大通達甲（交）第３号大通達甲（生）第４号平成 2 3 年６月 1 6 日簿冊名保存期間本部例規(1年) 学校・署例規本部１年学校・署常用本部各課・所・隊長警察学校長各警察署長殿大分県警察本部長「100万台呼びかけ運動」の実施について（通達）第９次大分県交通安全計画の目標として掲げられた「交通事故死者数45人以下」及び「交通事故死傷者数6,500人以下」を達成するため、下記のとおり道路交通の場における県民との協働による「100万台呼びかけ運動」を実施することとしたので、管内の交通情勢を分析の上、特段の取組をされたい。記１目的交通安全対策基本法（昭和45年法律第110号）の施行以来、８回にわたり策定された大分県交通安全計画に基づく様々な対策の結果、交通事故発生件数、負傷者数はともに減少した。しかしながら、第８次計画期間中の死者数を見ると、平均値は 63人と目標とした60人以下を達成できておらず、人身事故原因の約38％、とりわけ死亡事故原因の約半数（47%）を基本ルール違反である脇見運転が占めている。こうした中、第９次大分県交通安全計画の目標として掲げられた「交通事故死者数45人以下」及び「交通事故死傷者数6,500人以下」の達成は、今後の高齢化社会の更なる進展等、死者数や死傷者数の増加につながる要素もあり、大変厳しいものである。このため、大分県交通安全推進協議会を中心として、交通社会に参加する全ての県民が協働して、ドライバーの誰もが「無意識」にしている「脇見運転」をしない・させないため、「100万台呼びかけ運動」を実施するものである。県警察では、制服警察官が通行中の車両を検問し、「脇見運転・飲酒運転しない・させない」ことを直接呼びかける活動（以下「呼びかけ活動」という。）を継続して行い、道路交通の場に秩序と緊張感を醸成し、ドライバーが高齢者や子ども等の交通上危険な状態を早期に発見し、事故を回避する安全運転サイクルを確立して交通事故のない大分県の実現を目指すものである。２県警察による呼びかけ活動の基本的考え方制服警察官が呼びかけ活動のために行う検問は、これまで実施していた検問と同様に、交通違反があれば検挙し、不審点があれば追及するなど職務執行の在り方に何ら変更はない。ただし、免許証の確認等とともに行っていた安全運転に関する指導を「脇見運転・飲酒運転しない・させない」ことを重点として行うものである。３実施期間平成23年７月１日から平成28年３月31日まで４実施要領 (1) 警察署ア交通警察官及び地域警察官による検問毎日の通常勤務の中で計画的に検問を行い、呼びかけ活動を行うこと。イ総合検問原則として毎月１回以上、交通警察官及び地域警察官に加え、それ以外の警察官を動員した総合検問を実施し、呼びかけ活動を行うこと。 (2) 警察本部ア交通機動隊及び高速道路交通警察隊による検問毎日の通常勤務の中で計画的に検問を行い、呼びかけ活動を行うこと。イ総合検問原則として毎月１回以上、交通部各課・隊の警察官を動員した総合検問を実施し、呼びかけ活動を行うこと。５検問ポイント呼びかけ活動の実施に当たっては、事前に複数の総合検問（10名程度以上の警察官を動員して行う検問）及びミニ検問（パトカー１台・２名～４名程度で行う検問）のポイントを選定すること。検問ポイントは、脇見運転及び飲酒運転に起因する交通事故の発生状況や交通流等を路線別、時間帯別に分析し、最も効果が上がると思われる場所を選定すること。６受傷事故防止の徹底 (1) 呼びかけ活動実施場所の指定検問の実施に当たっては、受傷事故防止の観点から、検問体制、通行量、道路形状等を総合的に勘案の上、検問ポイントの中から呼びかけ活動実施場所を指定すること。 (2) 検問指揮官の指定と具体的指示所属長は、総合検問による呼びかけ活動の実施に当たり、検問指揮官を指定するとともに、受傷事故防止の観点から具体的指示を行うこと。 (3) 検問指揮官による指揮検問指揮官は、常に検問現場全体を掌握し、車両の停止、誘導等、検問及び呼びかけ活動に関する指揮を執ること。 (4) 装備資機材の活用呼びかけ活動の実施に当たっては、検問表示板、セーフティーコーン、ヘルメット、夜光チョッキ、停止灯、停止旗等の装備資機材を活用すること。 (5) 現場点検の実施「交通街頭活動中の殉職・受傷事故防止の徹底について」（平成20年３月21日付け大通達甲（交指）第４号、（地域）第４号）に基づき指定された現場点検官及び現場点検担当者は、呼びかけ活動実施場所に対する現場点検を随時実施すること。（交通企画課安全係）（交通指導課指導取締係）（地域課地域企画係）