DPチューブ【15】 - クリエートメディック

2010年 9月 1日改訂(第6版)**
医療機器承認番号:21600BZZ00423000
2009年 8月19日改訂*
機械器具51医療用嘴管及び体液誘導管
管理医療機器(輸血・カテーテル用延長チューブ)
JMDN コード:12170012
DPチューブ
(DP−15)
再使用禁止
【警告】
本品を注腸装置にセッティングする際は、装置の電源を切り、指をはさむ
などしないように慎重におこなうこと。
[電源が入っていると不用意に注腸装置が作動した場合、怪我をする恐れ
がある。
]
【品目仕様等】
①接合強さ
先端を固定し、10Nの静荷重を垂直方向に加えるとき、接合部に異
常がない。
②気密
カテーテルの先端を閉じ、水中に入れ、コネクターより、20kPa
【禁忌・禁止】
・再使用禁止。
・タカネ式自動注腸装置1500型以外との併用はしないこと。
・直腸挿入用のディスポーザブルカテーテル以外との併用はしないこと。
のゲージ圧で空気を送り込むとき、いかなる部分からも空気の漏れが
ない。
【使用目的、効能又は効果】
【形状・構造及び原理等】
本品は直腸挿入用のディスポーザブルカテーテルと注腸装置の間に接続
本品はポリ塩化ビニル(可塑剤:フタル酸ジ(2−エチルヘキシル)
)を
して使用することを目的とする延長チューブ(未滅菌品)である。
使用している。
【操作方法又は使用方法等】
以下の使用方法は一般的な使用方法である。
〈形状及び原材料〉
①本品を自動注腸装置にセットする。
⑦
⑥
①
④
②造影剤注入ラインをバリウム容器に接続する。
③
②
⑧
⑤
⑨
③空気注入用ラインを自動注腸装置に接続する。
④排泄物吸引用ラインを排泄容器に接続する。
⑤ジョイントパイプと直腸挿入用ディスポーザブルカテーテルを接続す
⑩
る。
⑥手技後は速やかに各接続を外す。
番号
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
名
称
三連チューブ(シャフト)
ジョイントパイプ
スミチューブ
カラーマーク
コネクター(黄)
コネクター(白)
造影剤注入ライン
空気注入用ライン
排泄物吸引用ライン
三連チューブ板
原 材 料
ポリ塩化ビニル
ポリメチルペンテン
ポリオレフィン
ポリ塩化ビニル
ポリ塩化ビニル
ポリ塩化ビニル
ポリ塩化ビニル
ポリ塩化ビニル
ポリ塩化ビニル
ポリ塩化ビニル
〈組み合わせて使用する医療機器〉*
①本品は、以下のカテーテルと組み合わせて使用すること。*
販売名:三管分離逆止弁付直腸カテーテル(Yチューブ)
医療機器承認番号:20400BZZ00855000
製造販売業者:クリエートメディック株式会社
②本品は、以下の注腸装置と組み合わせて使用すること。
販売名:タカネ式自動注腸装置 1500型※
医療機器承認番号:20200BZZ00148000
製造販売業者:クリエートメディック株式会社
※販売中止
※上記は弊社規格品の仕様であるため、特注品の場合は一覧表に該当し
ない場合がある。
〈使用方法に関連する使用上の注意〉
①使用前に本品の外観の目視検査を必ず行うこと。
〈原理〉
②使用する直腸挿入用のディスポーザブルカテーテルと本品が対応して
いるか、使用前に確認すること。
・本品と自動注腸装置、及び直腸挿入用のディスポーザブルカテーテル
に接続し造影剤の注入、空気の送入及び排泄を行う。
③タカネ式自動注腸装置1500型の使用にあたっては、必ずタカネ式
自動注腸装置の添付文書を参照のこと。
・自動注腸装置の吸引ポンプにより排泄容器の内圧を陰圧にする。この
陰圧によりDPチューブ(DP−15)及び直腸挿入用のディスポー
④直腸挿入用のディスポーザブルカテーテルの使用にあたっては、必ず
ザブルカテーテルを介して腸内の薬液及び空気が吸引される。薬液は
直腸挿入用のディスポーザブルカテーテルの添付文書を参照のこと。
排泄容器に貯蔵され、空気は注腸器内部のフィルターを経由して大気
⑤腸管に穿孔またはその疑いのある患者、腸管に急性出血のある患者に
は使用しないこと。
中へ放出される仕組みとなっている。
・バリウム容器と被検者の落差を利用し、DPチューブ(DP−15)
⑥バリウム及び空気は患者の必要量に合わせ、腸管破裂を起こさないよ
う注入量を調整すること。
及び直腸挿入用のディスポーザブルカテーテルを介して腸内へバリ
ウムを注入する。自動注腸装置がDPチューブ(DP−15)を押し
⑦バリウム容器を吊す高さは適宜調整すること。
[高すぎる場合は体内へのバリウムの注入速度が速くなる恐れがあ
潰すことによりバリウムの流れが止まり、解放されることによりバリ
る。
]
ウムが流れる。
[低すぎる場合は体内へのバリウムが注入できず、バリウム容器内へ
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逆流する場合がある。
]
⑧無理な接続及び取り外しをせず、十分に注意して操作すること。
〈使用期限〉
・適正な保管方法が保たれていた場合、個包装に記載の使用期限を参照
[製品が破損する恐れがある。
]
⑨本品と三管分離逆止弁付直腸カテーテル(Yチューブ)を接続する場
のこと。
・保管には十分注意し使用期限を過ぎた製品は使用しないこと。
合は、本品のカラーマークと三管分離逆止弁付直腸カテーテル(Yチ
ューブ)の接続部の色を合わせて接続すること。
【包装】
[注入・吸引不良が発生する恐れがある。
]
10本/箱。
⑩本品とタカネ式自動注腸装置及び直腸挿入用のディスポーザブルカテ
ーテルが正しく確実に接続されていることを確認すること。使用開始
【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】
後は接続部の漏れや緩みがないか適宜確認し、確実に接続された状態
〈製造販売業者〉
で使用すること。
クリエートメディック株式会社
[接続部の密閉性が低下し、注入・吸引時の薬液漏れの原因となる。
]
〒224-0037 横浜市都筑区茅ヶ崎南2−5−25
⑪本品とバリウム容器を確実に接続すること。
[接続状態が悪いと造影剤が漏れる場合がある。
]
業態許可番号:14B1X00007
電話番号:045-943-3929
⑫本品と直腸挿入用のディスポーザブルカテーテルを接続及び外す際は、
無理な力を加えず慎重に行うこと。
〈製造業者〉
[着脱時に接続部が折れる場合がある。
]
九州クリエートメディック株式会社 **
⑬本品をタカネ式自動注腸装置及び直腸挿入用のディスポーザブルカテ
ーテルに接続する際は取り扱いに十分注意すること。
[ピンセット、鉗子、はさみ、メス、その他の器具での損傷により、
チューブの切断や破損する恐れがある。
]
⑭本品を繰り返し使用しないこと。
[繰り返して使用することにより、薬液漏れや注入、吸引不良、本品
の破損等が発生する恐れがある。
]
【使用上の注意】
〈重要な基本的注意〉
①脂溶性の薬液等ではポリ塩化ビニルの可塑剤であるフタル酸ジ(2−
エチルヘキシル)が溶出する恐れがあるので注意すること。医薬品又
は薬液等を使用する場合は、各々の添付文書等を確認後、使用するこ
と。
②本品を使用する前に、各部に異常がないか確認すること。
③異常が認められた時は、速やかに使用を中止し、適切な処置を行うこ
と。
④使用にあたっては、無理に引っ張ったり折ったりせず、注意深く丁寧
に取り扱うこと。
⑤本品に改造を加えないこと。
⑥本品を強酸、強塩基に類する薬剤及び有機系溶剤にさらさないこと。
⑦本品を鉗子等で強く掴まないこと。
[チューブの切断、内腔の閉塞を引き起こす恐れがある。
]
⑧万一、包装が破損している場合や製品に破損等の異常が認められる場
合は使用しないこと。
⑨開封後は直ちに使用し、使用後は安全な方法で処分すること。
⑩本品を使用し、体内に薬液等を注入する場合は、医師の責任下におい
て適正な薬液を選択すること。又、医薬品の添付文書を確認後使用す
ること。
〈不具合〉
①注入、吸引不良
②薬液漏れ
③本品の破損
〈有害事象〉
①感染症
②接続部からの薬液の汚染
【貯蔵・保管方法及び使用期間等】
〈貯蔵・保管方法〉
水濡れに注意し、直射日光及び高温多湿、殺菌灯等の紫外線を避けて清
潔に保管すること。
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