公正取引委員会どの 輸入装備品の暗黙のカルテルに起因するもう一つの暗黙のカルテルの追加申告) 「通称、国内航空機装備品、工数逓減率一律 90%の暗黙のカルテル(機体構造組立会社を除く) 」の存在の情報提供 申告 平成 20 年 6 月 16 日 もと防衛庁、調本21世紀委委員会委員:江崎通彦 情報提供:この情報を読み取ることのできる URL は次の URL です http://dtcn-wisdom.jp/00001-H20-6-13-Lc90teigen.pdf (理由、この情報提供には何箇所(青色文字で表示)かに、ハイパーリンクした情報が入っているためです) 。 また、この情報を、必要以上、外部に漏れなくするため、この URL は、 、インターネット探索では、ひっかってこな い工夫がしてあります。 今回の標記に示す暗黙のカルテルの存在の情報提供通報の内容は、暗黙のカルテルの存在を確認とその是正処置をし やすくするため、どのようにして、その暗黙のカルテルによる、水増しやマークアップが起こったかの経過説明と、 その是正処置対策の提案(素素案)までを含んでいます。 というのは、ただ、問題点のみを、新聞報道のように大げさに取り上げ、問題が次々の問題を生み、かえって総合的 で、効果的な、是正策が採りにくくなってしまうのを避けるため、その経過と是正対策(素素案)を、組にして、書 くことにより、必要以上の責任追及を減尐させ、その発生防止、是正対策が、的確にとられるようになることを願っ て、あえて、同時に、その是正対策までの情報を提供するものであります。 このようにすることにより、従来の問題点指摘中心主義で、問題指摘が、また次の問題を生むような問題のモグラた たきに入るような方式を避け、済々と、的確な国の行政調達の改善が進められることを願って、その情報提供をする ものだります。このようなアプローチが、他の省庁での改革モデルにも、なるように、願をこめて、工夫をして、情 報提供をするものです。 そのため、本「通称、国内航空機装備品、工数逓減率一律 90%の暗黙のカルテル(機体構造組立会社を除く)」の存 在の情報提供申告は、公正取引委員会に、申告をすると同時に、その写しを、防衛省監察本部に、お送りして、必要 以上の責任追及の状態になるのを防ぐことも、目的としています。 (この考え方は「行政改革の一方法」示されている通りの考え方です) 1. はじめに 先に、情報提供をした、輸入装備品についての、暗黙のカルテルにつき、鶴田証言に基づいた情報提供を致しました が、平成 20 年 3 月に発表された H20 年3月防衛省総合取得改革推進プロジェクトチーム報告書の7ページに示され た「図1:輸入調達の仕組み(典型例)」と同ページに示されている「②特設条項の新設」を、もとにして説明をす ると、今まで情報を提供できていなかった暗黙のカルテルの情報提供を、その源流となった輸入装備品につての暗黙 のカルテルを含め、なにが、国内生産防衛装備品(機体構造の生産を除く)の工数逓減率一律 90%の暗黙のカルテル の存在と、その、防衛調達全体のとの関連を、容易に説明できるようになりました。 従って、標記「通称、国内航空機装備品、工数逓減率一律 90%の暗黙のカルテル(機体構造組立会社を除く)」の存 在が、どのようにして、輸入装備品の暗黙のカルテルを起因として、存在するようになったかの経過を、その源流か ら、再度、そのおのおのの原因となった暗黙のカルテルグループにつき、おさらいをした説明を含めて説明し、最後 に、当該情報の提供とその内容について、カルテル④グループの情報として、本申告により、通報をいたします。 平成 19 年 11 月 13 日の輸入装備品の暗黙のカルテルの申告に引き続き、前回、2008-5-27 に、公正取引委員会に送 った情報提供は下記 URL で見ることができます。 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc http://dtcn-wisdom.jp/00002-annmokuno-karuteru.pdf 1/17 また、本文中に、出てくる官製談合幇助防止法は、平成 19 年 3 月 14 日施行のもので、その写しは、下記の URL で 見れるようにしてあります。 http://dtcn-wisdom.jp/J-personal%20use/H18nenn%20110gou%20joubunn-nomi.pdf なお、本情報提供は、上記法律第 2 条、5の四の「四 特定の入札談合等に関し,事業者,事業者団体その他の者の 明示若しくは黙示の依頼を受け,又はこれらの者に自ら働きかけ,かつ,当該入札談合等を容易にする目的で,職務 に反し,入札に参加する者として特定の者を指名し,又はその他の方法により,入札談合等を幇ほう助すること」の 基づき、更に、その様な事実を知っており、その継続存在とその再発防止について、どうすればよいかの方策の情報 を得ながら、何の方策も採らずに、見逃すことも、官製談合をしていると思われてもいたしかたないという国民(防 衛省OBで、防衛省が必要としている輸入調達に協力している、小商社を含む)とその関係者からの視点から、情報 提供をしています。 また、暗黙のカルテルの解説については、公正取引委員会事務総局文書番号 11-06-003/063-00-A、平成 18 年 11 月「入 札談合の防止に向けて」-独占禁止法の執行と発注側の取組の解説、に従っています。 今回情報提供申告をする、 「通称、国内航空機装備品、工数逓減率一律 90%の暗黙のカルテル(機体構造組立会社を 除く)」 、すなわち、暗黙のカルテル④グループの存在の位置づけは、次ページの図に示す、カルテル④グループ「国 産備品、工数逓減率、一律 90%の暗黙のカルテル」をさします。 この情報申告をすることにしたいきさつは、H20-3 防衛省発表の「総合取得改革プロジェクトチーム報告書」を読ん だところ、カルテル④グループ「国産備品、工数逓減率、一律 90%の暗黙のカルテル」については、まだ、明確に、 認識され、かつ対処する方策も示されていないと、見ましたので、情報提供とその申告をすることにしましたのがい きさつです。 更に、この情報提供の中には、総合取得改革プロジェクトチーム報告書」に端を発する、現在、現場から指摘されて いる問題点についての、次の、2 点についても、以下の場所の記述していますので、暗黙のカルテルや水増し、不合 理な」マークアップの発生防止につき、防衛省の片手落ち対策により、国民から見て、防衛省の組織自体が、官製談 合幇助をしていると思われても致し方のない状態に入らならないように、よろしく、対処くださるように、お願いい たします。 ① 尐額輸入調達品については、「総合取得改革プロジェクトチーム報告書」に述べられている一律、出荷元の価格 証明入手のみを強力に要請する対策のみでは、従来から言うと、代理店証明をとるために、公正役場の証明費用でさ え、出なくなってしまう従来からの価格査定方式では、小々マークアップをせざるを得なかった事情を、吸収できな いので、そこを訂正するべき意見を、3.(1)-e-①項の(註1のところに述べ、 ② カルテル①グループの対策が「総合取得改革プロジェクトチーム報告書」に述べられている対策では、製造元と しての調達先に対する対策が、不十分であると考えていますので、3.(1)-e-①項の(註 2 に、その、不十分さを 補うべきだと、現場から出てきている、情報を述べ、その対策は、その①、②、③、④、⑤で、総合的に、述べてい ます。 2. 関連文書 (1) 防衛省監察本部、平成 19 年 12 月「コンプライアンス・ガイダンス」Ver.1.1 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 2/17 3. カルテルの存在の通告の内容・・その存在の上流からの説明 「防衛省:総合取得改革プロジェクトチーム報告書」7ページを引用、記号Ⓐ~Ⓖを追加した下記の図表1を参 照しながら説明をします。 以下、暗黙のカルテルは、Ⓐ~Ⓖが一連の暗黙のカルテルとして存在しており、その中のカルテルを便宜のため 区分するため、カルテル①グループ、カルテル②グループ、 ・・と区分して、説明を進めます。 (以下、暗黙のカ ルテルも、単に、カルテルと記述します) 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 3/17 (1) カルテル①グループ Ⓐそれ自体、およびⒶ⇔ⒷもしくはⒸ間(Ⓑが介在しない場合はⒸ商社と航空機装備品メーカーⒶ間の意味)に暗 黙の了解がある。 a. 存在の証言: ・鶴田 2005-3-15 証言、12~20 項目および ・鶴田 2007-11-17 の証言レターおよび・・これには、値段ばかりでなく、その中に保証されねばならない Guarantee 事項が明確に織り込もれなければならことを、示している。 ・鶴田 2007-11-20 追加コメントによる b.存在の証拠とその経過: ア. 輸入装備品についての、問題については今回、守屋事案に関連して、防衛省がされた、いくつかの調査により 存在を確認できたはずです イ. また、守屋事案、発覚 1 年前に先行する、2005-7-12 に 鶴田氏と本情報提供者が、航空幕僚監部、装備部を 訪問し、21名の方に説明したときの記録ビデオが、航空幕僚監部、装備部に、おいてありますので、その内容を 確認することができます。 (公正取引委員会からの要請による必要があれば、本情報提供者からもそのビデオの写し を提供できます) ウ. 従って、この暗黙のカルテルは、Ⓐにもあり、Ⓐ⇔ⒷないしはⒸ間にもあったといえます。 通常、日本の行政機関が買う価格は、米国内、ヨーロッパや南米の機体各社やヨーロッパの国の行政機関が買う価 格より高いものが多い。 米国メーカーにおける、商社を通じて日本政府が調達をしてくるものは、その先手となっている商社が、十分なネ ゴをするシステムとそのそのネゴ能力のある技術購買のできる担当者を置かないまま、買うので、言い値通りで売 れるという、業界共通の認識、言いかえれば暗黙のカルテルができてしまい、それに、に従って、売値がを決まっ ており、その売値を、Ⓑは容認している。(理由:商社による、防衛装備品の輸入手数料は、FOB 価格に比例する システムになっているので、価格ネゴのインセンティブが働かないのが、その最大の原因になっている) そして、かつまた、その装備品の、ギャランティー期間は普通以下(防衛省の場合は、ものが到着して通常一年の もの、に対し、通常米国内、ヨーロッパに売るものは、機体に取り付けて運転を始めてから、5 年というものもあ るし、それと同等な、保証項目とその内容が、充分、項目化、内容化、確定されていないものが、大物輸入調達品 に多い・・・下記、鶴田 2007-11-17 証言レターを参照のこと) c.暗黙のカルテル発生の経過とその影響を受けて発生した、後述のカルテル④のグループの原因となっている事 項 ・その経過は、鶴田 2005-3-15 証言 に記述が、あります。 ・そして、その経過が、後で述べる、Ⓔ⇔Ⓕ間における暗黙のカルテル④グループ(装備品の加工工数、逓減率、 一律 90%の暗黙のカルテル)の存在を許し、かつ、Ⓖ(国内機体メーカー、ミサイル開発・組立プライムメーカー) は、その存在に、非常に大きな、迷惑を感じながら、傍観せざるを得ない時代が、ずっと存在していることに、な ってきました。(本情報提供申告者も、国内機体メーカー、ミサイル開発・組立プライムメーカーに在籍し、その 迷惑受け、周りの状況から抜け出せず、防衛庁の必要以上な支出に関与し、その突破口がなく、心ならずも、間接 的に、協力をしまっていた、何とかしなければならないと思い続けてきた、悪人です) 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 4/17 それが、カルテル④グループの要因とのなっていることの、要点です。 そして、このカルテル④グループにより、防衛省と機体メーカー、ミサイル組立メーカーは、長期にわたり、その 被害を直接、間接に、受けています。 そして、最終的には、防衛省は直接被害を受けているといえます。 また、これが、日本国内機体メーカーは、国際競争力のある、国産完成機体を、長期にわたり、開発できない環境 となり、その被害をこうむってきました。 d.検証の一方法: 輸入装備品の購入につき、暗黙のカルテルがあったことを、検証するためには、どのようにすれば、その暗黙のカ ルテルを避けて、装備品を買うことができるかを実証すれば、その暗黙のカルテルがあったことを、逆に、検証で きます。 その視点から、暗黙のカルテルを除去して、三菱重工がゴーアヘッドをした、中型旅客機のプロジェクトは、従来, 防衛省がしてきた、機種の選定および、買い方をしていませんので、どうすれば、その暗黙のカルテルを乗り越え られるかの実績から分かり、その装備品の選定に、鶴田氏の指導を受け、あたってきた担当者に、お尋ねなれば、 わかります。 そのお尋ね先は、三菱航空機株式会社の、MRJ 装備品担当の篠田課長に聞けば、鶴田氏の証言情報と全く同じこと を聞くことができ、三菱航空機株式会社は、その暗黙のカルテルの問題の回避対策をした上で、中型旅客機 MRJ のゴーアヘッドをしていますので、従来、その暗黙のカルテルの問題があったことの除去の実績から、検証できま す。 また、上記もことを、鶴田氏に直接問い合わせるためには、メール(宛先:[email protected])するなり、電 話(010-1-281-222-9933)をすれば、どういう買い方をすればよいかの情報を得られますので、その情報により、 かって、価格に暗黙のカルテルがあっということを、検証できます。 e.対策として考えられるいくつかの提案 対策案 A: 入札心得に、下記の条項を明記して、入札心得順守契約書として、入札者に日付入りで、契約に社印を押させて、 はじめて、入札に参加させる。(また、それを守らなかったという理由で、拾里のように、出入り禁止として、 専門業者を、失うよりも、下記④のルールを選択した方が、防衛省として、有利であると思っています。また、 従来のように、でいい禁止にすると、別の会社を作り、ばれるまで、似たようなマークアップ作業を、別な形で、 実行している、グループが、見られます) 入札心得に追加する条項案:・・・この案は、間に、たとえ、商社が入っていても、直接契約、国内調達にも、 同様に使える。 1) 見積書の提出 1) 乙は、甲の依頼により、見積書を提出するものとする。また甲の要求のあるとき、指示された様式、区分 内容に従って見積価格にかかわる内訳を速やかに提出するものとする。 (電子データでそれを求めるケ ースもある) 2) 2) 乙は、見積に際して、談合その他不正を行ってはならない。(談合には、暗黙の了解などのカルテルに よる、 水増し、キックバックのある価格設定を含む) 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 5/17 (註1:この条項の徹底を図れば、最近、小商社による尐額調達品について、調達現場から、上がってきてい る、必要経費が認められなく、査定でそれがカットされて困っているという件「内閣官房、公正取引委員会、総務省、 財務省、文部科学省、経済産業省、国土交通省、防衛省: 電子政府の総合窓口(http://www.e-gov.go.jp/ への 提言・提案 提案名:行政調達が、談合、カルテル、水増し価格に、巻き込まれないようにするために、従来の「入札心得 +契約書」の方式の調達方式にかえ「基本取引契約書+注文書」の方式を使うと、あわせて、国内、輸入調達と もに、調達業務に必要な人員、費用が尐なくなる、調査結果とそれに基ずく具体的提案 (下記にて、平成20年2 月7日に提案し下記にて受付すみ) 江崎通彦 (本提案の受付記録:Date: Thu, 7 Feb 2008 11:19:17 +0900 (JST) From: [email protected] To: [email protected] Subject: 政 策に関する意見・要望の受付完了通知 受付年月日:2008/2/7 受付ID:0000123438 宛先府省名:内閣官房、公正取引委員会、総務 省、財務省、文部科学省、経済産業省、国土交通省、防衛省: 電子政府の総合窓口(http://www.e-gov.go.jp/ この度は、ご意見・ご 要望をいただきありがとうございました。 ご意見は、ご選択いただいた府省等に送信いたします。 これからも電子政府の総合窓口をご 利用ください。)) の18ページ資料6の、項目3および42に述べらている問題点の正論申請による、改善の入口作 りに、正論が通り易くなるメリットが出てきます・・・これが,従来認められないで、尐々のマークアップを妥 当な範囲で、せざるを得なかったという背景があったと、いう情報に対する、対策入り口になる) (註2:さらに最近、防衛装備品-地方調達の輸入懇話会の意見として、上がってきている、「総合取得改革 プロジェクトチーム報告書」7ページ②項にある条項と、それに関連して2008-4-24現在、出されている通達は、 尐なくとも、すでに、独占代理店契約を結んでいる商社は、当面の代理店契約が切れる期限までは、別にして も、これから、その独占販売契約の代理店取得に大商社が走ることを奨励することになり、「本変更は、競争 入札を狭め、代理店権獲得を促すものとも採れることができ、一連の不祥事への対応として適切でない。すな わち逆効果になる」という、問題指摘の意見が出てきています。・・本情報提供者も、同じ意見です。(期限 なしの契約書は、あり得ないという、視点があります。本件、生産終了後、5年まで、もしくは、本機体が、 世界で5機以下となる時期まで、という契約は、あり得ると思います) 理由として、、今の「総合取得改革プロジェクトチーム報告書」とそれに伴う通達が、もし、そのまま強行さ れ、かつ、Ⓐ者側が、鶴田2005-3-15証言にあるような暗黙のカルテルを承知しており、それを使おうとしてい るのであれば、メーカーの価格証明が、すでに暗黙のカルテルの結果の価格となるので、それは、その暗黙の カルテルを、日本国防衛省が推奨し、承認していることになり、防衛省が、官製談合幇助を、公式に行ってい ると、国民に、思われても致し方のない事実になる、という国民(防衛省OBがやっている小輸入商社を含む) の声を、容認することになります。 (註3:上記に対策として、本項に示す対策①、~⑤の対策を、まず、防衛省側が、商社経由でも直接にでも、 まず最初に、相手側にOfferすれば、相手側側から、Counter Offerがあり、そのCounter Offerがあるときは、 事前対策として、下記③項に、記述した要領などを入り口つくりとして、対処していけばよいと考える) ②特約 この基本契約は、これが締結前より存在する個別契約および丙以下にも適用されるものとする。 ③ 管轄裁判所 (Counter Offerに対する、調達側の防衛省の立場をまず、優位にするため) 甲および乙は、この基本契約および個別契約に関する管轄裁判所を東京地方裁判所とすることを同意する。・・ これは、相手が、Counter Offer してくる可能性があるので、何かの条件をのませる、交換条件に使える。また、 調達先の方が強く、そのメーカーの製品がどうしてもほしい場合は、その Counter Offer をのまざるを得ないこ とがあるかもしれないが、対抗メーカーを育てることにより、いずれは解消できる。 また、有効期限のない契約書は、基本的には、あり得ないので、有効期限を設けることを忘れてはいけない。 (註: 有効期限のない代理店契約(Open Contract という)をとるの独占代理店契約もありうるのでこの点の、予防、 けん制も考慮に入れて、防衛省はまず最初に、みすからが、相手にて提示する契約書の工夫をして、当方に有利 な Offer と Acceptance の関係を構築するシステム、チャンスの構築に努めねばならない。 Offer と Acceptance の重要な関係の解説については、 「行政改革の一方法」の 4 ページに示してある解説を参 照のこと・・・この背景には、従来、インセンティブのない、価格比例手数料からの脱却を、志向しなければな らぬ、これからの輸入行政調達の体制創りをしなけらばならない課題が、存在する、ということを忘れてはなら ない。 ④ 見積価格もしくは実績価格に、虚偽がある場合は、その虚偽価格に相当する価格がある場合には、その価 格の 2 倍に相当する、金額を違約金として項に支払わなければならない。 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 6/17 ⑤ 立ち入り調査権については、従来の、行政調達の契約書に使われている、下記の表現を使う。 (立ち入り調査権関連) (以下と同じ文面表現は、行政調達(現在の防衛省)の入札心得もしくは、個別契 約書の雛型に入っているものから、引用しています) 乙は、甲が指示した場合は、速やかに納入計画書を甲に提出しなければならない。 2 甲は、前項の納入計画書を不適当であると認める場合は、その変更を求めることができる。 (監督官等の派遣) ・・・この条項は個別契約書第8条に入っているものと同じ 甲は、この契約の適正な履行を確保するため、必要があると認めた場合は、監督官、検査官及びその他の 職員(以下「監督官等」という。 )を乙の営業所、工場その他の関係場所に派遣するものとする。 2 甲は、監督官等を派遣する場合は、その権限及び事務の範囲を乙に明示しなければならない。 3 監督官等は、職務の遂行に当たり、乙が行う業務を不当に妨げてはならない。・・この項は個別契約書 の第9条と同じこの表現は、 」入札心得に入っているが、下位の理由で、入れない。 ・・ (メモ、この条項は消した方がよいと思う。理由:注文主が、受注側にこのようなことを、書くこと、 自体が、注文者の行政側が、業者側に、なめられる原因を、従来、作ってきた。 このような条項は、従来、注文者としての行政側の内部インストラクションのみとして、記述するべきも のである。 また、今までの経過では、このような条項を防衛省が、まず、呈示する契約書のひな型の中に入れいたの で、通常、行政側が、企業の、調査・監査に入る時に、業者側が、最初の席に着いた時に、いきなり、行 政担当者に、対し、本日の、目的は、何ですかと切りだすべし、という暗黙のルールがあり、行政側がひ るんでしまい、その目的とする調査・監査業務をやりにくく、してしまう方法が使われている。 このような行政官の扱い方をするのは、三菱重工が得意であり、他の機体メーカを含む、装備品メーカー もまねをするようになってきている) 4 乙は、監督官等の職務の遂行につき相当の範囲内で協力しなければならない。 対策案 B: 上記対策案 A のほかに、将来標榜するべき案として、入札可能登録者として、業者登録の条件として、民間企 業間で使っている、日本資材管理協会の雛型となっている「基本取引契約書」に、防衛省特有の条項(上記対策 案 A の④~⑤項を加えたものを使うとよいと考える。 ・・・この方式を使えば、A 案に述べている、入札心得に 対し、念書を入れるのみの方式に比べ、はるかに契約が明確になってるので、法的拘束力が、明確になり、納入 者側に、問題点を見つけたとき、また疑がわしい事案ができたときには、丙以下にまで、立ち入り検査が容易に なる。 またもし、談合や、カルテルが、調達先で、発生して、調達側が、見落としたとしても、その問題を見逃してし まって、見逃したこと自体が、調達担当が官製談合幇助防止法の罪にとらわれることがなくなり、かつ、その是 正対策がとり易くなる。・・・この方法は、本件提案の考え方と方、防衛調達に、適用するのみでなく、他の省 庁の、行政調達にも、適用すれば、 」非常に有効にはたらく。 以上を、本情報提供者は、2008-2-7 に、下記の URL で見ることができる提案を、内閣官房、公正取引委員会、 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 7/17 総務省、財務省、文部科学省、経済産業省、国土交通省、防衛省: 電子政府の総合窓口(http://www.e-gov.go.jp/ へ、提案していますので、検討をすれば、それの目的に、役立つようになります。 「国内、輸入調達ともに、調達業務に必要な人員が尐なくなり、かつ、談合、カルテル、水増し価格に、行政が 巻き込まれないようになる調査結果とその具体的提案」 これを行うことにより、調達に要する人員が尐なくて済もようになり、原価計算に要するコストテーブル、工数 テーブル、逓減率の資料が、相手側からも、容易に手に入り、電子データとして入手する場合、コンピュータの 力を使えば、その内容を容易に分析ができるようになります。 これは、輸入の装備品にも、国産装備品の調達にも、じりじりと有効に働くように、逐次になります。 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 8/17 (2) カルテル②のグループ Ⓑ⇔Ⓒ間 即ち、すでに防衛省などによる調査で、明らかになっている山田洋行をはじめとする、日本側商社Ⓒとその商社 の米国サイドに設けたⒸの子会社商社間にあったことが確認されている、暗黙のカルテルないしは、マークアップ のことを、指しています。 a.存在の証言 ・鶴田 2005-3-15 証言、12~20 項目、による ・すでに防衛省などによる調査で、明らかになっている山田洋行をはじめとする、日本側商社Ⓒとその商社の米・ 国サイドに設けたⒸの子会社商社間にあったことが確認されている、暗黙のカルテルないしは、マークアップ の事実 ・新聞報道で報じられているほとんどの商社がマークアップをしているという報道、H19-11-23、H19-11-29 そ の1、H19-11-29 その2、H19-11-29 その3、により明らかになっている事実。 ・このような事実の証言は、通常、外部のものが、入手するの、ほとんど不可能で、山田洋行のように、内部の 争、人事の不満から、時たま、でるくらいのチャンスしかありません。 ・後は、今回のように、山田洋行のような、疑いが、大きな商社、小さな商社にもあるので、この際、外部から も疑いの目で見られないように、調べさせてくれ、と申し入れ、積極的にこちらから調べることのできる、千 歳一隅の、今回のチャンスを、「総合取得改革プロジェクトチーム報告書」につき、尐々の問題指摘があった チャンスと合わせて、利用する、防衛庁組織と職員としての、勇気と知恵をお持ちになるのが、適切と、考え ます。 ・・・・ここで、そのチャンスを、生かせず、見逃したということになれば、やはり、官製談合幇助を、 平成 20 年の時点で、やってしまっということが、防衛省を含む行政調達のミスとして歴史に残る事実として 残ることになります。従って、この件に関しては、行政全体および、現在の国会議員が、責任をもって、組織 的に、対処するべきと思います。 b. 存在の証拠とその経過 カルテル①のグループについての、b.存在の証拠と同じ、 c.暗黙のカルテルの発生の経過と、その影響を受けて発生した、後述の、カルテル④グループとの関連・経過 カルテル①グループの、c.暗黙のカルテル発生の経過とその影響を受けて発生した、後述のカルテル④のグル ープとの関連」と、同じ。 d. 検証の方法 カルテル①のグループについての、c.検証の方法に同じ e.対策として考えられるいくつかの提案 カルテル①グループに同じ 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 9/17 (3) カルテル③グループ Ⓒ⇔Ⓓ間 即ち、Ⓐ⇔Ⓑ⇔Ⓒを、背景としながら、入口は、Ⓒ⇔Ⓓであり、それを、Ⓓ側の防衛省側の職員が、うすうす気が ついていながら、トップの守屋次官などが存在したため、言いだしたくても、言い出せなかった、もしくは、その 指摘をするため、それに関する間違いのない事実の証拠を、入手するには、自分の個人としての時間と費用を使っ て、相手側の秘密情報の把握につき、その入手分野に立ち入る必要があるため、非常に困難と危険を伴ったので、 その存在は、多くの人が、気がついてはいるものの、公式に調査の開始ができなかったので、発覚しなかった、暗 黙のカルテルということに、なります。・・・(通常このような、間違いのない情報は、原理的に、個人が危険を冒 した内部告発もしくは、山田洋行のような内輪もめのチャンスにしか、でてこない) 従って、防衛省自体も、その職員も、巻き込まれていた、暗黙のカルテルです。 a.存在の証言 ・カルテル①グループのb.イ.で述べた事実が、鶴田氏(自費で、米国ヒューストンから、このために、来日) と本情報提供者とが防衛庁、航空幕僚監部装備部、それを聞こうとする、防衛庁内部の有志がいたからこそ、 2005-7-12 に、その情報の証言を、航空幕僚監部装備部に、伝えたにも関わらず、その時点での、問題点情報の トップへの情報連絡は、副幕僚長までしか、行われず、あわせて 2005 年年末の時点では、守屋次官等がトップ にいたため、その事実の組織としての、把握認識については、妨害が、入っています。 ・しかも、その後、輸入装備品についての、問題については、守屋事案の発覚に発端を発し、防衛省のいくつかの 調査により判っているわけです。 ・上記、2005-7-12 に 鶴田氏と本情報提供者が、航空幕僚監部、装備部を訪問し、21名の方に説明したときの 記録ビデオが、航空幕僚監部、装備部に、おいてあるはずですので、その内容を確認することができます。 (公正取引委員会からの要請があれば、本情報提供者からも、そのビデオ(約6時間)の写しを提供できます) b.検証、証拠物件: ・上記の 2005-7-12 の録画テープ(約6時間)の証拠物件がある。 ・このほかについては、防衛省自体が、今回の、守屋事案を、きっかけとして、調べられた、証拠物件があるはず。 ・これ以前の、証拠物件は、もう3~40年前の、ある商社が提出してきた、米国から送られてきたという、レタ ー用紙に、コクヨの透かしが、入っていたため、偽文書が発覚した事件等がある。(確か、極東貿易だったか と、記憶しています) c.暗黙のカルテル発生の経過とその影響を受けて発生した、後述のカルテル④のグループとの関連・経過 ・主な経過は、鶴田 2005-3-15 証言 に書いてあります。 ・そして、その経過が、後で述べる、Ⓔ⇔Ⓕ間における暗黙のカルテル(装備品の加工工数逓減率、一律 90% の暗黙のカルテル)につながり、Ⓖ(国内機体メーカ、ミサイル組立プライムメーカー)は、その存在に大き な、迷惑を感じながら、傍観せざるを得ない時代が、ずっと存在していました。 そして、その結果が、防衛調達に、影響を与えると同時に、国際競争力のある、民間機体の開発ができない日 本の完成航空機の開発・生産の体質の結果となってきました。(通常、装備品メーカーの逓減率の実際は、機 体メーカーと同じように、約 87%と、考えられます) これが、カルテル④のグループへの入口、背景に関する関連・経過情報になります。 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 10/17 d.検証の方法 カルテル①グループと同じ。 e.対策として考えられるいくつかの提案 ① カルテル①グループに対する方策と同じ 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 11/17 (4) カルテル④グループ(国内航空機装備品、逓減率一律 90%の暗黙のカルテル(機体構造組立会社を除く) ) Ⓔ⇔Ⓕ間、 Ⓖは傍観しながら、機体メーカーと装備品メーカーの防衛省の不公平な、扱いに困りぬいてきまし た。 このカルテルは、航空機への取付け装備品だけでなく、ミサイルコンポーネントメーカーと防衛省の間に存在し、 その間に入り、それを、防衛省業界の暗黙のルールであったため、傍観、認めていかざるを得なかった、Ⓖの航空 機機体およびミサイル取りまとめプライムメーカーあり、防衛省職員を含む、それらの関係業務の間に、存在する 暗黙のカルテルです。 そして、今回、発覚した輸入装備品の暗黙のカルテルと裏では、連動してきた、ため、今回輸入装備品の暗黙のカ ルテルの発覚がない限り、その存在と、その理由説明は、非常に難しいものでした。 これでやっと、防衛省も、それに困りぬいてきた機体およびミサイル取りまとめメーカーが、今回の防衛省「総合 取得改革プロジェクトチーム報告書」を、基点に、指摘でるようになったと、いえる、非常に範囲の広く、根の深 い、防衛省本体を巻き込んだ、暗黙のカルテルが、図1に示す、カルテル④グループです。 a.暗黙のカルテルの存在の証言: ・平成 13 年6月頃、当時の、防衛省、管理局、嶋口管理局長に対し、本情報提供者が、ある防衛省職員の方と一 緒に、装備品 380 品目、一律工数逓減率 90%が、ずっと踏襲されていると、証言しています。 ・平成 13 年 7 月13日、本情報提供者が「調本21世紀プロジェクト委員会の提言とその展開へ」と題した講演 をした。その中で、上記講演記録の PDF ページ 93 および 102 ページに、その「装備品業者品目(機体メー カーを除く)逓減率一律 90%と一律 GCIP 率適用の排除」として、内容につき、主催者の承認を得て、講演 させていただいています。 当該講演の資料は上記、空色の文字部分をクリックすれば、その内容を見ることができます。 また、講演のビデオも撮っているので、本情報提供者に、要求をしていただけば、そのビデオテープを提出でき ます。また同じテープが、捨てずに、保存してあれば、今の、装備施設本部の調査研究室に、保管されている と思います。 ・平成 14 年 10 月 30 日、本情報提供者が講演をした「中央調達業務の担当する、プロジェクト・マネージメント 項目について」の PDF ページ 20 ページ目で、述べている「V. 装備業者品目(機体メーカーを除く)逓減率一 律 90%適用の排除」で、その件を述べている。また、この内容につき、主催者側の了承を得て、話をしている。 この講演会の出席者は、防衛庁 契約本部 本部長以下の方々、および、各幕僚幹部の主要な方が、聴取されてい ました。 当該講演の資料は上記、空色の文字部分をクリックすれば、その内容を見ることができます。 また、講演のビデオも撮っているので、本情報提供者に、要求をしていただけば、そのビデオテープを提出でき ます。また同じテープが、捨てずに、保存してあれば、今の、装備施設本部の調査研究室に、保管されている と思います。 ・また、装備品業者品目(機体メーカを除く)の、詳細内容、およびその影響、取り扱い上、困り抜いていた、状 況は、本情報提供者が、川崎重工航空宇宙事業本部で、航空機、ミサイル誘導弾のデザイン・ツー・コストを推進 していたときの、昭和 47 年より~平成 3 年3月定年退職時まで、困りぬいてきた暗黙のカルテルでもあり、その 状況を、他の、機体メーカーとの関連、商社との関連、それら装備品業者および商社における、水増し価格、実績 の取り繕い(平たく言えば、工数の水増しなど)に関連つけて、詳しく、証言できます。 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 12/17 b.存在の証拠 ・ 輸入装備品の価格は、従来、輸入品とほぼ同じ価格で国産すれば、筋が立つということで、そのライセンス 国産、類似品の国産・開発をしてきたが、結果的に、取付装備品価格がほぼ国際価格の約 2 倍となってしまうた め、機体構造価格は国際価格とほぼ同じでも、完成機体の価格は、総価格のうち機体取付装備品の価格の占める 部分は、50%以上を占めるため、国際競争価格の 1.5 倍以上となってしまい、輸出完成機体は、日本では、生産、 販売することができないできました。その問題を、突破しようとしているのが、今年より、経済産業省の支援を 受けて、MRJ 中型旅機の開発のゴーアヘッドかけた、三菱航空機株式会社があります。 そして、このプロジェクトのゴーアヘッドを可能にできたのは、前述の鶴田氏の、いかにして国際競争価格の妥 当価格とその保証条件で、調達できるようにする、相手側の装備品メーカーとの接触の仕方、交渉術のノウハウ 伝授の貢献は、いくら感謝しても、感謝しきれない、このプロジェクトのゴーアヘッドの大きな決め手になった 成果の要因になっています。 このようなアクションがまだ、とれていない、悪い例には、未だに、外国に売ることができない、新明和工業の US-1A 改型救難飛行艇の例が、あります。 ・また、これと同じアクションをとらない場合には、現在、川崎重工の開発中のCXの、民間向けの機体は、開 発し得ないと考えています。また、その様な、条件で、防衛省向け、CXを、開発していけば、防衛省も、国際 競争価格での量産機の調達も可能になり、行政調達も、日本の航空機開発・量産体制も、世界に、遅れをとらな い体質に、変貌すると考えられます。 ・また、これと同じ、原因で、国産民間航空機が、YS-11 以来、 (川崎重工と西ドイツの共同開発をした BK-117 ヘリコプターを除いて(註) )40 年間、開発とその継続生産の、日本国内での、フル成功がほとんど、他に、で きなかった原因となっていることが、その存在の、証拠になる。 (註)BK-117 は、その開発後 29 年後の 2007 年、Bk-117-C2(ヨーロッパ名 EC-145)が、ヨーロッパ経由で はあるが、米陸軍の UH-72A として、採用されている、その成功の要因の要点は、ここをクリックすることに より、知ることができます。 ・その遠因が、鶴田 2005-3-15 レポートにも記されていることにもなります。 ・この 90%一律適用の結果による、防衛省納入価格の国産装備品レベルでは、とても、国際競争力についていけ ない証拠として、また、従前からの、そのゆるい工数逓減率 90%体制とそれによる、余裕があり、取り繕いをし てきた証拠として、それが、防衛省に、ばれるのが怖くなってしまっている装備品メーカーがほとんどである。 そのため、その日本の国内装備品メーカーが作ることのできる、国産装備品を、日本国内での、日本航空機メー カー(例えば、川崎重工)が開発する民間機用として、国際競争価格で採用し採用をしたいと、装備品メーカー に、申し入れると、従来の類似防衛装備品との価格との差が大きくなりすぎ、目立ち、問題が発生するので、通 常は、装備品メーカーから、その採用を辞退したいという、表明が入ってくる事実がある。 (具体的には、BK-117 開発のときの一例をあげると、空ごう計器の例があった。そのため、川崎重工は、最終的 には、米国メーカーのものを、採用しました。 ・・・この調整を、具体的に、担当したのは、本情報の提供してい る本人であります) ・その他の例では、横河電機株式会社の従業員の別々の2人から、情報では、その工数実績につき、鉛筆なめ、 なめの取り繕いをして、防衛省用機体装備品の価格調整をして、納入しているという、問題の情報をずいぶん前 から、聞かされています。 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 13/17 ・三菱航空機株式会社の開発中の MRJ 中型旅客機も、それと、同じ状況を、日本の装備品メーカーのものは、上 記のような裏の事情がばれると困るので、ほとんど国産品は採用できず、米国製を採用し、その問題を、くぐり 抜けてきている。その状況は、カルテル①グループの、c.検証の方法で述べたことでも、検証できる。 そのような経緯があるため、現状は、米国民間機に、日本の装備品メーカーが、開発した類似品を採用してもら うため、日本では、装備品の最終組み立て作業を行わず、米国内に、現地子会社を作り、そこで、防衛省向け製 品と比較されないように、組み立て作業をして、米国機体メーカーに、納入しています。 その具体例は、その1つとして、東京航空計器の米国子会社 United Instruments, Inc で、米国アビエーション業 界向けに、組み立て販売をしている航空計器の価格とほぼ同じ構造の防衛省納入品の価格を、比較すれば、すぐ、 その2重価格の原理が、解明できます。 ・その他の具体例としては、ナブスコ(旧帝人精機)航空宇宙事業部は、米国、ワシントン州シャトルにある米 国組立工場と営業部を、置き、その製品を、ボーイング社等に、部品コンポトは、日本で作り、その組み立て、 納入をしています。その組立て完了品の納入価格を、防衛装備品として防衛省、日本防衛省向け機体メーカーに、 納めている類似製品の価格の間の関係について、比較すれば、そのメカニズムが、すぐわかるようになります。 ・これらの装備品メーカーの調査をするときは、ほかのメーカーも同じようにやっているという、証言を、その 調査対象としてメーカーから、同時に、取るのが、この暗黙のカルテル工数逓減率一律 90%の事実を把握するた め重要なポイントとなります。 (下記、註①~④を参照) (註① 逓減率を適用する視点には、2 つがあり、その解説は、防衛庁調達本部、発行の 季刊、中央調達平成9 ~10 年の 1998 秋号の 2 ページの(3)に、当初の実績工数から見て適用する視点と、標準工数の底から見て適用す る視点の二つがあることが解説されている。 註② また、逓減率の違いにより、どれくらいの生産機数のところで、どれくらいの、工数の開きがでるかとい うことは、ここの逓減率表をくクリックすれば見れるようになっています。 註③ 防衛省および、機体取りまとめメーカーが、上記①に記述している逓減率の適用は、原則的には、当初の 実績工数から見て適用する視点を使っています。従って、最初の実績を上手に取り繕えば、ずっと、原価に比例 して、利益が、防衛省から、戴けるシステムにおいては、ずっと有利に、働くことになります。 また、防衛省が、それらの機体取付装備品の仕様を決め、装備品メーカーを直接指導し、その発生実績工数を、 きちんと努力させるように、指導していれば、まだましになるかもしれませんが、大半のものは、機体取付メー カーに、その実績工数を、チェックさせることにしているにもかかわらず、実際は、機体取付装備品の予算取得 計算は一律、この、暗黙のカルテ④のグループについては、防衛省自体を巻き込んで、装備品逓減率一律 90%の、 暗黙のルールがあるためと、機体メーカーは、対象会社が、機体 5 社と金額は大きいが、会社の数が尐なく、管 理ししやすのに較べ、機体装備品の一つづつ、金額がやや小さく、また、担当する会社と製品数がはるかに多い ので、管理しにくかったという事情があります。 (これを、管理のできるレベルまで、引き上げるためには、もう 一度、そのための、予算を区分して、その実施のための、DTCN/DTC 実施計画書(案)を作成、承認して、実施 に移す以外に手はないと、思っています) また、暗黙の逓減率一律 90%、またその上流の防衛省、大蔵ネゴがある予算の申請、確定、取得の段階から、手 間を省くため、便宜上、一律 90%にしてしまっているため、2重にも。3重にも、縛り込まれてしまっている事 情があり、かつ、従来の、他の官庁の予算消化の、暗黙のルールと同じように、とれた予算をあまらさいないよ うに、使いきるというルールがあるため、またそれを適切に、コントロールする、デザイン・ツー・コストの手 順のような、徹底した方法論の適用が、厳しく行われてこなかったため、今まで、その「カルテル④グループに 対する対策」が、手付かずの状態であった。 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 14/17 のが原因となっている。・・・XT-4 開発のときに、本情報提供者が中心となって、実施したデザインツーコスト の手順の適用では、逓減率 90%一律の暗黙のカルテルの切り崩しは、その時点ではできる状態でなかったので、 これで十分だといえる、デザイン・ツー・コストの手順と実施の結果を、書類審査だけではなく、製造の現場で、 ひとつひとつ、確認しなかった、経過であった。この証言はその、デザイン・ツー・コストの推進の担当者であ った、本情報の提供者が、ここで、それを、証言するので、これほど、間違いのない証拠はないといえる。 また、その最たる例は、F-2 戦闘機の開発のプロセスにもあり、米国メーカー担当部分にも、国内担当めーかーに も、ワークシヤーの問題で引きずりまわされ、ほとんどできなかったという、回顧をしておられる、そのプロジ ェクトを担当した後、退職された、防衛庁、技術幹部の OB の方がおられます。 ④ 通常、装備品メーカーの逓減率も、機体メーカーの逓減率、87%とほぼ同じと考えられます。 またこの件の事実を、航空機機体メーカーに聞く手もありますが、機体メーカーの従業員は、防衛省に、迷惑が かかるという視点をずっと持ち続けているので、よほど、その件で、困りぬいている人、もしくは、定年退職者 の口から、実効のある条件付きで、聞きだす手しかないように思われます。 ・本情報提供者は、川崎重工で、デザイン・ツー・コストを、実施するため、航空機の開発、ミサイルの開発に つき、この暗黙のカルテルの存在に、手を焼いてきた一人で、ありますので、守屋事件が発覚したチャンスと、 防衛省コンプライアンスガイドラインの方針に協力する立場で、保護されるという安心のできる今の時点の状態 で、この際、そのメカニズムと知りえている価格差の情報を提供する事ができます。 ・またあるとき、米国ボーイング社の幹部が、このようになってしまった日本の航空機産業の体質をうまく利用 し、かつ、防衛調達の操業度に、大きな山谷がありすぎるので、操業度維持に困っていた機体各社と、通産省を 巻き込み、ボーイング 767 の開発資金を出させることに、成功したボーイング社の世界戦略は、近年いない、ボ ーイング社の、成功のマネージメントの歴史であると言っている事実からも、その航空機装備品価格の防衛省価 格と国際競争価格の差が存在した証拠になります。 c.暗黙のカルテル発生の経過と、それがまだ存在することの証言 どのようにしてその暗黙のカルテルが発生したかの背景と、その現状からなかなか抜け出せなかったことの事情 ① 上記のような経緯から、防衛省における、航空機装備品(機体構造メーカは除く)の予算は、一括して、逓減 率 90%で取得しているため、その下流の実行予算も、一律、工数ベース逓減率 90%で推移してきてしまってい る。 ② 上記の事実を、実際に調査すると、予算にあわせて、作業をするという、従来からの行政調達のルールに合わ せて、ただやってきただけという回答が出るのが、一つの落ちの回答となると、思われます。 ③ 本情報提供者は、この悪習慣を断ち切るため、防衛省の職員、OBの応援があり、CX、PX の開発をチャンス として使い、古巣の川崎重工の組織に働きかけたが、川崎重工は、CX、PX を作るためのハンガーの建築のため、 商社から低利の資金を借りていたため、どうしても、言い出せなかったという経由があり、本情報提供者も、それ 以上、おしていく強力な手段もしくは、公開してよい情報を持っていなかったため、今回の申告まで、その改革を、 おもてをきって、対処するべく、説得することができなくて、現状に、至った、わけです。 ④ しかし、今回、防衛省のコンプライアンスガイドが発表され、なおかつ、官製談合幇助防止法、および、その 間の事情を、うまく説明できるような、地図が、 「総合取得改革プロジェクトチーム報告書」の7ページに、示され、 更に、なおかつ、 「総合取得改革プロジェクトチーム報告書」に、この国内装備品、工数逓減率一律 90%の事実、対 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 15/17 策にゆき、プロジェクトチームの調査が抜けていることに、気が付きましたので、その申告のチャンスを、得たわ けです。 そして、また、強力に、従来、証拠ビデオなど、門外不出であった、資料のあることを、申告できる、時期が、防 衛省のコンプライアンスガイドラインの発行を期にして、来たと判断しため、その詳しいいきさつ報告ができる時 期に、やっとたどり着けました。 また、ビデオを撮った時点では、関係者に、門外不出と約束したものを、防衛省のコンプライアンスガイドライン の発行を理由にして、説得性のある証拠として資料として利用をする時期が来たという説明をして、ビデオ撮影時 の、関係者の信頼を、裏切らずに、やれるということについての説明ができるので、了承を取ことができるように なったので、ありがたい話だと、認識している次第です。 ありがとうございます。 d.検証の方法 上記の、b.存在の証拠、および、c.暗黙のカルテル発生の経過と、それがまだ存在することの証言、に述べ た証拠物件、事実を使えば、十分、その事実の存在の、検証ができると、考えている。 e.対策として考えられるいくつかの提案 ① カルテル①のグループに対する対策案 A と同じ対策をとる。 ② カルテル①グループに対する対策 B と、同じ対策をとる ③ 上記、 「調本21世紀プロジェクト委員会の提言とその展開へ」の講演資料 PDF ページ 102 ページのところに 書いてある具体的対策(素案)をたたき台にして、対策をたてる。 ③と同じことが、「中央調達業務の担当する、プロジェクト・マネージメント項目について」の PDF ページ ④ 20 ページ目に書いてあるので、 」それをたたき台にして、Offer と Acceptance の関係を考慮した上で、強力に検 討実施をする。 ⑤ ①もしくは② で述べた対策をすると、甲の要求する区分で、価格の構成内容がわかるようになるので、それ と、こちらの、持っている、詳細前提条件付き、標準工数データベースと、対比し、工程改善を含めた、指導と ネゴが、正論を持って、容易に、できるようになるので、良い加減なゴマカシの防止と、その工数の合理的な改 善の目標と条件を、与えることができるようになるので、技術的、コスト的かつ、国防システムの価値を上げる、 合理的な成果が得られるようになります。 また従来、価格構成資料を出し渋ってきた、メーカーや、企業に対しても、見積もりを出してくるということは 必ず、積上げ見積もりをしているので、その見積もり内容と、それにより社内のコスト割り付けをして、コント ロールしている実態まで、チェックすれば、それぞれに、適し、甲、乙間の双方が納得できる価格構成区分が、 必ず、できるようになります。 この価格構成区分及び、その精度の管理については、本情報提供者が、平成 14 年 11 月 22 日に、防衛庁、契約 本部長以下に、講演をした「デザイン・ツー・コスト入門(T-4 の事例から) 」の、PDF ページ、7 ページ目に 示している、表 8.3 新中等練習機、開発段階における見積等級の定義と見積等級を入れたコストステーつの例の 考え方を導入すれば、それが、可能になります。 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 16/17 装備品メーカーに対して、初号機より、一律工数逓減率 90%を、認めない、デザイン・ツー・コストを、装 ⑥ 備品業者の現場における実際工数の検証を実施する。 (・・これは、CX、PX において、生産ロット2~4の 時点で、実施できると、思う・・・必要条件としては、いきさつにとらわれない体制と、その実施のための改 めての予算の割り付けが必要と考えている。・・・本件に関しての、現職、防衛省職員の、大学院における修 士論文を提供できます) そして、逓減の底の工数に、できるだけ、早く到達するか、ビデオ、CG などの道具を使う方法を使う。 (尐々 ⑦ の準備が必要と考えています) ⑧ なお、⑤項に述べた、の前提条件付き、標準工数データベースは、まだ、十分、整備されているのは、機械 加工、板金プレス加工、プラスチック成型品及び本の小々の組立て工数であり、あと電子組立、構造組立、 土木作業などの、標準工数データベースの整備が必要とされている。しかし、そのデータベースの作り方の 基本原理を、広く応用できるので、今までにない効果を期待できる、データベースとして、その整備と維持 が望まれているところのものである。 なお、このデータベースの整備、維持を行政側の機関で、行うようにして、民間中小企業まで、提供でき、 利用できるようにすれば、行政の適正なコスト管理、日本の国力となる、今までにない、詳細前提条件付、 加工、組み立て技術を含んだ、基本的なデータベースを、国として、民間企業、共有のコストと生産技術・ 設計技術、資産として、持ち、育てていくことが、できる、強くて、世界に貢献できる、日本国になります。 さらに、このノウハウの、日本が、世界のターゲットコスト・イニシャティブとる原動力になるものである。 その提案と戦略はここをクリックすることにより見ることができます。・・この件、考案者であり、現状で のデータベースの、民間企業 280 社の検証すみのエータベースの所有者の了承は、得ています。 会計法 29 条を起点とする、行政調達に共通した問題点を含んでいるので、関係者の有志による懇談会から出 ⑧ 発して、効果的効率的な行政調達をするためには、どうすればよいかの動きを、「行政改革の一方法」などを参 考に、見直し、シナリオ創りをする活動を、始めたらよいと思う。 この有志による懇談会からスタートしてその入口創りをしていく方法は、かって、我が国おいて、前例にないヘリ コプターによる救命救急医療制度システムの説き起こしに使ったので、その要領を使えば、その実現は、可能と 考えている。(そのはじめ方には尐々コツと歴史的な話が、必要であるので、本情報提供者は、ぜひ加えていた だきたいと考えています。参加させていただけば、そのコツを記録して、後世に使えるように、することができ ます) またその根回しとして、本情報提供者は、平成 19 年 7 月 1 日に、 「入札談合等関与防止法の施行をチャンスと ⑦ した意義があり効果的な行政調達の方法の改善提案」を、首相官邸、行政改革事務局、総務省、財務省、公正取 引委員会、防衛省、国土交通省、文部科学省、経済産業省および、防衛省装備本部ご意見・ご感想・ご情報提供 の窓口に、しているのでそれをたたき台として利用していただけば良いと考えています。 以上 日本国産防衛用航空装備品の暗黙のカルテル R3.doc 17/17
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