4号 平成20年3月28日発行/810KB - 静岡学園中学校・高等学校

SHIZUGAKU NEWS 緑風 第4号
(平成 20 年 3 月 28 日発行)
日発行)
静
静岡
岡学
学園
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中・
・高
高等
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学校
校 県
県と
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基本
本協
協定
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締結
結
(山口)
山口)
協定書をををを交交交交わす野中理事長とととと石川県知事。。。。協定書 のののの内容
3月19日
19日の理事会において
理事会において、
において、静
岡県との
岡県との基本協定案
との基本協定案が
基本協定案が承認され
承認され、
され、3
月24日
24日には野中理事長
には野中理事長と
野中理事長と石川静
岡県知事との
岡県知事との間
との間で基本協定が
基本協定が締結
されました。
されました。締結された
締結された基本協定
された基本協定と
基本協定と
静岡県建設部長との
静岡県建設部長との間
との間で締結され
締結され
た覚書は
覚書は次のとおりです。
のとおりです。今後、
今後、新
校舎建築に
校舎建築に向けて平成
けて平成20
平成20年度
20年度よ
年度よ
り設計業務等を
設計業務等を進めてまいります。
めてまいります。
から本校 へへへへ寄寄寄寄せる期待のののの大大大大きさが伝伝伝伝わる。
静岡県と
静岡県と校地移転に
校地移転に関して基本
して基本
協定を
協定を締結しました
締結しました
学校法人第二静岡学園高等学校及
学校法人第二静岡学園高等学校及び
高等学校及び中学校の
中学校の県立静岡工業高校用地
県立静岡工業高校用地へ
用地への移転に
移転に向けた基本協定書
けた基本協定書
静岡県(以下「甲」という。)と学校法人第二静岡学園(以下「乙」という。)は、静岡学園高等学校及び中学校の県立静
岡工業高校用地への移転及びこれに関連する業務(以下「事業」という。)に関して、以下のとおり、基本協定(以下「本
協定」という。)を締結する。
(目的)
第1条 本協定は、甲と乙との間で推進する事業について、基本的な方針を確認することを目的とする。
(相互の義務)
第2条 甲及び乙は、甲と乙が締結する用地等を含めた補償契約の締結に向けて、それぞれ誠実に対応するもの
とする。
(交通安全対策)
第3条 通学路となる市道横内町東町線(都市計画道路東町大岩線)については、甲は、乙の移転完了までに自転
車、歩行者のための安全確保について、静岡市と調整し、実現を図っていく。
(損失の補償)
第4条 事業用地の取得に伴う損失の補償については、平成 20 年度に調査をし「静岡県が施行する公共事業に伴
う損失補償基準」及び「公共事業の施行に伴う公共補償基準要綱」によるものとする。
(協議事項)
第5条 事業の実施方法等については、必要に応じ、別途、甲と乙との間で締結する覚書により、定めるものとす
る。
(連絡協議)
第6条 甲と乙は、連絡窓口を設置し、事業の円滑な実施を図るため、適宜、情報交換及び協議を行うものとする。
2 窓口は、甲は静岡県建設部都市局公園緑地室に置き、乙は第二静岡学園法人本部に置く。
3 本協定に定めがない事項又は疑義が生じたときは、甲及び乙で協議して定める。
(有効期限)
第7条 本協定書の有効期限は、協定書締結日から3年間とする。ただし、期間満了の1ヶ月前迄に甲又は乙いず
れか一方より書面により申し入れをしない限り、同一条件をもって1ヶ年更新されるものとし、以後同様とす
る。
学校法人第二静岡学園高等学校及
学校法人第二静岡学園高等学校及び
高等学校及び中学校の
中学校の県立静岡工業高校用地
県立静岡工業高校用地へ
用地への移転に
移転に向けた覚
けた覚書
静岡県(以下「甲」という。)と学校法人第二静岡学園(以下「乙」という。)は、静岡学園高等学校及び中学校の県立静岡
工業高校用地への移転及びこれに関連する業務(以下「事業」という。)に関して、以下のとおり、覚書を締結する。
(交通安全対策)
第1条 通学路となる市道横内町東町線(都市計画道路東町大岩線)については、静岡市より、次の各号のとおり整備
方針等が示されたことから、甲は、当該道路の整備及び自転車、歩行者のための安全確保について、静岡市と調
整し、実現を図っていく。
(1)都市計画道路東町大岩線の北街道交差点から静岡鉄道音羽町踏切までの区間を、
「道路の整備に関するプロ
グラム」の後期5ヵ年(H22~26)の整備対象箇所として位置付け、関係者との調整を図り事業化に向けて進
めていく。
(2)都市計画道路拡幅整備に着手できるまでの措置として、跡地の活用までに現道幅員内において、自転車、
歩行者の安全性の向上を図っていく。
(売買土地価格)
第2条 売買土地価格は、学校用地としての鑑定評価結果によることとし、鑑定評価の発注及びその費用負担は甲と
する。
2 乙との売買土地価格は、財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例第3条を適用することを検討する。
(記念碑)
第3条 乙が現静岡学園高校地内に希望する記念碑設置・記念樹移植等については、甲はその設置場所の確保等、実
現に向けて協力する。
(国有地)
第4条 乙の静岡工業高校地内の国有地取得については、甲はその取得方法、取得申請等について全面的に協力す
る。
(契約日)
第5条 基本協定書に記載する甲と乙の用地等を含めた補償契約締結は、平成21年7月を目標に協議を進める。
(継続協議)
第6条 本覚書締結時に継続協議となっている項目等は、今後、合意・解決された時点で必要に応じて覚書を交わす
ものとする。
夢の実現へ一歩前進 松村校長 新たなる決意を語る!
あたらしい学校創
あたらしい学校創りへ
学校創りへ
県から移転
から移転の
移転の要請があり
要請があり本校理事会
があり本校理事会で
本校理事会で検討の
検討の結果、
結果、県と基本協定が
基本協定が締結されま
締結されま
した。
した。15歳人口
15歳人口の
歳人口の減少は
減少は教育界のみならず
教育界のみならず日本国
のみならず日本国全体
日本国全体の
全体の問題であります
問題であります。
であります。今後
の日本を
日本を背負って
背負って立
立
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人材の
人材
の
育成は
育成
は
私達教育界に
私達教育界
に
身
を
置
く
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にとって為
にとって
為さねば
って
ならない重要
ならない重要な
重要な仕事の
仕事の一つであります。
つであります。ただ単
ただ単に大学へ
大学へ入れることに躍起
れることに躍起になる
躍起になる
ことは間違
ことは間違いでありましょう
間違いでありましょう。
いでありましょう。そこで私達
そこで私達は
私達は、感性豊かな
感性豊かな、
かな、そして知識
そして知識を
知識を蓄えた
大いなる未完成
いなる未完成とも
未完成とも言
とも言える人材
える人材を
人材を輩出すべく
輩出すべく準備
すべく準備をはじめました
準備をはじめました。
をはじめました。今後順次その
今後順次その
概要を
概要を広く世間にお
世間にお知
にお知らせして行
らせして行きますのでこれからの静学
きますのでこれからの静学にご
静学にご注目下
にご注目下さい
注目下さい。
さい。
(学校長 松村 龍夫)
龍夫)
卒
卒業
業お
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めで
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行さ
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る
先進校調査レポート第4弾!下田高校、科学技術高校
☆下田高校
下田高校は平成20年4月1日に下田北高校と下田南高校が合併
してできる新高校。本校舎の建設を開始したのは一昨年の11月、
それから、わずか13ヶ月で建てられたそうです。現在下田北高校
のみ移動し、授業を行っていますが、校舎は日当たりと風通しを良
くするために教室の向き、ガラス窓の表面積を広くするなどして非
常に計算して建てられていました。また、教室内はとても明るい雰
囲気に見え、精神的にも良い効果が得られると感じました。校舎内
はバリアフリーを考慮して、土足OKの1足制のため、下駄箱を置
く必要が無く、昇降口のスペースが大変広くなっていましたが、廊
下は非常に汚いと感じました。視察当日は晴れていたにもかかわら
ず、毎日掃除している割には清潔ではないな、と感じました。その
贅沢な
贅沢な設計で
設計で造られた下田高校校舎
られた下田高校校舎
ため1年に1度、業者に大規模な清掃をさせることを検討していると
のことでした。全体的に見て、必要な設備は全て揃えられている感じであり、むしろ余計な物もあるようにも見え
ました。県から充分な補助が出ていることが予想され、羨ましい限りでした。本校は私学であるため、どうしても
経営的な観点から設計も考えざるを得ないので、ある程度安価に抑えなければならないと思いました。
(内藤)
◎科学技術高校
工業教育の拠点校として、4月の開校を目指す作業は最終段階に
はいっていました。県内高校2校目となる PFI 事業により建設され
た開放感のある校舎は、管理棟2階の職員室から、部室棟・グラウ
ンド・弓道場・テニス場まで一望でき、生徒の事故・異変を素早く
察知できる構造でした。職員室と生徒の教室は別棟・別階になって
いて、生徒管理上の懸念をおぼえましたが、教室のある棟の階ごと
に各教科の研究室を置き、教員の目が常に行き届く配置になってい
た事で納得できました。保健室からは、外への直接の出入り口が設
けられ、屋外で怪我をした生徒の入室や、救急車による傷病者の緊
急搬送にまで配慮がなされていました。
施設上参考となる事柄は他にも多くありましたが、憂慮すべき問
全てが新
てが新しく生
しく生まれ変
まれ変わる科学技術高校
わる科学技術高校
題も抱えていました。通勤・通学のアクセス道路問題では、通用門
が二箇所、駐輪場も生徒の居住地域により2箇所必要となり、学校管理上の大きなマイナス要因と、教職員の通勤に
も不便を強いられる構造となっていました。本校も移転となれば、アクセス道路の問題は他人事ではありません。周
辺市道の調査及び整備の徹底が必要と感じました。 (里見)
厳粛なななな雰囲気 のののの第四二回卒業式
3月1日(土)本校体育館で第42回卒業式が挙行されました。
私語は一切なし、生徒の「はいっ!」という返事だけが場内に響く…。
式は厳粛な中にも、あったかい雰囲気の中で粛々と進められ、理数科
279名、普通科185名、計464名の生徒が、多くの列席者に見守
られて巣立っていきました。
彼らは、高校1年の時に松村校長が就任し、新しい高校の指標を探り
始めた学年です。国際コース以外でも海外へ修学旅行に行く、多くの留
学生を受け入れるなど、積極的な国際交流をはかりました。一貫クラス
に初めてサッカーの推薦生徒を入学させたのも本学年です。その他、
孝友会の充実、静学祭の復活等々。平成生まれの彼らは柔軟に受け入れ、十分に期待に応えてくれました。これか
らも孝友三心を忘れず自己研鑽に努め、さらに大きく活躍することを祈っています。
最後に、これまでご協力いただきました方々に感謝し、心よりお礼申し上げます。
(帯川)
Educational Report From England & Australia
イ
イギ
ギリ
リス
ス教
教育
育事
事情
情視
視察
察
3月2日から8日まで、山田邦彦教諭と法人本部鈴木正幸管理課長と3名で、イギリスの学校視察
に行かせていただきました。イギリスを訪問先としたのは、本校が生
まれ変わろうとしている今、伝統を現代にも守り続けているイギリス
の教育に学ぶ部分があると考えたからです。教育現場こそ不易と流行
を考えなければなりません。現地では、昨年度まで本校のALTとし
て勤めていただいたアリソン先生に案内をしていただきました。
イギリスの教育制度は複雑ですが、基本的には5才(Year1)から
15才(Year11)までを義務教育とし、終了時に GCSE という国の修了
認定試験を受けます。その後 Sixth Form という大学の準備(College)
に進み、その成績によって大学に進学します。
ロンドンの日本人学校では、優秀で恵まれた環境かと思っていまし
Prefect 代表、
代表、Head boy の Tom 君 (左)
たが、決してそうではなく、環境の悪さが逆にいろんなチャンスを作
案内をしてくれた
案内をしてくれたアリソン
をしてくれたアリソン先生
アリソン先生(
先生(右)
っていました。
イクニルド・スクールでは、美術だけを学習している訳ではなく、GCSE 制度の中、5年間で普通科目と専門科目
を修め、修了認定試験を受けなければならないので、一般教養にも力を入れていました。
ホックリル・アングロユーロピアンでは、カレッジで世界的責任としての国際的関わりを持つためにも複数の言
語を学ぶ必要があることや、気付くことや褒めることなど、私たちがいつも考えるテーマと同じでした。
パース・アッパースクールでは Prefect=風紀委員と訳される模範的な最上級生の働きに感心し、教育は環境であ
ることを実感しました。
バリー・セント・エドモント校は本校のペンフレンド相手校でもあり、老人ホームや障害者学校の訪問、キャリ
ア教育のために2週間のインターンシップを実施する等地域との関係を重視していました。
カルフォード・シニアスクールは、静岡空港より広い敷地に、芝生の公園と貴族の館のような校舎や理科棟、体
育施設、寮等が転々と配置されていました。長いスカートの女子学生がバイオリンを小脇に抱え、大きな古木を背
景に小走りに急ぐという、まさにハリーポッターの世界でした。
(飯田)
3月2日から2週間のホームスティをしながらの語学研修旅行に行
ってまいりました。本校としては初めての試みでしたが、生徒は計
画された内容について積極的に取り組んだと思います。
2週間という短期間で語学が飛躍的に伸びることはありません。しかし、
「黙っていたら何も伝わらない」
「学校
で習った英語でも十分に通じる」という意識を持つことは出来たと思います。この意識は今後の学習の大きな動機
付けになることでしょう。また、生徒はホームスティを通じて人間が本来持っている「普遍的愛」の存在に気づい
たと思います。海外で日本人としての誇りを失うことは避けねばなりませんが、人間である限り他者を思いやる気
持ち、慈しむ心は世界中どこへ行っても存在する普遍性です。この意識こそ我々インターナショナルが目指す「内
面の国際化」に繋がっていくと信じています。
(F2F担任 望月)
パ
パー
ース
ス語
語学
学研
研修
修旅
旅行
行
編編編編編集集集
集集集集集後後後
後後後後後記記記
記記記記記
編編編
いよいよ校地移転に向け、第 一
歩が踏み出されました。この機会
をチャンスと捉え、過去は大切に
しても決して振り返らず、前 へ向
か って突き進む静岡学園 の姿 に
は無限の可能性を感じます。
新高校整備委員会
広報誌編集局
編集局長 望月 康宏
編集局員 大橋 信哉
渡辺 尚
榛葉 啓太
神戸 美智子
瀧 美里
おおおお別別別別れれれれパーティーでででで茶道をををを披露する本校生徒 右右右右( )