向日市の文化遺産 11 ※「向日町上之町復元図」 より 伊丹屋(植木) 西国街 水口屋別家 N 中尾屋(竹かご) 須田家 住宅 現代によみがえる町屋 道 亀田屋(たたみ) 田西屋(植木) 坂田屋 (壁方) 梅尾屋(竹) 高野屋(青物) 道 ご た あ 西ノ段 瓦屋(葬式の箱) 真野伊織(書家) 中ノ段 嶋津屋(魚) 輪違屋 (壁方) 美籠屋 (壁方) 吉田屋(キセル) 大坂屋 (塩問屋) 山吹屋(銅道具) 杉葉屋別家 扇屋(茶わん) あたご 賢庵(医師・丸薬) 嵯峨屋 松葉屋別家 (銭両替) 鳥羽屋別家 桔梗屋(米) 檜葉屋 升屋(仕立・植木) (魚類) 森尾屋(賢庵方) 岡本為三郎(儒者) 桂屋(呉服) 花形屋(植木) 陽枝屋(竹) 中川宋順 ましたが、周辺の環境も変わる中、老朽化が進み、1972年(昭 松葉屋 年 (平成3) からおよそ6年の歳月をかけて修復されました。 須田家住宅 京都府向日市寺戸町西ノ段1番地 アクセス 向日市役所 向日神社 (宿・植木) ま つ ば や 向陽 天文館 小学校 (須田家住宅) げんな 江戸時代初期の1616年(元和2)、向日町の町なみを N 205 向日町 警察署 南真経寺 勝山 中学校 朝堂院跡 と 向日町に栄えた町なみ えんきょう スーパー 阪急西向日駅 松葉屋は遅くとも 1744年(延享1年)には 今の場所に移ったんだ! 須田家住宅 大極殿跡 丹波道 202 JR東海道線 海老屋 (たたみ) 阪急京都線 歩道橋 西 国 街 道 競輪場 鮫屋(弓矢) 富永屋 福祉会館 築地跡 記録した冊子には、米屋、酒屋、油屋などの食料店や呉 服屋、植木屋、さらに、この地域の特産品の竹を扱う業 者など多くの商家が見られます。 とくに松葉屋周辺は大きな店がたち並び、京都近郊 の町場としてにぎわっていた様子がわかります。 平成21年度 緊急雇用創出事業 発 行 向日市教育委員会 〒617-8665 京都府向日市寺戸町中野20番地 TEL.075-931-1111 2010.3.26S3000 ! が⋮ 向日市文化資料館 杉葉屋 (造酒・麻荢) 現在の 松葉屋は ココ!! 67 JR向日町駅 鳥羽屋 (絞油・鉄地) 阪急東向日駅 (綿) 物集女街道 こんなに たくさんお店が あったんだ! 槌屋 富永屋︵人形︶ 加納屋︵竹切︶ 安川屋︵壁︶ 鮫屋別家 杉葉屋別家 大坂屋別家 近江屋︵桶樽︶ 辰巳屋︵箒︶ 花籠屋 大和屋︵小鳥︶ 岩垣屋︵葭簾︶ 室尾屋︵瀬戸物︶ 谷麻屋︵植木︶ 鎌加屋︵青物︶ 針屋(諸品針) 紀伊屋︵塩肴 塩・︶ 房滝屋︵柴小売︶ 高浪屋︵呉服︶ (醤油) 菱屋(呉服) 1987年 (昭和62) 、 京都府の有形文化財に指定され、 1991 き そう 聞 こえて 福嶋屋(質屋) ば道 位置します。昔、この辺りにはこういった商家がたくさんあり 和47)からは空き家となっていました。 紅葉屋(古道具) 簾屋(キセル) 近江屋(紙問屋) (医師) も ずめ かい ど う 須田家住宅は、西国街道と愛宕道(物集女街道)の分岐点に 江 戸 時代の 向日 町 の にぎわ い 鳥羽屋別家 たん すだけ じゅうたく 水口屋(竹) 雁金屋(竹) 桔梗屋(口入) かわや(青物) 江戸屋(清酒) 沢口屋(古手) 坂本屋(マン頭・菓子) 笛屋(醤油) 尾崎屋(古手) 籠屋(竹かご) 鶉屋(屋根葺) 葭屋(植木) 〈 修復( 整備)後のすがた 〉 京都府の指定文化財 京都府下では最も 古い町屋です。 須田家住宅とは? あたご もずめ 峨から愛宕山へ向かう愛宕道 (現物集女街道) と たんば ▼ 主屋 平面図 須田家は、 京都から西宮に通じる西国街道、 嵯 向日町から丹波へ向かう丹波道の分岐点にあり 京都府有形文化財 指定範囲 ▲座敷 通り土間から 見た仏間 まつばや ます。 「松葉屋」 の屋号をもち、 明治30年代まで、 しょうゆ しょうか おもに醤油の製造・販売をしていた商家です。 当主は久兵衛さん 縁 くど 竈(かまど) 床 久兵衛さんは、江戸時代初期の1616年(元和2)、向日 台所 かみのちょう 町上之町で、 醤油づくりをしていました。 以後、 当主は代々 とめ、指導的な役割を担ってきました。 展示室 くみがしら ざしき 座敷 湯沸室 どま 通り土間 中の間2 前庭 向日神社の門前に向日町が成立 (天正20) 江戸時代 1679 (延宝7) 廊下 物入 大戸 向日町上之町の検地実施(上之町町衆32軒) 松葉屋甚右衛門が記載される 松葉屋久兵衛、中丸ノ段に居住 落ち間 正面図 (東立面図) 南棟は柱が細く、おしゃれな つくりだよ!京都の町家とは ちがって、間口は広いね! ▲ 向日町の屋敷地と職業の調査の実施 松葉屋利兵衛、上之町中丸ノ段で醤油屋を営む 現在の須田家住宅主屋南棟を建てる 1719 玄関 ▲ 1616 (元和2) 押入 中の間1 向日町と松葉屋(須田家) 1592 ぶつま 仏間 便所 奥座敷 床脇 げんな 久兵衛を名乗り、向日町上之町の組頭などの町役人をつ ▲北棟座敷東面襖絵 えん 背戸口 遺構 展示 き ゅ う べ い ふすま 上の蔵 北棟座敷東面 帳場 くど (享保4) 竈 1744 この頃までに、松葉屋が西ノ段の (延享1) 現在地に移る 住宅は 須田家 現在の 道の 国 西 街 もともと ね! あったの に 側 い 向か 1825 「向日里人物志」がつくられる (文政8) 明治時代 松葉屋利八郎(隅田清陽)、 向日町を代表する文人の一人として活躍 1842 この頃、向日町上之町37軒・下之町約60軒 (天保13) 松葉屋が主屋北棟を建て添える 1885 (明治18) この頃、松葉屋が座敷の北側に奥座敷を増築 南棟 北棟 ▲南棟通り土間西面 おくどさんでたくさんの 使用人のまかないを したんだろうね…。 前庭
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