北陽台だより 第120号 - 長崎北陽台高等学校

北陽台だより
第120号
平成20年 8月29日 発行
長崎県立長崎北陽台高等学校
西彼杵郡長与町高田郷3672
TEL 095-883-6844
FAX 095-883-0776
発 行 責 任 者
平 倉
充
今から30年前、北陽台創立の1979年頃のこと。
校長 平 倉
充
創立30周年を迎え、9月は体育大会、記念式典、文化祭と続きます。生徒諸君は、例年以上
に、準備に熱が入っていることと思います。
今から30年前の1979年に急増する長崎地区の高校生に対応して、北陽台が創立されまし
た。私はまだ教員になったばかりの20歳代、初任校の4年目で、初めて3年生の担任となった
年度です。卒業アルバムを引っ張り出して、当時の学級、行事のことなど、思いに浸ってみまし
た。彼らはもう47歳になった頃です。
卒業アルバムには必ず、最後のページあたりに高校3年間の社会の出来事が掲載されています
ので当時のことを尐し紹介します。
1月13・14日に現在の大学入試センター試験の前身であるマークシート方式の共通一次試
験が始まりました。国公立大学を目指すには、それまでは3月の入学試験だけで合否が決まって
いたのに、1月に共通テストを受験・自己採点をして、その結果で各大学へ入学願書を出すとい
う現在の方式が始まったのです。
7月にはモスクワ・プレオリンピックが開催されましたが、12月にソ連のアフガニスタン侵
攻が始まり、それに抗議して翌年のモスクワ・オリンピックはアメリカや西ヨーロッパ諸国を中
心に参加をボイコットし、日本も追従して参加しませんでした。
また、長い間、日本やアメリカなどと国交がなかった中国は、1978年に日本と平和友好条
約を締結し、翌年の79年にアメリカとも国交を回復しました。
石油輸出国機構(OPEC)が原油価格を14.5%値上げし、1973年の石油危機に続い
て、第2次石油危機が起こりました。物価も上がりました。今と同じような出来事ですが、30
年前とで状況は変わってしまいました。石油危機の不安はあっても、地球温暖化の心配はしてい
ませんでした。また、尐子高齢化の問題はほとんど報道されていませんでした。
さて、30周年の節目を迎えた皆さんの卒業アルバムの2008年の欄には、社会の主な出来
事として何が掲載されるでしょうか。ミャンマーのサイクロンと中国・四川省の大地震による未
曾有の被害、国内では岩手・宮城内陸地震、洞爺湖サミットでの温室効果ガスを2050年まで
に50%削減を目指す宣言、中国のチベット問題と北京オリンピック、ロシアのグルジア侵攻な
どの記事が、2008年度前半を終わった段階で浮かびます。
30年後、アルバムを眺めながら、何を振り返っているのでしょうか。
アルバム全体には、北陽台の3年間で出会った大切な仲間や行事・部活動などの印象深い場面
の写真があります。いつ見ても元気付けられることと思います。
しかし、諸君はこれから社会に出ます。解決しなければならない問題がたくさんあります。様々
なことを克服していった30年後の社会でありたい。その取り組みの原動力となり、あるいは中
心となって支えていった30年後の諸君であってほしいものです。
<ペーロン大会>~ 女子大会新記録!!ベストタイム賞獲得 ~
7月27日(日)、晴天の青空の下、
長与町ペーロン大会が開催されました。
本校からは男女各1チームが参加し、
短い練習期間だったにもかかわらず女
子は大会新記録でベストタイム賞を獲
得し、男子も強豪相手に健闘しました。
地元のペーロン保存会のサポートの
お陰でペーロンに携わったことのなか
った生徒もペーロンの素晴らしさに触
れることができ、このような結果を出す
ことができました。協力・応援をしてく
ださった方々に心より感謝します。
<雲仙合宿>
~ 雲仙で勉強に励んできました ~
1年生は7月25日から4泊5日
の日程でした。初めて体験する長時
間の自学で、勉強の仕方や習慣を身
に付ける大きなきっかけとなりまし
た。
3年生は7月29日から6泊7日
の日程でした。受験を控え、1年生
の時とは見違えるような凛乎とした
態度で、それぞれの進路希望を実現
したいという意気込みが感じられま
した。
<Welcome to Hokuyodai トーマス先生!>
Hi, everyone! My name is Thomas and I
love drawing, making new friends, and
making good memories with them. If I seem
shy just hit me on the shoulder or something.
Please don’t hesitate to ask me for help with
English or anything I can help you with. I’ll
try my harder.
<部活動などの結果報告>
インターハイ
(登山部)
平野 明則(3-5)水城
西野謙太郎(3-1)四谷
連覇逃すも立派な5位!!
和也(3-6)
繁(2-8)
大会初日、思いがけない装備品不備により減点
されましたが、気持ちを切り替えて2日目以降は
完璧な登山活動を行い、読図やペーパーテストは
満点の成績でした。
連覇の夢は果たせませんでしたが、新チームで
の日本一奪還を部員たちは心に誓っていました。
(陸上部) 出岐 雄大(3-4)
1500m 予選敗退,
3000m障害予選敗退
(テニス部)柳 和貴(3-6)
シングルス1回戦敗退
その他の主な結果
(吹奏楽部) 長崎県吹奏楽コンクール 金賞
総文祭(囲碁)山口 智裕(1-2)
46人中20位
岡本 綾子(3-2)
長崎県高等学校音楽コンクール
ピアノB部門 金賞,木管部門(フルート)銅賞
<2年生理数科SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)事業>
8月6日・7日の2日間、SPP事業の一環で長
崎大学水産学部の協力を得て実習・実験を行いまし
た。大村湾では各班に分かれてふぐ・ウニ・プラン
クトン・海藻の採集、定置網漁、和船の櫓こぎを行
いました。その後大学で、それぞれの班のテーマで
分析などを行い、自然科学に関する研究の現場を体
験しました。さらに研究を進め、9月19日には長
崎大学で発表会を行います。
(大村湾にてウニの採集)
<平和学習>
長崎原爆投下から63年目を迎えた8月9日、1
2歳の時に被爆し家族を亡くされた池田早苗氏に
講演をしていただきました。被爆者の平均年齢が7
5歳となり、語り部の方々が尐なくなってきている
中、池田さんの生の声で、被爆の悲惨さ、家族や友
人を失う心の痛みを語っていただき、生徒は平和の
大切さを深く心に刻みました。
9月
日
曜
行 事
1
月
①~④授業 午後(1,2年)合同練習(3年)体育大会準備
2
火
①②授業 ③④⑤(1,2年)合同練習(3年)授業 ⑥⑦班別集会
3
水
体育大会予行
×
4
木
△
5
金
(1,2年)①②授業 ③④⑤合同練習 ⑥⑦班別集会
(3年)①~④授業 ⑤体育大会準備 ⑥⑦班別集会 予行予備日
(1年)①②授業 ③④会場設営 (2年)①授業 ②③会場設営 ④授業
(3年)①フォークダンス ②~④授業 (全学年)⑤~⑦班別集会
6
土
応援リハーサル
―
7
日
30周年記念体育大会 (雨天時:火の授業)
×
8
月
代休(体育大会予備日)
―
9
火
(1,2年)⑦文化祭準備
○
10
水
大掃除 式場設営 合唱練習 式典予行
受付・接待・駐車場係生徒打合せ 文化祭準備
×
11
木
①~③授業 午後式典予行 文化祭準備
12
金
代休
―
13
土
30周年記念式典 午後文化祭準備
×
14
日
30周年記念文化祭
×
15
月
敬老の日
―
16
火
代休
―
17
水
特別指導開始
○
18
木
LHR:専門委員・係の選出 (2年理数)⑤⑥⑦SPPリハーサル
〇
19
金
SPP発表会(長大) (2年理数科:2~7校時、1年理数科:4~7校時)
〇
20
土
3年校外マーク 1,2年進学ゼミナール ―
21
日
ハイレベル模試(2年)
―
22
月
専門委員会 6校時:(2年理数)木⑤授業
7校時:(1年)水⑥授業、(2年普)英語小論文(理数)課題研究、(3年)火⑤授業
○
23
火
秋分の日
―
24
水
試験時間割発表
○
25
木
LHR:(1年)学年集会、(2年)学級独自、(3年)火⑦の授業(10/7の振替)
○
26
金
○
27
土
―
28
日
授業予定
△
運営係(放課後)
△
△
中掃除
土自(1,2年)
―
29
月
教育実習委員会 6校時:(2年理数)木⑥授業 7校時:(1年普)水④授業(理数)水⑦授業
(2年普)英語小論文(理数)課題研究、(3年)火⑥授業
30
火
1,2年前期期末試験 3年学年末試験
備考
△
中学校訪問
県新人戦
校門指導
○
×