環境にやさしい 快適なまちづくり - 加須市

第4章 環境にやさしい
快適なまちづくり
私たちは、貴重な自然環境の保全・活用
や美しい景観の形成を進めるとともに、
日常の市民生活における環境への配慮を
促し、快適に暮らすことのできる加須市
をつくります。
にやさしい快適なまちづくり
第4章 環境
第1節 自然や環境に配慮して暮らす
第1項 地球環境との共生
第2項 生活排水の適切処理
第3項 循環型社会の構築
第2節 快適な生活空間づくり
第1項 美しい景観の形成
第2項 良好な生活環境の確保
4-1-1
地球環境との
共生
市の主な担当課
第4章 環境にやさしい快適なまちづくり
第1節 自然や環境に配慮して暮らす
第1項 地球環境との共生
第2項 生活排水の適切処理
・生活環境課
・市民活動支援課
・生涯学習課
・農政課
・企画政策課
・保健センター
・道路課
・総務課
第3項 循環型社会の構築
基本方針
屋敷林、樹林、農地等の緑の保全・活用を図り、地球環境と共生していくとともに、限りある資源
を大切にするため、節電等の省エネルギー対策の推進や、環境に配慮し健康維持や日常生活にも便利
な自転車使用の促進を図ります。
現 状
課 題
昔ながらの農村景観を残し、市民の憩いの場
市民のライフスタイルの変化や都市化の進行
として定着しつつある “ 浮野の里 ” や全国的にも
に伴い、自然環境の保全・再生は、今以上に重
には、本市の農村地域の特徴でもある屋敷林や
る意識啓発を強化する必要があります。
珍しいとされる内陸砂丘の “ 志多見砂丘 ”、さら
要になることから、市民の自然環境保全に関す
農道の並木等の自然環境の保全・活用を図ると
また近年、地球レベルでの温暖化の問題が叫
ともに、農地(水田)の埋め立ての規制等、身
ばれていることから、エネルギー資源の効率的
また、省エネルギー対策として、庁内におい
日常生活圏内の移動に自転車の使用を促進する
近な自然環境の保全に努めています。
な利用に関する情報を市民が共有するとともに、
て “ チーム・マイナス6% 運動 ” に参加すると
など、可能な限りエネルギーに頼らない市民生
*
ともに、節電対策、冷暖房の温度設定(夏期 28 度、
活を可能とするための取組も必要です。
冬期 20 度)など、省エネルギー対策を実施して
います。
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指 標
項目名
現状値(H17) 目標値(H22)
浮野の里環境保全活動年間参加者数
669 人
800 人
市役所の電力消費・上下水道による二酸化炭素排出量
290.9t-CO2
285t-CO2
市役所の燃料消費による二酸化炭素排出量
171.5t-CO2
168t-CO2
―
50 %
日常生活に自転車を使用している市民の割合
基本
計画
具体的な施策
(1)自然環境の保全・活用
市内を流れる大小河川や用排水路、県の天然記念物に指定されている “ 浮野 ” と、その周辺に残る田
堀やクヌギ並木、屋敷林等を含めた “ 浮野の里 ” や県の自然環境保全地域に指定されている “ 志多見砂
丘 ”、広大な農地(水田)などの自然環境について保全・活用を促進し、自然と共生する加須らしさを
高めていきます。 (2)省エネルギーの推進
市庁舎の使用する電気や燃料等を積極的に削減するとともに、企業・家庭における、節電、節水、
低公害車の普及、不用水による打ち水作戦、エコ製品の購入などの普及・啓発を促進し、省エネルギー
対策を推進します。
(3)自転車生活の促進
地球環境問題に関心を持ち、限りあるエネルギー資源を大切にし、さらには市民の健康を増進する
また、自転車による移動を安全かつ快適なものとするため、歩道の段差解消や自動車の通行との分
離の工夫、駐輪場などの条件整備も進めます。
*「チーム・マイナス6%」とは、京都議定書の目標を達成するための国民的プロジェクト。議定書で日本は、2008
年から 2012 年までの期間内に、1990 年比で温室効果ガスの6%の削減が義務付けられています。
91
4
環境にやさしい
快適なまちづくり
ため、日常生活の移動や市内・近隣の職場への通勤手段として、自転車の使用を促進します。
4-1-2
生活排水の適切
処理
市の主な担当課
第4章 環境にやさしい快適なまちづくり
第1節 自然や環境に配慮して暮らす
・生活環境課
・農業集落排水課
・下水道課
第1項 地球環境との共生
第2項 生活排水の適切処理
第3項 循環型社会の構築
基本方針
市内の水環境の向上を図り、自然環境にやさしく快適な生活環境をつくりあげるため、水質保全に
配慮した市民生活を促進するとともに、生活排水を適切に処理していくための公共下水道や農業集落
排水、合併処理浄化槽等を、地域の特性を踏まえながら適切に組み合わせて普及していきます。
現 状
課 題
生活排水処理対策については、公共下水道事
近年、生活排水を適正に処理する施設や設備
業について、認可区域の拡大など計画的に事業
が普及しつつあるものの、既存の単独浄化槽や
では、合併処理浄化槽の設置促進や農業集落排
換促進や公共下水道・農業集落排水への接続の
を推進するとともに、公共下水道認可区域以外
汲み取り式トイレからの合併処理浄化槽への転
水事業の導入により、衛生的な生活環境づくり
促進、浄化槽の維持管理の徹底など、今後なお
に努めています。
一層の促進が必要です。
「加須市生活排水処理施設整備計画」(平成 17 年度 加須市)
すべての生活排水をより経済的かつ効率的に適正処理し、公共用水の水質浄化を図るため、市
域全体の生活排水処理施設の整備方針を示した計画。
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指 標
項目名
現状値(H17) 目標値(H22)
公共下水道整備率(整備面積/市街化区域面積)
農業集落排水施設加入率(戸数)
72.8%
串作処理区
大越処理区
(50戸)
23%
-
転換による合併処理浄化槽設置基数
577 基
78%
90%(193戸)
30%(197戸)
基本
計画
700 基
具体的な施策
(1)家庭単位の排水処理
水質保全に配慮し、生活排水処理の適正化を促進するため、個別処理区域においては、既存の単独
処理浄化槽や汲み取り式のトイレから、合併処理浄化槽への転換を促進するとともに、浄化槽の維持
管理の徹底に関しては、講習会の実施や広報による啓発活動などに努めます。 (2)農業集落排水事業
整備が完了している串作処理区については、施設の適切な維持管理に努め、現在施工中の大越処理
区については、PFI手法を用いた効率的な施設の整備と維持管理を実施し、農業用排水路への生活
雑排水の流入を防止することにより、農村環境を維持・改善していきます。
(3)公共下水道事業
生活環境の改善や河川 ・ 水路の水質改善を図るため、公共下水道事業の認可区域を拡大し、面整備
を図るとともに、処理施設の増築、改築更新を計画的・効率的に進めていきます。
終末処理場
側溝
取付管
公共ます
汚水ます
汚水ます
汚水ます
雨水ます
排水設備
汚水管
川へ
雨水管
公共下水道(分流式)
個人が設置・管理
境界
93
市が設置・管理
環境にやさしい
快適なまちづくり
■ 生活排水処理のしくみ
4
4-1-3
循環型社会の
構築
市の主な担当課
第4章 環境にやさしい快適なまちづくり
・生活環境課
第1節 自然や環境に配慮して暮らす
第1項 地球環境との共生
第2項 生活排水の適切処理
第3項 循環型社会の構築
基本方針
環境負荷の少ない持続可能な循環型社会を構築するため、市民や事業者の、ごみ排出抑制の意識づ
くりや、ごみ減量化・資源化への取組の充実に努めます。
現 状
課 題
ごみの減量化・資源化に向け、市民の協力を
環境負荷の少ない循環型社会を築くためには、
得て5種 17 分別によるごみの減量・リサイクル
できるだけごみを出さない生活様式への転換が
らし方や経済活動等により、ごみの排出量は年々
の意識啓発や過剰包装の自粛への取組などを促
に努めていますが、市民の利便性を優先する暮
必要であり、市民や事業者に対して、ごみ排出
増加する傾向にあります。
すとともに、廃棄物の再利用・再生利用のため
こうしたことから、ごみ処理に関して、資源
の手段や機会の充実を図る必要があります。
物の分別の徹底を図るとともに、可燃・粗大・
また、不法投棄や不適正処理問題への対応、
資源物及びし尿・浄化槽汚泥の処理については、
さらには最終処分場の延命化のため、焼却灰の
さらに、不法投棄対策として、看板設置や巡回
ります。
加須市、騎西町衛生施設組合で適正処理を行い、
資源化促進など、取組を強化していく必要があ
パトロールを実施し、ごみ減量・再資源化を推
進しています。
■ 5種 17 分別
「加須市一般廃棄物処理基本計画」
(平成 18 年度 加須市)
①燃えるごみ
②新聞紙、チラシ ③雑誌、雑紙
廃棄物の処理及び清掃に関する法律の規定に基づ
紙・布
き、また、循環型社会形成推進基本法等を踏まえて、
④ダンボール ⑤飲料用紙パック
⑥布類
一般廃棄物に関する見通しと方針を示した計画
<主な内容>
資源ごみ
○ごみ処理に関する基本計画
(ごみ排出量の予測、ごみ抑制・再資源化対策、
危険ごみ
ごみ処理方針など)
⑦スチール缶 ⑧アルミ缶
⑨ビン類 ⑩ペットボトル
⑪スプレー缶、ガス缶 ⑫蛍光管
⑬ライター ⑭乾電池 ⑮水銀体温計
⑯不燃ごみ
○生活排水処理に関する基本計画
⑰粗大ごみ
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指 標
項目名
現状値(H17) 目標値(H22)
ごみの資源化率
一人1日当たり可燃ごみの排出量
18.8 %
27 %
874g/人・日
800g/人・日
基本
計画
具体的な施策
(1)ごみの減量化・資源化の促進
市民のごみ発生抑制策として、分かりやすいごみ分別パンフレットの作成・配布、使い捨て製品の
購入自粛、詰め替え製品の購入奨励、マイバックの普及啓発などを行うとともに、事業者に対しては、
過剰包装の自粛やエコ製品の普及を促すなど、ごみ減量化・資源化の “ 5R ” を促進し、環境負荷を低
減した持続可能な循環型社会の構築をめざします。
また、加須市、騎西町衛生施設組合の旧焼却炉を解体し、この跡地を活用して、処理困難物の一時
保管施設や常時リサイクルフェアが開催できる施設など、廃棄物の再利用・再生利用促進の拠点づく
りを進めます。 (2)ごみの適正処理
廃棄物の適正処理や不法投棄の防止のため、資源分別収集の徹底や家電リサイクル法、処理困難物
の適正処理に関する指導を強化するとともに、地域監視や巡回パトロールなどの監視体制を拡充しま
す。
また、加須市、騎西町衛生施設組合から排出される焼却灰についても、リサイクル(人工砂化など)
を推進し、最終処分場の延命化を図ります。
■ 一人1日当たりのごみの排出量の推移(g/人・日)
■ ごみ減量化・資源化の “5R”
排出合計
REFUSE(リフューズ)
=不要なものは買わない、もらわない
=再使用する
REPAIR(リペア)
排出量︵ ︶
REUSE(リユース)
不燃・粗大ごみ
1200
REDUSE(リデュース)
=ごみの発生量や資源の使用量を減らす
資源ごみ
可燃ごみ
g
1000
800
600
400
200
=修理しながら長く使い続ける
RECYCLE(リサイクル)
0
=新たな製品を生み出す・再資源化
H13
H14
H15
年度
95
H16
H17
環境にやさしい
快適なまちづくり
4
4-2-1
美しい景観の
形成
市の主な担当課
第4章 環境にやさしい快適なまちづくり
・まちづくり課
第2節 快適な生活空間づくり
第1項 美しい景観の形成
第2項 良好な生活環境の確保
基本方針
豊かな水と緑を生かし、地域に広がる加須らしい自然景観の保全・活用等を図るとともに、都市の
うるおいのある空間・美しいまち並を創り出すため、都市景観の創造・活用等を進めていきます。
現 状
課 題
加須市らしい景観の創出・保全・活用を進め
多門寺・北篠崎地区の “ 浮野の里 ” では、“ 浮
野の里・葦の会 ” により、地区に広がる自然や
て行くためには、地域における加須らしい景観
活用したイベントの開催など、様々な活動が行
ついて、市民と行政との認識の共有化が必要で
について、また、新たに創出する美しい景観に
歴史的遺産の保全活動と、これらの地域資源を
す。
われています。
また、不動様の門前町である不動岡地区では、
“ 不動岡浪漫研究会 ” が作成したまちづくりデザ
イン集により、参道としてのまち並景観を形成
するため、なまこ壁による電柱の装飾等が行わ
れています。
景観づくりに関しては、一部の地域において、
地域市民による自主的な活動として、自然景観
の保全活用や美しい都市景観の形成活動が進ん
でいます。
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指 標
項目名
現状値(H17) 目標値(H22)
人口一人当たりの都市公園面積
景観モデル地区
7.3㎡/人
11㎡/人
0モデル地区
5モデル地区
基本
計画
具体的な施策
(1)景観の保全と創造
景観形成を推進するため、市民の意向の把握に努めながら、景観指針を策定するとともに、地域に
おける景観形成を推進するモデル地区を定め、加須市らしい景観の保全・創造、活用に取り組んでい
きます。 (2)公園緑地の管理
緑を生かすため、また、市民の憩いの場やレクリエーションの場として、市民が快適に利用できる
公園・緑地等の公共の緑を適正に維持管理します。
(3)緑化の推進
公共の緑を適正に維持管理するとともに、緑を生かすため、事業所での緑化や一般家庭での植栽、
生垣づくりの推進を奨励します。
環境にやさしい
快適なまちづくり
4
97
4-2-2
良好な生活環境
の確保
市の主な担当課
第4章 環境にやさしい快適なまちづくり
・生活環境課
・市民安全課
第2節 快適な生活空間づくり
第1項 美しい景観の形成
第2項 良好な生活環境の確保
基本方針
市民が良好な生活環境のもとで、健康・快適に暮らすことができるまちづくりを進めるため、公害
の監視や防止のための啓発、環境美化の推進、地域衛生の向上に努めます。
現 状
課 題
公害については、近年の社会経済活動の進展
環境美化や地域衛生の推進、公害の防止につ
や市民生活における利便性の追求などにより、
いては、継続的な監視や調査、啓発活動などを
活型公害が増加傾向にあります。
力が不可欠であり、協働による取組体制の構築
大気汚染、水質汚濁、騒音、振動、悪臭等の生
充実させることはもちろん、市民や事業者の協
本市では、公害に関する現状を把握するため、
も必要です。
大気中のダイオキシン類の測定及び河川の水質
また、近年増加傾向にある日常生活における
検査を年2回実施するほか、市民からの騒音、
市民間のトラブルについても、適切な対応が求
振動、悪臭、野外焼却等の苦情に対する処理を
められています。
行っています。
さらに、市民との協働により、地域の清掃・
美化や環境衛生に関する活動の推進を図り、市
民の環境意識の高揚を図っています。
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指 標
項目名
現状値(H17) 目標値(H22)
環境美化実施団体数
3 団体
20 団体
基本
計画
具体的な施策
(1)公害の防止
大気汚染のダイオキシンや酸性雨等の広域的な取組が必要な公害は、県との連携のもと、環境測定
を実施し、市民の健康被害を未然に防止するとともに、測定結果を市民に情報提供していきます。
また、水質汚濁については、河川の水質検査など、必要に応じた調査を実施しながら、防止のため
の啓発活動に努めます。
さらに、市民生活や事業活動に伴い発生する騒音、振動、悪臭については、防止のための啓発活動
に努めるとともに、規制基準を超える場合は、改善勧告、改善命令、罰則の措置を講じます。 (2)環境の美化
市民団体や企業等による公園等の公共施設の清掃・美化活動に対する支援や “ 快適かぞ市民活動 ” に
よる市民総ぐるみの清掃・美化活動の実施などにより、市民の環境美化に対する意識向上を図り、快
適でうるおいのある地域環境づくりを推進します。
(3)地域衛生
身近な地域の清潔さを保つために、害虫駆除や樹木の消毒などを地域の活動として実施していくと
ともに、狂犬病予防対策やペットの飼い主への適正な飼育について、広報啓発活動を実施します。
環境にやさしい
快適なまちづくり
4
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