(Opens New Window) - NineSights

REQUEST # 4323662(2323756J)
密閉容器内にあるモーターの微小隙間を測定する技術
提案提出期限: 2016 年 11 月 28 日
提案の意思を事前に送信する
コンタクト先:
石田 嘉明, [email protected]
提案を提出する
よくある質問
提案者にとっての機会
共同開発、技術ライセンシング、受託開発
(上のボタンをクリックしてください)
期間
技術の確立まで 2 年程度
・ラボレベルでの実証:1 年
・技術の確立:1 年
予算
年間最大 1,000 万円(詳細は応相談)
提案募集概要
ナインシグマ社は、グローバルメーカーを代理し、
密閉容器内にあるモーターにおいて、回転子と固
定子間の微小なクリアランス(エアギャップ)を
正確に測定、もしくは推算できる技術の開発パー
トナーを求めている。非破壊にてエアギャップを
直接測定する技術や、モーターを回転させた際の
計測値(電流や振動、磁場など)の変化から間接
的に見積もる技術など幅広い技術提案に期待する
(コンセプトレベルでも可)。なお、密閉状態で
の測定が可能な技術が望ましいが、蓋のない開放
状態で測定可能な技術提案も歓迎する。
蓋が有り密閉された状態と
蓋の無い開放状態の両方有り
35-100mm
測定部を見ることが出
来る開口部が 3 つあり
(幅 5mm×長さ 20mm
の円弧状の長穴)
前提条件:測定対象となるモーター
· 材質
○ モーターカバーや蓋:SPHC(熱間圧延
軟鋼)
○ 回転子(ローター):電磁鋼板
○ 固定子(ステーター):電磁鋼板
· サイズ
○ 回転子外径:φ50∼90 mm
○ 固定子外径:φ90∼160mm
○ エアギャップ:0.3∼0.7 mm
○ 長さ:35∼100 mm
· 形状・状態:モーター組み立て後、溶接に
て蓋が取り付けられており、密閉容器とな
っている(次図参照)
〒101-0047
東京都千代田区内神田 1-3-3
FORECAST 内神田 5F
測定部位
固定子
回転子
測定部位
電話:03-3219-2006 Fax:03-3219-2008
RFP format and graphics© Copyright 2016 NineSigma, Inc
NineSigma Request # 4323662(2323756J)
密閉容器内にあるモーターの微小隙間を測定する技術
求める技術が最終的に満たすべき要件
· 蓋が取り付けられ密閉状態となっているモ
ーターのエアギャップを測定できること
○ 測定部位:軸方向および周方向に共に全
面的に測定できることが望ましいが、
90°ピッチの 4 か所での軸方向の測定で
も構わない
○ 測定項目:
§ 回転子傾き(固定子内径基準)
§ 回転子芯ずれ(固定子内径基準)
○ 測定精度:エアギャップ基準値(約
0.4mm)に対して 5%程度(0.02mm)
○ 測定時間:1 モーター当たり、50 秒程度
· 上記の密閉状態での測定が難しい場合は、
蓋を取り付ける前の開放状態にて測定する
技術でも構わない(測定部を見ることが出
来る開口部を利用するなど)
なお、本件の難易度は極めて高いため、現時点で
上記の要件を満たしている必要はなく、最長2年
間の追加開発により要件を達成しうる技術の提案
を歓迎する。
可能なアプローチ
例えば下記のような技術アプローチを想定してい
るが、これらに限らず幅広い技術提案に期待する
(コンセプトレベルでも可)
· 非破壊検査によりエアギャップを直接測定
する
○ 電磁波の利用
○ 渦電流の利用
· モーターを回転させた際の以下の計測値変
化から間接的にエアギャップを推算する
○ 駆動電流
○ 磁場
○ 音や振動
対象とならない技術アプローチ
下記のような材料は今回の対象外とする。
· X 線の利用など、実際の製造現場における
適用が難しい技術
背景
ナインシグマ社の依頼主である大手メーカーでは、
密閉容器内にモーターを組み込んだ製品を作って
おり、モーターの回転子と固定子間の隙間である
エアギャップが、組立後に回転子の偏芯や倒れに
〒101-0047
東京都千代田区内神田 1-3-3
Page 2
より設計値から外れていないかの品質検査をする
必要が有る。
実際の組み立て作業では、容器の蓋がある場合と
無い場合の 2 つの状態があり、蓋が無い時に倒れ
の状態も含め何らかの方法で上からエアギャップ
を直接測定するか、蓋がある密閉状態で、外から
モーターの特性値(駆動電流、磁場変化等)を測
定することで推算する方法が考えられる。
依頼主はこれらに対する非破壊検査技術を必要と
し、今回の公募を実施することにした。なお、最
終完成品に近い密閉状態での測定が可能な技術が
より望ましいが、開放状態で測定できる技術提案
も歓迎する。
想定されるプロジェクトの進め方
提案者は添付の提案用テンプレートに沿って提案
書を提出する。
依頼主は、はじめに書面による一次スクリーニン
グを行う。その後、有望な提案に対して追加質問
や直接の議論を行い、最終選考に進む候補を選定
する。選定後、依頼主は、サンプルテストなどを
通して、技術の確認を行う。選考の過程で、必要
に応じて提案者と依頼主は秘密保持契約(NDA)
を締結し、さらなる情報開示や具体的な開発の進
め方の議論を行う。
その後、提案者と必要な契約を締結し、技術の実
証・追加開発を行い、技術の確立を目指す。具体
的な協業体制については協議の上決定する。期間
としては、ラボレベルでの実証に 1 年、技術の確
立に 1 年を想定している。
提案書への記載が推奨される事項
提案書には下記の項目の記載をお願いいたします。
· 測定原理の内容
○ 測定方法の概要
○ 測定方法の独自性
○ 開発段階 (コンセプトレベル/ラボレベ
ルで性能を実証済み/実用化済み)
○ 提案技術が適用可能な状態(蓋がある密
閉状態/蓋がない開放状態/両方)
○ 提案技術が測定可能なエアギャップの部
位(軸方向および周方向に共に全面的
/90°ピッチの 4 か所での軸方向/その他)
· 提案技術の適用実績
○ 測定対象物について
§ 構造・形状・サイズ・材質
§ クリアランスの測定精度(mm)
FORECAST 内神田 5F
電話:03-3219-2006 Fax:03-3219-2008
RFP format and graphics© Copyright 2016 NineSigma, Inc
NineSigma Request # 4323662(2323756J)
密閉容器内にあるモーターの微小隙間を測定する技術
§ 測定対象物の脱着を含む総測定時間
(秒)
○ 測定器について
§ 測定対象毎の個別設定や調整の要否
§ 価格概要(∼100 万/100 万∼500 万、/500
万以上等。あれば)
§ サイズ
§ 所要ユーティリティ
· 依頼主が実現を目指す技術を開発するため
に解決すべき課題とその開発計画
なお、提案提出には、以下の募集サイトの下部に
ある“Attachments”にリンクされている提案用
テンプレートをご利用ください
(募集サイト:
https://ninesights.ninesigma.com/rfps/-/rfpportlet/rfpViewer/3237)
Page 3
提案するにあたって
提案書作成の際にご注意いただきたいこと
本提案募集に対するご提案は、全体で 5 ページ以
内に収まるようお願いいたします(必要に応じて
添付資料を追加することは可能です)。また、提
案提出の際には、本募集要項にリンクされている
提案用テンプレートをご利用ください。
なお、提案書には、機密情報を含まないようご注
意ください。
ご提案をいただきました後、依頼主による選考を
経て有望と判断された場合、必要に応じて依頼主
との間で秘密保持誓約書を交わしたうえで、技術
や協業条件についての詳細を議論いただくよう、
お願いいたします。
提案の評価について
受領した提案に対する評価は、すべて依頼主が行
います。評価後、有望な提案組織に対しては、依
頼主との直接のやり取りに移行いただく旨弊社よ
りご連絡差し上げたうえで、原則、依頼主と直
接、技術詳細および協業の詳細条件について折衝
いただくこととなります。
提案内容は以下の評価基準に従い評価されます
· 提案する技術の概要、パフォーマンス
· 目標スペックを実現するための開発計画と実
現の根拠
· 経済的実現可能性
· 提案計画の現実性(活動内容、期間、役割、
成果)と費用見積り額
· 所有権の可能性(独占権、優先権など)
· 提案組織の実力と関連実績
〒101-0047
東京都千代田区内神田 1-3-3
FORECAST 内神田 5F
電話:03-3219-2006 Fax:03-3219-2008
RFP format and graphics© Copyright 2016 NineSigma, Inc