周南市環境審議会議事録 平成 20 年 11 月 13 日 13:30∼17:20 徳山保健センター 1 階 健診ホール 1.周南市環境審議会の新任委員紹介 (1)市議会を代表する1号委員 こばや しゆうじ 小林雄二 委員 た む ら ゆういち 田村勇一 委員 なかむら ふ み こ 中村富美子 委員 ふじいなおこ 藤井直子 委員 よねざわ ち た つ 米沢痴達 委員 (2)工場又は事業場を代表する2号委員 う だ が わ けんいち 東ソー(株)南陽事業所 常務取締役 事業所長 宇田川憲一 委員 ひらの しげる 帝人ファイバー(株)徳山事業所 事業所長 平野 繁 委員 まつながよしはる 保土谷化学工業(株)南陽工場 工場長 松永良治 委員 まつだやすし 日本ポリウレタン工業(株)南陽本部 取締役専務執行委員 南陽本部長 松田安史 委員 (3)学識経験者を代表する3号委員 おかもと ふ じ あき 徳山医師会会長 岡本冨士昭 委員 (4)住民を代表する4号委員 かわむらやすひこ 周南農業協同組合常務理事 河村保彦 委員 も り た ひらとも 山口県漁業協同組合周南統括支店 統括支店長 守田平人 委員 2.環境審議会副会長の選任 副会長 第2順位 田 村 勇 一 委員 3.議事(諮問事項) (1) (株)トクヤマ 徳山製造所 「ホワイトカーボン増産計画」に伴う環境保全対策について ① 諮問事項について(株)トクヤマから計画内容を説明する。 ② 諮問事項について事務局から技術調査会での審議結果を説明する。 環境保全対策について了承として答申することを決定する。 ◆質疑 Q 産業廃棄物として、年間3.5トン発生する廃硫酸を外部委託により有効利用す るとあるがどんな方法か。 A 廃硫酸については、燐酸の精製や石膏の原料として有効利用する計画である。 Q 生産工程以外の設備のメンテナンス等から排出される廃棄物の取り扱いは、ど うするのか。 A 定期修理工事等から発生する廃棄物は、有価物については有効利用し、その他 社内で処理できるものは、セメント原料として再利用するなどにより、工事等か らの発生量も極力少なくする計画である。 Q 社外委託による場合、廃棄物の処分方法や最終処分先等の把握はしているのか。 A 廃掃法に基づき、マニフェストを発行し、管理している。 (2) (株)トクヤマ 徳山製造所 「東発電所第 3 号発電設備計画に係る環境影響評価準備書」について ① 諮問事項について(株)トクヤマから計画内容を説明する。 ② 諮問事項について事務局から技術調査会での審議結果を説明する。 環境審議会及び技術調査会での意見を十分尊重し、県に提出する市長意見とす ること。として答申することを決定する。 ◆質疑 Q 発電所建設予定地の周辺海域に、近年アマモ場が戻りつつある、発電所から排 出される温排水がアマモ場に対し、どのように影響するか検証するべきである。 また、アサリや牡蠣を食害するナルトトビエイが、発電所付近の海域で越冬する ことが確認されている。越冬させない措置がとれるのか検討して欲しい。 A 藻場の保護とナルトビエイの問題について、温排水による影響がないよう、十 分な排水温度の管理をする。 Q 貝の付着防止剤を次亜塩素酸ソーダから過酸化水素水に変更するとあるが、本 計画だけでなく、他の発電施設でも環境にやさしい薬剤に変更するべきである。 A 2号発電所においても、過酸化水素水への転換を図っている、今後、他の施設 においても検討していきたい。 Q 緑地について、工場立地法に基づき施設全体で何%を緑化するのか。 A 本計画後、徳山製造所全体で約10%弱の緑化率となる。工場立地法による緑 地面積だけでなく、住工分離、環境美化、景観を配慮し緑化を推進していく。 Q 貯炭場予定地に絶滅危惧Ⅱ類に指定されている鳥類(コアジサシ)の営巣地が 確認されているので、その保護のため、鳥類が順応する緑化の方法を検討するべ きである。 A 緑化の課題として鳥類の生息等についても検討するが、緑化本来の目的が住工 分離や環境美化であるので、全般的に考え推進していく。 (3) 東ソー(株) 南陽事業所 「エチレンアミン製造施設の増設」に伴う環境保全対策について ① 諮問事項について東ソー(株)から計画内容を説明する。 ② 諮問事項について事務局から技術調査会での審議結果を説明する。 環境保全対策について了承として答申することを決定する。 ◆質疑 Q 多額の環境保全対策費を投じる計画であるが、仮に事故が発生した場合、どの ような事故が想定され、地域住民に対する影響はどのような事が考えられるか。 A 事故の発生はあってはならないが、万一漏洩しても地域住民へ影響がないよう、 設備周辺及び敷地境界に漏洩検知計を設置する計画である。 4.議事(報告事項) (1)「中国山東省淄博(しはく)市への環境指導派遣」についての報告 ① 報告事項について技術調査会 浮田 正夫 委員長から説明する。 ◆質疑 なし。 (2) 日本ポリウレタン工業(株)南陽本部 「TDI製造設備におけるホスゲン含有ODB漏洩事故」についての報告 ① 報告事項について日本ポリウレタン工業(株)から説明する。 ◆質疑 なし。 (3) 東ソー(株)南陽事業所 「東ソー(株)及び東ソーグループにおける事故」についての報告 ① 報告事項について東ソー (株)から説明する。 ◆質疑 Q 事故発生後、地域住民の方へはどのような対応をしたか。 A 地域住民の方へは、自治会を通じお詫びと事故の説明をおこなった。 (4)「 (仮称)周南市リサイクルプラザ」の建設計画に伴う環境保全対策について ① 報告事項について周南市廃棄物リサイクル課から説明する。 ◆質疑 なし。 (5)「平成 19 年度版 環境報告書」について ① 報告事項について事務局から説明する。 ◆質疑 なし。 参考:参加者 71 名 内訳 委員:28 名、マスコミ:7 名、企業関係者傍聴:25 名、一般傍聴:0 名 市長、副市長、徳山海上保安部、消防署、周南警察署、周南環境保健所 事務局:5 名
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