紫外線硬化塗料 オーレックス 中国塗料株式会社 紫外線硬化塗料 オーレックス 塗装機器 ●カーテンフローコータ− ●ロールコータ− ●真空塗装機 ... UV照射器 当社では優れた紫外線硬化塗料の開発だけでなく、 多くの実績と共 に蓄積されたエンジニアリング技術をベースに最新の塗装機、 照射 装置を組み合わせたオーレックスシステムとして、 サービス・販売をし ております。紫外線硬化塗料オーレックスと塗装ラインについてお気 軽にご相談下さい。 紫外線硬化塗料 オーレックス 紫外線硬化塗料(UV硬化塗料)は、乾燥硬化スピードが数秒間と極めて速く、省エネルギー、低公害形で工程 の合理化が可能という特長により、木工分野をはじめ、様々な分野のライン塗装で広く使用されています。 当社は木工分野のいろいろな用途に応じた紫外線硬化塗料オーレックスシリーズを開発し、木質フローリン グにおける国内トップシェアのメーカーとして業界をリードしています。また、木工分野だけでなく、各種建材 やプラスチック製品などの分野にも高い評価をいただいております。 ■主な用途 オーレックスはその速乾性やコンパクトな設備、 生産効率の高さが評価され、 木工用途以外にもさまざまな用途で使用されています。 木質建材 塩ビ床材 内装材 化粧品キャップ プラスチックハードコート 塩ビ床材 これらの他に、 鋼管一時防錆やグラスファイバーなどにも使用できます。 ■特 長 1 硬化時間が短く、秒単位で硬化します。 2 高硬度、耐汚染性等巾広い性能を実現します。 3 無溶剤形であるため、大気汚染がありません。 4 1液形で取扱いが容易です。 5 硬化温度が低いので、素材のそり等温度による被塗物への影響が僅少です。 6 設備がコンパクトで場所をとりません。 7 UV照射設備の取扱いが容易です。 8 厚膜塗装が可能です。 9 従来形塗料との組み合わせも含め、巾広い塗装仕様が可能です。 10 経済的です。 紫外線硬化塗料とは ■紫外線硬化塗料の硬化機構と組成 一般的な溶剤形塗料は分子量の大きいポリマーを有機溶剤に溶解させて液状にしたものであ り、被塗物に塗装した後溶剤が揮発することにより乾燥塗膜となります。 これに対し紫外線硬化塗料は分子量の比較的小さいオリゴマーを反応性希釈剤に溶解させた ものであり、200∼400nmの紫外線を照射することにより、塗料中に配合された光開始剤 の働きにより、ラジカル重合反応を起こし、秒単位で硬化塗膜となります。 ■紫外線硬化塗料の組成 紫外線 硬化塗料 樹脂 重合性二重結合を有するオリゴマー 光開始剤 ベンゾインエーテルなど 希釈剤 重合性二重結合を有するモノマー 添加剤 消泡剤、レベリング剤、他 顔 料 つや消し剤、体質顔料 他 ■紫外線 UV硬化反応に用いられる紫外線は、表に示した200∼400nmの波長域で、特に光開始剤の 吸収波長である365nmの強度が重要です。 ■光の波長 波長(nm) 10-1 γ線 100 200 300 400 紫外線 X線 遠紫外線 105 286. エネルギー(kcal/mol) 153. 800 可視光 近紫外線 95. 2.5×101 赤外線 近赤外線 72. 106 36. 電波 遠赤外線 1.6 オーレックス 塗料概要 オーレックスの種類 木工用 ステインW(UVシステム用水系ステイン) オーレックス目止め オーレックスサンジングシーラ−、中塗 オーレックス上塗りクリヤー(全つや∼つや無) その他の用途 フィルムコーティング用高機能オーレックス 塩ビ床材用オーレックス 不燃内装建材用オーレックス プラスチックハードコート用オーレックス オーレックスと従来型塗料の性能比較 ■木工用 オーレックス 試験項目 シリーズ ポリウレタン系塗料 試験方法 肉持ち感 ◎ ○ 目視 硬 度 ◎ ○ 鉛筆硬度測定 付着性 ◎ ◎ クロスカット、セロテープ剥離 耐温水性 ○ ○ 70℃温水 2時間浸漬 寒熱繰返性 ◎ ◎ 80℃ 2時間 −20℃ 2時間 耐シンナー性 ◎ ○ ラッカーシンナー 6時間 耐汚染性 ◎ ○ マジック、クレヨン 6時間 耐薬品性 ◎ ○ 5%酢酸、1%炭酸ソーダ 6時間 ■フィルムコーティング用 (基材100μmPETフィルムに膜厚約5μm塗付にて評価) オーレックス 試験項目 シリーズ PETフィルム (易接着処理) 試験方法 2∼3H − JIS K5600に準ずる ◎ − 学振型摩擦試験機(荷重200g、スチールウール#0000)での100回往復試験 100/100 − ゴバン目(1mm目 × 100目)セロテープ剥離試験 耐 湿 ◎ 100/100 白化 温度49℃湿度98% × 10日後に外観及び密着性を評価 耐酸性 ◎ 白化 5%塩酸 ×12hrにおける外観評価 耐アルカリ性 ◎ 白化 5%NaOH×12hrにおける外観評価 0.47 0.93 日本電色製 Haze Meter NDH2000による評価 △b 1.5 21.6(素材劣化) △YI 2.6 36.5(素材劣化) 硬 度 耐擦傷性 基材密着性 透明性(ヘイズ%) 促進耐候性試験 岩崎電気製 アイスーパーUVテスター SUV-W23による120hr後の評価 フィルター: 可視光通過(F-2フィルター) 試験サイクル:照射 4hr+結露 4hr シャワー:照射時 5秒/15分、結露なし ブラックパネル温度:照射時 63℃、結露時 30℃ 平均温度:照射時50%、 結露時98% 照度:75mW/cm2 ■標準的な木工塗装ライン オーレックス 目止め (塗装) ナチュラル ロールコータ− (掻き取り) オーレックス サンジングシーラ− (塗装) リバース ロールコータ− オーレックス クリヤー (塗装) (研摩) ナチュラル ロールコータ− UV照射機 サンダ− 下 塗 ナチュラル ロールコータ− 研摩 ■標準仕様(木工用の場合) 塗 料 工程 下塗り 塗付量 (g/尺2) オーレックス目止め 1.5 ナチュラル/リバースロールコータ− オーレックスサンジングシーラ− 1.5 ナチュラルロールコータ− オーレックスクリヤー 1.5 研 摩 上塗り UV照射条件 (照射時間) 20m/分 × 80W/cm × 7灯 (4秒) サンダ− 研 摩 中塗り 塗装機 他 ナチュラル ロールコータ− 2 連 20m/分 × 80W/cm × 7灯 (4秒) サンダ− オーレックスクリヤー 1.5 ナチュラル ロールコータ− 2 連 30m/分 × 80W/cm × 6灯 (3秒) ■着色仕上げ 着色仕上げの場合は、 上記の塗装の第一層目としてオーレックスと付着性の良いUV用水性ス テインを着色コ−ターにより塗装し、 熱風乾燥(80℃約1分) します。 ■塗装機 ロールコータ− 木質床材・塩ビタイルのような平板、 長尺塩ビ床材のような シート物の塗装に適しています。塗装膜厚は一般に薄膜とな ります。 カーテンフローコータ− 平板の膜厚塗装に適しています。得られる塗膜は非常に平 滑で、 肉持ち感のある鏡面仕上げが得られます。カーテンの 膜切れや泡の巻込みを起こさないような塗料設計が求めら れます。 ロールコータ− カーテンフローコータ− 真空ポンプ 空気 真空塗装機 塗料を満たした塗装機内部と外部の圧力の差を利用した塗 装方法。高速で均一な塗膜を連続的に得ることが出来るの で、 棒材の塗装に適しています。 真空塗装機 2連 オーレックス 塗装について 排気 オーレックス クリヤー (塗装) (研摩) UV照射機 ナチュラル ロールコータ− サンダ− 中 塗 反射板 UVランプ UV照射機 2連 コンベア 上 塗 研摩 ■UV照射機 集光形 平行形 コネクター モリブデン 電極 空冷式 水空冷式 反射鏡 反射板の断面 石英管 水冷パイプ 水銀・アルゴンガス 放物面反射板 (平行光線) だ円面反射板 (集光光線) 空気 空気 UVランプ UVランプ 反射板 冷却方式 UVランプは、 透明な石英管に水銀と少量のアルゴ ンガスが封入されており、 エネルギーの強さは、 単位 長さ当たりの入力で表示されます。入力は、 80W/ cmが標準ですが、 120W/cm、 160W/cmも一部 使用されています。 反射板には、 平行形と集光形があります。一般的に は、 平行形が使用されており、 エネルギーを集中させ ることにより極めて短時間で硬化させる場合は、 集 光形が用いられます。 UVランプは約700℃に加熱されるため冷却を必 要とし、 その冷却方式としては、 空冷式と水空冷式 の2つの方法が用いられています。 使用上の注意( 製品のMSDSをご参照のうえ、下記以外の注意事項にも御留意下さい。) 塗装・保管上の注意事項 ■UV照射時間は、 塗付量に応じて規定の照射時間を守ってください。照射時間が、 規定の時間にくらべ短い場合は硬化不良の原因となり、 長い場合 はクラックの原因となります。 ■オーレックスの上にオーレックスまたは従来形塗料を塗り重ねる場合は、 付着不良を防止するために必ず研摩してから塗装してください。 (目詰まり 防止タイプの研摩紙は付着不良の原因となりますので使用しないでください。) ■上塗り塗膜のワックス適性は通常では問題ありませんが、 お客さまサイドでのご確認もお願いいたします。 ■オーレックスは、 光を通さないようにキャップをし、 直射日光の当たらない場所に保管し、 冷暗所のある場合は冷暗所に保管してください。 ■オーレックスの使用は、 直射日光の当たる場所では避けてください。 安全・衛生上の注意事項 ■塗料が皮膚に付着しないよう充分に注意してください。塗装機の調整、 洗浄等で皮膚に付着する可能性のある場合は、 ゴム手袋を着用してくださ い。 また、 付着した場合には、 直ちに石鹸で洗ってください。 ■塗料の飛散から眼を保護するため、 安全眼鏡を着用してください。 ■塗料による汚染は速やかに洗浄してください。塗料が床にこぼれたり、 壁や塗装機に付着した場合は速やかに有機溶剤で洗浄してください。 ■一度使用したウエスは再使用することのないよう破棄してください。 ■塗装現場は充分な排気処理が必要です。特に塗料を加温して塗装する場合は、 塗料の揮発蒸気が皮膚に接触しないような充分な排気装置が必要 です。 ■UV照射器を操作、 点検する場合は、 UVランプの直視は避けてください。 ■作業終了時には、 必ず顔や手を石鹸で洗ってください。 当 社 製 品を安 全にお取り扱いいただくために、 製 品 説 明 書 、M S D S 、 製 品 容 器に貼 付 の 警 告ラベルなどを良く読んでご使 用 下さい。 www.cmp.co.jp/ ■製品仕様は改良のため予告なく変更する場合がございます。 ■製品に関するお問い合わせは、当社ホームページの「お問い合わせ」 フォームをご利用下さい。 当社は(社)日本塗料工業会が推進する 『コーティング・ケア(環境・安全・健康に 関するプログラム)』 を実施しています。 0808COG
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