株式会社日立システムアンドサービス 導入事例 - 日立ソリューションズ

就業情報管理システム
就業導入事例
株式会社日立システムアンドサービス 導入事例
株式会社日立システムアンドサービス
■本社:東京都港区
就業情報管理システム
新システム商品化に先駆け、
自社に適用し、
ブラッシュアップ。
設立以来20年以上にわたり、
システムインテグレーションの最先端に位置。
先進のネットワーク技術、
情報システムの最適化技術、高信頼化技術を駆使し、
トータルなソリューションをお届けしている日立システム。
その新たな取り組みが、
TCO削減の手段として注目されるイントラネット用システムの構築。
日立システムでは、
全従業員が自ら行う就業情報管理を、
その最も効果的な分野と考え、
まずは、
自社システムへの適用を目的に導入。
日常業務で使いながら数多くのブラッシュアップを施していきました。
ここでご紹介するのは、
「リシテア/就業」導入の経緯であり、開発の経緯でもあります。
導入時
導入前
OCRを利用した紙ベースの管理が、
様々な問題を発生。
見やすく、使いやすく、
ミスの出にくい
インターフェイスを構築。
展望
導入後
就業管理には、OCR
(光学式文字読取装置) まずは、
現状を分析。事業所が各地にあり、
他に
を利用。各自が1週間分の勤務票
(OCR記入
も顧客常駐先など拠点が分散。
さらには派遣・
用紙)
を所持し、勤務時間や作業内容などを記
出向社員も働くなど、多種多様な勤務体系が
入して提出。各部の取りまとめ担当者はミスや
混在。
そこで、在勤場所ごとの残業時間・フレッ
モレをチェックし、OCRへインプット。データはホ クスタイムの設定や計算方法などを明確化。勤
ストコンピューターに転送され、再度のチェック
務規則のテーブルを詳細に設定しました。
と集計後返送されて印刷される仕組みになっ インターフェイスには、
ミスの出にくい仕組みを考
ていました。
また、各種届出書類
(有給休暇行
案。
プロジェクトナンバーや勤務時間などはプル
使カードなど)
については別紙で各自が管理。 ダウンメニューからの選択にし、
自動計算を実
このシステムが約4年間稼動。
その間、各部署
行。
キーボードからの入力を極力少なくしました。
では様々な問題が発生していました。
また、
部署ごとにプロジェクトナンバーをデフォル
●利用者(各従業員)/手作業のため、書き トで表示するようにしました。
損じのトラブルは避けられませんでした。たとえ しかし、計算などのリアルタイム処理は本来
ば、勤務票に他部署のプロジェクトナンバーを
Webが苦手とする分野。
そこでOracleに関する
誤って記入してもそのまま登録。月次で締めた
知識やJavaScriptやPL/SQLなどのプログラム
段階までミスは明らかにならず、
また、基幹シス
技術を駆使してシステムを開発。
テムの規模が大きいため、訂正作業そのもの
開発中も、社内のいくつかの部署
も大きな負担になっていました。
ではOCRと併せて試用。第一線で
●取りまとめ担当者(各部門)/OCRはわず
活躍する技術者やSEである利用
か数台で、利用も一時期に集中。インプットか
者からの意見を収集。
さらに大規
ら印刷までのサイクルは100∼150名分で最
模なテストを重ね、
満足できる性能
Web
と機能を実現。Oracle
大約1時間30分もかかっていました。
Application Serverを活用した
●管理者(職場マネージャー)/各スタッフの
先例のない大規模かつ実用的な
勤務状況の把握は、
月次集計データか勤務票
以外に方法はなく、全体を見渡すのもほとんど システムの構築に成功しました。
不可能な状態。
また、OCRで収集したデータの
2次利用も、UNIXからWindowsへ変換して使
イントラネット版ならではの、
う面倒な仕組みになっていました。
当者のOCRのチェックや入力時間も不要に。
管理者は集計データをタイムリーに確認できる
ように。月次の集計などの資料も見やすく加工
しやすいWindowsのファイルでダウンロードが
可能。年休や就業の状況を簡単に確認できる
ようになりました。
イントラネット版ならではの最大の効果は、
サー
システ
バーの一元管理による運用性の向上。
ムのバージョンアップや変更も、サーバ側だけで
負担は大幅
OK。管理する側も利用する側も、
に軽減されました。
Webの特性をフル活用し、
次のステップへ。
フレキシブルなWebの特性を活かし、各種新技
術を積極的に採り入れ、順次発展させていく
予定です。
効率的な一元管理を実現。
利用者はWebブラウザーだけで、
勤務情報の入力や確認が行える
ように。
また、各部の取りまとめ担
勤休・作業内容登録
システムの開発・構築を終えて
(左から)
経理部
情報システム課
課長
総務部
勤労課
乙川 俊行
河井 純一
業務部
業務グループ
主任
藤坂 昌之
日立システムは、
オープンシステム構築の経験が豊富で、Oracleや
JavaScript等を用いたWebアプリケーション開発技術にも通じ、
ま
た各種ベンダーの販売会社としても実績を上げている企業ですか
ら、
そうした技術やノウハウはすべて集結し、
このシステムに取り込
みました。
たとえば、
インデックスの貼り方、
インターフェイスの階層の
作り方、Webのレスポンス向上等は、Oracleを扱っている技術者
が協力し、取り組みました。
その結果、
とても使いやすい、確かなシ
ステムに仕上がったと満足しています。
これからも各部署から来て
いる要望を採り入れ、
ブラッシュアップし、次のステップへ向け、発
展させていきたいと考えています。
システム構成/株式会社日立システムアンドサービス 就業情報管理システム
本 社
DBサーバー
HP-UX 10.20
+
Oracle7
人事情報基本テーブル
就業情報基本テーブル
Webサーバー
Windows NT 4.0
+
Oracle Web Application Server
(負荷分散のため2台構成で運用)
就業情報テーブル
日立大森別館
日立システムプラザ
新川崎
九州日立ビル
作業情報テーブル
顧客常駐先
勤休・作業票入力管理
大森ベルポート
Fire Wall
クライアント
Windows 95
+
Webブラウザー
ホストコンピューター
各業務処理システム
札幌事業所
中部事業所
給与計算システム
作業管理システム
勤休情報データ
資材管理システム
作業実績情報データ
受注管理システム
協力会社員作業実績情報データ
横浜営業所
関西事業所
(注)
製品における動作環境はWindows NTが前提となっております。
*LYSITHEA、
リシテアは、株式会社日立システムアンドサービスの登録商標です。
*Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*本文中の会社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
*本文中および図中では、TM、Rマークは表記しておりません。
*製品の仕様、名称は、改良の為、予告なく変更する場合があります。
*本製品を輸出される場合は、外国為替および外国貿易管理法の規則をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
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本カタログ掲載商品・サービスの詳細情報
http://lysithea.jp/
このカタログは資源保護の為、
再生紙を使用しています。
H10S-6-6
2004.9
[株式会社日立システムアンドサービス][日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社]は、
2010年10月1日付けの合併により、[株式会社 日立ソリューションズ]として新たにスタートしました。
株式会社 日立ソリューションズ
http://www.hitachi-solutions.co.jp/