平成26年度企画部経営方針 (1) - 長浜市

平成26年度企画部経営方針
企画部長 藤原 久美子
1 企画部(局)の基本方針
市を取り巻く社会環境は、少子高齢化、環境問題の深刻化、地方分権の進展などあらゆる分野で大きな変化が訪れ
ています。県内最大の面積を誇る新「長浜市」が誕生して以来、5年目という節目の年を迎え、合併による行財政運
営の効率化や自律した都市への歩みを、市民の皆さんに実感していただくことが必要であると考えています。
企画部は、市の施策全体を見渡し、目的に応じて部局横断的な取組も展開できるよう調整を図る重要な役割を担っ
ており、これを着実に行っていきます。
また、東日本大震災を契機に多くの国民が再認識した「地域コミュニティ」の重要性に着目し、近隣の人々との絆
を深め、主体的に地域づくりを行う取組に対して側面的に支援するとともに、市民、NPO、大学、企業、行政等、多様
な主体がそれぞれの強みを持ち寄り、相乗効果を生むという「協働」の視点を基軸に、子どもから高齢者まで、市民
の皆さんに「長浜市に住んで良かった」、「長浜市に住み続けたい」と感じていただけるよう、より一層魅力的なま
ちづくりに取り組みます。
2 重点事項
(1) 市民意見の反映した「新長浜づくりプラン」の策定と施策への展開
関連する基本構想の政策体系 住民自治のまちづくり
長浜市が目指す将来像「協働でつくる 輝きと風格のあるまち 長浜」の実現に向けて、社会情勢の変化と多様化
する市民ニーズを的確に捉えつつ、中期的計画の進捗管理と平成27年度の方針を策定します。また、「観音の里・
長浜」のブランド化と都市圏への情報発信を図ります。さらに、小谷城SICを活用した新しいまちづくりや地域の活性
化に向けた方策を検討します。
重点事業
事業名
事業概要
社会構造や市民ニーズ
の複雑化、多様化が進
中期的計画
む中、テーマに関連す
に基づく政
①
る部局が積極的に連携
策推進事業
して取り組む必要があ
の取組
る政策課題に対応した
取組を進めます。
市民の観音文化に対す
る再認識と意識醸成を
図るため、地域ネット
ワークの形成、地域の
関心を高めるためのイ
観音文化振
②
ベントを企画します。
興事業
また、「観音の里・長
浜」ブランドづくりを
進め、地域外へと情報
発信するため、各種企
画事業を展開します。
バイオ大学との連携を
大学連携に
強化し、大学の持つ知
よる科学講
③
的集積や技術を活用し
座モデル事
て科学に興味を持つ児
業
童の増加を図ります。
小谷城SICを活用した新
小谷城SI
しいまちづくりや地域
④ C利活用推
の活性化に向けた方策
進事業
を検討します。
予算額
担当課
成果目標
2,000 企画政策課
中期的計画の平成
27年度の方針を定
めます。
6,000 企画政策課
東京観音展以降の取
組として、展覧会の
開催を契機として繋
がりができた東京藝
術大学の知識集積を
活用して、「観音の
里・長浜」のブラン
ド化と都市圏への情
報発信を図ります。
440 企画政策課
希望する小中学校の
中からモデル校を選
定し、バイオ大学と
連携して科学講座を
開催します。
15,000 企画政策課
民間活力等の導入可
能性調査、検討委員
会の開催、事業化に
向けた国への政策提
案を行います。
達成状況
評価
(2) すべての市民が相互理解のもと、継続して活力ある地域づくりができる基礎を整えます
関連する基本構想の政策体系 1 住民自治のまちづくり
市民協働による取組が真に市民等との協働になるよう評価方法等の確立と意識の醸成を図るとともに、移住定住の
促進による地域の活性化を図ります。また、多文化共生のまちづくりを進めるため「多文化共生のまちづくり指針」
に基づき策定した行動計画の進捗管理を行います。また、昨年度に引き続き外国人集住都市会議の座長都市を務め、
国等への提言を行います。
重点事業
事業名
事業概要
市民協働の担い手であ
る地域づくり協議会に
地域づくり 対し、地域の課題解決
①
活動事業
に向け、より自立した
活発な活動ができるよ
うに支援を行います。
移住に利活用できる空
き家について、地域と
所有者、移住希望者の
移住対策事
②
三者をつなぐ仕組みを
業
つくり、移住の促進に
よる地域の活性化を図
ります。
姉妹都市であるドイ
ツ・アウグスブルク市
姉妹都市交
③
とイタリア・ヴェロー
流
ナ市との交流を進めま
す。
外国人市民の生活の安
定を図り、多様な価値
観や異なる文化への理
多文化共生 解を深め、国籍や民
④
事業
族、文化の違いを尊重
し、ともに暮らす多文
化共生のまちづくりを
進めます。
全国事務局として参加
都市との情報交換や意
見調整を行い、国等へ
外国人集住
⑤
の提言を行うことで、
都市会議
外国人に関わる様々な
問題の解決を図りま
す。
予算額
担当課
成果目標
達成状況
評価
地域づくり協議会の
27,270 市民協働推進課 総事業数を264事
業とします。
地域・所有者・移住
希望者の三者をつな
ぐ仕組みを報告書に
3,000 市民協働推進課
まとめるとともに、
移住事例2件の成立
を目指します。
アウグスブルク市へ
青年使節団を派遣す
るとともに、ヴェ
1,470 市民協働推進課 ローナ市と児童の絵
画交流を行い、市民
の国際感覚を高めま
す。
多文化共生社会の構
築を目指し、指針行
16,493 市民協働推進課
動計画に基づいて計
画的に実施します。
各地の会議に出席
し、意見を取りまと
め、関係府省庁との
200 市民協働推進課 調整を行い、11月
に東京で外国人集住
都市会議東京2014
を開催します。
(3) 行政情報システムの最適化に取り組みます
関連する基本構想の政策体系 11 住みよさを高めるまちづくり
新たに実施される番号制度の導入や、待望の市庁舎のグランドオープン等がスムーズに実施されるようシステム面
での寄与を通じ、住民の利便性の向上や、豊かで公平な社会の実現を目指します。また、住民情報システムの再構築
が完了したことから、新システムをツールとして、更なる内部事務の見直し、市民サービスの向上、運用コストの縮
減を図ります。
重点事業
事業名
事業概要
予算額
担当課
番号制度施行に向けて
社会保障・
必要となる、住民情報
税番号制度
①
システムをはじめとす
(マイナン
る基幹システムの改修
バー)対応
を実施します。
80,000 情報政策課
平成27年1月の市役所移
市役所庁舎 転に合わせ、情報ネッ
② ネットワー トワーク及びシステム
ク整備
の移転整備を行いま
す。
30,000 情報政策課
成果目標
平成27年10月のマ
イナンバー付番・通
知に必要な住基シス
テム改修及びクラウ
ド方式での中間サー
バ整備を進めます。
本館及び教育委員会
のシステム機器を移
転し、1月の業務開
始に必要な整備を完
了します。
達成状況
評価
(4) 生涯学習、地域文化・スポーツの振興を進めます
関連する基本構想の政策体系 3 学びの環境が充実したまちづくり
「生涯学習社会づくり基本方針」に基づき、「まなぶ」「いかす」「つくる」といった一連のサイクルの中で、長
浜市民としての一体感や地域の活性化につなげます。とりわけ、長浜市の将来を担う子どもを対象として、自尊感情
の向上など、健やかな育成に重点をおいた体験活動に取り組むほか、地域に根差した文化やスポーツの振興に積極的
に取り組みます。
生涯学習や地域づくりの拠点施設である「公民館」について、利用環境の整備を進めます。
重点事業
事業名
事業概要
「子ども長浜学」で
直接体験を大切にした
活動を取り入れ、未来
の長浜を担う子どもた
子ども体験 ちの自尊感情や郷土愛
① 活動充実事 を育みます。そのため
業
に子どもたちの活動の
支援団体の育成を行い
ます。また、民間等体
験活動団体の掘り起こ
しを進めます。
幼児から小学校低学
年期(以下「幼少年
期」という。)の運動
機会の減少が指摘され
る中、幼少年期の楽し
い運動との出会いの機
幼少年期
会を提供し、将来の継
② スポーツ教 続したスポーツ活動へ
室事業
とつなげることで、心
身ともに健全な青少年
を育成します。
また、地域の大人が
子どもと関わること
で、地域の教育力の向
上を目指します。
狭小で老朽化した神
照公民館を改築し、地
域住民の身近な学習の
神照公民館 場、交流の場を提供す
③
整備事業
るとともに、地域づく
りを中心とした地域活
動の拠点整備を図りま
す。
予算額
担当課
成果目標
子ども長浜学参加者
数350名を目指しま
す。また支援団体1
生涯学習・文化
団体以上の育成を目
547 スポーツ課
指します。
幼少年期のスポーツ
生涯学習・文化 教室を4団体で実施
360 スポーツ課
し、参加者数延べ1
000人以上を目指
します。
生涯学習・文化
257,000 スポーツ課
移転用地の用地取
得、造成工事の完了
を目指します。
達成状況
評価