2014 年版アンケート新規意見:貿易・投資上の問題 - 日本機械輸出組合

2014 年新規意見速報版
「2014 年版アンケート新規意見:貿易・投資上の問題点と要望 −大洋州編−」
(2013 年 12 月∼2014 年 1 月実施)
2014 年 7 月
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
事務局:日本機械輸出組合
目
次
2.大洋州地域
†* オーストラリア
………………………
1
†* ニュージーランド
………………………
10
(注) *印は、APEC 諸国・地域
(注) †印は、ASEM 諸国・地域
2014 年速報版 オーストラリアにおける問題点と要望 1 / 9
オーストラリアにおける問題点と要望
区分
1 外資参入規制
意見元
No 問題点
日商
(1) 土地売買取引にお ・外国企業の土地売買取引契約においては契約署名者のID認証を必要とし、 ・領事館以外でのID認証の実施(例:公証 ・Verification of Identity
ける署名者認証手 豪州外での署名の際は、領事館に直接出向き領事館職員前での署名を必要 役場)。
(http://www.landgate.w
a.gov.au/docvault.nsf/w
続き
とする。また、ID認証が火・木曜日の午前中に限定されており、認証必要書類 ・ID認証時間の拡張。
eb/PS_TR_VI/$FILE/V
も明確化されていない。
・認証必要書類の明確な表示。
OIBRO.pdf)
(1) プロジェクトにおけ ・NSW州の電車案件では現地調達率を指定され完成品の輸入はできなかっ ・政治的問題で解決は難しいと思われる
る現地調達比率の た。現地製コンポーネントを採用するか、現地工場で労働者を雇い作業をし
が、現地調達率がプロジェクト毎に変わっ
指定
てこの基準を満たす必要がある。この比率は州政府により決められ州毎にま
たりする事は長期的な戦略を定めるのに
たプロジェクト毎に異なる。現在はこの規制は弱まりつつあり、現地調達比率 障害である。全州現地調達比率を撤廃す
の指定が無いプロジェクトが出てきた。豪州の労働生産性が上がらない限り
るか、同じ方針で固定してほしい。
現地調達率の指定は日本メーカーにとってハンデである。
(1) 現地生産に対する ・豪州の自動車市場は国際的に見て極めて低い完成車輸入関税(5%)、また ・現地製造メークの事業継続のために、税
インセンティブ不足 15年以降FTAが有効となる韓国製輸入車に因るさらなる厳しい攻勢、豪ドル 制や投資面での環境整備、消費者サイド
高による輸出収益の悪化と、現地生産メークにとっては厳しいビジネス環境が の需要喚起策など、政府からの支援強化
続いている。
が必要(工場投資支援、生産インセンティ
現在でも自動車製造業振興のための生産インセンティブや、投資補助といっ ブの増額、等)。
た仕組みはあるが、急激に悪化する生産事業環境に照らして、現状の振興政 ・また、日本製完成車及び部品輸入の観点
策の内容は不十分。
から、早期の日豪FTA締結を希望。
(内容・要望ともに変更)
(1) FIRBの認可の遅 ・豪州に外国企業が参入する場合、FIRB(外国投資審査委員会)の認可が必
延・高コスト負担
要となっている。FIRBの認可には相当の時間とコストがかかるため、豪州へ
の投資時の負担となっている。
(継続)
(1) FTA未締結による ・原則工業製品は国内に業者があるものは5%である(製品毎にTariff
・将来TPP締結時は解決されるものと思う
関税率格差
Concessionの申請をして認められれば0%)。しかし2国間自由貿易協定
が、それまでは豪州と2国間協定を締結し
(FTA)を締結している国の製品には輸入関税は次第に無くなる方向である。 た国の工業製品に対し5%のハンデを負
豪州と韓国のFTAは基本的に合意されたと聞く。韓国メーカーと競合する日 う。TPPが無理なら2国間協定で韓国に対
本企業は多く5%のハンデを負う事になる。
しハンデを負わない対策を急いで欲し
い。
・2013年12月豪州・韓国間のFTA交渉妥結に伴い、2015年の協定発効時に ・この劣勢を跳ね返すために、日本・豪州
韓国製完成車に対して5%の輸入税が撤廃される。これに伴い、日本製と韓
間で早急に二国間のEPA若しくは、FTA
国製完成車との間に輸入コスト差が生じ、日本製自動車は末端における市場 交渉を妥結させ、豪州自動車市場での日
競争力が低減する。
本製自動車の競争力を確保して頂きた
い。
・カナダから輸入するダンプトラックの輸入関税が0%であるのに対し、日本か ・関税率の改定またはFTA締結。
・Chapter87, customs
tariff act 1995
らの輸入関税が5%となっている。
・生産国により同種の品でも関税率に差があり、価格差の原因になっている。
(アメリカ製品は関税がないのに日本製品は5%関税がかかるなど)
2 国産化要請・現地 日商
調達率と恩典
6 外資優遇策の縮 日商
小
8 投資受入機関の 日鉄連
問題
9 輸出入規制・関
税・通関規制
日商
日商
建機工
日商
問題点内容
要望
1 / 11
準拠法
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
2014 年速報版 オーストラリアにおける問題点と要望 2 / 9
区分
9
意見元
No 問題点
問題点内容
日鉄連
(2) 反ダンピング措置
・2004年4月1日、厚板へのAD暫定税賦課(日本、韓国、中国、インドネシ
ア)。
2009年4月1日、措置期間満了により措置撤廃。
・2012年6月15日、日本、韓国、台湾、マレーシアからの熱延鋼板類に対し、
AD調査開始。
2012年12月2日、日本・0%(酸洗コイル)及び7.5%(酸洗コイル以外)、韓
国・2.6∼11.8%、台湾・2.6∼8.2%、マレーシアが15.4%のAD税賦課決定。
(継続)
・2013年2月12日、日本、中国、インドネシア、韓国、台湾からの厚板に対する
AD調査を開始。
2013年7月19日、台湾を除く4カ国に対し、暫定措置を発動。
2013年12月19日、AD委員会が台湾を除く4カ国(CVDは中国のみ)に対し、
クロの最終決定。日本:14.3%、中国:AD:0∼22.1%、インドネシア:8.6∼
19.3%、韓国:0∼20.6%のAD税賦課決定、中国には併せて2.6∼36.9%の
CVD税の賦課が決定。
・2013年10月24日、日本、韓国、台湾、タイからの形鋼に対し、AD調査が開
始。
・2014年1月8日、日本、フィンランド、スウェーデンからの合金鋼厚板に対し、
AD調査が開始
日鉄連
日鉄連
日鉄連
日鉄連
12 為替管理
13 金融
要望
準拠法
・措置の撤廃。
・税関通達2012/661号
・措置の撤廃。
・日本に対する調査の中止。
・日本に対する調査の中。
日鉄連
(3) 輸入モニタリング
・2002年4月、輸入鋼材全般を対象とした輸入モニタリングの実施。
(継続)
日商
(1) 豪ドル高
・豪ドル高によりUSなど海外ベースのオンライン販売利用者が増え、豪国内の
小売業界は大きな打撃を受けている。
日商
(2) 為替の不安定・大
幅な変動
・契約は原則豪$建て。豪$はCommodity Currencyと呼ばれ鉱業生産物の ・変動幅が小さくなるような両国の政策協調
市況に連動していた。不安定で変動幅が大きい(過去5年の幅で見ると2009 は無いものかと思う。
Jan 58.4Y/A$, 2013 March 103.5Y/A$)。インフラプロジェクトは期間が長
く、入札時は現在と将来の入金時の為替変動リスクを考慮する必要があり日
本のメーカーにとって値決めは極めて難しい。利益を出せるかどうかは為替
次第というのが現実ではなかろうか。為替は世界経済の動向と政治と政策に
大きく影響されるので対策は難しいが変動幅が小さくないとビジネスの方針も
立てづらい。
日商
(1) 銀行の寡占化
・4つの銀行の寡占化にある豪州では、資金調達コストが高止まりし易い。
日商
(2) 住宅ローン手続の ・豪州では、住宅ローンの手続きが日本に比べ煩雑であるため、初めて住宅を ・住宅ローン手続きの簡素化促進。
煩雑
購入する一次取得者のローン承認取得が厳しい状況にある。
2 / 11
・銀行業への新規参入や競争の促進。
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区分
14 税制
意見元
No 問題点
日商
(1) 租税条約の相互協 ・租税条約を締結する目的の一つは二重課税の排除であり、これを実効せしめ ・一般的に相互協議が決裂又は一定期間 ・日豪租税条約 第19条
議紛争解決メカニ
る為に日豪租税条約にも相互協定についての規定有り。また、この規定に則 を経ても合意に達しない場合には、仲裁
(相互協議)
ズムの不十分
り、両当局に相互協議を通じて合意して頂き、二重課税の排除を達成。
条項を設け付託する規定を織り込むことも
ただ、日豪租税条約中の相互協議の規定が(その性格上止むを得ないとは
検討していただきたい。
いえ)努力規定となっており、両国による合意を保証するものでは無いため、 ・なお、二国間相互協議による仲裁活用に
将来的に両国間の相互協議が合意に達しなかった場合、二重課税が企業に よっても解決しない場合には、OECD等
課せられる(特に移転価格問題)。
による調停機関の設置が望ましい。
また、たとえ相互協議によって本税の二重課税が回避されても、本税以上の ・また、附帯税についても本税同様、相互
附帯税(延滞利息・ペナルティ等)が国内法により課される場合がある。
協議での議論の対象となるよう租税条約
(継続)
に規定していただければ、日豪相互の投
資促進における予見可能性が高まる。
日商
(2) 資源分野への各種 ・鉄鉱石、石炭等の資源開発に関し、州/連邦政府より多くの各種課税(ロイヤル ・資源開発に対する安定的かつリーズナブ ・鉱物資源税(MRRT),炭
課税の導入
ティ/MRRT/炭素税)を求められ非常な負担となっている。
ルな課税システムが望まれる。
素税等
ただし、炭素税/MRRTは政権交代により、廃止の方向とはなっている(両院の
賛成が必要ゆえ廃止時期が不透明)。
・連邦政府が2012年7月から鉄鉱石及び石炭を対象に鉱物資源利用税を導入
した。鉄鉱石・石炭サプライヤーの経済的負担上昇によって、最終需要家で
ある鉄鋼ミルへの価格転嫁、新規投資活動の減退等の悪影響が懸念される。
(継続)
・2012年7月より、Carbon Tax(炭素税)が導入され、それに伴い電気ガス料 ・制度の撤廃。
金が一気に前期比15%以上も値上がりし、企業の負担増となっている。一方
で、これに伴い、不況下での物価上昇となり消費者の購買意欲が減退、更な
る市況の悪化と悪循環に陥っている。
(継続)
・連邦政府が2012年7月から炭素税制度を導入した。石炭サプライヤーの経済 ・制度の撤廃。
的負担上昇・炭鉱活動制約によって、最終需要家である鉄鋼ミルへの価格転
嫁、需給逼迫、新規投資活動の減退等の悪影響が懸念される。
(継続)
(対応)
・2013年6月26日の労働党党首選挙により、6月27日ギラード氏からラッド氏に党首(首相)交代。
新首相は、鉱物資源利用税と同時施行された炭素税の廃止を表明。
日鉄連
日機輸
日鉄連
日鉄連
日機輸
問題点内容
要望
(3) 外国駐在員の遠隔 ・一時居住者への優遇措置である遠隔地勤務手当(LAFHA)に関する改正案
地勤務手当非課税 が、2012年10月1日より施行され、従来非課税であった駐在員に対する各種
措置の廃止
手当て、特に住宅費補助について課税がなさるようになった。
海外からの投資はオーストラリアの経済成長に欠かせず、駐在員への課税強
化は、外国企業のオーストラリア投資を縮小させ、優秀な人材をアジア太平洋
の他都市へ配置転換させることに繋がる。(オーストラリアの個人所得税率、
FBT税率は、この地域で突出して高く、影響が大きすぎる)
(継続)
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準拠法
・課税に当っては、一定の合理的な免税金 ・Budget Measures
2012-13-Budget Paper
額を設けるべきである。(オーストラリアの
個人所得税率、FBT税率は、この地域で No_2-Part 1 Revenue
Measures-Treasury
突出して高く、影響が大きすぎる)
・Fringe benefits
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2014 年速報版 オーストラリアにおける問題点と要望 4 / 9
区分
14
意見元
No 問題点
要望
準拠法
・LAFHA(Living Away From Home Allowance)税制改正により駐在員の ・税率が40%以上と金額インパクトも大き
家賃補助、食料費手当、子女教育手当の免税がなくなり所得税もしくはFBT く、移行措置等の検討をお願いしたい。
(フリンジベネフィットタックス)が課税されることとなり現地における駐在員の
経費負担増となっている。
(継続)
・遠隔地勤務手当(LAFHA)税制改正により家賃補助などの免除が無くなり、 ・なんらかの緩和措置をお願いしたい。
FBT課税対象となり現地企業に大きなコスト負担となっている。
日機輸
日商
建機工
(4) 課税方法の変更
日商
(5) 高いフリンジベネフ ・LAFHA(Living Away from Home)に対するFringe Benefit Taxの課税対 ・これは日本企業の豪州でのビジネス意欲
ィットタックス
象が広くなり日系企業のオペレーションコスト増になった。
を阻害しオーストラリア親派を育てる機会
を少なくする。決して歓迎できない。税率
の削減を要望する。
(6) フリンジベネフィット ・これまで現地での駐在員の社宅費用の会社払いに関してはFBT課税の対象 ・本社との円滑なコミュニケーションという点
タックスの対象範囲 外だったが(LAFHAの非課税優遇措置)、昨年からそれが廃止され課税対象 で駐在員にしか出来ない役割がある一
の拡大
となり、FBTの支払額が大きく増加してしまった。
方、駐在員は役割を通じて豪州経済発展
に寄与している。その駐在コストを引き上
げるような税制変更は止めていただきた
い。
・従来、駐在員に関して課税の対象外であった遠隔地勤務手当(家賃手当、食 ・資源税制による税収が伸びなかったこと ・豪州税法
事手当)がFBTの課税対象となり(2012年10月より)、当社の場合、駐在員一 による外国企業に狙いを絞った税制改正
人あたり約A$60Kのコストアップとなっている。
であり、早期見直しを望む。
日商
日機輸
16 雇用
問題点内容
・遠隔勤務地手当(LAFHA)がグロスの課税対象となり、企業の税負担が増し ・非課税へ戻すことやネット課税への検討
ている。
を依頼して頂きたい。
日商
(7) 適正飲酒並びに酒 ・現在アルコール飲料に関する物品税 (日本での酒税に相当) はカテゴリー ・Volume Metric Tax (いわゆる純アルコ
類カテゴリー間の
毎に負担率が異なり、これが消費者の適正飲酒並びに業者間の不均衡をも
ール換算の従量税)の導入。
税負担不均衡
たらしており、社会に負の影響を与えていると 考えている。
日商
(1) 高労働コスト
日商
日商
日商
建機工
・Fringe Benefits Tax
・豪州はアジア諸国に比べ平均賃金が高く、特に資源・エネルギー分野におけ
る賃金高騰で、リーズナブルな給与レベルでの労働力確保が難しくなってい
る。また、前労働党政権下で労働組合の権利確保が進展したことで、鉱山スト
ライキに代表される労使問題も本格化している。
(変更)
・リーズナブルな給与レベルの労働力を安
定的に確保出来るよう、給与レベルの高
騰を食い止める仕組みを検討頂きたい。
・労働組合の行き過ぎた権利確保とならな
いよう、企業側との対話も重視して頂きた
い。
・経営活動の大部分をオーストラリア人が担っており、高人件費が経営課題とな ・給与レベルの高騰を食い止める仕組みを
っている。
検討頂きたい。
・一般的に、オーストラリアでの事業の国際競争力が(例:人件費、生産性)大 ・人件費抑制のため、海外労働者受入れ条 ・豪州移民法
幅に低下している。
件(特に最低賃金)の緩和。
・経済協力開発機構(OECD)の調査で指摘された通り、豪州の労働コストは ・労働コストの適正化。
2000年以降13年間で54.1%上昇している。特に製造業では近年の豪ドル高
も相まって収益的に厳しい状況が続いている。
・インフレーション(経済発展)と同等またはそれ以上に上昇する労働コストが特 ・労働法の弱体化。
・Fair work act
に事業投資先または継続先としてカントリーリスクになる懸念を抱いている。
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2014 年速報版 オーストラリアにおける問題点と要望 5 / 9
区分
16
意見元
No 問題点
日商
日商
日商
要望
準拠法
・(日系企業より)最低賃金も高く、土日等休日手当ても高いため、労働集約的 ・海外からの労働者受入、VISA要件の緩 ・FW Act
なビジネス、特に製造業において高コスト体質になっていることから、豪州に
和等により、労働者市場の一層の柔軟化・
おいては販社形式での進出しか現実的に検討できない。
人件費の抑制が望まれる。(労使対立の
緩和)
・豪州では従業員の保護政策が強固で、ストライキも多く、賃金高となりコスト高 ・労働政策の見直し。
・労働法
の一因にもなっている。
日商
日商
問題点内容
(2) 労使交渉における ・企業が厳しい競争に勝ち抜き、安定的な経営を行うためには、生産性や柔軟
組合の非妥協的姿 性の向上が不可欠で、その結果として労働条件の改善が実現する。現行法
勢
における労働協約に関する誠実交渉義務に基づき、企業は組合と公正な賃
金、労働条件について交渉しているが、組合は労働条件の改善のみに傾注
し、企業側の生産性・柔軟性向上に関する提案を誇示している。中長期的に
は、企業の競争力低下、更には豪州でのビジネス撤退を招くリスクがる。
(継続)
・組合加入率の長期低落傾向の中、労働組合主導によるストライキなどの抗議
活動発生、その為の生産活動への影響が常にリスクとして存在する。特に、工
場の統廃合など中長期的取組みにおいて、労働争議発生リスクは事業活動
に大きく影響する。
・組合主導のストライキにより、建設作業が遅延する可能性が有る。
・労使交渉の中で、企業側での労働条件の ・FW Act 228条
改善に加えて、組合が生産性・柔軟性の
向上への協力を確約するプロセスを追
加。
・現行フェアワーク法の改定(調停プロセス
の簡素化とスピード化、バランスと公正さを
欠く労働組合活動の制限等)。
・新規労働協約に対する労使調停局の権
限強化。
・労働争議の許可要件厳格化。
・フェアワーク法
日商
(3) 争議行為の中断・
終了の困難
・組合が容易に争議行為(ストライキ)へ訴えることができ、企業側の申請に基づ ・争議行為の中断・終了に関する規定(重 ・FW Act 424条
き、オーストラリア経済へ重大な損害(significant harm)を与えるとFWAが
大な損害:significant harm)の判断基準
認定しない限り、それを中断・終了することができない。ある日系製造業にお を見直し。
ける2011年の労使交渉においては4回のストライキが発生し、経営インパクト
の大きさに鑑み、FWAへ申請したが、認められなかった。重大な損害
(significant harm)に関する判断基準が高すぎることが問題。
(継続)
日商
(4) 突発欠勤の横行
・現行法において、突発欠勤時の事前連絡や傷病の理由を証明する診断書な ・一企業の労使交渉では、解決が難しいた ・FW Act 107条
どのエビデンス提出に関するルールが適正ではなく、結果として企業におい め、突発欠勤の取り扱いに関するルール
て突発欠勤が横行し、生産・事業活動を低下させている。
を厳格化。
(継続)
例)すべての突発欠勤に対して、診断書
や証明書の提出を義務付け。
日商
(5) 人材不足
・オーストラリア国内では依然として熟練労働者不足が解消されていない状況
であり、海外労働者の受け入が必要な場合が有る。
日商
(6) 労働者の資質
・(日系企業より)基本的資質として、時間を守る(アポイント)、お互い約束した ・基本マナー不徹底・労働者側の危機意識
ことを誠実に遵守する、といったビジネスの基本面で、対応が不十分。(No
欠如を労使ともに再認識し、特に労働者
worriesの世界があまりにも多すぎる)
側の意識改革が必要。
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・臨時技能労働者のビザ(457visa)の発給 ・豪州移民法
要件の大幅な緩和および発給手続きの簡
素化。
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
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区分
16
意見元
No 問題点
日商
(7) 就労ビザ取得手続 ・2013年7月1日、サブクラス457ビザ(長期就労ビザ)の条件改正が発表され、
の規制強化
英語能力の審査(IELTSスコア5以上)が加わった。
7月1日以前に提出した書類も7月1日以後に審査される場合は新法が適用さ
れると発表され、IELTS受験の準備を進めていたが、のちに新法は適用され
ないと判明。移民局の対応が二転三転し、非常に混乱した。
・2013年7月以降のサブクラス457ビザに関する法制の厳格化に伴い、特に若
手を中心とする駐在員の派遣のハードルが上がっている。また、リスク回避の
ための相談・手続きコストも増加している(厳格化の本来の目的は、多くの日系
企業の様な対象への規制では無いと思われるが、厳格化に伴い、過剰と思わ
れる対応もせざるを得ない状況にあり、日系企業の投資意欲減退にも結びつ
きかねない)。
・2013年の法規改定で技術者の短期就労時のVISAは400サブクラスが必要と
なり、申請のペーパーワークとVISA発給まで時間が掛るようになった。予期
せぬ不具合調査の為に検査員、作業者が緊急で出張しなければならない時
には問題である。これまではビジネスビザで簡単に出張できた。
・駐在員ビザ申請コストの高騰及び審査期間の長期化。
日商
日商
日商
問題点内容
要望
準拠法
・457ビザ取得に関する規制の緩和。スピ
ーディな審査。
・移民局オフィサーの対応の統一・改善を
要求します。
・移民法
・豪州と日本企業のキャリアの考え方(スペ
シャリストOrジェネラリスト)や給与制度の
違い(ボーナス比率の高さ)等を踏まえ、
紋切り型でない柔軟なルール設定を検討
いただきたい。
・VISA発給手続きの簡略化と時間短縮を
要望する。
・457ビザ取得に関する手続きの簡素化及 ・移民法
び審査期間の短期化。
・通常日本からの駐在員が取得するSub-Class 457 Visa につき、移民局の ・健康保険への強制加入を免除いただきた ・移民法
対応が一定しておらず、担当者により相当の取り扱い相違がでてきている。ま い。
た、申請登録費用の値上げ(AUD 455 →AUD 2,590)や、健康保険加入 ・研修コストの減免をお願いしたい。
(最低でもAUD 2,600程度)が条件となる等、年々コストが上昇している。ま
た、VISAススポンサー維持のためには、年間総人件費の2%を現地従業員研
修コストとして拠出が義務付けられている。
日機輸
(8) 就労VISA取得の
障壁
日機輸
(9) ドライバーの安全 ・サプライヤー及び運送業務受託業者はドライバーの安全確保(過労防止と適
確保に関するコスト 正な運行計画作成)の責任を負うため、ドライバーにかける保険に加え、ドラ
アップ
イバーの訓練や労働管理が増加し、輸送代の値上げにつながっている。
17 知的財産制度運 日機輸
JEITA
用
(1) 私的使用目的での ・私的使用目的で、正規に購入した音楽CDをPCに録音、さらに当該PCから ・現実に即した私的使用目的での複製の権 ・オーストラリアでは、タイム
複製の権利制限
携帯オーディオにコピー、放送番組をタイムシフト視聴するために録音・録
利制限の導入。
シフト目的での複製につ
画、さらに当該複製物を外出時に視聴するためにスマートフォンに再複製、
いて、複製物の再複製は
購入した書籍を電子化してタブレットにコピーする、といったことが現実に行
違法となりうるとの注
われている。
(Note)が記されている
これら行為により、権利者に損害が生じているとは考えられないことから、上記
(著作権法111条)。
が適法となるように権利制限がなされるべきである。
しかしながら、国によっては、そもそもそれら行為が法文上は違法と位置づけ
られていたり、一部の行為を適法としていても不十分であることがある。
なお、日本では、著作権法30条により、比較的広範に私的使用目的での複
製を権利制限している。
19 工業規格、基準
安全認証
(1) 独自の規格の導入 ・輸入工業製品が多く国内流通量が少ないにも関わらず、独自のAS規格や
・AS規格の撤廃とISOへの標準一本化を
MDG(鉱山規制)があり、国際規格ISOとの互換性について不明瞭であった 検討して頂きたい。
り、差異があり対応し難い。
建機工
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・AS (Australian
Standard)
・MDG15
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2014 年速報版 オーストラリアにおける問題点と要望 7 / 9
区分
19
意見元
No 問題点
日商
(2) 州政府独自の自動 ・自動車について、ビクトリア州の安全装備義務化導入決定、スピード規制装
車安全基準・規制 備案やニューサウスウェールズ州の代替燃料標準化案など、連邦政府では
の導入
なく各州政府が独自の基準にて規制導入を推進する動きは収まってきたと認
識。今後はADRのEC規制へのハーモナイズを進めていただきたい。ハーモ
ナイズが進まない場合、専用開発や種類増などを招き、豪州のお客様への新
型社導入の延期やコスト負担増につながる恐れがある。
(継続)
(3) Product
・2012年7月1日からProduct Steward-ship導入により、TVの輸入者及び製
Steward-ship導入 造者は全てのTVのリサイクルに寄与しなければならなくなり、新たな採算悪
による採算悪化
化の要因になる。
(継続)
(4) 欧州規格に準拠し ・豪州は英国の植民地から発展した国であり旧英連邦のメンバーでもあった。
た工業規格、基
歴史的にインフラの規格は英国生まれ、最近は欧州規格に準拠することが多
準、安全認証
い。日本規格で生産された製品は追加で認証を得るか、最初から豪州規格
(欧州規格)に合わせて作る。これは追加コストでありハンデである。現代は電
気自動車の充電器規格、或いは高速鉄道の方式、鉄道の信号方式などを筆
頭に規格戦争の時代とも言える。
(1) 港湾業務の寡占
・港湾業務は、基本的に2社(Partrics社・P&O社)独占状態である為、サービ
ス改善・コスト削減のための企業間競争が発生しない。当該2社の収益が高す
ぎする点を豪政府も問題視している。
(継続)
(2) 国内輸送業の独占 ・国内輸送業は、鉄道輸送は荷扱いが遅いため、Toll/IPEC社が提供する全
国ネットの宅配サービスが主要な国内運送手段であるが、事実上の1社独占
となっている為、健全な企業間競争が生まれない。
(継続)
日機輸
日商
20 独占
日機輸
日機輸
21 土地所有制限
日商
22 環境問題・廃棄物 日商
処理問題
問題点内容
要望
(1) 土地取得許認可審 ・外国企業の土地取得取引においては、外国投資審査委員会(FIRB)による
査の遅延
審査を必要とし、時間を要する。
準拠法
・これからも各州政府が独自の基準で個々
の規制導入を進めることが無いよう、連邦
政府主導で規格や基準が検討される仕組
みを強化いただきたい。
・EC規制のハーモナイズの促進もお願い
したい。
・日本では既に多方面で対策がされつつあ
るが、これは国家として纏まって戦う必要
がある。インフラが第2のガラケーになって
はならない。
・Wolongongが開港すれば当該2社以外
が運営することを提案したい。
・鉄道輸送の改善を希望する。現状、鉄道
輸送が遅いのは各州によってレール幅が
異なるため、貨物を積み直さなければなら
ないためである。共通のレールによる鉄道
輸送が可能となるよう、各州に訴えていき
たい。
・同審査の簡易化。
・FIRB(http://www.firb.
gov.au/content/real_est
ate/real_estate.asp)
(1) 不合理なCO2排出 ・2015年から適用される前提で検討されているCO2規制につき、以下3点を課 ・①各メークの販売ラインナップを考慮した
規制実施政策
題として認識。
調整を徐々に始めていただいているも、さ
①当所の規制内容は、乗/商問わず一律CAFÉ方式で排出量を試算した定
らに柔軟な規制内容となるよう検討いただ
量の規制となり、商用車・大型車を中心にラインナップするメーカーにとって
きたい。
相対的に不利。
②コンサルタントレポートが実情を踏まえ
②政策立案をサポートするコンサルタントレポートが、自動車業界・技術開発 ていない旨、現在は政府が理解されてい
等の状況を逸脱しており、非現実的な前提を設定。
ると認識。今後も、現況に基づいた政策検
③政策決定に向けたプロセスに度々遅れが生じており、現在もRIS(Risk
討をお願いしたい。
Impact Statement)が未発行(当初は2012年8月発行予定)。規制対応に向 ③政策決定の遅れを考慮した施行時期の
けた開発時間の確保が不十分となる恐れあり。
調整をお願いしたい。
(継続)
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区分
22
意見元
No 問題点
問題点内容
日商
(2) 甘い環境規制
・日本企業は環境対策技術に優れており優位技術を多く持つ。例えば豪州の ・カーボンタックス撤廃の動きもあり豪州は
火力発電所の排気基準は日本に比べ極めて甘い。優位技術があっても需要 環境問題に後ろ向きのように思われる。豪
が無い。排煙脱硫・脱硝装置、煤塵除去装置などの高度な環境製品の需要
州は先進国のひとつ。先進国にふさわし
は無い。
い環境基準を備えるべく国に働きかけて
はどうか。
日商
(3) 環境規制−炭素価 ・2012年7月に導入された「炭素価格制度」は、国際的にみても高い料率であ
格制度の導入
るCO2ガス1トンあたり23ドル(約2千円)の支払いを、排出量の多い企業約
500社(トヨタ、GMホールでン、フォードを含む)に求めるもの、当所3年間の
固定価格期間を経て、排出権取引制度に移行するものとされている。この炭
素価格は、海外から輸出される工業製品には適用されず(カーエアコンの冷
媒などを除く)、現地で生産活動を行っている製造事業者にとって、大きなハ
ンディキャップである。
一方、政府は製造業のエネルギー消費効率の向上や、温暖化ガス排出削減
のための技術・資本投資を支援するため、クリーンテクノロジープログラムを設
置し、自動車産業を含む電力やガスを大量に消費する企業や、炭素価格制
度により直接的な影響を受ける企業へ、8億ドル(約700億円)の投資補助金
を措置しているが、需給資格のある企業・事業体が多岐に亘り、大手製造会
社への補助金の付与額は限定的。結果的に、輸入品に対する現地生産品の
価格競争力が損なわれている。
(現在議会で廃止に向けた議論がされていることは承知しているが、念のため)
(継続)
(4) 長期を要する環境 ・石炭プロジェクト開発の環境許認可プロセスが州政府、連邦政府で重複し、
許認可手続き
プロジェクト開発に必要な環境許認可がおりるまでに数年を要することもあ
る。
(5) 不透明なGHGコス ・前労働党政権のもとに導入された現行の炭素価格制度を現保守連合政権は
ト負担
廃止する意向であり、現在、新たなGHG対策制度の検討が行われている。天
然ガスを使用した発電は他の化石燃料を使用した場合に比べGHG排出量
は少なく、天然ガス事業はGHG排出削減に貢献するものであるが、その天然
ガス事業に対するGHG削減コスト負担が他国での事業よりも大きくなる内容
の制度となった場合には、オーストラリアの天然ガス事業の国際競争力が低
下する。
(1) 政府の各種認可取 ・政府の各種認可(安全性などの政府認可が必須である製品や、市場適合性
得手続の遅延
証明などの市場参入の観点から政府認可の取得が必要な製品など)の取得
が義務付けられている製品について、認可取得に6週間以上かかるなど、政
府の対応が遅い。
(継続)
日商
日商
23 諸制度・慣行・非 日機輸
能率な行政手続
日商
要望
準拠法
・補助金付与にあたっての、国際競争に晒
されている業界・事業体への配慮と、排出
権取引制度へ移行時の、現地製造事業者
が国際競争力の面で不利とならないような
制度設計をお願いしたい。
・投資の障壁となる重複した許認可プロセ
スの是正を望む。
・環境許認可関連法案
・LNGの国際競争力に配慮したGHG制度 ・クリーンエネルギー法
の導入。
・2008年10月よりオンライン認証サービス
が始まったが、それを処理する政府スタッ
フが少ないため、より時間がかかっている
状況である。申請を処理できるスタッフを
増員することを政府に求めたい。
(2) 州政府・連邦政府 ・(日系企業より)州政府・連邦政府での許認可手続きが不透明で、弁護士事務 ・許認可プロセスの透明化。
の許認可手続の不 所・コンサルタント側ですら、全容が把握できないケースあり。連邦政府での
透明
認可取得後、州政府側での許認可手続きに不備があり、さらにプロセスに時
間がかかるケースあり。
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2014 年速報版 オーストラリアにおける問題点と要望 9 / 9
区分
23
意見元
No 問題点
日機輸
(3) 州により異なる各種 ・各種免許取得に関して、州ごとに多くの異なった法律がある為、ある州で取得 ・全国で認められるライセンスの新規設定、
免許制度
した免許が他の州で認められない場合がある。例えば、隣り合うクイーンラン もしくは、他州でも認可されるように各州に
ド州とニューサウスウェールズ州では、電気関係の免許に関する法律が異な 要望する。
るため、州境で電機機器のサービスを行うには両方の州の免許取得が必要
で、取得費用が2倍になる。
(継続)
(4) 宅地開発許認可の ・(日系企業より)慢性的な住宅供給不足にあり、不動産価格の高騰を招いてい ・許認可プロセスの透明化。
遅延
る都心部(及び通勤エリア圏)で、宅地開発許認可をもつCouncilにおいて、
環境規制等を盾に許認可プロセスが遅々として進まず、宅地開発の遅れか
ら、実態とかけ離れた不動産価格の高騰を招いている。
(5) 港湾使用料の大幅 ・当社は製紙原料用木材チップの輸出のため、公共港湾である
・港湾使用料の値上げについては、利用者
値上げ
Bunbury(WA),Portland(VIC),Geelong(VIC)を使用しているが、Port
との対話機会を提供すると共に、十分な
Authorityに支払うPort Chargeの値上げが著しい。港湾使用料値上げは国 説明を実施する等して慎重に判断してい
際競争力の低下に直結する。
ただきたい。
(1) 政権交代時の行政 ・(日系企業より)政権交代や州首相交代等の政治イベントが見えてくると、許 ・政治側においても、行政面での首尾一貫
の一貫性欠如
認可姿勢・税制面での変更等が予測できず、企業側としては政治イベント後
性(ビジネス側の投資姿勢への影響)につ
の影響を見極めるべく、一律、投資見送り・意思決定先送りとせざるを得ない き一定の配慮をいただきたい。
(FBT変更の混乱等がビジネス停滞を招いた)。
(2) 税改正の不透明
・社用車がFBTの対象になると決まった途端非対象に戻り、課税方式の変更に ・税の透明性を確保して頂きたい。
混乱を来たしている。
(3) 新規則実施の不透 ・新規制のリリース時期や方法に対するルートが曖昧、またデータベースが乱 ・業界団体や該当企業へ事前告知の徹底
明
雑であり、唐突な発行と受け止めることが多い。
をして頂きたい。
(1) 港湾業務の遅れ
・Botany港(シドニー近郊港)で、慢性的に受入可能数以上の船舶が入港して ・Botany湾拡張をNSW州が進めている。
くる事が一因で、港湾業務遅延が多発している。
Botany湾以外にも約100Km南の
(継続)
Wolongongで新たなコンテナポートを開く
ことも検討中であり、日本からも新港開港
の実現の支援を頂きたい。
(2) 路肩駐車規制によ ・市内では路肩駐車規制により、配荷先からかなり離れた場所に配荷車を駐車
る配荷効率悪化
し、目的地までは台車で荷物を運ぶ場合がある為、配荷スピードがダウンす
る他、台車で運んでいる間に、駐車中の配荷車の積荷の盗難被害につなが
る。
(継続)
(3) 製造加工産業の立 ・厳しいHSE、環境規制に加え、人件費含むコスト高、熟練労働者不足などか ・製造・加工業誘致・育成諸策の検討、実
地困難
ら、本来はプロジェクト現場に近いところで製造・加工すべき製品も海外で製 施。
造・加工せざるを得ない。
日商
日商
24 法制度の未整
備、突然の変更
日商
建機工
建機工
26 その他
日機輸
日機輸
日商
問題点内容
要望
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準拠法
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
2014 年速報版 ニュージーランドにおける問題点と要望 1 / 2
ニュージーランドにおける問題点と要望
区分
9 輸出入規制・関
税・通関規制
12 為替管理
意見元
No 問題点
日商
(1) 木材加工産業への ・発展途上国と比較して高額な労務費、加工工場に対する環境規制、規格規 ・現実にそぐわない過度な規制を撤廃す
過剰な規制
制、安全規制などの強化、加工製品よりも原木の素材そのものへの(半政府
る。原木から加工製品へ研究主眼を移行
機関による)研究投資の傾斜、これらによって、原木の競争力は高まっている させることで、加工工場の国際競争力アッ
が、加工品(加工工場)の競争力は低下する一方となっている。
プを図り、相次ぐ工場閉鎖に歯止めをか
(丸太のまま売った方が儲かる。)
け、国内雇用を確保できるのではないか。
日製紙
(1) 為替の不安定
・輸出売上と収益はNZD対USD、円等の為替変動に大きな影響を受けるが、 ・為替の安定が望ましい。
近年はNZDが他の通貨に対して強くなり続けている。
(変更)
・国内経済が小さい故に、世界経済に影響を受け易く、為替の変動リスクが大 ・安定した為替の実現。
きい。最近のNZ高傾向は輸出企業にとっては脅威。
・為替変動が大幅かつ急激で、売上、利益管理が難しい。
特に対円の揺れ巾が大きく、売上の6割を占めていることもあり、企業努力に
よる収益を簡単に超えてしまう。
現在の為替推移の中では、有利な為替予約も望みづらい。
日商
(1) 永住権・就労査証
取得審査の厳格・
遅延
・当社業務を円滑に遂行するためには、英語、日本語能力の高さが重要であ ・就労査証においては申請後1ヶ月程が望
る。また当業界の平均給与水準が、当地の平均給与より低いため現地人(日 ましい。
英可)の人材確保が難しい。仮に採用となっても人件費高騰に繋がるために ・永住権においては管理職以上と定めず、
なかなか雇用できない状況にある。よって、日本人採用が常になっている。そ ある一定期間の雇用や会社からの推薦状
の際に問題になってくるのが、就労査証の新規取得及び、延長更新に掛かる などがある人材においては申請を認めて
日数である。また同様に長期雇用を考えた場合の永住権取得についても審
欲しい。
査がより厳しく日数が相当掛かる状況である。就労査証においては、新規・延
長申請でも取得までに約半年掛かり、取得できても就労査証期間が1年と短
く、取得後の半年後には再申請手続きの準備をしなければならない。永住権
においては約1年以上の期間を要し、取得条件も当業界においては管理職
以上でないと申請すらできない状況である。
日商
(2) 添乗員への就労査 ・日本より当地へ観光目的で来られるお客様をお連れする添乗員に対する査 ・就労査証の取得免除を希望する。若しく
証取得義務の不平 証において、その取得に掛かる期間が約1ヶ月掛かっている。そして、その査 は、取得までの期間短縮や取得に関する
等・煩雑
証期間が1年と短い。再申請においても、毎回同様手続きが必要となり、既出 費用軽減を行って欲しい。
の書類であっても再度提出書類の翻訳に掛かる費用が発生し、これだけでも
数万円掛かっている。また、日本からの添乗員には査証取得が義務付けられ
ているが、ニュージーランドから同行する添乗員には日本国の査証取得義務
はなく、不平等が起きている。
日商
日商
16 雇用
17 知的財産制度運 日製紙
用
問題点内容
要望
準拠法
(1) 特許申請の透明性 ・ニュージーランド特許法では特許申請時の透明性や公開性が不足しており、 ・国際状況に合わせて、特許法を改善する ・Patents Act 1953
不足
市場製品を生産するための周知の工程をニュージーランド国内に導入する
ことが望ましい。(2014年に改定が見込ま
際にリスクとなりうる。
れる)
(継続、要望変更)
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貿易・投資円滑化ビジネス協議会
2014 年速報版 ニュージーランドにおける問題点と要望 2 / 2
意見元
No 問題点
17
日機輸
JEITA
(2) 私的使用目的での ・私的使用目的で、正規に購入した音楽CDをPCに録音、さらに当該PCから ・現実に即した私的使用目的での複製の権 ・音楽のフォーマットシフト
複製の権利制限
携帯オーディオにコピー、放送番組をタイムシフト視聴するために録音・録
利制限の導入。
は1デバイスにつき1つま
画、さらに当該複製物を外出時に視聴するためにスマートフォンに再複製、
でに限定されている(著作
購入した書籍を電子化してタブレットにコピーする、といったことが現実に行
権法81A条)。
われている。
これら行為により、権利者に損害が生じているとは考えられないことから、上記
が適法となるように権利制限がなされるべきである。
しかしながら、国によっては、そもそもそれら行為が法文上は違法と位置づけ
られていたり、一部の行為を適法としていても不十分であることがある。
なお、日本では、著作権法30条により、比較的広範に私的使用目的での複
製を権利制限している。
26 その他
日商
(1) 電力料金の不安定 ・NZ南島は特に水力発電への依存が大きく、冬場の雨量が少ない時期に電
力料金が異常に上がる傾向にある。
日製紙
(2) コンテナ輸送の遅 ・NZの輸出入量がバランスしていないため、コンテナの確保難や市況アップよ ・NZ国内における船舶輸送サービス競争
延・運賃の不安定
り輸送遅延の発生、あるいは需要ピーク時の割増運賃が発生する。
による改善が望ましい。(2014年は若干の
改善が見込まれる)
区分
問題点内容
要望
11 / 11
準拠法
・電力ソースの多様化を通じたコストの安
定。
貿易・投資円滑化ビジネス協議会
新規意見速報版
2014 年版アンケート新規意見:貿易・投資上の問題点と要望
2014 年 7 月
連絡先: 日本機械輸出組合
通商・投資グループ
谷口、和田、長岡、庫元
〒105-0011
東京都港区芝公園 3−5−8 機械振興会館 401 号
TEL 03-3431-9348
FAX 03-3436-6455
E-Mail [email protected]
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