配水管の耐震化と更新について(PDF:4826KB) - 札幌市

資
料
水-3
作
成
水 道 局 給 水 部
提
出
平成 24 年7月 10 日
配水管の耐震化と更新について
札 幌 市 水 道 局
配水管の耐震化と更新
平成24
年(2012年
平成24年
(2012年)7月
)7月10日
10日
札幌市水道局
1
1 配水管の耐震化
1-1 現状
1-2 配水幹線の連続耐震化について
1-2-1 配水幹線の連続耐震化
1-2-2 事業概要
1-2-3 応急給水栓の整備
1-2-4 配水幹線連続耐震化事業の成果
2 配水管の更新
2-1 現状
2-2 経年化の見通し
2-3 配水管更新の必要性
2-4 更新計画の策定に向けて
2
1 配水管の耐震化
3
1-1 現状
配水管の耐震化について
<耐震管>
地震による
地震による被害
による被害を
被害を
受けた管路
けた管路
耐震継手を有するダクタイル鋳鉄管
塩化ビニル
塩化ビニル管
ビニル管の折損
鋼管(主に水管橋に使用)
ダクタイル鋳鉄管
ダクタイル鋳鉄管
継手部の
継手部の抜出し
抜出し
配水用ポリエチレン管(
(配水補助管)
配水補助管)
4
1-1 現状
札幌市の管路耐震化状況(H22末)
導・
送水管
管路
17.8%
JR函館本線
幹線
配水幹線
(Φ400mm~) 35.4%
配水枝線
(Φ75mm~350mm)
耐震管
非耐震管
配水管
17.6%
配水補助管
(Φ50mm)
5
1-1 現状
現在の配水管耐震化事業
災害時重要管路
高区配水施設
流入管
(医療機関へ向かう
配水管の耐震化)
幹線
優先順位を
優先順位を設定し
設定し、効果的に
効果的に実施
市内のほぼ
市内のほぼ全域
のほぼ全域で
全域で新設・
新設・更新時に
更新時に耐震管を
耐震管を使用し
使用し、耐震化
6
1-1 現状
医療機関へ向かう配水管の耐震化
平成19~22年度
札幌市災害時基幹病院
12箇所完了
平成23~26年度
札幌市災害時基幹病院・・・1箇所
救急告示医療機関・・・・・・16箇所
透析医療機関・・・・・・・・・・・9箇所
<災害発生時
災害発生時>
災害発生時
医療機関までの
医療機関までの
供給ルート
供給ルートを
ルートを
耐震化
給水タンク
給水タンク車
タンク車に
よる運搬給水
運搬給水
よる
断
水
断水
給水が継
続
非耐震管
耐震管
7
1-2 配水幹線の連続耐震化について
はじめに~計画策定の背景~
・最大震度の
最大震度の増大
・想定被害の
想定被害の拡大
平成22年
月 見直し
平成 年9月
見直し
従来 見直し後
想定地震(最大震度)
6強
7
震度6強以上のエリア
一部
市内全域
水道想 定
被害
札幌市地域防災計画
新たな想定地震動
への対応策が必要
札幌市
270
2,305
配水管全体被害(箇所)
幹線被害(箇所)
断水率(%)
5
57
21
67
水道局
水道局地震対策基本計画
配水幹線整備基本計画
・予防対策(
予防対策(配水幹線連続耐震化など
配水幹線連続耐震化など)
など)
・応急対策(
応急対策(応急給水栓の
応急給水栓の整備など
整備など)
など)
具体化
8
1-2-1 配水幹線整備基本計画
札幌市水道局地震対策基本計画
1.平成42
年を目標に藻岩、平岸、清田、西部の基幹配
1.平成42年を目標に藻岩、平岸、清田、西部の基幹配
水池系ごとに1ルー トを連続耐震化する。
(計4ルートの連続耐震化)
2.平成32
年を目標に4ルートのうち、2ルートを優先して
2.平成32年を目標に4ルートのうち、2ルートを優先して
整備する。
配水幹線整備基本計画
・平成32年までに整備する基幹配水池系の選定
・連続耐震化する具体的ルートの設定
9
1-2-2 事業概要
H23年度末配水幹線網図
23年度末配水幹線網図
10
1-2-2 事業概要
藻岩配水池系(
藻岩配水池系(H32年目標
32年目標)
年目標)
優先理由
・都市機能が
都市機能が集中している
集中している
・緊急時給水管路の
緊急時給水管路の有効性が
有効性が向上
・整備延長が
整備延長が短く即効性がある
即効性がある
緊急時給水管路
整備概要~延長:約1㎞、目標年次:H28年
1-2-2 事業概要
優先理由
・市内最大の
市内最大の給水人口と
給水人口と区域面積
・配水システム
配水システムとしての
システムとしての耐震化
としての耐震化
・清田系への
清田系への供給
への供給も
供給も可能
11
平岸配水池系(
平岸配水池系(H32年目標
32年目標)
年目標)
清田系幹線
と連絡
整備概要~延長:約20㎞、目標年次:H32年
※北幹線北15条以北約7㎞~目標年次:H42年
12
1-2-2 事業概要
清田・
清田・西部配水池系
(H42年目標
42年目標)
年目標)
清田配水池系整備概要~延長:約10㎞
西部配水池系整備概要~延長:約 6㎞
1-2-2 事業概要
13
H42年度配水幹線網図
42年度配水幹線網図
14
1-2-3 応急給水栓の整備
札幌市水道局地震対策基本計画
耐震化する配水幹線に沿って500
m間隔を目安に
耐震化する配水幹線に沿って500m間隔を目安に
市民が参集しやすい場所に設置
耐震化された
耐震化された配水幹線
された配水幹線
応急給水栓
応急給水栓(仙台市水道局)
公園(
公園(避難場所)
避難場所)
学校(
学校(避難場所)
避難場所)
15
15
1-2-4 配水幹線連続耐震化事業の成果
① 配水幹線の耐震化率が約12
%上昇
配水幹線の耐震化率が約12%上昇
② 約6割の配水エリアヘの速やかな水供給が可能
③ 配水幹線網全体の信頼性向上(耐震化=更新)
16
2 配水管の更新
17
2-1 現状
これまでの配水管更新事業
過去の更新事業
現在の更新事業
外面腐食により穴
が開いた配水管
外面腐食管
塩化ビニル管・石綿管
普通鋳鉄管
(管体強度が
管体強度が弱い )
内面劣化の様子
(ポリエチレンスリーブ被覆
ポリエチレンスリーブ被覆
無しのダクタイル
しのダクタイル鋳鉄管
ダクタイル鋳鉄管)
鋳鉄管)
単層ポリエチレン管
(内面劣化による
内面劣化による出水不良
による出水不良)
出水不良)
無ライニングダクタイル管
(赤水が
赤水が発生しやすい
発生しやすい)
しやすい)
ほぼ布設替えが完了
耐震化事業
材質強度や
材質強度や
水質面が
水質面が向上
18
2-2 経年化の見通し
平成22年度末 配水管経年化状況
配水管総延長:
5,835km
配水管の
配水管の健全性は
健全性は良好
19
2-2 経年化の見通し
平成22年度末 配水管経年化状況
高度経済成長
市勢の急激な発展
新
(ほ
ぼ
全
て
新
設
)
加
増
の
長
延
設
新
(新 設延
設
か 長の
ら
更 減
新 少
に
シ
フ
ト)
次々と経年化す
る配水管
20
2-2 経年化の見通し
平成60年度末配水管布設年度別延長(予測)
試算条件:
試算条件:65km
65km/
km/年、布設年度が
布設年度が古い配水管から
配水管から更新
から更新
H60:約57%
経年配水管が
急激に増加
21
2-3 配水管更新の必要性
安全安定給水を
安全安定給水を
脅かすリスク
かすリスクの
リスクの増加
維持管理費用の
維持管理費用の増加
有収率の
有収率の低下
断水等による
断水等による市民生活
による市民生活への
市民生活への影響
への影響
漏水事故発生件数の
漏水事故発生件数の増加
経年配水管の増加
計画的な更新が必要
22
2-4 更新計画の策定に向けて
大量更新時代
の到来
事業量の増加
財源の
財源の確保
事業費の
事業費の抑制
管路の
管路の延命化
事業量の
事業量の平準化
事業量の
事業量の抑制
アセットマネジメントを活用した配水管更新計画の
配水管更新計画の策定
23
2-4 更新計画の策定に向けて
平成24年度
配水管更新計画策定
事業量の平準化
管路の延命化
実態に即した
更新周期の設定
★ポリエチレン
スリーブ被覆の有無
★土質などの埋設環境
★管の材質
平成25年度
優先順位の設定
★使用年数
★管路の重要性
★管路の耐震性
★外面腐食度
更新量の設定
更新事業
スタート
★配水管網の健全性
★財政状況
★施工体制の確保
24
おわり
平成24
年(2012年
平成24年
(2012年)7月
)7月10日
10日
札幌市水道局
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