ターンアラウンド・オブ・ザ・イヤー受賞について - J-STAR株式会社

平成 24 年 4 月 7 日
各
位
J-STAR 株式会社
代表取締役
原
禄郎
ターンアラウンド・オブ・ザ・イヤー受賞について
弊社および弊社投資チームはこの度、特定非営利活動法人 日本ターンアラウンド・マネ
ジメント協会(本部:東京都新宿区
理事長:許斐義信、www.tmajapan.org 以下「日本
TMA」)から 2012 年の「ターンアラウンド・オブ・ザ・イヤー」として表彰されました。
「ターンアラウンド・オブ・ザ・イヤー」は、事業再生分野の発展に貢献した個人または
団体を表彰する制度です。今般の表彰は、平成 21 年に投資を実行しました株式会社オリー
ブ・デ・オリーブ(本社:京都府京都市下京区、代表者:内野伸彦、www.olivedesolive.tv
以下「オリーブ社」)、いきいき株式会社(本社:東京都新宿区、代表者:宮澤孝夫、
www.e-ikiiki.net
以下「いきいき社」)、及びTSS株式会社(本社:神奈川県相模原市、
代表者:小西照郎、www.tss.com
以下「TSS社」)に対する一連の事業再生プロセスの
策定/実行、そして成果が評価されたものです。
オリーブ社に関しては平成 21 年 5 月の投資実行以前から調査に基づく綿密な再生計画を
策定、対象会社の主要人材との対話を重視した合意形成を経て投資を実行しました。投資
実行後は、社長を含む外部人材の招聘などにより経営体制を強化し、財務体質の改善を図
ったほか、主に国内事業の収益体制確立と海外(中国)事業の成長加速を実現しました。
結果として投資時に比較し雇用人員数は約 20%増加したほか、投資後の売上は約 10%の年
平均成長率*を達成しています。また利益面でも業界平均**を上回る収益率となり、財務面
でも無借金体質となっています。
いきいき社に関しても平成 21 年 5 月、同様にステークホルダーとの対話を重視したアプ
ローチを経て投資を実行しました。投資実行後は、社長、編集長などの招聘などで経営体
制を拡充し、財務体質の改善を図ったほか、主に業務プロセスの徹底した効率化/透明化を
通じた収益体制の確立と媒体/企画の充実による顧客読者の満足度向上を実現しました。結
果として投資時に比較して従業員数は約 20%増加したほか、投資後の売上は約 8%*の年平
均成長率を達成しています。また、利益面でも業界平均**を上回る収益率となり、財務面で
も無借金体質を実現しています。
TSS社については将来性の見込まれる特定分野での事業/研究実績があったことから
所属業界団体からの支援検討要請を受け、事業性を検証して平成 21 年 2 月に投資を実行し
ました。投資後は社長、管理本部長の外部からの登用により経営体制の安定化を図り、新
規顧客の開拓、生産体制の整備を進め、平成 23 年 12 月期には黒字を達成し、事業再生か
ら事業成長を目指す段階を迎えつつあります。
J-STAR は投資方針としてエクイティ投資を通じて課題解決を図り、利害の異なる各種ス
テークホルダーの満足度を最大化することで付加価値を創造することを標榜しています。
弊社は所謂、事業再生に特化したファンドではありませんが、オリーブ社、いきいき社、
そして TSS 社のように法的再生プロセスを経て支援することも前述した課題解決の一形態
と位置づけており、今後も投資家利益の最大化と社会厚生の極大化を両立すべく投資活動
に励んでまいります。
以上
*両社とも投資後の初年度決算は10ヶ月のため、12ヶ月に修正した数値を採用
**SPEEDA を参照
J-STAR 株式会社
(www.j-star.co.jp)
J-STAR は、2006 年に創業した国内独立系の投資会社で、主に未公開株式への投資を行う
プライベート・エクイティ投資、その中でも経営権を取得し、当該事業価値の向上を図る
バイアウト投資事業を手がけています。 J-STAR は企業・経営陣の課題解決、成長ストー
リーを重視した投資提案を行うとともに、①優れた経営者/幹部社員の存在、②ファンドマ
ネジャーの関与による付加価値増大余地、③市場地位やビジネスモデルなどの特異性/優位
性を投資基準に、ファンドマネジャー達の経験/知見/スキルが活かされ易い、企業価値 30
億円~100 億円の案件を主要投資対象にしています。創業以来、J-STAR は消費財、サービ
ス、ヘルスケア、環境、製造など多岐に渡る業種に属する 12 社への投資を行っています。