第28号 (H19.9.13発行) - 茨城県

◆茨城県病院事業企業体・経営管理課広報紙◆
平成19年9月13日
第28号
企画・編集 茨城県病院局経営管理課
発行責任者 病院局経営管理課長 塙 冨士夫
水戸市笠原町978番6
029-301-6516
病院局
今回は,民主党の今一男議員の代表質問と,それに対する古田病院事業管理者の
答弁の要旨をお伝えします。
■ 質問 (要旨) ■
H19.9.10 代表質問
今 一男 議員
(民主党)
県立中央病院の果たすべき役割について
【質 問 要 旨】
【古田病院事業管理者 答弁要旨】
今定例会には,補正予算案として中央病院
の放射線利用のがん診療施設や救急医療施設
整備のための実施設計費が提案されています。
議員ご指摘の通り,県立中央病院は,今後,
全県民を対象とした診療を行ないつつ,政策医
療の担い手として期待されるがん医療や循環器
医療などの高度・先進的医療への積極的な取り
組みを進めて参ります。
この施設整備自体,病院の高度医療化につ
ながるものであり,異を唱えるものではありません
が,私は,中央病院の今後の方向性としては,
政策医療への特化の道を歩むべきと考えます。
改めて言うまでもなく,県立病院は全県民を対
象とした診療を行う義務があります。友部病院や
こども病院については,ある程度政策医療も充
実し,県民全ての病院という形で運営されている
と思います。ところが,中央病院の平成17年の
延べ患者数を見てみると,患者数全体のうちの8
6%は笠間市と隣接市町から来ている状況で,
地域病院の様相を呈しています。
また,全県的にみて十分といえない救急医療
体制の充実など県民から求められる医療ニードに
対しても,他の医療機関と連携しつつその中心に
あってバランスよく応えられる質の高い総合診療
体制の構築を目指すことが責務であると考えてお
ります。
そして健全財政の下で県民の皆様が健康維
持のために必要としている安心・安全な医療を出
来る限り合理的・効率的に提供できる病院を目
指す必要があります。
事実,県北では中央病院の存在すら知らない
人が多く,県南の住民にとっては,難しい病気に
かかったらまずは都内の病院へという状況でありま
す。県立病院として,この状況は改善しなければ
なりません。
昨年の四月以来,私が県立中央病院改革に
傾けてきたすべての努力と熱意は,そのような公
的医療の実現がどのようにすれば可能であるかと
いうことへの模索であり,その実現に向かうための
道筋を発見しそこを歩み始めることでありました。
中央病院は,高度,先進,特殊,救急医療
などの政策医療を徹底的に充実させ,医療にお
ける「県民の最後の砦」となるべきであります。そ
れが,県民全ての病院になる道であります。
今後は,これまでは種々の制約の下でしかるべ
き是正努力が半ば放置され合理性を欠いた県
立中央病院の診療体制・経営体制を,今日,
県民が求める目線に沿って医療プロフェッショナル
としての視点から早急に改善し,診療体制の強
化と共に優れた病院統治体制を整えながら「県
民が信頼できる医療の砦」といわれる病院の実
現を目指してまいります。
それによって,県央地域の総合診療機能が低
下するのであれば,別途,民間の総合病院を誘
致するべきです。
そこで,県立中央病院の政策医療の充実にど
のように取り組んでいくのか病院事業管理者に伺
います。