25 廃棄物対策の推進 25 廃棄物対策の推進 〔施策体系図〕 地 域 環 境 の 充 実 ご み の な い ま ち づ く り 生 活 環 境 の 保 全 快適でうるおいのある まちづくりをめざして 廃 棄 物 対 策 の 推 進 ご み 処 理 体 制 の 整 備 美化意識の高揚 不法投棄の防止 処理体制の充実 処理施設の整備 ごみの減量化・資源化の促進 資源物有効利用の促進 し 尿 ・ 生 活 雑 排 水 の 処 理 し尿・生活雑排水処理体制の整備 ① 現況と課題 わが国の社会経済活動や生活様式は大きく変化し、大量生産、大量消費、大量廃棄により物質面での豊 かさを大いに享受してきました。しかし、その一方で廃棄物の増加による環境への負荷が大きくなり、最 終処分場の逼迫や廃棄物の不法投棄などの様々な問題が生じています。 このような中で、国では、各種リサイクル法を制定し、循環型社会の形成に向けた仕組みづくりを進め ています。 本市においても、従来からの施策に加え、ペットボトル、プラスチック製容器包装の分別収集を開始す るとともに、ごみ・資源物の収集体制の見直しを行い、減量化・資源化を進めてきた結果、ごみの収集量 は平成13年度(2001 年度)から減少に転じ、資源化率も大きく向上しました。 しかし、本市がごみ処理を行っている高座清掃施設組合議会から 「ごみ50%削減」の提言を受けており、 より一層の減量化への取組みが求められています。 また、ごみ・資源物の収集、処理については、施設整備を含めて効率的、効果的な体制の確立を図る必 要があるとともに、さらに、快適な生活環境を確保するために、美化意識の向上を図り、市民と行政が一 体となって、ごみのない衛生的で美しいまちづくりを進めていく必要があります。 ② 平成22年度までの目標 廃棄物の合理的な運搬・処理体制を確立するとともに、市民と一体となってごみのないまちづくりに努 めます。さらに、廃棄物の減量化、資源化の一層の推進により資源循環型社会への取組みを進めます。 “いさま”まちづくり指標(目標の達成度を点検する主な指標)の推移 目標 指標値の推移 指標名 2 2 年度 1 8 年度 1 7 年度 1 6 年度 1 5 年度 1 4 年度 市民一人当たりの可燃ごみ排出量 130 220 219 220 228 234 (kg) 意識的にごみを減らそうとしている 90 80.4 人の割合(%) ③ 進捗に関する市民意識 「分別収集や資源物回収などによりごみの減量化が進んできている。」と思う市民の割合 そう思う 19.8% どちらかと言えば そう思う 37.2% どちらとも言えな どちらかと言えば い そう思わない 30.3% 7.4% そう思わない 5.2% 「まちづくりのための市民アンケート」(H18.12実施)による。 - 247 - 25 廃棄物対策の推進 ④ 施策の内容ごとの事業費の推移 事業費(単位:千円) 施策の内容名称 会 当初予算 美化意識の高揚 決 決 算 一般会計 算 当初予算 処理体制の充実 決 一般会計 算 当初予算 資源物有効利用の促進 決 し尿・生活雑排水処理体制の 整備 一般会計 算 当初予算 決 一般会計 算 当初予算 合計 決 16 年度 一般会計 当初予算 不法投棄の防止 計 一般会計 算 17 年度 18 年度 10,489 1,543 1,538 10,305 1,217 1,278 1,152 1,092 1,054 937 1,074 816 1,355,246 1,186,504 1,142,918 1,348,258 1,182,262 1,140,137 351,556 355,957 342,515 328,117 332,976 317,164 19,961 22,852 13,040 16,966 15,653 8,181 1,738,404 1,567,948 1,501,065 1,704,583 1,533,182 1,467,576 19 年度 20 年度 1,535 1,402 995 991 1,113,137 1,186,033 334,881 313,626 11,074 9,171 1,461,622 1,511,223 ①市民一人当たりの費用 ②職員の数 ③施策を実現するための年度別費用 ④施策を実現するための関連事業 ⑤施策関連事業の充実・改善状況 ※一般会計と特別会計4会計及び水道事業会計の費用等を集計しています。 ① 市民一人当たりの費用(平成18年度決算額) 16,558 円 ② 職員の数 (61人) ③ 施策を実現するための年度別費用 ※国庫支出金 … 国からの負担・補助金等 県支出金 … 県からの負担・補助金等 特 定 財 源 年度 区分 18 (決算) 事業費 一般財源 (単位:千円) (単位:千円) 費 用 国・・・国庫支出金 ・・・市税・ (単位:千円) 県・・・県支出金 地方交付税 債・・・市債 等 他・・・その他 1,467,576 県 他 128 1,386,759 80,689 - 248 - 費 用 の 全施策に 占 め る 割 合 ( % ) 費 用 の 全施策に 占 め る 位 置 (多額順) 一般財源 の全施策 に占める 割 合 ( % ) 一般財源 の全施策 に占める 位 置 (多額順) 3.225 8 番目 8.151 4 番目 25 廃棄物対策の推進 人件費 19 (予算) 20 (予算) 624,047 計 2,091,623 事業費 人件費 1,461,622 600,166 計 2,061,788 事業費 人件費 1,511,223 571,491 計 2,082,714 債 県 債 他 他 債 債 他 他 債 債 他 56,582 128 56,582 80,689 70,394 49,737 49,737 70,394 102,111 30,813 30,813 102,111 567,465 7.088 4 番目 7.760 4 番目 1,954,224 3.852 8 番目 8.034 3 番目 1,391,228 550,429 3.084 7.144 8 番目 4 番目 8.164 8.370 4 番目 4 番目 1,941,657 3.695 9 番目 8.221 4 番目 1,409,112 540,678 3.375 7.225 8 番目 4 番目 8.007 8.599 4 番目 4 番目 1,949,790 3.953 8 番目 8.163 4 番目 ④ 施策を実現するための関連事業 事業名等 事業 コード 行政経営での 位 置付け 事業費(千円) 事 業 評 価 課 名 一般会計 清掃課 1,302 1,435 1,175 一般会計 清掃課 100 100 103 250210 美化共同清掃作業実施事業費 相模川クリーンキャンペーン推 進事業費 不法投棄対策事業費 一般会計 清掃課 991 995 816 250301 塵芥収集車更新事業費 一般会計 清掃課 0 16,149 0 250304 塵芥収集事業費 一般会計 清掃課 51,190 50,814 43,553 250308 粗大ごみ収集運搬事業費 一般会計 資源推進課 32,299 32,347 32,065 250310 高座清掃施設組合運営事業費 集積所管理コンピュータ入力事 業費 清掃職員ホール維持管理経費 一般会計 資源推進課 1,084,096 998,878 1,048,389 一般会計 清掃課 3,481 3,490 3,384 一般会計 清掃課 14,206 10,947 10,686 一般会計 資源推進課 755 504 552 一般会計 資源推進課 6 8 1,508 一般会計 清掃課 160,355 182,367 171,269 ○ ○ ○ 一般会計 清掃課 2,830 2,830 3,733 ○ ○ ○ 一般会計 資源推進課 676 678 695 ○ ○ ○ 一般会計 清掃課 4,800 5,000 4,508 ○ 一般会計 資源推進課 1,620 1,619 1,375 ○ 一般会計 清掃課 124,202 123,027 118,202 ○ ○ ○ 一般会計 資源推進課 19,143 19,360 17,382 ○ ○ ○ 250604 清掃総務管理費 大和高座ブロックごみ処理広域 化実施事業費 資源物分別収集実施事業費 家庭生ごみ用コンポスト容器購 入費補助事業費 集合住宅型コンポスト設備設置 事業費 資源物集団回収実施奨励事業 費 廃棄物減量等推進事業費 リサイクルセンター管理運営事 業費 リサイクルプラザ管理運営事業 費 生活排水収集車更新事業費 一般会計 清掃課 900 0 0 ○ ○ ○ 250607 し尿収集事業費 一般会計 清掃課 4,934 6,940 6,005 ○ ○ ○ 250610 生活排水処理事業費 一般会計 清掃課 3,337 4,134 2,176 ○ ○ ○ 1,511,223 1,461,622 1,467,576 250101 250104 250313 250316 250319 250325 250501 250504 250507 250510 250513 250516 250526 称 計 - 249 - H18 決算 政 策 施 策 評 価 会計 名 H19 当初予算 実 施 計 画 対 象 H20 当初予算 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 25 廃棄物対策の推進 ⑤施策関連事業の充実・改善状況 ・ 「家庭生ごみ用コンポスト容器購入費補助事業」において、生ごみ処理機の普及率を高めることで、 家庭の生ごみの減量及び資源の再利用に対する市民意識の高揚を図っています。 ・ 「集合住宅型コンポスト設備設置事業」において、 「座間市集合住宅型電動生ごみ処理機設置費補助 金交付要綱」に基づく助成の周知に努め、集合住宅型電動生ごみ処理機の設置台数及び利用世帯数 の増加を目指しています。 ・ 「リサイクルプラザ管理運営事業」において、粗大ごみの減量化・資源化を図るとともに、粗大ご みのうち再生可能な家具等を修理再生し、 希望する市民に安価で提供する再生品販売件数の増加を 目指すなど、市民のリサイクル意識の高揚を図っています。 ・ 「ごみ・資源物分別ガイド配布事業」において、品目ごとのガイドを配布することにより、より一層 のごみの出し方、分別の仕方の徹底に努め、ごみの減量化・資源化を図っています。 ①“いさま”まちづくり指標 ②関連データ ①“いさま”まちづくり指標(目標の達成度を点検する主な指標) 項 目 目 標 平成22年度 直 近 値 指標① 市民一人当たりの可燃ごみ排出量 220kg H18 130kg 指標② 意識的にごみを減らそうとしている人の 割合 80.4% H16 90% 当初目標値(平成17 年度3 月変更) 80% 指標① 市民一人当たりの年間可燃ごみ排出量 300 Kg 目指す方向 250 本市 (kg) 200 人口1人当た り の 可燃ごみの 排 出量(kg) 当初目標値 (H20.3)変更 150 100 50 0 14 15 16 17 18 22 ~達成度~ (順 調) 80% 年度 指標及び目標値に関する説明 本市のごみ処理は、座間・海老名・綾瀬の三市で共同処理するために設立された一部事務組合である高座清 掃施設組合で処理が行われております。その焼却施設の更新にかかる多大な財政負担やごみを焼却する際に 発生するダイオキシン類などの環境問題、さらには焼却灰の最終処分場の残容量問題等により、いかにごみの - 250 - 25 廃棄物対策の推進 減量化・資源化ができているのかを示しております。 この指標は、1 年間に市民一人が排出する「可燃ごみ」の量を示しています。 本市が現在行っている分別収集を初めとする減量化・資源化施策だけでは、目標値の達成は困難であり、市と しても実現に向けて努力していきますが、目標の達成にはごみの排出者である市民一人ひとりの協力が不可欠 です。 そこで、市民一人当たりのごみ排出量について、平成 20 年 3 月に策定した「一般廃棄物基本計画」で、平成 12年度を基準年度として平成33年度までに削減目標を30%としておりますが、第三次座間市総合計画に基づ く後期基本計画の計画最終年度が 22年度となっていることから、目標値を 22年度推計値に変更しました。 (現状に関する説明) カン・ビン・紙・ペットボトル及びプラスチック容器包装等の分別収集の徹底や小学校・保育園・市営住宅などへ の大型生ごみ処理機による生ごみの再資源化への取組で17年度、18年度県内では、人口一人当たりの資源化 量が 9 位、リサイクル率が 6 位、ごみ排出量が 1 位となっているが、ごみ排出量の減量化は横ばいとなっていま す。 目標の達成のためには、より一層の減量化の努力が必要です。 指標② 意識的にごみを減らそうとしている人の割合 100 % 目指す方向 80 割合(%) 60 当初目標値 (H17.3変更) 40 20 0 12 16 22 ~達成度~ (順 調) 70% 年度 指標及び目標値に関する説明 本市のごみ処理は、座間・海老名・綾瀬の三市で共同処理するために設立された一部事務組合である高座清 掃施設組合で処理が行われております。その焼却炉の更新にかかる多大な財政負担や、ごみを焼却する際に 発生するダイオキシン類などの環境問題、さらには焼却灰の最終処分問題等により、「一般廃棄物処理基本計 画」を平成20年3 月に見直し、これまで実施してきた減量化を更に進めていきます。 市としても実現に向けて努力していきますが、目標値の達成にはごみの排出者である市民一人一人の協力が 不可欠であります。この指標は、市民のごみ削減に対する意識の度合いを示すものです。 市民と行政が一体となってごみのない衛生的で美しいまちづくりを進めるため、また、今後、現在目標値を達成 するには、ごみの排出者である市民一人ひとりの協力が不可欠です。 平成22年度までに、80%の市民がごみを減らそうと意識することを目標とします。 現状に関する説明 H12・16年度のアンケート調査結果から、市民のごみの削減に対する意識が深まっています。 指標「市民一人当たりの可燃ごみ排出量」の目標値を達成するためには、意識的にごみを減らそうとしている人 の割合をさらに高め、あわせて、それらの方々がさらに積極的にごみを減らそうと意識していただく必要がありま すので、今後も継続してごみの削減に対する意識向上に努めます。 - 251 - 25 廃棄物対策の推進 ②関連データ 【データ1】種類別ごみ排出量の推移 (神奈川県一般廃棄物処理事業の概要=翌年度3月発行より) 年度 ( 平成 ) 14 区分 可燃ご み 不燃ご み 資源ご み 粗大ご み 乾電池 総収集量 排出量(t) 前年比(%) 排出量(t) 前年比(%) 排出量(t) 前年比(%) 排出量(t) 前年比(%) 排出量(t) 前年比(%) 排出量(t) 前年比(%) 15 29,847 △ 1.4 1,336 7.4 7,697 △ 1.6 549 △ 10.3 16 △ 38.5 39,445 △ 1.3 16 29,298 △ 1.8 1,346 0.7 7,532 △ 2.1 592 7.8 29 81.3 38,797 △ 1.6 17 28,462 △ 2.9 1,102 △ 18.1 8,240 9.4 541 △ 8.6 22 △ 24.1 38,367 △ 1.1 18 28,041 △ 1.5 1,096 △ 0.5 8,730 5.9 574 6.1 19 △ 13.6 38,460 0.2 28,055 0.0 1,179 7.6 8,757 0.3 539 △ 6.1 24 26.3 38,554 0.2 【データ2】神奈川県平均および順位市民1人当りごみの排出量 (神奈川県一般廃棄物処理事業の概要=翌年度3月発行より) 年度(平成) 区分 人口 1人当た り の 可燃ご み の 排出量(kg) 14 15 16 17 18 神奈川県平均 280 279 269 268 268 座 市 234 228 220 219 220 県 内 順 位 1 1 2 3 3 神奈川県平均 座 間 市 県 内 順 位 人口 1人当た り ご み 排出量(g 神 奈 川 県 平 均 /日) 座 間 市 ※順位は 少ない 順 県 内 順 位 人口 1人当た り 資源化量(g/ 神 奈 川 県 平 均 日) 座 間 市 ※順位は 多い 順 県 内 順 位 神奈川県平均 リ サ イ ク ル 率(%) 座 間 市 ※順位は 高い 順 県 内 順 位 人口 1人当た り ご み の 処理費 神 奈 川 県 平 均 (処理及び 維持管理費)(円) 座 間 市 ※順位は 多い 順 県 内 順 位 1t当た り ご み の 処理費(処理 神 奈 川 県 平 均 及び 維持管理費)(円) 座 間 市 ※順位は 多い 順 県 内 順 位 4.9 5.5 26 1,143 847 2 195 249 14 ― ― ― 12,998 12,183 29 31,150 39,389 21 4.3 6.0 19 1,122 827 1 198 247 15 ― ― ― 12,045 12,139 29 29,405 40,228 17 4.1 4.7 26 1,034 814 1 206 254 14 18.0 30.0 6 12,061 12,102 28 31,968 40,757 15 4.5 5.5 21 970 822 1 252 273 13 23.0 32.0 6 11,911 11,797 26 33,646 39,315 15 4.6 5.5 17 1,061 859 1 258 284 9 24.0 33.0 5 11,714 12,006 23 33,859 39,754 14 ※順位は 少ない 順 (町村、横浜市・川崎市除く ) 間 廃棄物処理費の 一般会計決 算額 に 占め る 割合(%) ※順位は 大き い 順 - 252 - 25 廃棄物対策の推進 この施策に関連する行政改革 (第四次行政改革大綱での改革改善取り組み項目=平成20年3月末現在) 取組み項目 取組み結果(19年度) 取組み計画(20~22年度) 環境保全に対す ・ごみ処理の現状と課題を抽出 ・ごみの減量、再利用及び資源化に る新たな 方策の ついての方針を策定(20年度完了) 策定 分別収集の推進 (20年度以降に取組み) ・製品プラスチック及び廃食用油の分 によるごみの減 別回収に向けた調査・研究、各機関と 量化 の調整、実施計画策定。 収納向上対策の (20年度より実施) ・臨戸徴収の実施 推進(し尿収集手 数料) ごみ収集有料化 ・三市清掃行政連絡協議会において ・検討 の検討 調査、研究 ・結論 生活保護世帯の ・廃止(18年8月廃止。7月まで効果 (19年度完了) 粗大ごみ収集手 額算定) 数料減免の廃止 生活保護世帯の ・廃止(18年8月廃止。7月まで効果 (19年度完了) 生活排水処理手 額算定) 数料及びし尿収 集手数料減免の 廃止 障害者及び母子 ・実施に向けた検討 ・実施(20年度完了) 家庭等の粗大ご み収集手数料減 免の受付個数の 制限 公共的施設の粗 ・廃止に向けた検討 ・廃止(20年度完了) 大ごみ収集手数 料減免の廃止 - 253 - 25 廃棄物対策の推進 ①市民意識による評価 ②外部の専門家による評価 ③行政内部による評価 ①市民意識(平成18年12月)による評価 【重要性・満足度の位置付け】 重要性は平均程度で、満足度は非常に高い施策となっています。 【年代・地域によるばらつき】 年代によって関心にばらつきが見られます。 【施策推進における役割分担】 市の役割が 4 割を超えていますが、市民の役割も 3 割を超えています。 関心 満足感 重要性 施策を推進する上での役割分担 ※1 ※2 ※3 市 県・国 NPO等 市民 割合 86.6 44.4 10.3 49.0 14.0 6.4 30.8 施策中の順位 3/41 3/41 17/39 ※1…割合(%)=(ある程度)関心があると回答した割合-(あまり)関心がないと回答した割合 ※2…割合(%)=各施策の代表的な内容について、推進(充実)されてきているかという設問に対し (どちらかと言えば)そう思うと回答した割合-(どちらかと言えば)そう思わないと回答した割合 ※3…割合(%)=充実してほしいと回答した割合 ②外部の専門家による評価(外部評価) 評価・提言 市の施策について評価・提言(平成19 年 5 月) 1 財政逼迫状況が継続している今日、前回提言のように、ごみの収集体制において給与水準と職 員配置について大幅な見直しをして、効率的な体制を確立して一部直営体制を維持すべきか、将 来は全面委託に民間に転じるべきかについて、 その判断が迫られている。 方針が確定するまでは、 技術技能系職員の新規採用を見送り、可燃ゴミに関しても一部民間委託を検討すべきである。 2 なお、市民一人あたりの可燃ごみ排出量を目標に即して削減するためには、今後もリサイクル 率を高めるよう努めるとともに、コスト意識の醸成を図る点からも、ごみ袋の有料化を引続き検 討する必要がある。 点検 外部の専門家による評価に対する市の対応 外部の専門家による評価 1 への対応 現在、第四次行政改革大綱実行計画(平成19年度~21年度)の基本方針「市民に信頼される効率的 な行財政運営の推進」、重点項目「財政基盤の安定強化」、改善項目「事業の改善、実施方法の検 討」の中で総合的に検討を進めていますが、18年12月に「民間活力有効利用指針」を策定し、民間 活用に際しての考え方、方法、判断基準、具体的業務例などを示し、その推進を図っています。 外部の専門家による評価 2 への対応 平成17年5月26日、環境省告示43号「廃棄物の減量その他その適正処理に関する施策の総合的か - 254 - 25 廃棄物対策の推進 つ計画的な推進を図るための基本的な方針」では、地方自治体の役割として「経済的インセンティ ブを活用した一般廃棄物の排出抑制や再生利用の推進、 排出量に応じた負担の公平化及び住民の意 識改革を進めるため、一般廃棄物処理の有料化の推進を図るべきである」としています。 三市(座間市、海老名市、綾瀬市)と高座清掃施設組合で策定中した「一般廃棄物処理基本計画」 の中で、三市による家庭ごみ有料化に向けた検討をする予定になっています。 ③行政内部による評価 1 施策に対する点数評価(平成19年7月) 区分 ランク 評価点 必要性 15 2 必要性 B 12 効率性 B 11 有効性 B 12 公平性 B 11 優先性 A 13 総 合 B 12 12 9 6 優先性 効率性 3 0 公平性 有効性 事業別施策評価の内容(平成19年7月) 250210 不法投棄対策事業 総合 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 11点 12点 10点 11点 3点 13点 コメント: 250301 塵芥収集車更新事業 総合 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 13点 14点 8点 14点 対象外 15点 コメント: 250304 経済状況の悪化に伴い不法投棄が後を絶たない状況であり、未然防止を図ることは大きな課題と なっており、防犯カメラの設置など新たな対策を検討する必要がある。また、不法投棄された家電 4品目のリサイクル費用が自治体負担となっているが、国においての抜本的な不法投棄対策が必 要であり、国に対して継続要望していく必要がある。 生活環境の保全及び公衆衛生の向上に資する必要不可欠な事業である。今後は、更新計画に 従った環境にやさしい車両の導入に努める必要がある。 塵芥収集事業 総合 13点 コメント: 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 12点 9点 14点 14点 15点 廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく事業であり、生活環境の保全及び公衆衛生の向上 から必要性、優先性も極めて高い。確実な事業遂行を果たすなかで効率性の向上を図るとともに、 廃棄物排出者としての抑制義務の啓発にも努める必要がある。 - 255 - 25 廃棄物対策の推進 250308 粗大ごみ 収集運搬事業 総合 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 13点 13点 10点 14点 13点 14点 コメント: 250310 高座清掃施設組合運営事業 総合 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 13点 13点 10点 14点 7点 15点 コメント: 250501 総合 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 12点 12点 10点 12点 11点 15点 12点 コメント: 10点 コメント: 効率性 有効性 公平性 優先性 13点 12点 12点 12点 12点 家庭から排出される生ごみをコンポストにより減量化することで、ごみの減量化及び資源の再利用 に繋がるとともに市民意識の醸成も図られ、必要性の高い事業である。 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 9点 9点 10点 10点 9点 ゴミの減量化を図り、環境への負荷の軽減、ひいては循環型社会への貢献を目指しており、有効 性の高い施策である。今後の課題として、市民への更なる周知を図るとともに、堆肥の処理方法な どの検討が必要である。 リ サ イクル センター管理運営事業 総合 13点 コメント: 250526 必要性 集合住宅型コンポスト設備設置事業 総合 250516 資源物の分別収集によるゴミの減量化は、環境保全に与える影響が大きい。市民・事業者・行政 がその役割分担の中で積極的な取組み及び責任を果たすことが必要であり、そのためのPRに努 める必要がある。 家庭生ごみ 用コンポスト容器購入費補助事業 総合 250507 市内において収集・運搬した一般廃棄物を処分するために設けた一部事務組合の運営は、生活 環境の保全に必要不可欠な事業であり、必要性、有効性、優先性も極めて高い。個人及び事業 者が可燃ごみの排出量を抑制することが経費の削減につながるので、より一層の啓発・PRが必要 である。 資源物分別収集実施事業 コメント: 250504 当該事業は、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図るだけでなく、資源物の分別収集、再利 用化を図ることにより、ごみの減量、資源の再利用に対する市民の意識を高め、ひいては、循環 型社会の構築に寄与する必要性、有効性、優先性が極めて高い事業である。 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 13点 13点 13点 対象外 12点 ゴミの減量化の推進、資源化を進める上でセンターの役目は大きくその必要性は高い。 リ サ イクル プラザ 管理運営事業 総合 12点 コメント: 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 12点 12点 13点 11点 12点 リサイクルの拠点としての本施設は、現在稼働状況も良く、有効的、効率的に運営されている。今 後は、幅広く利用されるよう更にPRに努め、資源の再利用の促進を図る必要がある。 - 256 - 25 廃棄物対策の推進 250528 ごみ ・資源物分別ガイド配布事業 総合 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 13点 12点 13点 14点 15点 13点 コメント: 250601 し尿収集車更新事業 総合 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 10点 11点 8点 10点 対象外 12点 コメント: 250604 当該事業により、ごみの出し方、分別の仕方の周知徹底を図ることで、減量化・資源化が推進さ れることになり、効率的であり、有効性も高い。 生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図るためのし尿収集業務を遂行するための車両の更新 であり、し尿収集業務の存続する限り不可欠な事業である。なお、車両は環境に配慮した仕様と することが必要である。 生活排水収集車更新事業 総合 12点 コメント: 250607 効率性 有効性 公平性 優先性 13点 10点 12点 対象外 11点 公共下水道が整備されては来ているものの、接続がされていない家庭などの生活排水処理のた め必要である。 し尿収集事業 総合 12点 コメント: 250610 必要性 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 11点 11点 13点 10点 15点 公共下水道の普及が進んでいるが、市街化調整区域や一部公共下水道が未接続の世帯への対 応であり、生活環境保全に必要な事業である。 生活排水処理事業 総合 12点 コメント: 必要性 効率性 有効性 公平性 優先性 10点 11点 13点 10点 15点 公共下水道の普及が進んでいるが、市街化調整区域や一部公共下水道が未接続の世帯への対 応は必要であり、生活環境保全に必要な事業である。 - 257 -
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