ACN 3

炭酸ガスpH中和処理装置
ACN
www.tacmina.co.jp
ボイラーブロー水のpH処理を
効率よく・精密に・経済的に。
タクミナACNは塩酸・硫酸による中和処理に比べて、安全で取扱いやすい炭酸ガスによるpH中和処理装置です。
コンパクトなボディに、専用コントローラと高性能CO2コントロールバルブを搭載。pH制御が正確であることは
もちろん、きめ細かなCO2注入量制御によって炭酸ガスのランニングコスト低減を実現します。
腐食性ガスの発生や有害物質の生成が無
炭酸ガスボンベ(サイフォン管なし)の使用
くとてもクリーンです。
で複雑な取扱いが不要。CO2をボンベから
ボイラーブロー排水など苛性ソーダ系の
ガス状で取出すので気化装置も必要ありま
排水の中和は次のような反応となります。
せん。
2NaOH+CO2+H2O Na2CO3+2H2O
Na2CO3+CO2+H2O 2NaHCO3+H2O
全体としてNaOH+CO2 NaHCO3
硫酸や塩酸を使った中和処理に比べ、装置が
一般に炭酸ガスによる処理は薬品処理に比べ
簡素で危険性が少なく環境汚染の心配があり
てコストが高いといわれ、それだけに炭酸ガ
ません。また、炭酸ガスによる処理ですので、
ス使用量を正確に制御すること、混合効率を
たとえ過剰注入してもpH値が約6以下になる
高めることが求められます。
ことはありません。
ACNは、高精度なコントローラとCO2コント
ロールバルブを備え、混合効率の高いスタテ
ィック・ミキサーとあいまって、非常に高いCO
2の利用効率を実現しています。
《ボイラーブロー排水の処理について》
①ボイラー水は一般に清缶剤などのボイラー薬品でpH8∼9または11.5に調整されています。
ボイラー排水を放流するにあたっては、
pH5.8∼8.6の排出基準(海域にあってはpH5.0∼ 9.0)内に調整しなければなりません。
②地球環境への関心が高まっているなか、水質汚染に対しては特に注目されています。基準への
適合はもとより「地球にやさしい」処理への努力が求められています。
③炭酸ガスは、ボイラーブロー排水の処理には非常に有用なpH調整剤ですが、温暖化の原因の
一つとも言われており、過剰使用は好ましくありません。なお、一般に流通している炭酸ガスは、
化学工場などで副生成物としてできたものを有効利用していますから、環境に悪影響を与える
ものではありません。
ACNの特長
●pH値の安定&ランニングコスト低減
高精度なCO2コントローラとコントロールバルブを搭載したフィードバックPI制御方式
で、炭酸ガスを高精度注入。処理pH値の安定とランニングコストの低減を同時に実現。
●独自の管内pH制御技術で高い混合効率を実現。しかも省スペース。
スタティック・ミキサーの使用により管内で連続混合。炭酸ガスの混合効率を大幅に
向上させ、使用量を抑制。しかも撹拌槽が不要で設置スペースもわずかです。
●容易な運転操作
運転操作は簡単でメンテナンスも容易。また、各種の安全設計とアラーム機構もご用意。
●簡単な設置工事
処理水の放流・リターン切替用電動弁も装置内に標準装備。一部のオプション以外
はすべてユニット内に収納。また、撹拌槽が無いため装置の設置だけでOK!
●専用コントローラ搭載で操作性向上。
●明るい数値表示で離れていて
も見易い。
(ボイラーと並
●フルカバー仕様。
べても違和感がありません。)
■ フローシート
(注)青字はオプションです。
AC200V 3 50/60Hz
装置範囲
CO2
CO2
一次側
二次側圧力計
圧力計
制御盤
CP
CO2
圧力調整器
CO2検知用
圧力スイッチ
CO2 逆止弁
25A
25A
配管内圧力計
CO2
コントロールバルブ
スタティックミキサー
流量計
25A
※炭酸ガス集合装置は、
注文時選択となります。
CO2
流量計
16A
CO2
フィルター
CO2
注入電磁弁
16A
制御盤へ
pH検出器
バッファタンク
P 原水ポンプ
リターン電動弁
放流電動弁
測温抵抗体
25A リターン
原 水
25A
30A
冷却水電磁弁
冷却水 放流
原水槽レベル計
*原水槽が高い位置にある場合は
オプションのサクション電動弁が
必要です。
原水槽
放流槽
■標準装備品
■オプション
マイコン搭載一体型
制御機器
●原水槽レベル監視 ●PI制御機能
●pH指示調節機能 ●温度指示
原水ポンプ
自吸式渦巻きポンプ
25mH
1m3/h時
3m3/h時
22mH(50Hz基準)
AC200V 3φ 50/60Hz 0.75kW
流量計
指示範囲 0.84∼4.2m3/h
測温抵抗体(Pt100Ω)
サクション電動弁
原水槽の水温を感知して、装置を設定温度
以下で運転させます。35℃以上の排水を処
理する場合に取付けます。
原水槽水面が装置より高い位置にある場合、
装置の入口配管手前に取付けます。装置停
止時の自然流出を防止します。
原水槽レベル計
炭酸ガス検知用圧力スイッチ
原水槽の液面を 感知して、
装置を自動的に
運転・停止します。また、 満水異常警報も出
せます。
炭酸ガスボンベ内の圧力を監視し、圧力が
低下するとボンベのガス切れを表示します。
ボンベ交換時期を把握できます。
コントロールバルブ
電子式比例制御弁
圧力調整器
AC200V 1φ 190W 0∼25NL/min 0∼0.3MPa
放流電動弁
25A ボールバルブ AC200V 1φ 14W
冷却水電磁弁
ボンベ固定
リターン電動弁
25A ボールバルブ AC200V 1φ 14W
原水槽内の温度が高すぎる場合、冷却水を
入れて温度を下げます。
混合器
スタティックミキサー
上下2箇所固定も可能です。
(装置本体取付
金具のみ)その他、別置きで2本∼5本立集
合装置が選択可能です。
ボンベ固定
2本立て(1段)
■型式コード
ACN 3
① ② ③ ④
②周波数
①ボンベ固定方法
0:標準(上段2本立てのみ)
1:ボンベ固定金具上下2段固定
2:2本立集合装置
3:3本立集合装置
4:4本立集合装置
5:5本立集合装置
⑤
③炭酸ガスボンベ圧
低下検知用スイッチ
5:50Hz
6:60Hz
④付属オプション
⑤仕様
0:無
1:有
0:無
1:有
S:標準仕様
X:特注仕様
オプション
AC01:冷却水電磁弁
AC03:サクション電動弁
AC04:原水レベル計
AC05:測温抵抗体(pt100Ω)
AC06:アンカーベースカバー
■仕 様
処理量 原水pH値
1∼3m3/hr
pH7∼11.5
処理pH値 原水温度 主材質
pH5.8∼8.6
0∼40℃
HIPVC
吸込側
接続口径
放流側
リターン側
30Aユニオン
25Aユニオン
25Aユニオン
電 源 質 量
AC200V 3
約170kg
●塗装色 : マンセル N8/7.5PB6/6
■外形寸法図
■仕様のお尋ね
最適の機器を最適の条件でお使いいただくため、
ご相談
や見積のご依頼、
ご注文の際には、
下記の 仕様その他 の
事項についてできるだけ詳しくお知らせください。
①原水の内容について
600
600
●名称・成分 ●温度:▲常用▲変動範囲
装置本体
●pH値:▲常用▲変動範囲 ●SS濃度
②使用条件
1600
CO2ガスボンベ
リターン口
その他
●炭酸ガス及びボンベ(サイフォン管なし)の手配はお客さまの手配となります。
入手は可能ですか?
放流口
340
367
原水入口
65
520
炭酸ガス(容器)取扱の注意
130
一般的には以下のような点に留意いただくほか、詳しくは各メーカーの
指示に従ってください。
●直接日光があたらない 40℃以下の場所に設置してください。
●火気のそばに置かないでください。
●無色無臭で不燃性の安全なガスですが、濃度によっては人体に大きな
影響を与えますので、ガス噴出時などには注意が必要です。
4-φ15アンカー孔
150 185
20
20
●処理流量(m3/h):▲常用▲最大
●処理目標pH値
●処理目的
●設置条件: ▲原水槽はありますか、容量は?
▲屋内ですか、屋外ですか?
▲流入側配管の配管径、配管長、揚程は?
▲流出側配管の配管径、配管長、揚程は?
20
560
560
20
600
製品改良のため、予告なく仕様その他を変更することがあります。
本 社
東 京 支 社
名 古 屋 支 店
大 阪 支 店
福 岡 支 店
札 幌 営 業 所
仙 台 営 業 所
倉 敷 営 業 所
広 島 営 業 所
高 松 営 業 所
生 産 本 部
総合研究開発センター
〒 541-0047
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〒 460-0002
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〒 760-0017
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大阪市中央区淡路町2-2-14
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名古屋市中区丸の内3-17-29
大阪市中央区淡路町2-2-14
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札幌市北区北十条西4
仙台市宮城野区榴岡5-12-55
倉敷市老松町2-7-2
広島市西区横川町3-8-2
高松市番町3-3-17
兵庫県朝来市生野町口銀谷2173
兵庫県朝来市生野町真弓373-95
▽TEL
▽FAX
06-6208-3971
03-5844-2151
052-962-0721
06-6208-3937
092-502-0715
011-736-3704
022-295-6495
086-423-5014
082-233-8161
087-833-7811
079-679-3331
079-679-4815
06-6208-3977
03-5844-2152
052-951-5268
06-6208-3938
092-502-0708
011-716-1805
022-297-0264
086-423-0013
082-233-8162
087-834-0349
079-679-2481
079-679-4605
C-322 (5) 2
2009/6/CSS
UR L http:// www.tacmina.co. jp E-mail joint@tacmina.co. jp
自然保護のため、
環境に配慮
大証二部証券コード 6322
した原料を使用しています。
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