基調講演 アートマネジメント人材等育成の重要性と大学の役割

基調講演 アートマネジメント人材等育成の重要性と大学の役割
片山 泰輔 協力者会議委員 座長(静岡文化芸術大学文化政策学部 教授)
私の大学も、皆さまと同じように当事業に取り組んできています。
るさまざまな効用(ユーティリティ)の二つに分けられると思いま
ただ、ここでは協力者会議のメンバーということで、少々お時間を
す。
頂いてお話をさせていただきたいと思います。基調講演となって
文化権に関しては、古くは 1948 年の「世界人権宣言 27 条」
いますが、そのような大げさなものではなくて、大学関係者で共
に文化芸術に対する権利がうたわれているわけですが、日本は
有しておきたいことを報告会に当たって確認させていただくという
それから半世紀後れて、2001 年の文化芸術振興基本法の第
趣旨でお話しします。タイトルは「アートマネジメント人材等育成の
2 条の中に「文化芸術を創造し、享受することは人々の生まれ
重要性と大学の役割」で、アートマネジメント人材の後に「等」が
ながらの権利である」と規定され、現在に至っています。文化や
付いているところが一つのポイントと考えていますが、この辺はこ
芸術は人権であって、国や地方公共団体がそれを保障すること
の後にお話ししていきたいと思います。
が求められているということになります。もちろん人権だからといっ
て、その全てを税金で供給するわけではありませんが、病気や
障害、経済的理由、その他いろいろな理由で文化的権利である
文化や芸術を享受できない人たちがいるとき、国や自治体など
が介入することが必要になるということかと思います。
社会的・経済的なさまざまな効用に関しては、芸術の創造性
が創造的産業の基盤となって経済を牽引するといった議論もあ
りますし、あるいは文化や芸術が地域のアイデンティティとなる、
あるいは国家のプレステージになるといったことも言われていま
す。あるいは、芸術がコミュニケーション教育に大きな効果を発
揮する、社会的包摂に大きな貢献をするなど、さまざまな芸術
や文化の公共的意義が今日指摘されているわけです。国が税
金を使って文化や芸術にコミットするのは、このような芸術や文
化の公益性に着目してのことだと言えるかと思います。
言い換えると、金と暇のある人のための単なる趣味や娯楽にと
どまらないところが重要なのです。もちろん趣味・娯楽としての芸
術も非常に大事で、われわれはそれを日々楽しんでいるわけで
すが、それだけでは国や自治体などが公的にコミットすることには
1.はじめに
なってこないと思います。従って、今回私たちが取り組んでいる
今回私たちが参加した事業は、文化庁という国の機関が税金
人材育成の事業も、公益の担い手の育成という側面が非常に
を使って実施している事業ですので、まずは国が税金を使って
重要になってくるのではないかと思います。単なる趣味・娯楽に
文化芸術に関わる理由を確認するところから始めたいと思いま
関わる人たちを育てることを超えて、公益に寄与する人材を育
す。これについてはいろいろな説明の仕方がありますが、大ざっ
成することが重要だと思っています。
ぱに整理すれば、その根拠は文化権の保障と社会・経済に対す
1
2.芸術の創造と享受に関わる人材のイメージ
③制作者、学芸員、教育者、ファシリテーター
芸術や文化の創造、あるいはその享受に関わる人材について
そして、劇場やコンサートホール、あるいは劇団や楽団におい
少し考えてみたいと思います。どのような人材が必要なのかとい
て公演などを制作する制作者、プロデュースする人がいます。そ
うことです。ここに示すものは本当に大ざっぱなイメージで、実際
れから、美術館において展覧会や各種の教育プログラム等を企
にはグレーゾーンもありますし、全てが網羅されているわけではあ
画・運営する学芸員などの人材です。こういった人たちも重要な
りません。あくまでイメージとしてとらえていただければという程度
アートオーガニゼーションの専門職です。
の概念です。
④経営者・経営を担う職員(アートマネージャー)
芸術の創造と享受に関わる人材のイメージ
さらに、これらの事業を継続して実施していくために、組織の運
①鑑賞者、批評家等
営を担うアートマネジメント人材がいます。ただ、日本の場合は事
芸術団体、文化施設、フェスティバル実行委員会等
業の制作や企画・運営を担う人材、先ほどの③の人材をアート
②芸術家、技術者(舞台、音響、照明、文化財保存等)
マネジメントと呼んでいるケースもしばしば見られます。また、③
③制作者、学芸員、教育者、ファシリテーター等
④経営者・経営を担う職員(アートマネージャー)
支援組織(アーツカウンシル、助成財団等)
⑤プログラムオフィサー
本
事
業
の
育
成
対
象
の人材がだんだん自分の事業だけではなくて、劇場や美術館と
いった組織全体のことを考えるようになっていくこともよくあること
ですので、このあたりはグレーゾーンと言っていいかとも思いま
す。
⑤プログラムオフィサー
国・地方公共団体
⑥文化行政担当職員、首長、議員 等
次に、アーツオーガニゼーションとは異なるグループとして、芸
①鑑賞者、批評家
術団体や文化施設に支援を与える組織があります。文化財団
まず、鑑賞・批評といった芸術を受け取る側の人材も必要です
や各種の助成組織です。補助金プログラムの円滑な運営を図
が、これは今回の育成対象からは外れてくるかと思います。
るためのプログラムオフィサーやそれを統括するプログラムディレ
クター、PO、PD といった言葉が最近しばしば聞かれるようになり
そして、こうした芸術の受け手に対して、芸術を供給する側(サ
ましたが、こういった人たちがこういう支援組織で活躍するわけで
プライサイド)として、楽団や劇団などの芸術団体、劇場・音楽堂、
す。今回の協力者会議のメンバーとしてご参加されているセゾン
美術館といった文化施設、あるいはフェスティバルやアートプロジ
文化財団の片山正夫委員などはこの立場におありです。
ェクトなどのイベントの実行委員会といった芸術組織(アーツオー
ただ、自治体系の文化財団の場合は、こういう助成活動をす
ガニゼーション)があるわけです。一般的には、このアーツオーガ
る一方で、自ら指定管理者として劇場や美術館の運営を担うケ
ニゼーションを運営する人をアートマネージャーといい、アカデミ
ースもしばしばあります。そうなると、このアーツオーガニゼーショ
ックな世界では、こういう芸術組織の運営をする人をアートマネ
ンと支援組織の部分の人材が混然一体となっているケースも、
ジメント人材と呼びますが、アーツオーガニゼーションには、アー
現実には非常に多いかと思います。一つの文化財団が自分で
トマネジメントを行う人材以外にもさまざまな専門家がいます。
公立施設を運営しながら、一方で他の芸術団体や文化団体の
支援を行うケースも、日本では多く存在します。
②芸術家、技術者
まず、芸術作品の創造や、あるいはその保存などを行う芸術
⑥文化行政担当職員
家や技術者といった、直接的に芸術を創造する人たちがいま
最後は国や地方自体です。これらも自治体系の文化財団と同
す。
様、文化施設を直営で運営しているケースもしばしばあります。
こういう場合には、設置者としての行政的な立場とともに、実際
2
に現場を抱えたアーツオーガニゼーション側の人材で、アートマ
音楽堂の定義です。劇場や音楽堂とは、単なる客席と舞台を持
ネジメントや制作といった部分を受け持つこともあります。
つ建物を指すのではなく、そこに人的配置、つまり人員の配置が
なされたものだと規定されています。しかもその人員とは、単に
このように整理した上で、今回の補助事業の育成対象はどこ
鍵の管理をするだけの人員ではなく、創意と専門性を持った人
かというと、芸術家そのものを育成するのは別途事業があります
材でなければいけないと書かれています。つまり、学校や病院が
し、鑑賞者の育成も恐らく違うだろうと思います。また、完全な行
単に教室や病室や診察室を持った建物を指すのではなく、そこ
政マンの育成でもなさそうだということになると、制作者から組織
に教師や医師・看護師といった専門職の人が配置されて初めて
の経営者、それから、助成財団等のプログラムオフィサーといっ
学校や病院となるのと同じように、劇場や音楽堂も単に客席と舞
たあたりの範囲になるかと思います。
台を持つ建物を指すのではなく、そこに専門的な人材が配置さ
最初にお断りしたとおり、これは非常に大ざっぱな図で、ここに
れて初めて劇場といえるのだということが、法律で規定されたわ
入っていない重要な人たちもいます。例えば市民ボランティアの
けです。
人たちも非常に重要ですし、企業メセナの担い手も必要なわけ
こうなると、全国に 2000 もある施設にきちんと専門職の人が
ですが、それらここには入っていません。あくまで大ざっぱなイメ
配置されなければいけないということになります。劇場法でも第
ージとしてとらえていただければと思います。
13 条の中で人材育成が必要だと明文化されており、具体的に
は制作者、技術者、経営者、実演家等といった専門職を養成
3.人材育成が重要課題となった背景
することが国や自治体の責務としてもうたわれています。これを
前述のとおり単に趣味・娯楽で芸術文化をしている人ではなく、
受けて、国としても、劇場・音楽堂等を単なる建物ではなく、法
公益の担い手としての人材を育成することが国の重要課題とな
律に沿った本来の意味での劇場・音楽堂にするために人材育
ってきたわけです。だからこそ、昨年度に新規事業としてこういっ
成をすることが急務になってきました。恐らくこれが一番直接的
た事業がスタートしたのですが、その背景について少し見ていき
なきっかけなのではないかと、文化庁の方々などともお話しして
たいと思います。
いて感じるところです。
いろいろな背景があるので、それを完全に特定するのは難しい
ただ、直接的なきっかけは劇場法であっても、もう少し中期的
かもしれませんが、一つには、2012 年(平成 24 年)に制定され
に見ると、2003 年(平成 15 年)に導入された指定管理者制度
た「劇場・音楽堂等の活性化に関する法律」(通称・劇場法)が
が重要です。これは文化法制ではなくて、地方自治法の改正に
非常に大きかったのではないかと思います。ご承知のとおり、日
よって導入されたものですから、文化施設だけではなく、それこ
本では博物館や図書館などの文化施設については、社会教育
そ駐車場・駐輪場からスポーツ施設まで、全ての公の施設が対
の法制度の中で古くから法律が定められており、学芸員や司書
象に入ります。自治体が設置した施設の管理運営について、そ
の専門職をそこに置くことが規定されてきました。ただ、ホールや
れまで自治体の外郭団体等が運営することはありましたが、大
劇場といった舞台芸術に関する施設に関しては、建築基準法や
幅にその規制が緩和され、民間企業や市民が設立した NPO な
消防法といった法律はあるものの、その内容に関する法整備が
どもその施設の管理運営を担えることになり、これが文化施設に
ないまま 50 年以上たって、全国に 2000 もの施設が作られてき
も適用されていきました。
たという流れがありました。そうした中で、劇場・音楽堂等につい
指定管理者制度についてはいろいろな議論がなされています。
ても法整備を求める議論があり、ようやく 2012 年(平成 24 年)
非常に大きなこととしては、これまでは公立の施設であれば、そ
に法律ができました。この法律の制定に当たってはいろいろな議
れが未来永劫続くのは所与のことで、そこでどういう事業をする
論がありましたが、結果的には大枠だけを定め、その先は、施設
か、あるいはそれを誰に貸すかということで済んだわけですが、
運営者あるいは設置者の主体性を重んじるような法律になって
指定管理者制度の下で民間主体などに管理運営を委ねること
います。
になると、その劇場や音楽堂、あるいは美術館といった施設を経
この法律の非常に重要なポイントが、第 2 条に記された劇場・
営体として経営していかなければならないことになります。つまり、
3
収入と支出の両方を見て、毎年採算を合わせていかなければ
近代オリンピックが始まったときから、最初は芸術競技として、20
いけない。もちろん収入といっても、全てチケットなどの事業収入
世紀後半以降は文化プログラムの形で必ず行われてきていま
でまかなうわけではなく、指定管理料や補助金といった助成収
す。2016 年のリオデジャネイロ大会が終わってから 4 年間、オリ
入も集めながら、助成収入と事業収入、そして、支出を見合わ
ンピック開催自体は東京という都市を単位としますが、文化プロ
せながら経営していくことが求められるようになってきたのです。
グラムは開催国全体で行われることになっています。ですから、
1990 年ごろに日本にたくさんの公立文化施設ができた時代は、
この前のロンドンオリンピックの前の 4 年間は、イギリス全土で文
とにかくどうしたらそこで事業をやれるかが大きな課題になってい
化プログラムが行われています。
て、全国で盛んに行われていた研修なども、事業運営のノウハウ
そこで、2016 年以降、4 年間にわたって日本全国で文化プロ
を学ぶ研修が中心だったかと思います。ただ、この指定管理者
グラムが実施されることになっています。オリンピック担当相を兼
制度の導入以降、21 世紀の公立文化施設においては、単に事
務されている下村文部科学大臣は、2020 年に向けて文化庁の
業をするだけではなくて、収入と支出をバランスさせながら長期
予算を倍増すると言っています。もとが 1000 億と少ないので、
的に経営していく、しかも設置の目的を果たすという公益を達成
倍増してもたいしたことはないという見方はあるかもしれませんが、
するためにそれをやっていく時代に入っていったわけです。
それでも相当の予算増がなされていて、全国で文化プログラム
全国の公立文化施設は、指定管理者制度を導入したところは
をすることが確実視されています。その財源にカジノを導入する
当然ながら、そうでないところも常に指定管理者制度を取った場
といった議論などもありますが、いずれにしてもそういうことが進ん
合と比較されるわけですから、直営の場合でも同じような経営感
できているわけです。
覚を持って運営することが求められてきています。その意味で、
そのときに懸念されるのは、事業費が大量に投入されたときに、
この 10 年間の間に、全国の公立文化施設においては、単に事
各地域で制作する力がないために、東京や外国からのイベント
業をやれればいいというだけではなく、運営のことを考える人材
を買ってきて消費するという事態が起こることです。バブルの時
が求められてきた流れがあったわけです。
代に日本各地の文化施設などがそれをやりました。その二の舞
指定管理者制度については、もう一つ重要なことがあります。
にならないためには、全国の文化施設や文化団体等が、事業
指定管理者制度は期間が定められます。5 年や 7 年など、導入
費が入れば、地に足が付いた事業をきちんとできるようにしていく
当初は 3 年という短い期間が定められるケースが多かったわけ
ことが重要であろうと言われています。
ですが、最近はさすがに文化施設の場合は平均でも 5 年を超え
今ちょうど文化審議会の中では第 4 次の基本方針に向けての
るようにはなってきています。とはいえ、期間が定められることで、
議論が進んでおり、2020 年とその後に向けての文化政策のあり
自治体や文化財団などでは、どうしても職員を任期付きの雇用
方を検討していますが、オリンピックプログラムで文化プログラム
形態にしたり、臨時職員にしたりして、非常に雇用が短期化したり、
がたくさん行われることは確実だけれども、それが終わった後、
不安定化したりということが起こっています。
2020 年以降、ちゃんと各地域に地に足の着いた文化の基盤が
そうなると、職員研修の形で内部で人材育成のための投資を
できるかどうかが大きなポイントであり、ここで人材育成が非常に
していくことがなかなか起こりにくくなります。5 年でいなくなる人の
重要になってくると思います。
ために、2 年間留学してきなさい、などということは絶対にないわ
4.育成が必要な人材
けですから、人材育成が内部で行いにくくなることが大きな問題
として浮かび上がっています。そういう意味で、今回のような大
最後に、育成が必要な人材を少し整理してみたいと思います。
学などの外部による研究機会の提供が非常に重要な状況にな
まずは、オリンピックの文化プログラムなどの事業費があれば、自
ってきているとも言えるかと思います。
主事業としてやれる人材、実際に制作や企画ができる人たちが、
背景の三つ目として、2020 年の東京オリンピックのことをお話
現場ではすぐに求められることになるかと思います。買ってきて
ししておきたいと思います。オリンピックはスポーツの国際大会で
消費するイベントではなく、事業費があれば自分たちで創れる人
すが、実は、文化プログラムが必ず行われるようになっています。
材を育てることが必要です。ただ、2020 年のオリンピックが終わ
4
って事業費が来なくなった後、それで終わりとなっては困ります
サステナブルな状況ではまだないと思っています。事業費を補
ので、次の段階では、その施設なり団体なりを運営していける、
助してもらって、専従研究員・事務職員を雇用し、その中でやっ
中長期の対応ができる経営者が求められます。
ていますが、われわれ専任教員の人件費が出ていませんから、
教務委員の先生にお願いして、時間割を調整してもらって、何と
5.大学の役割
か時間を捻出してやっています。科研費と違って間接費の交付
こういう人材を育てていくことを考えたとき、大学は大きな役割
もないので、事務局職員の方々の分のコストはでていないのです。
を果たせるポテンシャルを持っているのではないかと考えていま
ですから、これだけではサステナブルではないので、こういった事
す。一つには、大学は全国に分散してあります。もちろん首都圏
業の意義をきちんと世の中に示していくことで、大学自身もファン
にたくさんの大学がありますが、芸術家や芸術団体の首都圏集
ドレイジングをして、この事業をサステナブルにしていくことが求め
中の状況に比べれば、まだまだ大学は全国に分散しています。
られるのかなと思います。今日はこの後いろいろな情報交換をし
ですから、地域展開が可能という意味では大学です。
ながら、皆さま方と今後のあり方を議論していければと考えてい
それから、地域貢献を重視する大学が非常に増えてきていま
ます。ご清聴どうもありがとうございました。
す。国としても「地(知)の拠点整備事業(大学 COC 事業)」のよ
うな大型補助金プログラムなども導入され、地域貢献が重視さ
れています。その中の一つの分野として文化芸術の分野もある
だろうと思います。
それから、各地域を見渡すと、文化を重視する自治体も増え
てきてはいますが、まだまだ文化や芸術は不要不急のもので、
金と暇のあるときのものだという意識が強いと思います。その中で、
文化がどういう意義を持っているのかという理論武装ができるの
はアカデミックな基盤を持つ大学ではないかと思います。芸術や
文化、歴史の研究から文化の重要性を人々に説得できますし、
それから、いろいろな政策を実施するときの有効性・効率性を高
めていくためのマネジメント上の支援も大学に期待される役割で
はないかと思います。
最後に、大学が持っている美術館や博物館、劇場、人材、作
品といった資源を生かして、大学自身が担い手になっていくとい
う側面も大きなポイントになるのではないかと思います。アメリカ
などでは公立文化施設が非常に貧弱なので、その自治体にお
ける一番の舞台芸術の場が大学の劇場であったり、最大の鑑賞
の場が大学の博物館だったりということがしばしばありますが、日
本でも自治体財政が厳しい中、大学が主体になるケースは今後
ますます増えていくのではないかと思います。
こういったことを進めていく意味で、今回のプログラムは人材育
成だけに焦点を当てた補助事業でしたが、こういった事業をきっ
かけに、大学同士がいろいろ情報交換をしながら、今後のあり方
を模索していければいいのかなと思います。
今回の補助事業では、私どもも事業を実施しましたが、決して
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