左京租推協だより - 京都府租税教育推進連絡協議会

平成 26 年3月
左京租推協だより
発行:京都市左京区租税教育推進協議会事務局(左京税務署)
修学院第二小学校 租税教室
~はじめに~
関係各位の皆様方には、平素から京都市左京区租税教育推進協議会の運営及び租税教育の推進につき
まして、深い御理解と格別の御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
当協議会では、次代を担う児童、生徒、学生や社会人の皆様に税の意義・役割等について正しく理解
していただくことを目的として、様々な活動に取り組んでいます。
この「左京租推協だより」は、平成 25 年度に実施しました事業活動の状況及びその内容について紹
介したものです。
今後とも、租税教育及び租税に関する啓発活動の更なる推進に向けて、当協議会の活動を一層充実し
たいと考えておりますので、皆様方の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
京都市左京区租税教育推進協議会
会長(左京税務署長)前川
秀行
租 税 教 室 の 開 催
当協議会では、近畿税理士会左京支部に所属する税理士、左京税務署職員などを講師とした租税教室
を開催しています。
○
小学校(13 校)
開催日
学校名
学年
開催日
学校名
学年
H25.12.17
同 志 社 小 学 校
6年
H26. 1.24
京都市立岩倉北小学校
6年
H26. 1. 7
京都市立葵小学校
6年
H26. 1.29
京都市立岩倉南小学校
6年
H26. 1.10
京都市立八瀬小学校
6年
H26. 1.30
京都市立下鴨小学校
6年
H26. 1.14
京都市立明徳小学校
6年
H26. 1.31
京都市立第三錦林小学校
6年
H26. 1.15
京都市立花背小中学校
6年
H26. 2.5
京 都 大 原 学 院
6年
H26. 1.20
京都市立静原小学校
6年
H26. 2.17
京都文教短期大学付属小学校
6年
H26. 1.22
京都市立修学院第二小学校
6年
H26. 2.21
京都市立錦林小学校
6年
H26. 1.23
京都市立鞍馬小学校
6年
○
中学校(1 校)
開催日
学校名
学年
H25.11.28
京都精華女子中学校
2年
○
大 学(3 校)
開催日
学校名
都
府
H25. 6.17
京
学
25 人
H25.10.31
京都ノートルダム女学院大学
95 人
H25.6.25
京
都
立
人数
大
大
学
100 人
ノートルダム女子大講演の様子
中学生の税についての作文
「税についての作文」募集に、今年度は、左京区内の全中学校から 815 作品の応募がありました。
優秀作品として、次の皆さんに賞状及び記念品が授与されました。
表 彰
区
分
学
校
名
近 畿 税 理 士 会 長 賞
京都府立洛北高等学校附属中学校
納税協会連合会長賞
京都府立洛北高等学校附属中学校
京都府納税貯蓄組合総連合会長賞
京都市立下鴨中学校
左 京 税 務 署 長 賞
京都市立下鴨中学校
ノートルダム女学院中学校
受賞者氏名
土田
前原
守田
青山
岡本
作
文 題 名
綾乃
五パーセントの思いやり
茉莉子
「税」がくれた私の教科書
菜乃
文 化 を 支 え る 税 金
葉南子
あたりまえになってしまった快適生活
朋子
「 私 た ち と 税 」
表 彰
区
分
学
校
名
受賞者氏名
作 文 題 名
京都府京都東府税事務所長賞
京都府立洛北高等学校附属中学校
中村
真奈
未
京 都 市 左 京 区 長 賞
同
校
馬詰
真実
「意志を持っての納税」
近畿税理士会左京支部長賞
京都市立下鴨中学校
貴志
紅音
中学生の「ノブレス・オブリージュ」
京都市左京区租税教育推進協議会長賞
京都市立近衛中学校
片岡
航希
国と国民を支える税を払う義務
京都市立修学院中学校
佐藤
柚子
「
税
と
国
債
」
京都精華女子中学校
谷岡
桃奈
税
金
へ
の
感
謝
ノートルダム女学院中学校
下坂
智美
税金はみんなのため
左京納税貯蓄組合連合会長賞
志
社
中 学
京都府立洛北高等学校附属中学校
木下
楠
萌
に
税
金
感
謝
咲
税金の存在する意味
内田
りま
税金について思ったこと
京都市立高野中学校
田村
琴瀬
「 税 の 大 切 さ 」
京都市立下鴨中学校
桐山
リカ
税金と私たちのよりよい暮らし
京都市立近衛中学校
藤井
拓海
公共サービスの対価について
京都市立修学院中学校
日下部
京都市立洛北中学校
京
区
税
の
京都市立岡崎中学校
由佳
西山
表 彰
来
都
大
原 学
院
竹内
哲平
竹原
周
詩織
税
に
つ
い
て
消費税とTPP問題
中
学
生
と
税
金
消費税の増税について
分
京都市立花背小中学校
堀
京 都 文 教 中 学 校
森川
京都精華女子中学校
ノートルダム女学院中学校
東
公益社団法人左京納税協会長賞
山
中
学
学
校
名
校
京都市立下鴨中学校
私達の生活と消費税
桜
「県民の税金で私たちができること」
熊野
星那
私たち国民と税の必要性・関係性
橋本
萌花
私達の将来の税金と年金
脇坂
玲名
「 税 に つ い て 」
花染
美波
たくさんの思いをのせて
山口
陽子
「税とこれからの私」
増田
有紀
調べてみると面白い酒税について
中井
悠
税
綜一郎
子
前川
京都市立修学院中学校
おめでとう
藍水
中村
伊藤
金
供
た
ち
の
声
優花
ENDLESSROAD~終わりのない道
守
消費税増税から見る日本の借金
京都市立洛北中学校
中島
康真
税の利用方法と増税の必要性
京
院
桒原
児和
税
の
通
る
道
京 都 文 教 中 学 校
小栗
涼嶺
税
に
つ
い
て
京都精華女子中学校
井藤
菜月
税
ノートルダム女学院中学校
野添
華子
「 税 金 に つ い て 」
東
谷村
拓哉
税
都
山
大
原 学
中
学
校
金
金
に
の
つ
使
い
い
て
道
≪納税表彰式で作文を朗読する受賞者の皆さん(京都府立洛北高等学校付属中学校)≫
土田綾乃さん
前原茉莉子さん
税に関する高校生の作文
「税に関する高校生の作文」に今年度は、高等学校7校から 1,104 作品の応募がありました。優秀作
品として、次の皆さんに賞状及び記念品が授与されました。
表 彰
区
分
学
校
名
公益財団法人納税協会連合会会長賞
ノートルダム女学院高等学校
京都府租税教育推進協議会連合会長賞
同 志 社 高 等 学 校
左
京
税
務
署
長
賞
福井
鞠奈
「環境税のあるべき姿とは」
京都府立洛北高等学校
野村
美礼
税 と 私 た ち の 生 活
東 山 高 等 学 校
辻本
崇利
「税金を活かす」
葵
私達に身近な税金
京都府立洛北高等学校
京 都 文 教 高 等 学 校
京 都 市 左 京 区 長 賞
題 名
幸 せ を 守 る 税
京都精華女子高等学校
吉澤
作 文
あやね
同 志 社 高 等 学 校
京都府京都東府税事務所長賞
受賞者氏名
生谷
太田
吉田
安藤
京都府立洛北高等学校
黒田
京都府立北稜高等学校
谷
近畿税 理士会左京支 部長 賞
京都府立北稜高等学校
小野
京都市左京区租税教育推進協議会長賞
京都府立北稜高等学校
渡谷
麻畝
ひかる
七海
私
と
税
消費税増税に賛成か反対か
税
の
大
切
さ
舞依香
NO 税 、 NOLIFE
佳美
税
励
奏一郎
に
つ
い
て
払わされる税金から払いたくなる税金へ
税
に
つ
い
て
京都文教高等学校
中村
由茉
私 の 暮 ら し と 税
東 山 高 等 学 校
塩貝
雅人
増
桑原
怜夢
税は日本の国を彩る輝くシステム
大塚
由果
税について思うこと
京都精華女子高等学校
税
優秀作品の紹介
近畿税理士会長賞
「五パーセントの思いやり」
京都府立洛北高等学校付属中学校
土 田 綾 乃
中学生の私たちにとって、一番身近な税は消費税だと思います。
消費税とは、物やサービスを消費した時に課される税金のことで、現在日本での消費税率は
五パーセントです。
しかし、近い将来には八パーセントになり、さらに十パーセントに引き上げられるそうです。
私が最初にこれを聞いた時、率直に嫌だなと思いました。
八パーセントだと計算が面倒だし、おこづかいからの支出が多くなるのは辛いからです。私
が買うものはせいぜい千円や、高くても数万円なので、消費税もたいしたことはないです。で
も、大人になると、電化製品を買ったり家を買ったりすることもあるので、その時の消費税は
何万や何十万、何百万にもなります。
その負担は決して軽いものではないと思います。なので、私は消費税の増税には反対でした。
しかし、母の意見を聞いて、私の考えは変わりました。
母は、消費税のことを、
「五パーセントの思いやり」と言いました。
消費税だけでなく、税とは私たちが健康で文化的な生活を営むために、国民全員が支払う義
務をもつものです。
つまり、国民全員の、快適な生活ができるように、という国民全員への思いやりなのです。
「外国ではもう十パーセントのところもたくさんあるし、
『税率が上がる』とか、『消費税が
高くなる』と言えば聞こえは悪いけど、
『国民への思いやりを増やす』と思えばそんなに嫌じゃ
ないよ。
」と母は言いました。
私は今まで、税金に対して悪いイメージしか持っていませんでした。
どうして親が汗水垂らして稼いでくれたお金のうちの決して少なくない量を納税しなくては
いけないんだろうと思っていました。
しかし、税はお互いを思いやる気持ち、助け合いの精神の体現なのだと思えば納得できます。
日本には、働きたくても働けない人、子どもを育てたくても育てられない人たちがたくさん
います。その人たちを助けるために税金を払うのです。
消費税はたった五パーセントですが、きっとこの五パーセントで救われる人がいます。八パ
ーセントや十パーセントになれば、もっともっと多くの人を救えるはずです。
私が使っている教科書、通っている学校、毎朝乗っているバスなど、全てに税金が使われて
います。それら全てが、国民どうしの思いやりの結晶です。
国民全員が国民全員のより良い暮らしを願って税金を払っています。
これは、とてもすばらしいことではありませんか。
私がいま払っているのは消費税五パーセントくらいだけど、その五パーセントに、日本国民
全員が不自由なく暮らせる社会になってほしいという思いを込めて、払いたいと思います。
優秀作品の紹介
公益財団法人納税協会連合会会長賞
「幸せを守る税」
ノートルダム女学院高等学校
吉 澤 あ や ね
私は中学三年生の時、税についての作文でそれまで考える事のなかった「税」と向き合った。
その頃私は、税は「私たちの幸せ」のためにあると考えた。高校二年生になった現在もそうで
あると思う。私が去年、あるプロジェクトに参加したことが今でもその思いを強くさせる理由
の一つだ。
私は去年、学校にあるシャロームという団体として東雲プロジェクトというプロジェクトに
参加した。東雲プロジェクトとは、東日本大震災で被災された東北の高校生を近畿へ招待し交
流して震災に関する分かち合いや意見交換をするというプロジェクトだ。そのプロジェクトの
震災に関する分かち合いの時ある東北の高校生が「今、自分がいる環境を愛して欲しい」と私
達に伝えてくれた。とても印象に残る言葉だった。私達が今いる環境は当たり前のものではな
い。そのことを改めて感じた。忘れてはいけないことはその私達が愛すべき環境のほとんどは
税によって賄われているということだ。例えば、突然の火事の際使われる消防車、突然の事故
や病気の際使われる救急車は私達の生活や安全を守るため税で賄われている。また、多くの事
を学び、経験することができ、心を許す友人、尊敬できる先輩と出会えた学校も税によってつ
くられているものの一つだ。私達が過ごしている環境は当たり前のものではない。税という仕
組みがあるからこそ存在するのだ。私達が毎日楽しく笑顔で暮らせているのは税という仕組み
でつくられた環境があるからだ。だから、税によって受けている恩恵はとても大きい。おそら
く東雲プロジェクトでの震災についての分かち合いの時にある東北の高校生が伝えてくれたあ
の言葉を聞いていなかったら私は税によって受けている恩恵の大きさに気付けていなかったと
思う。私は税によって受けている恩恵の大きさを知り、私が以前から願っているある一つのこ
とをこの税に関する作文で多くの人に伝えたい。それは被災地の復興のために少しでも多くの
私達の幸せをつくる税が使われてほしいということだ。東日本大震災が起こった年を表す漢字
が「絆」だったように震災後より一層、人と人との繋がりが重要視される世の中になった。被
災した方と被災した方との繋がりだけでなく、被災した方と被災していない人の繋がりも重要
だ。直接ふれあって繋がり合うことは難しいかもしれないが間接的にならば税という仕組みが
ある限り繋がり合える。誰かが払う税が誰かの「幸せ」をつくるということは素晴らしいこと
ではないだろうか。この先、被災地の復興がどうなるのかは私には分からないが税が誰かの幸
せにつながってほしいと思う。
税は私達の幸せを守るためにある。それは現在も未来も変わらないだろう。税は現在と未来
をつないでいる。これからどのような世の中になろうとも税は一人でも多くの人に幸せをもた
らすものであってほしいと思う。
職場体験学習
平成 25 年6月 11 日(火)~13 日(木)に近衛中学校の2年生2名、平成 25 年 11 月 13 日(水)~15
日(金)に下鴨中学校の2年生3名が職場体験学習のため左京税務署を訪れました。
近衛中学校
下鴨中学校
≪体験学習の感想≫
○
税というのは、生活と密接に関わっているものであり、税についての仕事を行う税務署での体験
はとてもためになる貴重なものでした。
○
仕事は大変でしたが、やり遂げた時は達成感がありました。
○
税務署で働くには、強い責任感が必要だと感じました。
○
資料等発送する準備作業など、一つの仕事を終えた時の達成感はとても気持ちのいいものでした。
○
パソコンで確定申告ができることを知り、とても驚きました。大人になったらパソコンで申告し
てみたいと思いました。
租税教育推進者表彰
租税教育に積極的に取組んだ教育関係者とし
て、京都精華女子中学高等学校の谷奥吉康教諭
に、大阪国税局長から租税教育推進者表彰が贈
られました。
租税教育推進校等表彰
税金の役割や国民の納税義務についての正しい
知識の普及に貢献し、租税教育の推進に積極的に
取組んでこられた学校として、京都市立錦林小学
校に左京税務署長より感謝状が贈られました。
事務局からのお知らせ
租税教室を開催しませんか?
当協議会では、税の意義や使い道などを正しく理解していた
だくため、税務職員、地方庁職員、税理士、納税協会役員など
が講師となり、
「租税教室」を実施しております。外にも、職場
体験学習の受け入れやビデオ・DVDの補助教材の貸出し、学習
資料の配付も行っています。
希望される方は、お気軽に事務局まで御連絡ください。
租税教室の講師募集
当協議会では、租税教室の講師を募集しております。また、毎年9月頃には「租税教室講師育成研修」
も実施しておりますので、希望される方は、事務局までお気軽に御連絡ください。
ホームページ(京都府租税教育推進連絡協議会)
ホームページアドレス http://www.kyoto-sosuiren.com
京都府租税教育推進連絡協議会
検索
ぜひ一度ご覧になってください。
租税教育に関する御意見・御要望等につきましては、次の事務局までお気軽に御連絡ください。
左京区租税教育推進協議会 事務局
(連絡先) 〒606-8555 京都市左京区聖護院円頓美町18番地
左京税務署 総務課内
℡:075-761-5371(※自動音声案内に従い、はじめに「2」を選択してください。)
京都市左京区租税教育推進協議会の構成機関
左京税務署
ノートルダム女学院中学・高等学校
京都府京都東府税事務所
東山中学・高等学校
左京区役所
京都文教短期大学付属小学校
京都府立北稜高等学校
同志社小学校
京都府立洛北高等学校
ノートルダム学院小学校
京都市立洛北中学校(校長会左京支部)
(賛助会員)
京都市立第四錦林小学校(左南校長会)
京都市行財政局税務部税制課
京都市立静原小学校(左北校長会)
京都市教育委員会指導部学校指導課
京都精華女子中学・高等学校
公益社団法人左京納税協会
京都文教中学・高等学校
左京納税貯蓄組合連合会
同志社中学・高等学校
近畿税理士会左京支部