軽微変更届出の運用について 認定された発電設備の発電出力を変更する場合、従来は事前に「変更認 定申請」手続を行う必要がありましたが、平成24年8月27日より、一 定の範囲内での出力の変更については「軽微変更届出」により手続が可能 となります。 これにより、速やかに電力会社との間の契約手続を進めることができま す。 従来の手続の流れ 今後の手続の流れ ③受給契約の 変更申込み (変更認定通知書の写しを提出) ②受給契約の 変更申込み 電力会社 電力会社 (軽微変更届出の写し等を提示) ①変更認定申請 ①軽微変更届出 ②変更認定通知 発電事業者 経済産業局 発電事業者 経済産業局 1 対象となる出力の範囲について 軽微変更届出により変更できる出力の範囲は、認定された出力の±20% 未満の変更、又は±10kW未満の変更の場合のみ(発電設備区分の変更が ある場合は除く。)です。これらを超える出力の変更、又は発電設備区分を またぐ出力の変更については従来どおり変更認定申請により手続を行う必要 があります。 例1:認定された出力が100kWの設備を115kWに増設する場合 →±20%の範囲内(この例の場合±20kW)の変更であるため、軽微変更届出により変更 可能 例2:認定された出力が5kWの設備を8kWに増設する場合 →±10kWの範囲内の変更であるため、軽微変更届出により変更可能 例3:認定された出力が100kWの設備を130kWに増設する場合 →±20%の範囲外、かつ±10kWの範囲外の変更であるため変更認定申請が必要(軽微変 更届出では変更不可) 例4:認定された出力が8kWの太陽光発電設備を11kWに増設する場合 →±10kWの範囲内の変更であるが、発電設備区分(太陽光の場合、10kW未満か10k W以上かで区分が異なる。)の変更を伴う出力変更であるため、変更認定申請が必要(軽微 変更届出では変更不可) 例5:5.5kWで申請しなければならないところ、誤って5.0kWで申請をして認定を受けた 設備について、出力を5.5kWに訂正する場合 →±10kWの範囲内の変更であるため、軽微変更届出により訂正可能 2 具体的な手続 電力会社との間の契約変更手続を進めるためには、軽微変更届出を行った ことを証する書類を電力会社に提示する必要があります。軽微変更届出を 行ったことを証する書類は50kW未満の太陽光発電設備とそれ以外の設備 で異なります。 50kW未満の太陽光以外の設備 地方経済産業局の受領印が押印された様式第 5「再生可能エネルギー発電設備軽微変更届出 書」(写)を電力会社に提示。 50kW未満の太陽光 入力支援システムの画面(軽微変更届出を 行ったことが分かるもの。7ページ「参考1」 参照。)を印刷したものを電力会社に提示。 ③受給契約の変更申込み (軽微変更届出書(写)の提示) 電力会社 ③受給契約の変更申込み (画面を印刷したものの提示) 電力会社 ①軽微変更届出書 (正本・副本(写)各1部) ①軽微変更届出 (Internet) ②画面の印刷 経済産業局 発電事業者 ②受領印を押印した 軽微変更届出書(写) ※受領印を押印した届出書の取得方法は5ページを参 照してください。 入力支援 システム 発電事業者 3 変更認定申請を行った場合における電力会社との契約手続 変更認定申請を要する変更の場合(軽微変更届出の運用変更前に変更認定申 請を行った場合を含む。)であっても、変更認定申請手続中であることを証す る書類を電力会社に提示することにより、当該変更に係る契約変更手続を一定 程度(発電設備を新設する場合は受給契約締結前・工事着手前)まで進めるこ とが可能です。変更認定申請手続中であることを証する書類は50kW未満の 太陽光発電設備とそれ以外の設備で異なります。 なお、変更認定通知書を受領した後は、速やかに当該通知書の写しを電力会 社に提出する必要があります。 50kW未満の太陽光以外の設備 地方経済産業局の受領印が押印された様式第3 「再生可能エネルギー発電設備変更認定申請書」 (写)を電力会社に提示。 ③受給契約の変更申込み (変更認定申請書(写)の提示) 50kW未満の太陽光 入力支援システムの画面(変更認定申請を行ったこ とが分かるもの。7ページ「参考1」参照。)を印刷 したものを電力会社に提示。 ③受給契約の変更申込み (画面を印刷したものの提示) ⑤変更認定通知書(写)の提出 電力会社 ⑤変更認定通知書(写)の提出 ①変更認定申請書 (正本・副本(写)各1部) 発電事業者 ②受領印を押印した 変更認定申請書(写) 電力会社 ①変更認定申請 (Internet) ②画面の印刷 経済産業局 入力支援 システム ④変更認定通知書 ※受領印を押印した申請書の取得方法は5ページを参 照してください。 発電事業者 ④変更認定通知書 (Internet) 4 受領印を押印した届出書(申請書)の取得方法 受付印を押印した軽微変更届出書(変更認定申請書)の返信を御希望の場合は、必ず以下の方法に より届出(変更認定申請)を行ってください。(これによらない場合は返信できませんので御注意くださ い。) 1. 送信用封筒の目立つ位置に朱書きで「返信希望」と記載してください。 2. 軽微変更届出書(又は変更認定申請書)の原本とともに、副本(写)を1部添付してください。 3. 返信用封筒を同封してください(切手を貼付の上、返送先の宛先・住所を必ず記載してくださ い。)。 副本(写)を返送する前に届出書の内容の確認を行いますので、返送には一定程度の期間を要 する旨あらかじめ御了承ください。 FAXでの押印届出書(申請書)の返送の依頼は受け付けておりません。必ず上記の方法によ り郵送してください。 返信用封筒を必ず 同封してください。 ○○経済産業局 エネルギー対策課 宛て 返信希望 切 手 担当者連絡票 軽微変更 届出書(原本) 軽微変更 届出書(写し) 又は 又は 変更認定 申請書(原本) 変更認定 申請書(写し) 切 返信用封筒 手 ※切手を貼付の上、返送 先の宛名・住所を必 ず記載すること 5 変更認定申請を行った場合における電力会社との契約手続 変更認定申請書の写しを電力会社に提出し、受給契約手続を進めるに当たっ ては、以下の点に御留意ください。 ・受給契約の変更を行うためには変更認定通知書(写)が必要になります。経 済産業局(50kW未満太陽光の場合は入力支援システム)から通知書が発 行され次第、速やかに電力会社に写しを御提出ください。 ・電力会社への供給開始前において、10kW未満太陽光の出力を10kW以 上に変更することに伴い変更認定申請を行い、全量配線を希望される場合に ついては、変更認定申請書の写しを電力会社に提出しても受給契約手続を進 めることはできません。この場合は、原則どおり変更認定通知書が発行され た後に、電力会社との契約手続を開始してください。 6 (参考1)50kW未満太陽光の軽微変更届出・変更認定申請画面の印刷方法 ②届出・申請を行った設備の情報が表示 されますので、ブラウザの「ファイ ル」の「印刷」を選択し、印刷してく ださい。また、余白部分に設備IDを 手書きで記入してください。 ①軽微変更届出・変更認定申請を行う と「申請中 設備情報一覧」に届 出・申請を行った設備が表示されま す。「選択」欄にチェックを入れ、 「申請情報参照」ボタンを押してく ださい。 ※上記画面は軽微変更届出の例 7
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