オーケストラ - 秋田労災病院

秋田労災病院通信
No.60
発行日
平 成 21 年 1 月 5 日
新年あけましておめでとうございます
皆様のご健勝を祈念申し上げます
オーケストラ
第二リハビリテーション科部長
小西 奈津雄
医療(チーム)はオーケストラに似ていると思うことがありま
す。治療という交響曲を患者様という聴衆に聴いて頂くのです。
指揮者がタクトを振って音楽が始まるように医師が指示を出して
医療が始まりますので、さしずめ指揮者は医師で各パートがコ・
メディカルの各部署でしょうか?もちろん、楽団員だけではコン
サートは開けませんから事務的な仕事をこなしてくれるスタッフ
も必要なわけです。そしてコンサートが無事に終了し、聴衆の皆
様に「嗚呼、今日は素晴らしい音楽を聴くことが出来て良かっ
た。また聴きに来よう。」と感じていただけたならば、我々は良
い仕事をしたということになるわけです。そのためには、指揮者
をはじめ個々のパートの演奏力(技能)が優れていることも必要
ですが、なによりもチームワークが大切です。いくら技術が優れ
ていても、勝手に演奏していては全体のバランスが崩れ、心地よ
い音楽にはなりません。サーカスではないのですから、
梯子に登って演奏する必要もありません。
また、我々自身が音楽を好きで、楽しんで演奏
していなければ聴衆には届きません。今一度、
足下を見つめ直し、素晴らしい音楽を届けられる
ように研鑽を積もうではありませんか。