第２２号平成２１年１月１５日発きぬた行社会福祉法人友愛十字会特別養護老人ホーム（介護老人福祉施設）発行者 12 月と言えば・・＊ケーキ＊砧ホーム宮崎浩 ☆メリークリスマス☆ ＊ケーキ＊ Oh! my god! 俺ら、悪党３人組悪巧みの最中で∼す！女優板垣頑張りましたなにやら妖しい気配の漂う砧ホームのリビング…「劇団三浦組」の旗揚げ公演「冬の夜の夢 2008」の開幕です。神様や天使、やくざに善良（？）なる市民がステージ上で暴れまくり、聖夜に因んだ恋人や家族との愛情の物語を演じました｡利用者の皆様は、職員の拙い演技にあっけにとられながらもいつしか一緒に笑い、最後は惜しみない拍手を送って下さいました｡その後はお楽しみのクリスマスケーキを召し上がり、砧ホームのクリスマスはほのぼのと過ぎていくのでありました｡・・・？明けましておめでとうございます！見よ！この笑顔！笑顔！笑顔！砧ホームの平成 21 年の幕開けは、弾ける笑顔で始まりました｡一月一日は利用者全員が打ち揃い「新年の集い」を行いました｡園長・宮崎の挨拶の後はお屠蘇で乾杯、おいしいお節料理に舌鼓を打ちました｡午後からはお獅子にひょっとこ、おかめにキツネ!?が各居室に挨拶廻り、皆様の健康をご祈願させて頂きました｡お獅子の迫力はなかなかのもので、皆様おおいに楽しんで下さいました｡翌日の二日には、ご希望者の方々が世田谷八幡宮に初詣に行かれました｡とても立派なお社で、参加者一同は大感激｡熱心に新年のお願い事をされました｡お参りの後は､甘酒を召し上がったり､おみくじを引いたりと、風は少し冷たかったのですが､心の中はホカホカでした｡果たして平成 21 年は、砧ホームにとってどんな年になるのでしょうか。しかし例え何があろうとも、入居者のこの笑顔が絶える事無く続きますようにと、これが砧ホーム職員一同の新年の願いです｡ご挨拶園長宮崎浩新年明けましておめでとうございます。本日は、晴天に恵まれいっそう晴れやかな気持ちで、また新たな年を皆様と迎えられますことは、本当に嬉しいことです。実は、昨年末 12/26 に上野順次郎さんが天に召されてしまいました。上野さんは、砧ホームが開所した平成４年に 90 歳でおいでになり、16 年半をここでお過ごしいただきました。お別れすることは、やはり悲しいことですが、107 歳というご長寿でありまして、まさしく大往生です。むしろ、心から「お疲れ様でした」「ありがとうございました」と申し上げたい気持ちです。上野さんは永くキリスト教を信仰されていたと伺っています。「亡くなられた後も人々の役に立ちたい」と献体のご登録をされていましたので、病院で亡くなられた後すぐに大学病院に運ばれ、医療を学ぶ学生さん方にご自身のお体を捧げられました。大変尊いことだと思います。日頃、上野さんのお世話に携わってくれていました介護や看護の職員にとりましては、なんとも言えない辛い思いがたくさんあると思いますが、ここで上野さんと貴重な時間を一緒に過ごしてもらえたことに、私は大変感謝しています。もちろん上野さんにも感謝いたしております。ただ、ひとつだけ残念でしたのは、最期の時間をご一緒できなかったことです。様々な課題があるので、すぐには実現できませんが、もちろんつらいことも沢山あるとは思いますが、いわゆる老衰で亡くなられるとするならば、せっかくここで一緒に暮らしている皆様と最期の最期はお互いが微笑をもって、見送られ見送ることができるホームになりたいと考えています。新年早々から亡くなられた方のお話をするのは本来ではないのかもしれませんが、私は寿命をまっとうすることが真に前向きに生きることだと考えていますので、あえてこの場で申し上げました。昨年も申し上げましたが、砧ホームのモットーは「もっとわかる・きっとできる・ずっときれい」です。利用者の皆様も、ここで働く職員も、おひとりおひとりが「こうでいたい」「こうありたい」と願っていることは、お互いがもっともっと分かり合うことで、きっと実現できるものと信じています。「こうありたい」と上野さんご自身が考えていたことは、きっと実現できたのではないかと感じています。１日１日を大切に、しっかり生きていけますよう皆様と一緒にこれからも頑張りたいと思います。またこの１年を皆様とご一緒に、元気に過ごさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。１７年間お疲れ様でした・有難うございました… 雨の日も風の日も月２回、理容師の村山ゆきほ様は砧ホームに通って下さいました｡村山様は砧ホームにいらしては、何人もの利用者の髪を切り、整えて下さいました｡そしてどうやら利用者に、笑顔になる魔法もかけて下さっていた様です｡しかしこの度残念ながら、村山様は砧ホームでの理容師としての役割を終了されました｡私共といたしましては、砧ホーム開設時からの、村山様のこの約１７年間の活動に、ただただ感謝申し上げるばかりです｡本当に有難うございました。尚､理美容に関しましては、現在月２回お越しいただいている「美容室エンジェル」様が月に４回来て下さる事になり、引き続 2009年やさしさあふれる砧ホーム（＾＾）皆様は数年前に話題になった絵本「あらしのよるに」をご存知でしょうか？これは嵐の夜に出会って親友になった狼と羊の物語です｡食物連鎖の関係上、狼と羊は仲良くなれませんが、それを飛び越えて 2 匹は友情を育みました｡しかし悲しい事にお互いの仲間達はそれを認めてくれません。シリーズ最後の題名は「ふぶきのあした」です。過酷な運命が待ち構える中、2 匹は友情を信じ吹雪の中に飛び込みました｡翻って今のこの世界はどうでしょうか｡大量解雇や福祉の予算削減等、人々の生存権は日々脅かされています｡福祉の理念である「共生」が危うくなっている様に思えます。そこで、今年は是非とも皆様と共に手を携えて「やさしいあした」の物語を紡いでいきたいと思います。縁あって集った皆様と、やさしさあふれる砧ホームで… （高橋）施設オンブズマンについて毎月 1 回、施設オンブズマン(人権を守る市民)が、ご利用者・ご家族からの相談をお待ちしています。汐見さんは、地域の民生委員さんです。近藤さんは元民生委員さんで、砧ホームのオンブズマンの活動を継続してくださっています。お二人が来所される日時は、下記の通りです。 1 月 26 日（月） 10:30-11:30 2 月 23 日（月） 10:30-11:30 3 月 23 日（月） 10:30-11:30 近藤さん汐見さん近藤さん ◎汐見敏治さん世田谷区砧 4-33-2 ◎近藤幸子さん世田谷区砧 2-9-9 03-3416-1561 03-3416-0484 これからの行事（１月１６日∼３月１５日）２月３日(火) 節分豆まき３月３日（火）ひな祭り３月春彼岸法要編集後記新年あけましておめでとうございます。本年も砧ホーム、砧ホーム便りをよろしくお願い申し上げます。先日は都内でも初雪が観測され、まだまだ寒さが厳しいこの頃ですが…皆様初詣には行かれましたでしょうか？私ももちろん神社へ行き、新年早々あれやこれやとお祈りをしてきました。…散々欲張ったものの、果たしていくつ願いごとが成就されることやら(笑)。皆様にとっても２００９年が素敵な１年となりますように。。。(ちなみに、砧ホームでは利用者の皆様にお正月三が日の雰囲気を、おせち料理とともに楽しんでいただきました。) さて、年も明けたと思えばもうすぐ２月。お餅から豆…豆まきをして恵方巻にかぶりつく、そんな節分の時期です。今年の恵方(方角)は東北東だそうです。砧ホームでも赤鬼、青鬼が大暴れする予感…ここでしっかり鬼退治をして、ご利益２倍増しであやかりたいところです。ホームページアドレスはhttp://www.yuai.or.jp/です。発行元〒157-8575 東京都世田谷区砧 3 丁目 9 番 11 号電話 03−3416−3164 fax 03-3416-5782