製品安全データシート製造者情報製品名：扶桑化学株式会社：長野県上伊那郡辰野町大字伊那富 7362-20 担当部門：開発 QC 室電話番号：０２６６－４１－５２５５ＦＡＸ：０２６６－４１－５２５３作成改訂２０１１年７月７日精製ソーダ（結晶炭酸ナトリウム） ● 組成、成分情報単一製品・混合物の区分化学名成分及び含有量化学式ＣＡＳ№ 官報公示整理番号 ● 危険有害性の要約分類の名称有害性環境影響 ● 応急処置目に入った場合皮膚に付着した場合吸入した場合飲み込んだ場合会社名住所：単一製品：結晶炭酸ナトリウム：炭酸ナトリウム３９．０％：Ｎａ2ＣＯ3・１０Ｈ2Ｏ：４９７－１９－８：化審法（１）－１６４：危険有害性の分類に該当しない：眼や呼吸器を刺激し、皮膚に長時間付着すると炎症を起こすことがある。：飲み込んだ場合には、嘔吐、腹痛、下痢を起こすことがある。：水に溶けるとアルカリ性を示す。：直ちに大量の流水で１５分以上洗眼する。その際は瞼を開き水が前面にゆきわたるようにおこなう。必要により医師の手当を受ける。：水で付着部をよく洗う。炎症を起こしたり、刺激が続く場合には医師の手当てを受ける。：空気の新鮮な場所に移動し安静にし、医師の手当てを受ける。：意識のある場合には水又は牛乳をコップ１～２杯飲ませ、吐出させる。意識のない場合には直ちに医師の診断を受ける。 ● 火災時の措置消火方法：不燃性なので、包装容器、周辺の可燃性物の焼却を抑制する。消火剤：周辺の火災に適切な消化剤を使用する。火災時の特定の危険有害性：消火用水を直接製品にかけた場合は、製品が溶けて排水がアルカリ性になるので、周辺の中和処理が必要となる。 1 ●漏出時の措置 ● 取扱い及び保管上の注意取扱い保管：飛散しないように注意して回収する。回収物は「廃棄上の注意」の項により処理する。：河川等に流出しないように処置する。：漏出時の作業の際はゴム手袋、保護眼鏡（ゴーグル）及び防塵マスクを着用する。：保護眼鏡、防塵マスク、手袋等適切な保護具を着用して取り扱う。：吸湿、飛散しないように、密閉し、冷乾燥場所に保管する。酸とは離して貯蔵する。 ● 暴露防止措置管理濃度：設定されていない。許容濃度日本産業衛生学会（2002 年版）：第３種粉塵 2mg／㎥（吸入性粉塵） 8 ㎎／㎥（総粉塵）ＡＣＧＩＨ（2002 年版）：10ｍｇ／㎥（総粉塵）設備対策：取り扱い場所にはできるだけ局所排気装置を設置する。保護具：呼吸用保護具・・・防塵マスク保護手袋・・・・・材質の特定なし保護眼鏡・・・・・ゴーグル型保護衣・・・・・・長袖長ズボン適切な衛生対策・・換気装置、洗浄装置を設ける。 ● 物理／化学的性質（無水物換算値）外観等：白色の粒状臭気：なしｐＨ：11.4（3％水溶液）融点：851℃ 溶解性：溶けやすく、水分に触れると発泡する。その他：ヒ素２ｐｐｍ以下重金属５ｐｐｍ以下 ● 危険性情報（安定性・反応性）安定性：空気中で徐々に吸湿する。反応性：酸と発熱反応しＣＯ2 を放出する。引火点・発火点・爆発特性：なし（不燃性） ● 有害性情報（無水物換算値）局所効果皮膚刺激性：ウサギ 500 ㎎／24ｈ軽度眼刺激性：ウサギ 100 ㎎／24ｈ中等度急性毒性経口：ラットＬＤ50 4,090 ㎎／㎏吸入：ラットＬＣ50 2,300 ㎎／㎥／2ｈ慢性毒性・長期毒性：発育抑制、下痢、栄養不良、発育不全（1,500~2,800 ㎎／㎏／day）その他：データなし ● 環境影響情報（無水物換算値）生態毒性魚毒性：Gambusia ＬＣ50 （96ｈ）740ppm Blue gills ＬＣ50 （96ｈ）300ppm Amphipoda ＬＣ50 （24ｈ）300ppm その他：漏洩、廃棄などの際には、環境に影響を与える恐れがあるので、取り扱いに注意する。 2 ●廃棄上の注意 ●輸送上の注意国際規格国連分類国連番号安全対策 1）廃アルカリには該当しないが、廃アルカリに準じて収集、運搬、処理を行う。 2）廃棄するときは、水に溶解した後、薄い酸で徐々に中和し、多量の水で希釈して排水する。 3）中和時には、ＣＯ２ガスが発生するので、換気を良くする。 4）濃度の濃い酸で中和すると、発熱が大きく、またＣＯ2 ガスの発生が激しくなり、液が容器から噴出することがあるので、必ず薄い溶液で中和することが必要である。：該当しない：該当しない：該当しない：水漏れに注意すると共に、落下・衝撃等により包装容器を傷め、内容物を漏洩させるよう注意する。：酸との混載はなるべく避ける。 ●適用法令主な法令には該当しない。 ●記載内容について記載内容のうち、含有量、物理化学的性質などの値は保障値ではありません。この製品安全データシートは、弊社の持つ知見をもとに注意を払って作成しております。記載内容は通常の使用におけるものであり、特殊な条件下での使用におけるものではありません。特別な取扱いをする場合には、新たに用途・用法に適した安全対策を実施のうえ使用者の責任においてお取扱い願います。 3