協力型臨床研修施設等の指定基準について - 東京医科歯科大学

2013.12.20
東京医科歯科大学歯学部附属病院
協力型臨床研修施設等の指定基準に関して
1.施設基準
(1) 省令第2条に規定する臨床研修の基本理念にのっとった研修プログラムを有して
いること。なお、協力型臨床研修施設において、連続した3ヶ月以上の研修を行なう
こと。
* 東京医科歯科大学では、協力型臨床研修施設で4月から9月、10月から翌3月までの
連続した 6 ヶ月の研修をお願いしております。
(2) 常に勤務する歯科医師が2人以上であり、指導歯科医を常勤で置くこと。
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歯科医師の氏名、歯科医籍番号、登録年月日等が厚生労働省申請の際必要。
*
指導歯科医の氏名、指導歯科医講習会の名称等が厚生労働省申請の際必要(要修了証の写し)。
(3) 歯科又は歯科口腔外科を標榜していること。
(4) 当該医療機関の開設歴が3年以上であること。
(5) 臨床研修の実施に関し、必要な施設および設備を有していること。
(6) 歯科診療補助に従事する歯科衛生士又は看護師(准看護師を含む)が適当数(常
に勤務する歯科医師と同数、又は当該年度に募集する研修歯科医と同数)確保されて
いること。また、歯科衛生士を 1 人以上置くこと。
* 歯科衛生士の氏名、免許登録番号、免許登録年月日、勤務開始月等が厚生労働省申請の際必要。
(7) 患者の病歴に関する情報を適切に管理していること。
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病歴管理者が選任されており、診療に関する諸記録(診療録、病院日誌、各科診療日誌、処方箋、手
術記録、看護記録、検査所見記録、エックス線写真、紹介状、退院した患者に係る入院期間中の診療
経過の要約等)の管理が適正にされている。
* 標榜科毎に厚生労働省申請の際、年間患者数が必要。
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(8) 医療に関する安全管理のための体制を確保していること。
(財)日本歯科医師会が発行している「歯科診療所における医療安全を確保するた
めに(平成19年6月」)を参照してください。
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次に掲げる事項を文書化したものが必要です。
(1)医療に係る安全管理のための指針を整備(成文化)すること。
(2)医療に係る安全管理のための委員会(病床を有さない診療所においては職員会議をもって委員
会としてよい。
)を開催(月に1回程度)すること。
(3)医療に係る安全管理のための職員研修を実施(半年に1回程度)すること。
(4)医療機関内における事故報告等の医療に係る安全の確保を目的とした改善のための方策を講ず
ること。
(5)医療に係る安全管理を行う者を配置すること。
(6)患者からの相談に適切に応じる体制を確保すること。
・ 病院又は診療所内に患者相談窓口を常設し、苦情や相談に応じられる体制を確保する。
・ 診療所においては、意見箱等の患者からの意見を適切に収集する体制をもってかえてもよい。
・ 患者相談窓口の活動の趣旨、設置場所、担当者及びその責任者、対応時間等について、明示
されていることとし、相談に対応する職員、相談後の取り扱い、相談情報の秘密保護、管理
者への報告等に関する規約が整備されていること。
・ 患者や家族が相談を行うことにより不利益を受けないように適切な配慮がなされていること。
(9) 歯科主要設備を保有し、研修歯科医の診療台が確保されていること。
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臨床研修の実施に関し必要な歯科主要設備例
歯科診療台、歯科用エックス線装置、パノラマエックス練装置、オートクレーブ、
超音波歯石除去器、生体モニター、口腔内画像処理システム、吸入鎮静装置等
歯科診療台は、常勤歯科医数+研修歯科医数以上の台数が必要。
(10)臨床研修に必要な施設、図書・雑誌の整備及び病歴管理等が十分に行われている
こと。
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臨床研修に必要な図書又は雑誌を有しており、また、原則として、インターネットが利用できる環
境(Medline 等の文献データベース、教育用コンテンツ等が利用できる環境)が整備されていること。
研修歯科医のための診療所内の室の確保(共用可)
医学・歯学教育用シミュレーター(ファントム、切開及び縫合、一次救命処置(Basic Life
Support:BLS)、心音又は呼吸音の聴診等の訓練用機材等)、医学・歯学教育用ビデオ等の機材
(11)研修歯科医のための宿舎が確保されていることが望ましい。(通勤できない場合)
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東京から離れた施設では、宿舎を用意していただいております。
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2.指導歯科医の基準
(1) 7年以上の臨床経験を有する者であって、指導歯科医講習会(財団法人歯科医療
研修振興財団主催又は「歯科医師臨床研修に係る指導歯科医講習会の開催指針」(平
成16年6月17日付け医政発第 0617001 号)にのっとって開催されたもの)を受講
していること。なお、都道府県歯科医師会長の推薦があることが望ましいこと。
(2) 5年以上の臨床経験を有する者であって、日本歯科医学会・専門分科会の認定医・
専門医の資格を有し、指導歯科医講習会(財団法人歯科医療研修振興財団主催又は「歯
科医師臨床研修に係る指導歯科医講習会の開催指針」(平成16年6月17日付け医
政発第 0617001 号)にのっとって開催されたもの)を受講していること。
* 東京医科歯科大学歯学部附属病院では
(1)7年以上の臨床経験と都道府県歯科医師会長の推薦、
(2)5年以上の臨床経験と日本歯科医学会・専門分科会(別紙参照)の認定医・専門医の資格
のいずれかの基準を満たす指導歯科医のいる施設を指定基準とさせて頂きます。
3.研修歯科医の処遇の基準
(1) 勤務形態・研修手当等研修歯科医の処遇は、研修歯科医が研修に専念できる内容
であり、その内容が公表されていること。
(2) 医師臨床研修医の処遇にかんがみ、相当の処遇が確保されることが望ましいこと。
研修歯科医については、一般的には、労働者性が認められると考えられることから、
労働基準法等労働関係法令に規定される労働条件に相当する処遇が確保されることが
必要であること。
* 研修歯科医の処遇については、上記のように規定されており、給与に関しては、平成25
年度本学歯学部附属病院の研修医の研修手当は 9,145 円/日となっています。研修歯科医
を受け入れていただく協力型施設には、これに相当する又はこれ以上の給料を研修歯科医
に用意していただくことを条件とさせていただきます。
* 研修歯科医を社会保険(健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険等)に加入させる
ことを条件とさせていただきます。
* 施設基準(10)に「研修歯科医のための宿舎が確保されていることが望ましいこと」とあります
ので,東京から離れた施設では、宿舎を用意していただいております。
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4.その他
(1) 協力型臨床研修施設として参加希望する場合は、本院の診療科(部)長の推薦を
必要とします。必ず事前に診療科長等とご相談ください。
(2) 厚生労働省令第103号第6条第4項の研修施設の指定をしてはならない規定に
抵触しないこと。
厚生労働省令第103号
歯科医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令(抄)
(指定の基準)
第6条
(略)
4 厚生労働大臣は、第4条第1項又は前条第1項若しくは第2項の申請があった場合において、
当該病院又は診療所が次の各号のいずれかに該当するときは、臨床研修施設の指定をしてはならな
い。
(1)第14条第1項の規定により指定を取り消され、その取消しの日から起算して2年を経過
していないこと。
(2)その開設者又は管理者に医事に関する犯罪又は不正の行為があり、臨床研修を行うことが
適当でないと認められること。
(3) 研修補助金
協力型研修施設には厚生労働省から、臨床研修費補助金として、研修歯科医1人につ
き 50,000 円/月(最高)が支給されています(平成25年度実績)。
また、研修施設になっていただきますと臨床研修指定病院、歯科医師臨床研修指定病
院又は歯科医師臨床研修指定診療所である旨を標榜することが法律で認められています。
協力型研修施設申請に関する書類および歯科医師臨床プログラムに関する詳細につい
ては、厚生労働省ホームページ D-REIS でご確認下さい。
http://www.d-reisjp.org/common/ad0.php
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