桑名市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準(案)のパブリックコメントの実施結果 № 条 ご意見 市の考え方 この度、「地域型保育給付」が施行されるにあた り、小規模保育の様子やその可能性について、 また、この形態の保育の必要性を広く知ってい ただけることは、一母親として大変嬉しく、実際 に公的な支援を受けることが可能になるというこ とは、子育て社会にとって非常に明るく、ひいて は未来を築く子供たちにとって全ての第一歩と なりえることを信じております。 私の 5 歳になる娘(年中児)は、1 歳前より小規 模保育園、「こどもの家 SCM」(スポーツマジッ ク KUWANA 施設内)に通っており、小規模園な らではの特徴を生かした教育「一人 ひとりを大事にする教育」により、就学前準備の 時間を有意義に過ごし、この時期に大切な「一 人でなんでもできる力」、「生きる力」を着実に身 に着けながら、毎日楽しくそして、意欲的に登園 しております。 1 - 「こどもの家」は、少人数の規模の保育園です が、先生方はさまざまな専門資格を有し、また保 育研修を定期的に受けられながら、より良いこど もとの接し方について常に勉強をされ、良質の 保育を提供することに力を注がれています。こど もたちの個々の意志を第一優先とし、すべての 先生がひとりひとりのこども達に精いっぱいの心 を傾けながら、惜しみなく時間をかけ、丁寧に心 に寄り添ってくださっております。こども達はこう した先生方の適切なサポートを十分に受けなが ら、平和で安心した教室環境の中、自分の意志 を最優先に、やりたいことを満足するまでさせて いただいており、何事も最後までやりきる力を 日々の繰り返しの作業(製作や感覚教育など) で着実に身に着けております。 ここでは、何回でも同じ事が繰り返しできる環境 が整っており、自分でやりたい事選び、自分で最 後まで完結することで達成感を感じとり、自然な 形で自分への自信を積み重ねて います。こうして自主性を獲得しております。 また、「子どもの家」では異年齢同士の関わりを 大事にしており、同じ部屋で他学年のお友達と 一緒に生活することで、自然に年下のお友達へ の配慮や必要時のお手伝いの方法を学び、思 いやりや優しい気持ちをはぐくんでいます。ま た、上の学年のお友達には、自分の目標とする 姿を重ねながら、あこがれやより高い目標を持 てる事で、意欲や興味を引き出していただいて 1 地域型保育事業では、保育需要の増大に機動的に 対応できるよう、客観的な認可基準(桑名市特定教 育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関 する基準(案)、桑名市家庭的保育事業等の設備及 び運営に関する基準(案)を基にした条例)に適合 することを求め、 ①社会福祉法人・学校法人以外の者に対しては、 経済的基礎、社会的信望、社会福祉事業の知識 経験に関する要件を満たすことを求めます。 ②その上で、欠格事由に該当する場合や供給過剰 による需給調整が必要な場合を除き、本市が認 可するものとします。(保育所に関する認可制度と 同様)。 № 条 ご意見 市の考え方 おります。こども達は、このような生活環境の中 で、先生方からその時々に応じた人との関わり 方をじっくり学べるので、他者との関わりの大切 さや相手に合わせた適切な接し方を身に付け、 今時の子ども達に不足しがちなコミュニケーショ ン能力を十分に磨いています。 そ し て、『 子どもの家』 は Saeko‘ s room for Children and Mothers の略の SCM というネー ミングを併せ持ち(Saeko は代表者 倉田左恵子 先生のお名前です)、名前の通り、こどもたち自 身の成長を大事にするだけでなく、母親の役割 も非常に大切にされ、こどもと一緒に母親も成長 する方法を教えてくださいます。母子分離の時 期を無理やりにせず、子供が安心して社会の第 一歩を踏み出せるよう、母同伴の時間をしっかり もち、その有意義な時間の中で、なぜこどもがそ の行動をするのか?(大人には一見理解しがた い行動など)を、母親が子供の見方を変えられる ようにその理由の説明をしてくださいます。そし て、もっと子育てを楽しめるよう、丁寧に母親に 教え、より良い接し方を気づかせてくださいま す。現在、通っているお子さんの中には、桑名市 の方だけでなく、遠く市外・県外からこの「こども の家」を選び、登園されているかたもおり、ここで しか経験できないことを学び、ゆったりと子供と 関わる時間を過ごしております。こどものよりよ い成長を願い、手間を惜しまず遠方より通われ る方が後を絶たないのは、この教育にそれぞれ が何か大事なものを感じ、実際にこどもの確か な成長を感じられているからだと思います。 最後に、この度の「地域型保育給付」の施行に より、このような小規模保育の特徴を生かした良 質の教育を求めている方や、さまざまな事情で この保育を必要とする方が、他の保育施設と同 等の選択肢として考慮できる可能性が広がって いく事は、日々の子育てに悩み苦しむ母親のサ ポートとなり、小さなこどもたちにとって初めての 社会である保育園での生活にしっかりと馴染む ことへのチャンスが増え、社会生活への第一歩 を母子ともに夢と希望をもって歩んでいけること につながっていくと信じております。 この度は、多大なるご配慮、まことにありがとう ございます。「こどもの家」保護者代表として、ま た、一地域住民として、深く御礼申し上げます。 2 - 新制度が施行される内容の中に盛り込まれてい る桑名市独自の認可事業となる「地域型保育事 業」について、今後、小規模保育事業にあたる 施設を選択される親子が増える第一歩になると 思います。 2 地域型保育事業では、保育需要の増大に機動的に 対応できるよう、客観的な認可基準(桑名市特定教 育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関 する基準(案)、桑名市家庭的保育事業等の設備及 び運営に関する基準(案)を基にした条例)に適合 № 条 ご意見 市の考え方 その小規模保育事業の特徴とも言える「1人ひ とりを大切にする教育」を既に実践されているこ ども園があります。 桑名市内にある「スポーツマジック kuwana」内に て開室している「こどもの家 SCM」です。 この園は現在 10 人程度の未就学児が週1~4 日通園しています。 4クラスに分かれているのです、分け方は月齢 や年齢毎ではなく、その子その子の発達に寄り 添って丁寧に見守る過程で分けています。スタ ッフは様々な専門資格を有しており、1 人ひとり のこどもに寄り添い、心を傾けています。 常に平和で安心した環境を念頭にこどもの意思 を大事に、やりたいことを満足するまでやり通す 力ややりきる力を身につくようサポートしていま す。 このような小規模こども園の特徴を生かした保 育を求めている保護者の方や諸事情でこのよう な保育を必要とする方が、新制度によって選択 肢の幅が広がることは大変良いことだと思いま す。 することを求め、 ①社会福祉法人・学校法人以外の者に対しては、 経済的基礎、社会的信望、社会福祉事業の知識 経験に関する要件を満たすことを求めます。 ②その上で、欠格事由に該当する場合や供給過剰 による需給調整が必要な場合を除き、本市が認 可するものとします。(保育所に関する認可制度と 同様)。 3
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