タンボアの施工法

タンボア の施工法
施工の前に…
●梱包ケースでの長時間の保管・積み重ね・重
量物の荷載は商品の巻きぐせの原因となりま
すのでお避けください。巻きぐせがある場合、
製品を平場に広げて保管してください。
●目安として5日以上保管する場合は、平場に
広げて保管してください。
タンボアのピッチ方向
1 墨出し・材料カット
カタログ記載寸法の厚さならびに標準幅は実物と多少の誤差があります。
タンボアを施工する前に、必ず現物実測のうえ割付用の墨出しをしてください。
※両側がストレートカットになっている場合もありますので、連続施工の場合は両側あるいは片側
各一列を切り落とすか、
カンナで面をとって施工してください。割付の際はご注意ください。
2 接着
合成ゴム系接着剤「セレクティR-600NT(株)オーシカ製」等をご使用ください。詳細は接着剤メー
カーへご相談ください。
高さ
(株)オーシカ TEL.03-5916-8862
ピッチ
幅
R概値とは・
・
・
タンボアは二次曲面壁に施工できる壁装仕上材です。V溝・R溝
のピッチにより、品番ごとにR概値(有効半径寸法( ㎜))
が異な
ります。R概値以上の曲面下地に施工できます。
合成ゴム系接着剤はタンボアの裏面と下地面の全体に薄く均一になるように塗布し指触乾燥後、
圧着してください。瞬間接着しますので位置決めを正確にしてください。
※一般的な木工用ボンド(白色)は使用しないでください。
(接着剤の水分による影響で、施工後に不具合が生じる可能性があります。)
※タンボアは二次曲面壁装材であり、曲がりぐせ(溝構造による)があるため天井への施工はお
すすめしません。
3 継ぎ目処理
縦方向の継ぎ目の施工(突き付け)は避けてください。大きな面積で縦方向に継ぎ目を必要とす
は特にご注意ください。
R概 値
(㎜)
4 仕上げ(着色・塗装)
着色・塗装の際は、チリ・ホコリ等の付着が無いことを確認し、刷毛にて溝底を主体に着色・塗装し
てから仕上げてください。美しく仕上げるには、吸い込みの状況を確認しながら、3回程度着色・塗装
してください。
■素地タイプ
基材による色違い(濃淡)があるため、必ず着色してご使用ください。
下地のチェック
●下地は合板またはプラスターボードが最適で
す。
●コンクリート・モルタル・土壁などは下地として
おすすめできません。
(下地の不陸や乾燥状態
により、仕上材に不具合が生じる可能性があり
ます。)
●下地には不陸がないこと、乾燥していることを
注意事項
●天然木ツキ板・天然木工芸ツキ板タイプは天
然素材を使用しておりますので、木目や色調
等のバラツキがありますのでご注意ください。
●施工時には表面を傷付けないように養生しな
がら施工してください。
●紫外線により、変色・退色をまねく場合があり
ます。
自然光の直射にご注意ください。
場合、膨張し剥離することがあります。
●点付け、線付けした場合、膨張収縮や曲がりぐ
せ(溝構造のため)により、浮きやはがれが生
じることがあります。
●タンボアの切断加工や施工時には健康被害を
避けるためにも、保護眼鏡・防塵マスク等を身
につけるなどして作業環境に十分留意してく
ださい。
推奨塗料:アクリル系・ウレタン系
※水性使用不可
■不燃アグレペインタブル
塗装またはそのままで使用することが可能です。
推奨塗料:アクリル系・ウレタン系・水性
■無塗装(天然木ツキ板・天然木工芸ツキ板)
タイプ
塗装またはそのままで使用することが可能です。
ウレタン系サンディングシーラー染料等(例:和
信化学工業(株)
シークステイン)
で調色したものを塗り、ウレタン系クリアで仕上げてください。
5 メンテナンス
乾拭きまたは固く絞った雑巾等で拭いてください。
シンナー等の溶剤は使用しないでください。