2007年4月 第15号 - 寿亀山天樹院弘経寺

○
寿亀山 弘経寺
〒303-0041
常総市豊岡町甲1
℡0297-24-0895
と書かれていた。
これは、
故江口定信上人が病床で書
かれた絶筆であるという。
「 後悔の ないよう に新し いこと に
挑戦せよ」
とは未来のある若者が享受
すべき人生訓であるように思える。
し
かしながら、
病床でしかも臨終間際の
上人が綴った言 葉としては あまりに
深く、あまりに重い。
弘経寺を再興すべく 行
「動 し
」 た江
口上人は言動一致の人であった。「臨
終の最後の一分、一秒さえも、心を尽
くして生きよ。死ぬときになって、本
定信上人が臨終 の間際まで 必死にな
ないように、今を生きよ。」と、江口
されました。別院弘経寺からは本田
法主成田有恒台下御新修のもと、厳修
江口定信執事長の追悼会が、増上寺御
容は次の通りです。
裏(面へ↓
)
の開催となります。日程とイベント内
りも大幅に規模を縮小して、二日のみ
改修工事のた めに昨年の イベントよ
てイベントを催します。今年は本堂が
年は五月十三日 日( に)開催されます。
弘経寺は今年 も千姫まつ りに協賛し
常総市恒例の行事、千姫まつりが今
千姫まつり
べられていました。
く、誇りに思います。」と感想を述
の住職であ ったこ とを本 当に有難
このように 立派な 方が当 山弘経寺
な法要に参列できたこと、そして、
き渡っていました。このように立派
唱され、この上なく美しく大殿に響
何百人もの 僧侶の 方々に より大合
のためのお 経や声 明が参 列された
された方の一人は、「江口上人追悼
山 田広 、金 田大祐 以( 上 敬称 略 が)代
表して参列しました。追悼会に参列
木田 芳夫、古谷 三郎、小島 義則、
正 美 、飯 田 孝 夫 、海 老 原 泰 治 、五
って、
私たちに訴えようとしていたの
○
弘 、飯 田 喜 一 、飯 田 滝 三 、海 老 原
○
ではないかと思えてならない。
○
も うすぐ 弘経寺で は桜が 美しく 花
を咲かせる。境内が桜色に染まる頃、
桜を眺めながら 江口住職が 残した言
葉の意味を深く味わってみたい。
第八六世住職 江口定信上 人の追悼会
·大本山増上寺追悼会
去る二月二六日、
大本山増上寺にて
修事業の成功をお誓いしました。
同、江口住職のご遺徳を偲び、本堂改
からの弔辞が読み上げられ、参列者一
深めました。その後、筆頭総代本田氏
工事への多大 なる功績に 対し思いを
江口上人のお 人柄や弘経 寺本堂改修
参列した約百 名のお檀家 の方々が故
式中、
御導師が詠まれた香語により、
いただきました。
寺法要課の御 上人方に司 式をお勤め
上寺蓮池光洋執事御導師のもと、増上
がしめやかに営まれました。大本山増
人 間 は 行 動 し た 後 悔 よ り も 、 江口定信上人追悼会
·別院弘経寺追悼会
行動しな かった 後悔の 方が
去る一月二六日、当山にて、弘経寺
大きい
をいただいた。そこには、
その際、
私は隆定上人より一枚の紙
切な機会となった。
私にとっては故 人を偲ぶ何 よりの大
人とお話しをさせていただくことが、
口隆定上人とお目にかかった。
隆定上
弘経寺だより
秘められた想い
主管 金田大祐
桜の季節。この さ「くら と」いう響き
を聞いただけで、
何となく麗らかな気
持ちになるのは私だけだろうか。
この
季節には、楽しいことが始まりそうな
予感を感じさせ、
新しいことを始めて
○
みたくなる気分にさせる何かがある。
○
こ こ飯沼 弘経寺の 歩んで きた四 〇
〇年の歴史を四季に例えれば、
新本堂
の建設に伴い弘 経寺が新た な歴史を
刻もうとしている今こそが「桜の春」
である。
私 たちは この春を もたら してく れ
た大事な人を昨年の暮れに亡くした。
寿亀山弘経寺第八六世住職 江口定信
上人、その人なくしては、弘経寺再興
の礎を築くこと はできなか っただろ
う。本来ならば、江口住職と共に弘経
寺再興の春を迎えるはずであった。
先日、
故江口定信上人の御子息であ
り、
浦安大蓮寺の御住職であられる江
発行所
当に生きなかっ たと発見す ることが
1
2007 年 4 月
第 15 号
代わりに本年は室内 古
(書 院 に
)て
お茶会を予定しています。お点前
よく作業が続けられています。
職人さんたちの手により、丁寧に手際
申し上げます。
ます。引き続きご支援のほど、お願い
まりました。ご協力ありがとうござい
五月十二日 土( ・)五月十三日 日( )
両日ともに、新書院にて午前九時から
上棟式
月にかけての冬の間、基礎工事が着々
昨 年十一 月の地 鎮式か ら今年の 二
をしていただくのは宗偏流の飯田
宗藤先生とその御社中の皆様です。
午後五時まで
千姫様の遺品を展示い
·遺品展 ・・・
たします。
ました。春になり柱組、桁組、梁組、
と進められ立 派な基礎が 出来上がり
弘 経寺開 山嘆誉 良肇上 人を偲ぶ 法
には新本堂の骨格が整い、いよいよ上
清掃当番
一月
九日 渡辺四郎殿 五三歳
十二月二五日 池田金一殿 八一歳
十二月二二日 神林 仁殿 七二歳
ご冥福をお祈り申し上げます。
極楽へ往生されました。
阿弥陀様の慈光の中、次の方々が
お悔やみ
く存じます。細野 六
・軒地区の皆様、
よろしくお願い申し上げます。
の場合は室 内の清 掃をお 願いした
日 日( で)す。担当地区は細野 六・軒地
区です。当日は午前八時集合で雨天
今 年最 初の 境内 清掃 日は 四月 一
改修工事風景
開山忌
会、開山忌が六月三日 日( に)開催され
ます。今年は本堂の上棟と時期的に重
写真家伊沢達也氏の写
·写真展 ・・・
真を中心に弘経寺の歴史を振り返
ですので、旧本堂が新本堂に生ま
なるため、
上棟式と同日開催となりま
間はまだ決ま っていませ んが、次号
棟となります。上棟式は六月三日 日( )
の午前に行うことに決定しました。時
屋根組が始まります。そして、五月中
れ変わる工程も写真にてご覧いた
す。午前中に上棟式、午後に開山忌を
営む予定です。詳しい日程は次号 弘「
ります。現在、本堂が改修工事中
だきたく思います。
五月十二日 土( 午
) 前十時から午後四
経寺だより に」てお知らせします。
の本堂改修工 事のための ご浄財が集
四三、三六二、八六〇円
平成十九年二月までに
御浄財勧募のご報告
いたします!
けて重要で忙しい最中の世話人 建・設
委員への就任ですが、よろしくお願い
さん、石塚克己さん、新本堂落慶に向
代しました。飯田孝夫さん、落合哲朗
んから石塚克 己さんに建 設委員が交
朗さんに、羽生中部地区は石塚政一さ
下二地区は落 合正美さん から落合哲
飯田健さんから飯田孝夫さんに、大口
世話人の交代に伴い、飯沼五地区は
時まで
飛 騨 組 宮( 大 工 さ) ん を は じ め と し た
がかかります。金剛組の監督のもと、
用する改修作 業ですので 大変な手間
なるべく新材を使わず、
古材を再利
拝にかけて丸太の梁が組まれます。
まれました。三月中には内陣から向
貫が組まれ、更に各柱の上に桁も組
礎の上に次々と立てられ、その間に
シュされた 旧本堂 の柱が 新しい基
した。その後、製材所にてリフレッ
しい基礎上 の定位 置に納 められま
は内陣と向拝が、曳家によって、新
基礎工事が無事完了し、二月中に
本堂改修工事ニュース
弘「経寺だより に
」てお知らせします。
建設委員
子供たち
·陶芸ワークショップ ・・・
を対象に金田主管が陶芸教室 粘(
土遊び を
)行います。
五月十三日 日( 新
) 書院にて午前十一
時から十一時三〇分まで
昨年 の 千
·フ ル ー トコ ン サー ト ・・・
姫まつりにて大好評でしたフルー
トコンサートを今年も鈴木祐子さ
んに公演していただきます。特に
千 姫 ま つ り のテ ー マ 曲 千
「 姫花物
語 は
」フルートの音色にのって、聴
く人に深い感銘を与えます。
毎 年 行わ れて い る野 点 の
・・・
五月十三日 日( 古
) 書院にて午前十一
時から午後三時まで
·茶 会
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2007 年 4 月
第 15 号