No.14 栄養便り 8月号

夏の授乳について!
SHIP栄養士がお届けする栄養だより
暑い日ざしが照りつける夏は汗をたくさんかき水分が失われがちです。赤ちゃんは大人より汗をかきやすく、
夏は母乳をたくさん飲みすぎる傾向があるようです。最近、授乳回数が増えていると感じられているのでは
ないでしょうか?授乳回数が増えると空腹感がなくなり、離乳食を食べず、また母乳へ・・・と繰り返しに。7月
に入りSHIPの方でも『最近、食欲が落ちています』とよく相談を受けます。母乳だけでは身体に栄養が行き
届かなくなり疲労しやすい状態になります。授乳、食事とともに、生活リズムを大切にしましょう。朝は早く起き
て日光を浴びて、日中の暑い時間の外出は控えたり又は涼しい所ですごしましょう。食事は栄養バランスの
良い冷たいメニューを取り入れるなど工夫をして暑い夏を乗り切りましょう。
もぐもぐ ごっくん
おでかけひろばSHIP 2012.8 NO.14
夏を元気に過ごしましょう!
カミ カミ かむことの大切さ
暑い夏は水分ばかり摂ってしまい、食欲が落ちていませんか?
冷たい水分ばかりとってしまうと胃腸の働きが低下してしまいます。
暑い夏を乗り切る為にはしっかりと食事を摂りましょう。
夏野菜
たんぱく質
を摂りま
しょう!
母乳又はミルク
の授乳回数が
増えていませんか?
水分の取りすぎ
で胃腸の働きが
低下します
食欲がなくなり 身体に
栄養が十分にいき
届かなくなります
ビタミンやたんぱく質
が不足し、夏バテ
しやすくなります
ひ み こ の は が い ー ぜ で噛む力UP!
食卓の西洋化が進み,噛まなくても良いメニューが食卓にのることが増えているよ
うです。平日はお母さんとお子さんだけで食卓を囲むことが多くなり(カレー、スパ
ゲティ、ハンバーグ)などの子ども向けメニューが登場することが増えています。
核家族化が進み伝統食が受け継がれなくなってきたことも背景にあるようです。
食の基盤となる離乳期から素材の味を生かした季節の根菜の手掴み食べ、小魚
料理などを取り入れ『噛む』力を育てていきましょう。
ひ・・・・肥満防止
み・・・・味覚が発達
こ・・・・言葉がはっきり
の・・・・脳が発達
は・・・・歯の病気予防
が・・・・がん予防
い・・・・胃腸が快調
ぜ・・・・全力投球
夏バテ防止には!
よく噛んでいつまでも
若々しい身体作りを!
表情筋も鍛えられにっこり笑顔
に!家族みんなで、食事の時に噛
みながら病気知らずになりましょう。
夏バテにはビタミンB1+カリウム
暑さによるストレスや水分の摂りすぎによる栄養の偏りなどで、自律神経が乱れやすくなります。
夏は暑さによる体内温度調節のために汗を多くかき,ナトリウムの濃度が高くなります。正常な
状態にするためにはカリウムが必要です。疲れた時は体内のブドウ糖が使われ,エネルギーに
変わるときにビタミンB1がたくさん消費されます。夏バテなどの疲労回復にはカリウム+ビタミ
ンB1を多く摂るようにしましょう。
カリウムを多く含むもの
(効用)
(1日に2000mg必要です)
ビタミンB1を多く含むもの
(1日に約1mg必要です)
ナス
トマト
きゅうり
冬瓜
豚肉 1切れ
うなぎ 1切れ
大豆(きな粉100g)
玄米 茶碗1杯
220mg
210mg
200mg
200mg
女性の味方 ビタミンC
夏の暑さによる日焼けやストレスにはビタミンCが効果的です!
いつまでも若々しい身体作りをしましょう。
0.98mg
0.75mg
0.76mg
0.16mg
水分補給を忘
れずに!
●コラーゲンの合成
●鉄分の吸収促進
●発癌物質の生成抑制
●免疫機能強化
●抗ストレスホルモンの合成
(1日に100mg摂りましょう!)
赤ピーマン 1/2個
170mg
ブロッコリー 1/4個
120mg
ジャガイモ 2/3個
100mg
イチゴ
100g
62mg
夏ミカン
100g
38mg