パブリック・コメント手続(結果) - 横須賀市

パブリック・コメント手続(結果)
子ども・子育て支援新制度に係る施設等の基準を定める
条例骨子案等について
横須賀市児童福祉審議会
お問い合わせ先:こども育成部こども施設指導監査課
電話 046-822-8224(直通)
子ども・子育て支援新制度に係る施設等の基準を定める条例骨子案等について パブリッ
ク・コメント手続を実施しましたが、その結果は以下のとおりです。
1
意見募集期間
平成26年6月17日(火)から平成26年7月7日(月)まで
2
意見の提出者数と意見件数
意見募集に対し、277人から714件の意見提出がありました。
(1)提出方法別の意見提出者数
提出方法
人数
直接提出
14人
郵送
45人
ファクス
114人
E-mail
104人
合
計
277人
(2)各条例骨子案等への意見件数
①条例骨子案等に関する意見
707件
・(仮称)幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する
2件
基準を定める条例骨子案
・(仮称)家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例骨子案
・(仮称)特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定め
7件
0件
る条例骨子案
・( 仮 称 )放 課 後 児 童 健 全 育 成 事 業 の 設 備 及 び 運 営 に 関 す る 基 準 を 定 め る 条 例 骨 子 案
693件
・(仮称)保育の必要性の認定等に関する基準を定める規則案
4件
・児童福祉施設の設備等に関する基準を定める条例改正案
1件
7件
②その他
合
計
- 1 -
714件
3
提出された意見の概要及び児童福祉審議会の考え方
(1)
(仮称)幼保連携型認定こども園の学級の編制、職員、設備及び運営に関する基準を
定める条例骨子案関連
意見の概要
1
件数
ニーズ調査から見える量の見込
1件
幼保連携型認定こども園の職員
みでは、2・3号認定が大幅に増
配置の基準については、教育・保
える。職員配置の基準を国基準よ
育の質を向上させる観点から、す
りさらに厳しくすると、待機児童
でに制定している保育所の基準に
が発生する懸念がある。
合わせて、国基準を上回る基準を
受け入れを優先し、満1歳未満、
2
児童福祉審議会の考え方
設けることとしました。
満1歳以上満2歳未満の園児につ
なお、保育教諭の確保について
いての職員配置の基準は、国基準
は、新制度を運営していくための
に近付けた方がよい。
重要な事項であることから、対応
保育所の職員配置の基準と同
1件
について市に働きかけていきま
す。
様、国の基準にとらわれず、独自
の厳しい基準の策定を目指すこと
に賛同する。
(2)(仮称)家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例骨子案関連
意見の概要
1
家庭的保育事業は、家庭的保育
件数
1件
児童福祉審議会の考え方
新制度では、家庭的保育事業は、
者の居宅等で行うことになってい
家庭的保育者の居宅に限らず、一
る。本市で実施している「家庭保
定の要件を満たす設備等を備えた
育福祉員」は、居宅に限られてい
場所で行うことができることとな
るが、新制度になれば、居宅に限
っています。
らず実施できることと考える。居
なお、公定価格(質改善後)に
宅で保育スペースを確保すること
おいて、自己保有の建物を有する
が難しい保育士等が事業できるよ
事業所や賃貸物件により設置する
うにすべきである。
事業所に対して、減価償却費や賃
借料の一部を加算する措置がなさ
れる予定です。
- 2 -
2
小規模保育事業A型・B型の職
2件
小 規 模 保 育 事 業 は 、 定 員 が 19人
員配置の基準は、保育の格差を生
以下であることから、国基準と同
まないよう、これまでの横須賀市
じ職員配置であっても、利用する
の保育所の職員配置の基準を堅持
児童に十分に目が届き、保育の質
し、幼保連携型認定こども園の基
を確保できるものと考えます。
準と同様、国基準より充実したも
のとしてほしい(たとえば、国基
準の「おおむね3人につき1人」
で は な く 、 「 2.57人 に つ き 1 人 」
とする。)。
3
小規模であればあるほど、保育
2件
の質を保障する資格の有無が大切
ついては、様々な形態の事業所の
になると思うので、小規模保育事
参入が重要であると考えられてお
業B型の職員配置の基準(保育士
り、利用定員や職員の配置状況に
の割合)については、A型と同様、
応じてA型・B型・C型という3
全員、保育士(有資格者)として
つの類型を設けています。
ほしい。
4
新制度では、小規模保育事業に
待機児童の解消を図るために
当審議会では、保育の質の向上
1件
を図るために保育士の持つ知識と
は、市内各所に小規模保育事業所
技能が重要であると考え、小規模
を設ける必要がある。
保育事業B型の保育従事者に占め
る保育士の割合について、国基準
その一方で、保育士の不足が予
測されることから、すみやかな待
の「半数以上」を「4分の3以上」
機児童の解消を目指すため、小規
にすることとしました。
模保育事業B型・C型の職員配置
の基準については、独自の基準を
設けず、国基準のとおりとすべき
である。
5
国の基準を上回る独自の職員配
1件
置の基準の提案に賛同する。
(3)
(仮称)特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条
例骨子案関連
【意見なし】
- 3 -
(4)(仮称)放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例骨子案関連
①最低基準の向上(平成26年厚生労働省令第63号(以下「省令」という。)第3条)関係
意見の概要
1
市は最低基準を常に向上させる
件数
23件
児童福祉審議会の考え方
今回検討中の放課後児童健全育
ように努めるものとするとありま
成事業の設備及び運営に関する基
すが、次の第4条では放課後児童
準については、児童福祉法の改正
健全育成事業者は、最低基準を超
により、国の省令を踏まえて市が
えて常にその設備及び運営を向上
条例を制定することを義務づけら
させなければならないと義務付け
れたものです。
ています。
条例で定める基準(最低基準)
市の責任についてもっと明確にす
の内容は、放課後児童健全育成事
べきではないでしょうか。
業者が遵守すべきものです。
条例を制定する市においても、
その責任を十分に果たすよう市に
働きかけていきます。
②放課後児童健全育成事業の一般原則(省令第5条)関係
意見の概要
2
3
保護者が労働等により昼間家庭
件数
3件
児童福祉審議会の考え方
同居していない親族の介護、保
にいないものとありますが、労働
護者自身の病気治療の為の通院
等とは何をさしているのでしょう
等、第三者が納得できる労働以外
か。
の理由を想定しています。
放課後児童健全育成事業者は、
2件
今回制定する条例は、放課後児
その運営の内容について、自ら評
童健全育成事業者が遵守すべき最
価を行い、その結果を公表するよ
低基準を規定しようとするもので
う努めなければならないとされて
す。
いますが、評価基準や評価方法、
市の具体的な責務、施策や条例
公表の仕方などについて、行政が
制定に当たっての手続きについて
支援を行うことを位置づける必要
規定を設けることは必要ないと考
があるのではないでしょうか。
えています。
しかしながら、市が様々な支援
を行っていくことは必要なことで
- 4 -
あると考えますので、市にご意見
のあったことをお伝えします。
4
条例の施行にあたって、実質的
2件
にどんな改善がされるのか
放課後児童健全育成事業の設備
及び運営に関する基準が条例化さ
れることにより、全体的な質の向
上や統一的な運営の向上が図られ
るものと考えています。
③放課後児童健全育成事業者と非常災害対策(省令第6条)関係
意見の概要
5
非常災害対策における避難訓練
件数
10件
児童福祉審議会の考え方
国からの基準の趣旨及び内容に
の内容や頻度、期間等について、
ついての通知(平成26年5月30日、
具体的に定めるべきではないでし
雇児発0530第1号)によりますと、
ょうか。
定期的な訓練の実施については、
一定の継続性が必要であること
や、小学校の学期の区切りにおい
て児童の入れ替わりが想定される
こと等諸般の事情を考慮し、少な
くとも年2回以上実施することが
望ましいとされています。
条例の施行後に具体的な避難訓
練のあり方を検討するよう市に働
きかけていきます。
6
学童クラブが作成した非常災害
2件
様々な災害対応への検証につい
に対する具体的な計画、マニュア
ては、非常に重要なことであると
ルや訓練内容、緊急連絡網、防災
考えますので、市にご要望のあっ
備品等について、行政が責任を持
たことをお伝えするとともに、条
って専門家に検証を依頼してほし
例施行後の指導、監督等の実施に
い。
おいて留意するよう働きかけてい
きます。
- 5 -
7
民間施設を借りて運営している
2件
必要な設備については、施設の
ので、条例で定められた機能を取
個々の事情に応じて対応を図って
り付ける改修をすることは難しい
いただく必要があるものと考えて
です。小学校の教室については、
います。
市で対策をするべきだと思いま
小学校の教室の設備について
す。
は、市との協議が必要となると考
えられますので、ご意見があった
ことを市にお伝えします。
④放課後児童健全育成事業者の職員の一般的要件( 省令第7条)関係
意見の概要
8
利用者の支援に従事する職員に
件数
2件
児童福祉審議会の考え方
利用者の支援に従事する職員に
ついて、できる限り児童福祉事業
は補助員も含まれておりますが、
の理論及び実際について訓練を受
補助員については、都道府県知事
けた者でなければならないとあり
が行う研修の受講を要件としては
ますが、できる限りをやめて研修
いません。
を義務づけるべきだと思います。
一方で、児童福祉事業の理論等
の訓練を受けた者であることが望
ましいことから、できる限りとい
う表現を採っています。
利用者の支援に従事する職員の
研修については、ご意見を踏まえ、
その充実に努めるよう市に働きか
けていきます。
- 6 -
⑤設備の基準(省令第9条)関係
意見の概要
9
10
件数
専用区画の面積について、児童
46件
児童福祉審議会の考え方
ご指摘の通り省令に示された通
1人につきおおむね1.65㎡以
りの基準を適用すると、待機児童
上でなければならないとされてい
の発生や学童クラブの分割等の対
ますが、その規定により定員を超
応が必要となることも考えられま
えてしまい待機児童を出さざるを
す。
得ず、クラブを分割せざるを得な
基準の適用については留保するこ
いことも考えられます。
ととしています。
そのため、当分の間、この
待機児童が生じないように基準
待機児童が生じないように整備
に応じた学童クラブを増やしてく
を進めていくよう市に働きかけて
ださい。
いきます。
民間施設を借りている学童では
6件
小学校の教室利用や公的施設の
面積に限りがあります。小学校の
利用を増やしてほしいとのご意見
教室利用や公的施設の利用を増や
のありましたことを市にお伝えし
すことができないものでしょう
ます。
か。
11
小学校に学童クラブを置く場
2件
専用区画については、学童クラ
合、利用できる学校施設(体育館、
ブを開所している時間帯を通じて
校庭)も考慮して、1.65㎡を
専ら放課後児童健全育成事業の用
緩和してもよいのではないでしょ
に供されるものでなければなりま
うか。
せん。小学校の体育館や校庭は、
専用区画として、位置づけられる
ことはできないものと考えていま
す。
12
屋外の遊び場の確保が明確にな
1件
市の施設を学童クラブに開放す
っていませんので、小学校の校庭
ることを規定することは、条例の
等の市の施設を学童保育に開放す
趣旨に馴染まないと考えます。
ることを加えた方がよいと思いま
ご意見につきましては市にお伝
す。
えします。
- 7 -
⑥職員(省令第10条)関係
意見の概要
13
子供が安全で快適に生活できる
件数
54件
児童福祉審議会の考え方
利用者の支援に従事する職員の
よう指導員の数を増員してくださ
数に関しては、児童福祉法で規定
い。
される従うべき基準なので、異な
る内容を定めることは原則できま
指導員の配置基準について、児
せん。
童の人数に応じた配置基準にして
そのうち当基準に従う範囲内で
ほしい。
指導員の確保が難しく複数配置
地域の実情に応じた内容を定める
が出来かねる現状があるので条文
ことは許容されますので、支援の
を訂正すべきだと思います。
単位ごとに、この職員の数を増や
人材が確保できない場合の対応
すことは可能です。しかし、複数
について明記すべきではないの
配置をしなくて済むようにするこ
か。
とは、従うべき基準として認めら
れません。
職員の配置について、十分な対
応を採ることができるよう、市に
働きかけていきます。
14
支援の単位を構成する児童の数
43件
当基準の内容については、国の
には、おおむね40人以下とする
専門委員会で議論され、その報告
と規定されていますが、おおむね
書において、おおむね40人まで
の上限はどの位を想定しているの
とすることが適当とされたことを
か。
踏まえ定められています。
各学童クラブの実情に応じて対
応すべきものであり、一律の基準
として提示することは難しいもの
と考えています。
条例施行後の指導、監督等の実
施において、その適正数について
留意するよう市に働きかけていき
ます。
- 8 -
15
都道府県知事の行う研修につい
44件
支援員の資格については、児童
て、実務経験者による実質的な研
福祉法で規定される従うべき基準
修と、専門家による理論的な研修
なので、異なる内容を定めること
の両方が必要と思われます。市独
は原則できません。
自の研修の仕組みを積極的に構築
都道府県知事が行う研修の内容
してほしいです。
につきましては、詳細はまだ不明
無資格者でも就労時に県や市、
ですが、受講者の履歴の違いによ
市連協が開催する研修を受講すれ
り、履修科目が異なる内容になる
ば就労可能とし、指導員の確保を
予定です。
職員の研修は重要な事なので、
図ってほしい。
充実させるよう市にお伝えしま
支援員の資格について、都道府
す。
県知事が行う研修が必要とのこと
ですが、今まで個々の指導員が受
けてきた研修履歴がそのまま生か
せるようにしてほしい。
職員の資格について、高卒でな
ければ資格を取得できないことに
なっていますが、指導員としての
実務経験を考慮して、高卒でなく
ても資格が取れるようにしてほし
い。
支援員の資格において、類似す
る事業に従事した者とあるが、そ
うした対象者の研修を充実させて
ほしい。
16
指導員の資格について、少なく
2件
利用者の支援に従事する職員の
とも複数の指導員が資格を持つよ
資格について、複数の職員が資格
うに義務付けるべきでは。
を持つように義務付けることにつ
いては、現状の指導員の配置状況
からすると、職員不足となる可能
性があります。現状の運営を維持
する観点から省令どおりの対応と
- 9 -
することを考えています。職員の
研修は重要なことなので、その充
実に努めるよう、市に働きかけて
いきます。
17
支援員の資格取得や研修参加に
38件
支援員の確保や研修は重要なこ
費用がかかる場合、行政は補助金
となので、支援の充実を図るよう
を出して指導員を育て、指導員の
市に働きかけていきます。
募集と併せて学童の質と量の確保
を図るべきではないのか。
18
指導員の常勤雇用制度の確立が
10件
必要性は十分に理解できます
必要だと思います。また、指導員
が、個々のクラブにより運営状況
の配置の調整や指導員の処遇の一
が異なるので、最低基準を定める
律化を考えてほしいです。
条例に規定することは困難である
と考えます。ご意見として市にお
伝えします。
⑦利用者を平等に取り扱う原則(省令第11条)関係
意見の概要
19
件数
多国籍の児童の入会や、その保
1件
児童福祉審議会の考え方
大切なことと考えますので、市
護者との意思疎通の言葉の問題が
にご意見があったことをお伝えし
あります。通訳の派遣など、行政
ます。
による支援や協力が必要だと思い
ます。
⑧虐待等の禁止(省令第12条)関係
意見の概要
20
件数
虐待等の行為があった場合の対
2件
児童福祉審議会の考え方
改正後の児童福祉法において
応について、第三者機関の介入な
は、市長は条例で定めた基準を維
どを定めるべきでは。
持するために、放課後児童健全育
成事業を行う者に対して、報告や
立ち入り検査等を実施し、必要な
措置を採るべき旨を命ずることが
- 10 -
できるとされています。
虐待等の行為があった場合、迅
速かつ適切な対応を図るよう市に
働きかけていきます。
⑨衛生管理等(省令第13条)関係
意見の概要
21
件数
衛生管理について、子供達の安
4件
児童福祉審議会の考え方
衛生管理については、必要な措
全や健康を守るシステムとして、
置を講じていただく必要がありま
半年に一度程度、衛生管理の専門
す。半年に一度程度、衛生管理の
家が学童を訪問し、衛生管理の改
専門家が学童クラブを訪問し、衛
善や指導を図るべきではないの
生管理の改善や指導を図るべきで
か。
はないかという、ご意見のあった
ことを市にお伝えします。
⑩運営規程(省令第14条)関係
意見の概要
22
件数
第二種社会福祉事業の届出と運
1件
児童福祉審議会の考え方
放課後健全育成事業は、これま
営規定の項目が一致しません。ま
で第二種社会福祉事業として社会
た、届出後の管理について、変更・
福祉法に位置づけられていました
廃止の届出義務はありますか。
が、社会福祉法では他の法律に
よって、その設置又は開始につき、
行政庁への届け出を要するものと
されている施設又は事業について
は、適用しない適用除外規定があ
ります。
今回、児童福祉法の改正により、
放課後児童健全育成事業におけ
る、開始、変更、廃止に伴う届け
出義務について規定がなされまし
たので、来年度からは児童福祉法
における届け出を行っていただく
- 11 -
ことになります。その届け出事項
は、厚生労働省令で定める事項と
なっていますが、当条例の中の運
営規程がそれに該当するのかは未
定です。
⑪放課後児童健全育成事業者が備える帳簿(省令第15条)関係
意見の概要
23
件数
帳簿の整理は、保護者が運営す
1件
児童福祉審議会の考え方
帳簿等の作成や整理は、放課後
るクラブにおいては保護者負担が
児童健全育成事業を適正に行うた
大きいのですが。
めに必要不可欠なものと考えてい
ます。
⑫秘密保持等(省令第16条)関係
意見の概要
24
件数
放課後児童健全育成事業者は、
2件
児童福祉審議会の考え方
職員を採用する際の雇用契約時
職員が、秘密を漏らすことがない
に説明し誓約書を作成していただ
よう必要な措置を講じなければな
くこと、研修を行い理解していた
らない。とありますが、具体的に
だくこと、又は職員が退職する際
はどんなことを指しているのか教
などに事業者が守秘義務があるこ
えてほしいです。
とを確認していただくこと等が必
要であると考えています。
⑬苦情への対応(省令第17条)関係
意見の概要
25
件数
行政側にも、苦情を受け付ける
9件
ための窓口を設置してほしい。
児童福祉審議会の考え方
苦情対応の体制を構築するよ
う、市に働きかけていきます。
⑭開所時間及び日数(省令第18条)関係
意見の概要
26
件数
年間250日以上の開所が原則
3件
となっていますが、土曜日の開所
- 12 -
児童福祉審議会の考え方
必ずしも土曜日に開所すること
を前提にしたものではありませ
を含めないと、この日数に達しま
ん。土曜日が含まれていてもいな
せん。土曜日に開所することを前
くても通算で250日以上あれば
提にしているのでしょうか。
基準を満たすことになります。
⑮関係機関との連携(省令第20条)関係
意見の概要
27
件数
利用者の支援において、放課後
2件
児童福祉審議会の考え方
関係機関との連携強化について
児童健全育成事業者と市町村及び
は重要なことなので、必要な対応
利用者の通学する小学校は密接に
を図るよう市に働きかけていきま
連携しなければならないことが書
す。
かれていますので、連携がとりや
すくなるようお計らいください。
⑯その他放課後児童健全育成事業関係
意見の概要
28
件数
小学校の教室利用を徹底し、子
15件
児童福祉審議会の考え方
市の今後の方針として、諸条件
供達が過ごしやすい教室を提供し
が 整 う 小学 校 に お い て は 、 教 室を
ていただき、できれば静養スペー
利 用 し た放 課 後 児 童 ク ラ ブ を 増や
スや指導員の休憩室確保のため1
し て い く考 え で す が 、 個 別 の 事情
教室以上の場所を確保してほし
に よ り 利用 教 室 を 確 保 で き な い小
い。また、学級閉鎖時等の対応に
学 校 も あり ま す 。 市 に 計 画 的 に整
ついて、ルール作りをしてほしい。
備を進めていくようお伝えしま
どうしても教室の確保が難しけ
す。
れば、他の公共施設の有効活用や
ま た 、教 室 を 利 用 す る 学 童 クラ
校庭にプレハブ施設を建てる等を
ブ に お いて は 、 小 学 校 と の 間 での
検討してほしい。
ル ー ル 作り を 行 う よ う 市 に 働 きか
けていきます。
29
指導員の処遇について、継続勤
98件
支援員に資格が求められること
務と人材確保のため、何らかの賃
に な り 、職 員 の 確 保 が 難 し く なる
金保証、身分保証をしてほしい。
こ と 、 また せ っ か く 研 修 の 充 実を
具体的には、市の非常勤職員と
図 っ て もす ぐ に 転 職 し て し ま う状
して雇用しクラブに派遣すると
況 で は 、専 門 知 識 や ス キ ル が 蓄積
- 13 -
か、社会保険への加入費用や年功
していかないことが危惧されま
序列型の賃金体系の実現のための
す。
財政支援をお願いしたい。これら
市に中長期的な観点から、何ら
のことを保護者負担で実現するに
か の 方 策を 検 討 す る よ う ご 意 見の
は、負担が重すぎます。また、支
あったことをお伝えします。
援員の資格が規定されましたが、
資格と処遇は一緒に考えてほし
い。
30
働く保護者のため、寂しい思い
55件
利用料は、人件費と密接な関係
をしている子どものために高い利
が あ り ます の で 、 職 員 の 処 遇 問題
用料を利用しやすい利用料にする
と 共 に ご要 望 の あ っ た こ と を 市に
ため、行政の財政支援をお願いす
お伝えします。
る。特に小さいクラブほど運営収
支が厳しいのでなんとかしてほし
い。
31
条例の中で謳われている支援員
128件
条例の制定に伴い、各事業所で
の数の下限や児童数の上限、非常
共 通 し て発 生 す る と 思 わ れ る 費用
災害対策、衛生管理等の実現に要
に つ い ては 、 条 例 の 施 行 後 に 検証
する費用について、財政支援をお
を 重 ね 、必 要 で あ れ ば 補 助 金 等の
願いする。
対 応 を 図る よ う 市 に 働 き か け てい
また、民間施設を利用するクラ
きます。
ブの家賃補助や指導員の資格取得
や研修受講に要する費用について
も財政支援をお願いしたい。
32
運営方式について、保護者会運
54件
運営方式のあり方、運営員会の
営は保護者の負担が大変なので、
開 催 頻 度に つ い て 、 ご 意 見 が あっ
児童数に補助金が影響されない公
たことを市にお伝えします。
設や、委託方式を検討してもよい
のではないのか。運営委員会を年
4回程度開催してほしいとのこと
だが、関係者の負担は大変です。
- 14 -
33
今後監査等が実施されるのな
2件
会計や運営に関しての書式や帳
ら、事前準備がしやすいように、
簿 の 統 一に つ い て は 、 重 要 な こと
会計や運営に関しての書式や帳簿
なので、市に働きかけていきます。
の統一を図ってほしい。
34
学童保育を全児童対策と一体化
1件
放課後児童健全育成事業と放課
した運営にしないよう切にお願い
後 子 ど も教 室 の 今 後 の 在 り 方 につ
します。
い て は 、大 き な 問 題 で す の で 、中
長 期 的 な視 点 か ら 、 慎 重 に 検 討し
ていくよう市にお伝えします。
35
36
条例ができたら、多くの人に周
4件
条例は、制定後に市のホームペ
知してもらって学童保育の現状や
ー ジ に 掲載 す る な ど 、 周 知 に 努め
課題を知ってもらいたい。また、
る よ う 市に 伝 え ま す 。 当 条 例 は5
5年以内で条例は見直しをしてほ
年 以 内 に見 直 し を 図 る こ と を 考え
しい。
ています。
市の補助金要綱の改定にも市民
2件
補助金交付要綱にも市民の意見
の意見を取り上げてほしい。市の
を 取 り 上げ て ほ し い こ と 、 ま た補
補助基準を明確にしてほしい。
助 基 準 を明 確 に し て ほ し い 旨 の、
ご 要 望 があ っ た こ と を 市 に お 伝え
します。
37
国の基準に対して市が独自に定
8件
今回検討をした基準は、条例と
める条例が少なすぎる。父母会運
し て 市 内全 て の 放 課 後 児 童 健 全育
営が多い特徴等を踏まえた内容
成 事 業 者に 適 用 す る も の で あ るた
や、場合によっては従うべき基準
め 、 規 定す る 項 目 や 内 容 に つ いて
を増やすような内容があってもよ
は 、 既 存の 学 童 ク ラ ブ の 存 続 を意
いのでは。
識 し て 、最 大 公 約 数 的 な 項 目 や内
容に絞らざるを得ませんでした。
市独自の項目や内容の設定につ
い て は 、今 後 の 運 用 に お け る 課題
と し て 、市 に お 伝 え し た い と 考え
て い ま す。 な お 、 当 条 例 は 5 年以
内 に 見 直し を 図 る こ と を 考 え てい
ます。
- 15 -
38
条例を策定した後の有事時の対
9件
放課後児童健全育成事業は、来
策や、今後の目標、ビジョンが見
年 度 か ら始 ま る 予 定 の 、 子 ど も・
えてこない。ただ条例を作るだけ
子 育 て 支援 新 制 度 の 中 の 対 象 事業
でなく、子育て支援へのビジョン
に掲げられています。
を示し、行政が責任を持って事業
新制度では、子ども・子育て支
を進めてほしい。
援 事 業 計画 の 策 定 が 市 に 義 務 付け
られており、この事業計画の中で、
ご 要 望 が反 映 さ れ る よ う 市 に お伝
えします。
(5)(仮称)保育の必要性の認定等に関する基準を定める規則案関連
①規則案関係
意見の概要
1
2
件数
横須賀市子ども・子育て支援事
2件
児童福祉審議会の考え方
保育所や保育士など保育の受け
業計画策定に向けたアンケート調
皿の整備・確保は市の責務と考え
査結果報告書において、パートタ
ますが、新制度開始までの短期間
イム・アルバイトの母親の月の就
において、安全で安心な保育の体
労時間は「月64時間未満」が26.4%
制の整備拡充を行うためには時間
となっていることや、就労を希望
が足りないと判断し、当面は、保
する未就労の母親が希望する最も
育短時間認定に当たっての就労時
多い就労形態が「週3日、1日4
間 の 下 限 に つ い て は 月 64時 間 と し
時間」であることなどから、保育
ています。
短時間認定に当たっての就労時間
な お 、 月 48時 間 に つ い て は 、 今
の 下 限 に つ い て は 月 48時 間 に す べ
後の状況を踏まえた検討が必要と
きと考える。
考えています。
保育標準時間における利用可能
1件
保育標準時間における利用可能
時間は1日8時間程度が妥当では
時間11時間は、国が定めています。
ないか。
実際には保護者の就労状況等に応
じた必要最小限の利用とすること
が妥当と考えています。
- 16 -
②規則案関係以外
意見の概要
3
件数
長時間保育の防止に向けた雇用
1件
児童福祉審議会の考え方
雇用者等に対し、子育て中の被
者等への雇用形態改善の働きか
雇用者の雇用形態の改善を働きか
け、保育が恒常的に長時間や深夜
けていくことは必要であると認識
に及んでいる家庭をケアする仕組
していますが、本規則での対応は
みづくりなどが必要ではないか。
考えていません。
また、保育が恒常的に長時間や
深夜に及んでいる家庭へのケアに
ついても必要であると認識してい
ますが、本規則での対応は考えて
いません。
(6)児童福祉施設の設備等に関する基準を定める条例改正案関連
意見の概要
1
件数
保育所の運営についての重要事
1件
児童福祉審議会の考え方
保育所の運営についての重要事
項に関する規程(特に「虐待防止
項に関する規程(運営規程)は、
のための措置に関する事項」)の
各施設で掲示を行うなど利用者等
公開を義務付けるべきである。
に対して公開することとなってい
ます。
(7)その他の意見
意見の概要
1
件数
待機児童解消のため、また、子
1件
児童福祉審議会の考え方
市は、これまでも保育所の定員
育て世代の転入及び定住促進のた
拡充を進めてきており、今後も必
め、保育所定員の増員を図るべき
要に応じて拡充に努めていくもの
と考える。
と認識しています。
現在、当審議会で検討している
子ども・子育て支援事業計画にお
いて、保育所等の整備計画を盛り
込む予定となっています。
- 17 -
2
パブリック・コメント手続を行
1件
今回のパブリック・コメント案
う際には、説明会を開催してほし
件については、時間的制約などか
い。新たな制度であり、国が示す
ら説明会等を開催していません。
基準からの変更点だけに意見を募
新しい制度であるため、丁寧な
集しても、ほとんどの市民にはわ
説明は必要であると考えますの
からない。
で、必要に応じた対応を図るよう
市に働きかけていきたいと考えて
います。
3
4
市のホームページ等で児童福祉
2件
横須賀市のホームページに子ど
審議会の委員名簿、会議資料や議
も・子育て支援新制度のページが
事録、開催通知を掲載してほしい。
開設されました。今後、この中で
ニーズ調査の結果を市のホーム
1件
必要な情報を掲載していきます。
ページ等で公開してほしい。
5
横須賀市児童福祉審議会の議事
1件
録等の審議内容やこれまでの経過
が、ホームページで見ることがで
きない。今回のパブリック・コメ
ントにも資料提供がなく、積極的
な議論が行われているか知ること
ができず公正性に欠けているよう
に感じる。
6
児童福祉審議会及び子ども子育
1件
今回のパブリック・コメント案
て分科会には、雇用主側や労働者
件の審議とは別に、児童福祉審議
側(例えば、横須賀商工会議所女
会子ども・子育て分科会において
性会等)の代表者が委員として含
子ども・子育て支援事業計画の策
まれているのか。もし含まれてい
定に関する審議を行っております
ないなら、その理由を教えてほし
が、現在、同分科会を含め、児童
い。
福祉審議会の委員として商工会議
所等、雇用主側や労働者側を代表
する委員はおりません。
子ども・子育て支援新制度では、
「質の高い幼児期の学校教育・保
育の総合的な提供」、「保育の量
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的拡大・確保」、「地域の子ども・
子育て支援の充実」を主なねらい
としていますが、利用者や事業者
の方々に重点的に委員として参加
いただくことにより、ねらいに沿
った審議を行うことができている
と認識しています。
当審議会では、委員以外の関係
者の出席を求めることができま
す。今後の審議を進めていくうえ
で、必要に応じて雇用主側や労働
者側の意見や説明を聴く機会を設
けていきたいと考えています。
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