東近江市立布引小学校の取組

東近江市立布引小学校の取組
∼布引小学校 学校安全対策会議の取組∼
学 校 名:東近江市立布引小学校
校 長 寺 本 公 子
所 在 地:東近江市今堀 581-10
電話番号:0748−23−5840
学校規模:学級数( 13 学級 )・児童数( 305 名 )・教職員数( 18 名 )
布引小学校 学校安全対策会議
代 表 中 根 幹 雄・小 林 正 明
スクールガード登録数:( 269 名 )【平成 22 年度】
学校安全対策会議の発足
「布小を育てる会」による活動の展開
布引小学校では、数年前から児童登下校の安全
確保のため、地域ぐるみで児童を見守る取組を継
「布小を育てる会」は、布引小学校教育の発展
と布引学区の地域社会教育の振興、並びに児童の
続している。
平成17年4月より布引小学校学校安全対策会
議を発足し、それぞれの立場でできることに取り
望ましい成長に寄与することを目的として結成
され、学校や地域の人的・物的資源を積極的に活
用し、布引小学校の施設や教育活動の充実のため
組んできた。
取組内容は、通学路の安全点検や登下校の見守
りからあいさつ指導まで幅広い活動を展開して
いる。とりわけ、地域の方々が高い関心を持って
の経済的援助などを行っている。
その中で、児童の安全を守る地域ぐるみの取組
を平成 16 年度より始め、
理事・役員 30 余名の方々
が各地域の通学路点検(毎年5月)をまとめてい
児童の安全確保に取り組んでいただいている。
特に、「布小を育てる会」では、毎年通学路の
点検から市当局への改善要望へとつなげている。
それぞれの自治会長さんを中心にして地域全戸
が会員となって、地域の方々による見守り活動が
ただき、役員会での集約、協議を経て会長さんと
PTA会長さん自ら市当局に出向いて通学路の
安全確保に関する要望書を毎年提出していただ
いている。さらに、年7回の会議ごとに地域の
方々による見守り活動の呼びかけをするともに、
実施されていることに各方面から高い評価をい
ただいている。
また、東近江市シルバー人材センターによる
「おはようボランティア」の皆さんの活動は、今
年度で6年目になり、毎朝2名ずつのシルバーさ
んによる朝のあいさつ運動を兼ねた登校指導を
地区別懇談会の席でも参加者の皆さんに声かけ
をしていただいているところである。
続けている。お陰様で、児童のあいさつに対する
関心の高まりが成果となって表れてきている。
さらに、PTAの
皆さんやスクール
ガードの皆さんに
よる登下校の安全
確保の取組も、継続
して実施している。
これらの取組に
ついて紹介する。
←【学校玄関
掲示物】
▲通学路点検用紙
PTAの皆さんによる活動の展開
PTAすべての会員による通学路の巡回を年
間通して実施している。
平成14年度以来、地域ごとに児童の下校時刻に
合わせた巡回を実
施し、巡回記録をす
ぐさま学校事務局に
である。毎月ごとの活動計画書や活動記録を学校
事務局とやりとりする中で、活動や児童の様子が
わかる仕組みになっている。そして、年3回程度
SG連絡協議会を開催し、地区児童会に出席いた
だくなど児童との交流も図られている。
おはようボランティアによる活動の展開
提出するシステムを
とっている。そのこ
とで、下校時におけ
る児童の危険な行為
や工事に伴う危険箇所などの記述があった場合、
学校において学級指導などスピーディかつ臨機
応変に児童への指導として活動を生かしている。
また、PTA役員の皆さんによる愛の巡回パト
ロールや、ある新興住宅においては朝夕毎日2名
ずつ保護者の方が出て巡回指導をしてくださっ
ている。こうして、通学路の巡回をPTA会員さ
んが分担する方法で児童の安全確保が推進され
てきている。
「おはようボランティア」活動に取り組んでく
ださっている方々は、全て東近江市シルバー人材
センターに所属しておられる。平成17年4月より、
毎朝7時半から2名ずつのボランティアさんが
児童の登校する2つの門に分かれて「あいさつ運
動」をしてくださっている。
▲PTA安全看板(飛び出し人形)作り
スクールガードの皆さんによる活動の展開
平成17年度より子ども見守り隊として、地域に
住んでおられるお年寄りの方を中心にして、通学
路でのパトロールや交差点等の危険箇所での立
ち番をしている。学校まで毎日迎えに来てくださ
るスクール−ガードの皆さん方に支えられ、子ど
もたちの安全が
確保されている。
特徴的なことは、
いつ、どこに、ど
なたが見守って
くださっている
かがわかること
ボランティアさんが登校の様子を記入くださ
って、校長が返信する日誌も積もり積もって6冊
目となり、この日誌を通して情報交換を積み重ね
ることで児童への適切な指導に生かしている。お
陰様で相手を見て自らあいさつのできる子ども
に育ってきている。
▲校門横にある「ふれあいのいえ」