データシート, 型式 9272

Force
型式 9272
4成分動力計 Fx,
Fy,
Fz,Mz
この4成分動力計は、動力計の軸回りに生じるトルクおよび
力の直交3成分を測定することができます。高剛性構造で、
固有振動数が高いことが特長です。
また分解能が高いので大きな力やトルクのわずかな動的
変化も測定可能です。
・小型、
堅牢な多成分力測定装置
・汎用
・ドリル加工、
フライス加工、
旋削加工、
研削加工時の切
削力、
研削力測定用
概要
アプリケーション
この動力計は、ベースプレートとトッププレートの間に高い
・ドリル、
ねじ加工時などの送り力、
たわみ力およびモーメ
プリロードをかけて4成分力センサを組み込んだ構造です。
剛性が高いので測定時にほとんど変形しません。負荷が複
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合したり、偏心して作用すると測定範囲は狭まることがあり
ントの測定
・旋削加工、
フライス切削および研削加工時の切削・研削
力測定
ますので注意が必要です。センサは接地絶縁構造になっ
・トルクレンチのテスト
ており、グラウンドループによるノイズを防止しています。
・スプリングのねじり力のテスト
動力計は防錆対策と防水対策を施してあり、切削液を使用
・小型スラストベアリング、
摩擦クラッチ等の測定
できます。
・小型モータ、
ステッピングモータの起動トルクの測定
接続ケーブル1687B5、1677A5を使用すれば保護等級
・人間工学における測定
IP67に適合します。
※データシートの記載内容は予告なく変更される場合がございます。 購入時には日本キスラー(株)までお問い合わせ下さい。
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〒108-0022 東京都港区海岸3-20-20 ヨコソーレインボータワー1F TEL(03)3769-9501 FAX(03)3769-9500
email: [email protected]
4成分動力計 Fx,Fy,Fz,Mz 型式 9
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技術データ
測定範囲
Fx,Fy
kN
−5〜5
*)
Fz
kN
−5〜20
**)
Mz
Nm
−200〜200
部分校正範囲
Fx,Fy
N
0〜500
Fz
N
0〜2000
Mz
Nm
−20〜20
過負荷
Fx,Fy
kN
−6/6
Fz
kN
−6/24
Mz
Nm
−240/240
最大曲げモーメント
Mx,My
Nm
−400〜400
しきい値(動的分解能)
Fx,Fy
N
<0.01
Fz
N
<0.02
Mz
Ncm
<0.02
感度
Fx,Fy
pC/N
≒−7.8
Fz
pC/N
≒−3.5
Mz
pC/Ncm
≒−1.6
直線性(全範囲)
%FSO
≦±1
ヒステリシス
(全範囲)
%FSO
≦1
クロストーク
Fx←
→Fy
%
≦±2
Fz→Fx,y
%
≦±1
Fx,y→Fz
%
≦±2
Fz→Mz
mN・m/N
≦±0.2
Mz→Fz
N/N・m
≦±1
Fx,y→Mz
mN・m/N
≦±0.7
Mz→Fx,y
N/N・m
≦±0.5
剛性
Cx,Cy
kN/μm
≒0.4
Cz
kN/μm
≒2
cMz
N・m/μrad
≒0.7
固有振動数(取付時)
fo(x,y)
kHz
≒3.1
fo(z)
kHz
≒6.3
fo(Mz)
kHz
≒4.2
使用温度範囲
℃
0〜70
感度の温度係数
%/℃
−0.02
キャパシタンス
Fx,Fy,Fz
pF
185
Mz
pF
420
絶縁抵抗(20℃)
Ω
>1013
接地絶縁
Ω
>108
保護等級
−
IP67
重量
kg
4.2
***)
*) 力の作用点が動力計の上面内で上面から高さ25mm以内にある場合
**) 力の作用点が動力計の中心から半径20mm以内にある場合
***) ケーブル型式1687B5、1689B5、1677A5、1679A5使用の場合
1N(ニュートン)=1kg・m・s−2=0.1019...kgf,1Nm=10.19kgfcm
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4成分動力計 Fx,Fy,Fz,Mz 型式 9
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動力計9272寸法
ツールホルダを搭載時の寸法
ツールホルダ9404を搭載すれば最大シャンク寸法20×20
のバイトを取付けることができます。ツールホルダ9404は
別途ご発注ください。
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技術データ:旋削加工用(力が A 点に作用する場合)
測定範囲
Fx,Fy
kN
−2〜2
Fz
kN
0〜4
クロストーク
Fx←→Fy
%
≦±5
Fz→Fx,Fy
%
≦±2
Fx,Fy→Fz
%
≦±5
固有振動数
Fo(x),Fo(y)
kHz
≒1.5
Fo(z)
kHz
≒4
(ツールホルダ9404搭載しフランジへ取付状態)
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4成分動力計 Fx,Fy,Fz,Mz 型式 9
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チャージアンプ
取 付
本動力計の他に、4成分測定システムには動力計からの電
この動力計は、例えば工作機械のテーブルのように表面が
荷信号を、作用する力やモーメントに比例した出力電圧に
清浄で、研削仕上げられている平面にボルトまたは爪で
変換するチャージアンプが4チャンネル分必要です。
取付けます。
詳しくは、データシートIN6.9272jを参照して下さい。
取付面が平坦でないと内部応力が発生してセンサに加重
がかかった状態になり、クロストークが増大します。力の伝
達媒体、つまり加工物などは8本のボルト
(M8)
で動力計の
上面に取付けます。力の伝達媒体は、取付面を研削して動
力計への座りをよくしておきます。
4成分動力計測定システム
動力計
関連製品
接続ケーブル
チャージアンプ
品 名
型 式
データシート
備考
チャージアンプ 5015A1010
5015A
1チャンネル
マルチチャンネルチャージアンプ
5070A...
5070A
4ch or 8ch
接続ケーブル
1687B5
−
3芯ケーブル
〃 1689B5
−
3芯ケーブル エルボータイプ
〃 1677A5
−
8芯ケーブル
1679A5
−
8芯ケーブル エルボータイプ
5407A
−
3芯ケーブル用
〃 5405A
−
8芯ケーブル用
ツールホルダ
9404
−
旋削用
9272-000-153j-11.05
〃 分岐ボックス
※本データシート全部または一部を、無断で複写・複製する事は法律で禁止されています。
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