6.公営住宅等を整備する事業、中心市街地共同住宅供給事業その他の住宅の供給のため の事業及び当該事業と一体として行う居住環境の向上のための事業等に関する事項 [1]街なか居住の推進の必要性 ① 現状分析 市の全体人口が減少基調にあるのに対し、中心市街地では、わずかながら増加基調 にある。これは、中心市街地内及びその周辺部でのマンション整備が行われている ことによる。 既存の中心市街地居住者アンケート調査によると、世帯主の世代は、30 歳代2割弱、 そして 40 歳代、50 歳代が各々2.5 割、高齢者世帯が約2割となっており、幅広い年 代層が居住している。 ② 事業の必要性 中心市街地は道路や下水道などの都市基盤施設が充実していることから、今後にお ける市の厳しい財政状況を踏まえると区域内に定住人口を誘導することが、ストック 活用の観点からも財政的な負荷を軽減させることにつながる。 そのため、これらの現状を踏まえた街なか居住の推進・居住環境の向上に関する事 業等の必要性は、以下のようになる。 【公営住宅等を整備する事業】 中心市街地内の定住人口を確保する必要性があることから、同地区内における借上 市営住宅等の整備に努める。 【中心市街地共同住宅供給事業】 中心市街地共同住宅供給事業については、現時点では具体的な計画を有しないこと から想定しないこととするが、定住人口の確保の必要性から、民間の共同住宅建設 に対する支援制度等の周知を図りながら整備の促進に努める。 【その他の住宅の供給のための事業及び当該事業と一体として行う居住環境の向上の ための事業】 良好な住環境整備に向け、歩道の消融雪設備の整備を行う一方、放置されている住 宅ストック、低未利用地を有効利用し、定住人口を確保するためにも、民間の住宅 整備などに財政的な支援を行う必要がある。 ③ フォローアップ 年1回、基本計画に位置付けた取り組みの進捗調査を行い、目標指標への効果を把 握しながら、必要に応じて事業の改善などの措置を講ずる。 105 [2]具体的事業の内容 (1)法に定める特別の措置に関連する事業 該当なし (2)①認定と連携した支援措置のうち、認定と連携した特例措置に関連する事業 事業名、内容 実施 目標達成のための 及び実施時期 主体 位置付け及び必要性 〔事業名〕 16 中心市街地への 市、民 間 支援措置の 内容及び 実施時期 その他 の事項 商業施設の郊外移転等により、 〔支援措置〕 低未利用地が見受けられるが、近 地 域 住 宅 交 付 年マンション建設などが進み、中 金 公的住宅整備 心市街地の定住人口は微増基調 〔実施時期〕 〔内容〕 にある。 老朽化の著しい既 存5団地の統廃合 アンケート調査でも中心市街 平 成 20 年 度 ∼ 地への定住意向もあることから、 平成24年度 に伴う建替事業で 中心市街地に市営住宅や民間共 積み残した借上市 同住宅を整備することにより、定 営住宅30戸の整備 住人口の増加を目指す。 (歩行者・自転車通行量) (定住人口) 〔実施時期〕 平 成 20 年 度 ∼ 平 成 24年度 (2)②認定と連携した支援措置のうち、認定と連携した重点的な支援措置に関連する事業 事業名、内容 実施 目標達成のための 及び実施時期 主体 位置付け及び必要性 〔事業名〕 市街地 4 中通一丁目地区 再開発 組合 市街地再開発事業 支援措置の 内容及び 実施時期 〔支援措置〕 <再掲 P95参照> 市街地再開発 事業 〔内容〕 〔実施時期〕 千秋公園と一体と 平 成 19 年 度 ∼ なった街なかオア 平成24年度 シスを開発コンセ プトに、文化と交流 106 その他 の事項 の拠点形成を目指 す組合施行による 法定再開発事業。具 体的には、全天候型 商業モール、健康ス ポーツ施設、広場、 大規模公共駐車場、 公共公益施設、居住 施設を整備。なお、 居住施設の低層部 は、商業・福祉・医 療などの利便施設 とする。 〔実施時期〕 平成19年度∼平成24 年度 〔事業名〕 5 歩道消融雪設備 市 〔支援措置〕 <再掲 P96参照> 道路事業 整備事業(中通本 〔実施時期〕 平成19年度∼ 線) 〔内容〕 歩道無散水消融雪 設備の設置 L=550m 〔実施時期〕 平成19年度∼ (3)中心市街地の活性化に資するその他の支援措置に関連する事業 該当なし (4)国の支援がないその他の事業 該当なし 107
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