配布資料212KB (PDFファイル) - DOA+コンソーシアム

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2005年度DOA+第3分科会活動
現場で使えるデータモデリング技術の普及を目指して∼
DOA+
2nd
Anniversary
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DOA+コンソーシアム第3分科会コーディネータ 本村智之
(ケン・システムコンサルティング(株) 技術サポート部兼システム開発第1部)
平成17年12月9日
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Ⅰ.2005年度DOA+第3分科会活動
u 分科会2月15日(火)・・・テーマ『データモデリングって実際どうなの?』
講師:テプコシステムズ國澤直樹氏他
u 分科会5月10日(火)・・・テーマ『データモデルで業務が分かるってほんと?』
講師:DBC渡辺幸三氏他
u セミナー 6月15日(水)・・・テーマ『RDBに対する誤った認識を正す』
講師:SDI佐藤正美氏
u セミナー 7月14日(木)・・・テーマ『RDBをうまく使うための論理設計』
講師: SDI佐藤正美氏
テーマ『DOA+への入り口』 講師:KSC本村智之
u 分科会9月27日(火) ・・・テーマ『開発現場とTM(T字形ER手法)』
講師:PFU 稲見浩一氏
u 分科会10月24日(月)・・・テーマ『THデータモデルを学ぼう』
講師:データ総研 堀越雅朗氏
u 実験データ公開11月10日(木)・・・正規化と非正規化の応答速度実証実験
住友電工 中村伸裕氏他
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分科会:データモデリングって実際どうなの?
分科会:データモデリングって実際どうなの?
(1)基調講演
(1)基調講演
「DOAの育て方」:テプコシステムズ株式会社 國澤 直樹氏
● 導入教育
正規化の意味・手順、要件変更に対応しやすいデータ構造
の設計、モデリングパターン・・・
● 環境整備
モデリングツール、データモデルサンプルギャラリー、マ
ニュアル整備・・・
● フォローアップ
反対派(正規化やデータモデル)対策、社外のコミュニティ
活用
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(2)パネルディスカッション
(2)パネルディスカッション
データモデリングに関する、期待・悩み・思い・疑問その他・・・
―DOAをSIer内部で広めるには?
―DOAは時間がかかりすぎるのでは?
―DOAをユーザに広めるには?
―実プロジェクトでのDOAの適用方法は?
―DOAの成果物は?
―データモデルとプロセスモデルをどう使い分けたらいい?
―DOAのためのモデリングツールは?
―データモデリングとオブジェクトモデリングをどう使い分ける?
―DOAを経営者にわかってもらうには?
パネラー:CAC
真野 正 氏
データ総研 堀越 雅朗 氏
DBC
渡辺 幸三 氏
PFU
稲見 浩一 氏
NECネクサソリューションズ 佐野 初夫 氏
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分科会:データモデルで業務が分かるってほんと?
分科会:データモデルで業務が分かるってほんと?
(1)対象業務説明
(1)対象業務説明
手形管理業務説明:NECネクサソリューションズ株式会社 佐野 初夫氏
(2)対象業務のモデル提示・解説
(2)対象業務のモデル提示・解説
手形管理モデリング:有限会社ディービーコンセプト 渡辺 幸三氏
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(3)参加者からのQ&A
(3)参加者からのQ&A
(4)コメント
(4)コメント
株式会社データ総研 堀越雅朗氏
ケン・システムコンサルティング株式会社本村智之氏
株式会社PFU 稲見浩一 氏
NECネクサソリューションズ株式会社 佐野 初夫
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(5)手形管理のモデル
(5)手形管理のモデル
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セミナー:
セミナー:RDBに対する誤った認識を正す
RDBに対する誤った認識を正す
∼RDBの内部構造とパフォーマンスの関係∼
∼RDBの内部構造とパフォーマンスの関係∼
講師:株
式会社SDI
講師:株
式会社SDI 佐藤
佐藤 正美氏
正美氏
1.事例
・データ構造が適切であれば、高パフォーマンスが実現できてプログラムソースコード
が削減可能となる。
2.データの独自性
・三層スキーマ(ANSI SPARC):外部−概念−内部の各スキーマ
3.データ・モデル
・データ構造部・データ演算部・データ制約部
4 .データ構造
・直積集合、関係の論理、関係モデル、テーブル構造
5 .リレーショナル代数演算
・セット・アット・ア・タイム法
6 .キーとindexing
・レコード・アット・ア・タイム法
7. INDEX-only
8 .基本的なモニタリング・チューニング
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セミナー:
セミナー:RDBをうまく使うための論理設計
RDBをうまく使うための論理設計
∼データモデルを描こう!∼
∼データモデルを描こう!∼
講師:株
式会社SDI
講師:株
式会社SDI 佐藤
佐藤 正美氏
正美氏
1.データ名重複、データ重複、ムダなプログラム
データ項目で20個、データの20%、プログラムの90%が重複
2.コッド正規形.
3.チェンER手法.
4.データベース設計の手順.
概念設計→論理設計
5.データ設計の資料
講師:ケン・システムコンサルティング株式会社
村
講師:ケン・システムコンサルティング株式会社 本
本
村 智之氏
智之氏
1.THモデル
2.T字形ER手法
3.三要素分析法(渡辺式)
4.IDEF1X
5.Xprime(Xupper手法)
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分科会:開発現場とTM(T字形ER手法)
分科会:開発現場とTM(T字形ER手法)
講師:株
式会社PFU
講師:株
式会社PFU 稲見
稲見 浩一氏
浩一氏
1.TMの紹介
(1)TMの5つのルール+1
① データの認知(コード体系)
② データの類別(イベント、リソース)
③ データの関係
④ データの周延(データ集合が正しいかの検証)
⑤ データの多値と多義
みなしエンティティ
(2)検証方法
(3)事業の解析
2.TMを使うに至った経緯
3.TMの導入と実践について
(1)教育、作業標準・・・
(2)TM実践のカベ
①テーブルが細かい単位になる→正規形への誤解
②サブセットの階層の深さ
③そのまま実装するか?
④複雑過ぎてSQLが記述できない→SQLのスキルの問題
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【参考】モデリング記法例(TM)
得意先
得意先コード
商品
R
得意先名
得意先住所
R
商品コード
商品名
標準単価
JANコード
得意先.商品.対照表
得意先コード(R)
販売値引率
受注実績数量
商品コード(R)
(D)
受注実績金額
(D)
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受注
受注HDR
受注番号
得意先コード(R)
受注.直送先
受注番号
(R)
E
受注年月日
受注合計金額
(D)
受注DTL
受注番号
(行No)
商品コード(R)
E
受注数量
受注単価
受注明細金額(D)
VE
直送先名称
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分科会:THデータモデルを学ぼう
分科会:THデータモデルを学ぼう
∼プロセスをデータの視点から可視化する∼
∼プロセスをデータの視点から可視化する∼
講師:株
式会社
データ総
研
講師:株
式会社
データ総
研 堀越
堀越 雅朗氏
雅朗氏
1.THデータモデルの概要
(1)THデータモデルの表記法概要
(2)概念データモデルの簡単な例
(3)THデータモデル作成の手順
(4)THデータモデルが目指しているアーキテクチャ
2.データモデルによるプロセスの可視化
(1)プロセス可視化の考え方
(2)THデータモデルで処理を描く
・ソート、マージ、形式変換、抽出、サマリ、マッチング、同一ファイル
への追加・更新・削除
3.THデータモデルの開発における活用
(1)業務設計結果の写像
(2)アプリケーション分割の基準
(3)画面帳票設計の入力
(4)DB設計の入力
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例:データモデルで処理を描く(ソート)
■ ソート
■ 意味的なキーは、そのままで物理的な順序を変える処理
■ レコード件数は変らない
INPUTファイル
キー1、キー2
属性A、
属性B
SRT
ソート後ファイル
キー1、キー2
属性A、
属性B、
[属性B-d +属性A-a]
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実験データ公開:正規化と非正規化の応答速度実証実験
実験データ公開:正規化と非正規化の応答速度実証実験
【実験結果】
5000万件の正規化されたデータを非正規化により500万件にしてもほとんどパフォーマ
ンスの向上は得られず、逆に、Joinする場合は非常に遅くなることがわかった。
■正規化されたDBは高速に動作する。
Index を適切に利用することで正規化されたDBは非正規化されたDBよりも高速に動作
する。
■非正規化されたDBはJOINすると非常に遅くなる。
非正規形のDBを使っている技術者はJOINが遅くなることを体験しており、「正規化する
ともっと遅くなる」と誤解している。
【実証実験にご協力いただいた方々】
中村 伸裕氏住友電気工業株式会社
稲見浩一 氏株式会社PFU
真野正 氏データアーキテクト
鳥谷部聡 氏ウルシステムズ株式会社
佐野初夫氏NECネクサソリューションズ株式会社
http://www.doaplus.com/html/bun03_20051101.html
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Ⅱ.2006年度DOA+第3分科会活動予定
(1)
(1) DOA+の普及促進の視点から活動を行う
DOA+の普及促進の視点から活動を行う
① 社内にDOA+を普及したい技術者の支援、技術者の育成
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② 外部一般に対する情報発信
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(2)具体的な活動案
(2)具体的な活動案
① DOA+セミナー活動DOAに関する基礎講座の開催を中心に普及を図る
・組織・体制
・要件定義
・設計
・実装
・DB技術
・用語解説
・リポジトリとは
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② RDBに関するパフォーマンス実証実験とデータ公開
2005年度の活動の中で、実証実験のデータを公開したが、これを拡大し、このよ
うな数値データを公開する場の機能を提供する。
③ 大きなイベントでのセミナー参加企画
DOA+コンソーシアム単体だけでなく、他団体の波及効果の高いイベントに参加し
DOAを訴求していく。
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(付)世代継承性( generativity )
世代継承性(generativity)を実現する。
★generativity:E.H.エリクソン(「UMLガイドブック」や「UMLによるビジネス
モデリング」のH.E.エリクソンとは別人、心理学者。“Identity”概念の提唱者とし
て有名である)のことばであり、直訳すると“生殖増殖性”?となる。
「経験のある人達が経験の浅い若い世代との協調・教育を通じて創造的な活
動を実施していくこと」
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