米です。ことしは種を取るだけし
かありませんが、来年は 70a ばかり作付け
しようと思っています。
米の保冷庫
3 月 30 日に完成しました。2間×3間で高
さは 2.4m です。15℃で保冷しています。ネ
ズミ、虫、味の劣化対策すべて完璧です。
だめなのは入口だけです。
ドアの前の踊り場、そこまでの階段はいま
だ未完成です。時間を見つけて作ることに
します。
6/6