REQUEST # 67488J 熱可塑性エラストマーの改質技術 提案提出期限: 2011 年 9 月 12 日 提案用テンプレートをダウンロードする コンタクト先: 田畑 明 [email protected] 提案の意思を事前に送信する 提案を提出する よくある質問 提案者にとっての機会 共同研究、受託研究、ライセンシング、開発指導 (上のボタンをクリックしてください) 期間 技術の検証:3-6 カ月程度 依頼主のアプリケーションへの適用に向けた追加開発:1-2 年程度 予算 年間最大 1,000 万円程度(詳細は応相談) 提案募集概要 ナインシグマ社は、大手プラスチック成形加工メ ーカーの代理として、熱可塑性エラストマーの曲 げ弾性もしくは流動性を向上させる技術を求めて いる。 対象とする材料及び成形条件 材料:熱可塑性エラストマー 成形方法:射出成形 成形温度:200-300℃ 求める技術要件 上記の成形条件で成形加工される材料に関して、 A もしくは B の要件を達成できる技術であること A:曲げ弾性率向上技術 曲げ弾性率: 初期値の 20%以上向上させる ことができること。ただし、向上後の曲げ 弾性率は 150-800MPa であること(ISO 178 準拠) 流動性:曲げ弾性率の向上前と比べ、著し く低下しないこと アイゾット衝撃強度(ノッチ付き、室温 下):破壊しないこと B:流動性向上技術 流動性: 一定温度、一定荷重条件下におい て、MFR(Melt flow rate)を初期値の 2 倍 以上向上させることができること。 曲げ弾性率:流動性向上前と比べ、低下率 を 50%以下に抑えられること。ただし、低 下後であっても 150MPa 以上であること (ISO 178 準拠) アイゾット衝撃強度(ノッチ付き、室温 下):破壊しないこと 背景 ナインシグマ社の依頼主は、熱可塑性エラストマ ー(例えば、オレフィン系エラストマー)を用い た製品を販売している。現在、製品のさらなる高 性能化及び加工性向上を目指し、耐衝撃性を維持 しながら、曲げ弾性率と流動性の両方を向上させ る技術開発に取り組んでいる。依頼主はこれまで アロイなど様々な方法を試みているが、現時点で は求める性能を実現するには至っていない。 一方、樹脂の改質技術は広く世界中で取り組まれ ている。そこで、依頼主は、本課題を解決するた めの有用な技術は世界中に広く存在すると考え、 技術開発をより一層加速するために、他の性能を 犠牲にすることなく曲げ弾性率もしくは流動性を 向上させうる優れた技術の募集を行うこととした。 〒101-0047 東京都千代田区内神田 1-3-3 ダヴィンチ内神田 133 5F 電話:03-3219-2006 Fax:03-3219-2008 RFP format and graphics© Copyright 2011 NineSigma, Inc NineSigma Request # 67488J 熱可塑性エラストマーの改質技術 可能なアプローチ たとえば下記のようなアプローチを想定している が、必ずしもこれらに限らない。 曲げ弾性率向上 ○ 高流動性を損なわない高弾性率材料のブ レンド、アロイ化 ○ 熱可塑性エラストマーと類似構造の結晶 性の高い溶融粘度の低いポリマーのブレ ンド ○ 弾性率を向上させる分子構造(分子鎖) の導入 流動性向上 ○ 強度低下の少ない低分子ポリマーのブレ ンド、アロイ ○ 強度低下の少ない可塑剤の添加 ○ 流動性が向上する分子構造(分子鎖)の 導入 想定されるプロジェクトの進め方 提案者には添付の提案用テンプレートに沿って提 案書を提出することが求められる。 依頼主は有望な提案に対して、一次スクリーニン グを行い、詳細検討に進む提案者を複数選定する。 選定後、提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA) を締結し、さらなる情報開示を求め、具体的な開 発の進め方を討議する。依頼主は、サンプル評価 や直接訪問のうえ議論をするなどして、技術の実 証(3~6 ヶ月程度)を行う。 その後、必要に応じて提案者と共同開発もしくは 開発委託に関する契約を締結し、依頼主のアプリ ケーションに適用するための追加開発を行い、技 術の確立を目指す(1-2 年程度)。具体的な開発 体制については協議の上決定する。 提案書への記載が推奨される事項 提案書には下記の項目の記載をお願いいたします。 なお、提案提出には、提案用テンプレートをご利 用ください (提案用テンプレート: https://www.myninesigma.com/sites/public/_layou ts/ProposalTemplates/Response_Template_6748 8J.doc ) Page 2 これまでの研究実績(論文、研究発表な ど) 組織概要 提案するにあたって 機密情報を含まない情報の開示 本提案募集に対するご提案は、全体で 5 ページ以 内に収まるようお願いいたします(必要に応じて 添付資料を追加することは可能です)。また、提 案提出の際には、本募集要項にリンクされている 提案用テンプレートをご利用ください。 なお、提案書には、機密情報を含まないようご注 意ください。 ご提案をいただきました後、依頼主による選考を 経て有望と判断された場合、必要に応じて依頼主 との間で秘密保持誓約書を交わしたうえで、技術 や協業条件についての詳細を議論いただくよう、 お願いいたします。 提案の評価 受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行 います。評価後、有望な提案組織に対しては、依 頼主との直接のやり取りに移行いただく旨弊社よ りご連絡差し上げたうえで、原則、依頼主と直 接、技術詳細および協業の詳細条件について折衝 いただくこととなります。 提案内容は以下の評価基準に従い評価されます 提案する技術の概要、パフォーマンス 目標スペックを実現するための開発計画と実 現の根拠 経済的実現可能性 提案計画の現実性(活動内容、期間、役割、 成果)と費用見積り額 所有権の可能性(独占権、優先権など) 提案組織の実力と関連実績 提案する技術の概要(基本的な考え方、特 徴、用途など) 現時点でのパフォーマンス(対象樹脂、成 形条件、改質前後における曲げ弾性率、流 動性、耐衝撃性の値) 求める協業形態 〒101-0047 東京都千代田区内神田 1-3-3 ダヴィンチ内神田 133 5F 電話:03-3219-2006 Fax:03-3219-2008 RFP format and graphics© Copyright 2011 NineSigma, Inc
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