アプリケーション紹介 KISTLER NEWS No.82 August 2012 キスラーニュース No.82 2012年8月版 低粘度樹脂用型内圧センサ 6162AA ホットメルトモールディングのモニタリングに 活 用されるキスラーの型 内 圧センサ ホットメルトモールディングとは、熱可塑性ホットメルト 接着剤 ホットメルト をアルミニウム製の金型内に低 低粘度樹脂用型内圧センサ 圧で注入する成形技術です。極低圧で注入することか 型式 6162AA らデリケートな電子部品のインサート成形をも可能と 先端径 φ6mm し、従来のポッティングと比較して、部品点数、使用する 測定範囲 0-20MPa 樹脂量、加工時間削減に効果があり、現在、世界的に注 金型温度 200℃まで 目されている技術です。 ホットメルトモールディングの型内圧は最大でも5MPa 程度であり、通常の熱可塑性プラスチック射出成形時 電子部品 の20分の1程度の圧力です。圧力が高すぎると寸法や 電子部品の破損に繋がり、逆に低すぎると隙間が生じ て、防水の役目を果たさなくなります。そのため、上限・ 下限の圧力管理をする必要があります。また、生産時に も型内圧をモニタすることで不良の発生の検知や不良 発生を未然に防止することが可能となります。封止され る電子部品は高価なため、歩留率向上はコスト削減に 図1 ホットメルトモールディング 概要 大きく貢献します。 ※ホットメルトモールディングについての詳細は、 株式会社松本加工のホームページをご参照ください。 http://business.atengineer.com/matsumoto/index.htm ホットメルトモールディング用型内圧センサは低粘度 樹脂用型内圧センサ6162AAが最適です。6162AAは受 圧部とスリーブを特殊溶接することにより、樹脂の侵入 を 防 ぎ 正 確 が 可 能 で す。型 内 圧 モ ニ タ に は C o M o Injectionを使用することで型内圧による良否判定を行 スリーブ 溶接して樹脂の 浸入を防止 圧電素子 受圧部 図2 低粘度樹脂用型内圧センサ い、外部出力をロボットに入力することで製品の自動選 KN82-001-08.12 別が可能となります。 図4 型内圧モニタ装置CoMo Injection 2869B... 図3 型内圧測定例 製品に関するご質問、 ご相談は、こちらもしくは下記e-mail宛てに内容をご記入のうえ送信ください。 www.kistler.co.jp e-mail: [email protected]
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