V5 for eQ, iQ and Pablo - Quantel

V5 情報
(eQ/iQ/Pablo)
V5 は eQ/iQ/Pablo のための最新のソフトウェアです。V5 には新しいツール群、新
しいワークフロー、そして新しい接続性が備わっています。
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ポストでの究極の柔軟性を実現する、新しいマルチレイヤーのカラーグレーディ
ング環境
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リアルタイム・グレーディング – カラーセッションをより早く対話的に
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新しいソフトマウント機構による RED のワークフローの加速
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新しいステレオ 3D タイムラインに統合されたステレオ 3D フィックスツール群
(iQ と Pablo 2K/4K)
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Windows 7 64 ビット OS による⾼いパフォーマンスと SAN ボリュームの⼤容量対
応
マルチレイヤー・カラーグレーディング
カラーコレクションは、今⽇、クォンテルシステムのビジネスとして⼤きな部分を占
めています。V5 では、新たにマルチレイヤー・タイムラインでカラーコレクション
ができる機能を導⼊しています。これによってユーザーが得られる利点は莫⼤なもの
で、もう何も確定したり、設定情報を消してフラットにしたりする必要はなくなった
のです。この機能は、つまり、クライアントはいつでも気持ちを変えることができる
し、グレーディングの最終ステージであっても、何かの修正を頼むことができるとい
うことになります。ポストハウス側から⾒れば、このような要求に作業を再構築する
時間を使うことなく素早く応え、必要な結果を的確に納めることができます。これこ
そが真のウィン-ウィン関係の技術的な創出ということになります。
リアルタイムカラーコレクション
V5 では、Pablo でリアルタイムカラーコレクションを実現しています。つまり、カラ
ーコレクションのセッションでグレーディングの成果をリアルタイムでリビューす
ることができるのです。Pablo に統合されたフィニシング・ツールセットは、常に効
率的です。V5 がもたらす、マルチレイヤー・カラーコレクションとリアルタイム・
グレーディングの新しい柔軟性は、Pablo をもっとも柔軟で⽣産性の⾼いグレーディ
ング環境に押し上げます。
RED のソフトマウントワークフロー
V5 に搭載されたソフトマウントの新技術は、最初に RED の r3d メディアをクォンテ
ルのワークスペースに取り込んでしまうか、RED のメディアが到着したらすぐに作業
を始めるかの選択肢を提供します。V5 のソフトマウント技術で作業を始めたら、そ
の作業が終わるときにクォンテルのワークスペースにメディアをローカライズすれ
ばいいのです。つまり、編集室での仕事が待ち時間なく始められるということです。
クォンテルのワークスペースの中で作業をするということには、たとえば、ストレー
ジを極限的に効率よく使えるとか、アクセスが保証され、不⽤意な削除から保護され
るといった多くの利点がある⼀⽅で、誰にも待っている時間などありません。このソ
フトマウントという選択肢が増えたことで、クォンテルのユーザーは両⽅のどちらか
すぐれた⽅を選ぶことができます。また、この開発によって、将来多くのエキサイテ
ィングなワークフローが展開されることが期待されます。
ステレオ 3D タイムライン、統合エフェクトと新しいツール群
V5 のリリースによって、
クォンテルはステレオ 3D
ポストプロダクションの
ワークフローをさらに次
のレベルにまで押し進め
ました。リアルタイムのコ
ンバージェンス・コントロ
ールを備えた世界初のス
テレオ 3D 対話型ツールを
世に送り出したクォンテ
ルが開拓した技術と、クォ
ンテルのパイプラインを
通過した多くのステレオ
3D 作業で得たユーザーの豊富な経験の上に、この V5 ができています。
V5 の新しいステレオタイムラインは MLT FX ツールに完全に統合されています。こ
れによって、ステレオ映像で結果を⾒ながら、エフェクトをそれぞれのトラックに
別々に適⽤することも、両⽅のトラックに同時に適⽤することもできます。新しいス
テレオタイムラインでは、DVE、カラー、グラフィックスのすべてがステレオ 3D で
利⽤可能です。たとえば、サブタイトルを⼊れて、Z軸⽅向に動かしても、映像コン
テンツと衝突しないようにすることが簡単にできるのです。V5 以前では、これはで
きても簡単ではなく、結果を⾒ながら調整することもできませんでした。今はできる
のです。もうひとつの好例は DVE の回転補正で、これも⾮常に簡単になりました。
新しいカラーバランスツール New Color balance tool
制作チームがどんなにがんばっても、両眼⽤カメラの
映像には⾊の違いが発⽣してしまうもので、これはポ
ストの段階で修正しなければなりません。もちろん、
新しいステレオタイムラインに統合されたエフェクト
機能を使えば、調整しながらその結果を⾒ることがで
きますので、この作業も簡単です。しかし、さらに早
く簡単に修正するために、新しい⾃動カラーバランス
ツールができました。使い⽅も簡単です。参照するト
ラックを選べば、ツールによって反対のトラックが修
正されるというわけです。もちろん、両⽅の中間で調
整することも可能で、これによってクリエイティブな
カラーコレクションに可能な限り⼤きなラチチュード
を残すことができます。
新しいジオメトリー補正ツール
交差法で撮影したステレオ 3D 素材にありがちなキーストーンひずみ(台形ひずみ)、
よりよい結果のためには補正が必要です。正確なひずみ量は使われたレンズやカメラ、
内眼距離とコンバージェンスポイントに依存します。
新しいキーストーン・コンバージェンス・ツールは、ユーザーに必要な情報の⼊⼒を
促し、あとは⾃動的に正確に補正してくれます。推測や推量は必要ありません。どう
やって値がわかるのでしょうか。最近のカメラやリグには、これらの値をメタデータ
として記録する機能がつき始めました。メタデータを記録しないリグ、つまり⼤多数
のリグの場合には、撮影時にそれぞれの値を記録しておくことがよりよいステレオ
3D 作品のために重要になります。
Windows 7(64 ビット)オペレーティングシステム
V5 は Windows 7 オペレーティングシステム上で⾛ります。Windows 7 への移⾏が意
味することは以下のとおりです。
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クォンテルのソフトウェアの対話性・応答性がさらに向上します。これは Windows
7 の 64 ビットアーキテクチャーが持つ、より広いアドレス空間のおかげです。
Windows 7 では、マイクロソフトが焦点を当てて注⼒した結果、セキュリティー
の問題が⼤幅に改善されています。
Windows 7 の新しいネットワークスタックにより、ネットワークのスループット
が向上しています。
SAN でより⼤きなボリュームに対応できます。これは DI 環境で⼤きな意味があり
ます。