データシート

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D A T A
S H E E T
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Unicenter Management Portal r3.1.1 日本語版
®
Unicenter Management Portal( 以下UMP)は、様々なUnicenter 製品の企業システム管理
®
情報を表示するためのポータルサイトとして、個々の管理者に対して、
セキュリティに対応したブラウザ
ベースの管 理 画 面を 提供します。この製品を活用することで、管 理 者 の 情 報 参 照 権 限レベルに
応じた管理画面の設定、システム障害情報の内容や重要度別の管理、情報参照の利便性向上などの
IT 管理者のニーズに対応します。また、複数のデータソースから取 得したステータス情報を1つの
管理画面に統合し、インフラストラクチャ管 理アプリケーション間での情報 の相関関係を視覚的に
表 示します。さらに、権 限や責任に応じた障 害 通 知 のフィルタリング、Webレポート生成、IT 部門
以外のユーザにもわかりやすい高度なレポート・グラフ生成機能を備えています。
機 能
・高性能で統合的な情報提供
・ニーズに応じて管理者 ごと
にカスタマイズ可能な管理
画面
拡張するエンタープライズ環境に
求められる管理
効率的なIT管理によってお客様に満足していただけ
指向の管理技術を求めており、組織の運用方針に対
るサービスレベルを維持することは、
ビジネスの成功
に基づいて、情報をユーザごとにカスタマイズする
における最優先事項の一つです。そのためには、IT
必要があります。
応する形で情報を整理、提供する必要があります。
また、ユーザが企業内で果たす役割とユーザの要求
・ブラウザベースのポータル
インタフェース
部門のスタッフの生産性を最大限に向上させ、企業
の様々なITリソースを適切に活用する必要がありま
動的にパーソナライズできる統合管理画面
・セキュリティに対応した
Web経由の管理情報参照
す。今日では、IT部門のマネージャの業務責任はます
今日では、膨大な数の管理ソリューションを持つこと
ます重くなっており、迅速に変化する環境への適切な
によって引き起こされる情報過多を避け、個々の
・Unicenter 各製品用にカス
タマイズされたポートレット
対応が求められています。また、
ビジネスとそれを支
権限に応じて適切な企業管理情報を提供することが
えるITシステムの整合を進めるにあたって、その貢献
求められています。つまり、最も関連性がある重要な
・利用者の権限に応じたワー
クプレース
度を測る新たな測定基準が採用されています。この
情報を集約またはフィルタリングし、同時に分析しな
新たな測定基準によってIT部門内の管理領域間の壁
がらユーザの利便性を考慮して表示することが必要
を排除し、IT技術やIT資産とビジネスを直結させるこ
なのです。
とが可能です。また、利用者の権限に応じた管理画面
コンピュータ・アソシエイツ( CA )が提供するUMP
では、権限の異なるITスタッフごとに必要なすべての
は、このような問題を解決する管理情報のポータル
システム管理情報をグループ化し、その元データが
サイトを提供します。個々のユーザごとの管理画面は、
・リアルタイム表示のスコア
ボード
・エージェントダッシュボード
およびサーバダッシュボード
・レポートテンプレートおよび
スコアボード
ファイアウォールの内部または外部であるかを問わ
親しみやすい Webポータルモデルに基づいて作成
・管理ウィザード
ず、必要な情報を提供できるようになります。
することができます。
・XMLベースの動的なWeb
レポート生成
現在では、企業もしくはサービスプロバイダは企業情
報を様々なユーザに対してWeb経由で提供するた
機能
めのツールを検討しています。情報提供の対象とし
ニーズに応じた管理情報の提供
ては、CIO、CFO、IT運用管理マネージャ、ネットワー
UMPは、企業管理情報へのアクセスの向上を図り、
クおよびシステム管理者、データベースおよびアプリ
権限やユーザの要求に基づいたパーソナライズが可
ケーション管理者、ヘルプデスク担当者、サービスプ
能で、安全に情報を公開することができる高性能な
ロバイダなど、集約された企業情報に対して簡単な
Webインタフェースを提供します。これにより、情報
Web接続を利用して任意の場所からアクセスしたい
過多を回避して、実際に必要な情報のみをユーザに
というニーズを持つユーザが挙げられます。また、日
提供することが容易になります。
常的にWebを利用している顧客は各サービスプロ
●
高性能で統合的な企業情報提供 UMPを利用
バイダに対して、これと同じ技術を利用して、サービ
することにより、イベント通知、ステータス表示、
リ
スレベルアグリーメント、重要な問題や特定のリソー
ソース使用率などの管理情報をユーザ個々の権
スの状況などを監視でき、また簡単なテストでITサー
限や責任範囲に応じて表示することが可能になり
ます。
(図1参照)
ビスの可用性を検証できることを望んでいます。
インターネット技術は、
ビジネスに膨大な情報をもた
●
ニーズに応じて管理者ごとにカスタマイズ可能な
らします。そのため、複数の管理ソリューションにより
管理画面 管理者はアクセスレベルを管理し、
ユー
提供される大量の情報に対処可能な、新しい管理
ザごと、グループごとに表示する内容を設定する
手段が求められているのです。ユーザはプロセス
ことによって、ユ ー ザグル ープに応じて異なる
Business Process Views 、イベント、ステータスメッセージ
権限に応じた管理
などを表示することが可能になります。UMPは、ユーザの最
UMPでは、ポータルワークグループとしての一連の権限が事前定
終的な用途に応じた形式でデータを提示するなど、情報のパー
義されています。また、権限に応じて設定された履歴情報のレポー
ソナライズ化が可能です。
トやリアルタイムに表示可能なスコアボードが用意されています。
TM
●
ワークプレースとワークグループ UMPには、
ポータルワーク
拡張するエンタープライズ環境に対応したWebベースの管理
グループとしてのユーザの権限定義があらかじめ設定されて
UMPは、企業のファイアウォールの内部および外部で取得した
います。また、新しい権限に応じてワークプレースのカスタマイ
ズや定義が可能です。権限の内容によってデフォルトのポータ
管理情報を安全かつ即座に提供します。
●
ルワークプレースが準備され、ユーザの権限に応じて重要な情
Webポータルインタフェースを用いた管理画面 ポータル技術
の採用により、UMPは複数のデータソースから取得した管理
情報を 1 つの画面に集約し、個々のユーザが Webポータル
●
報が表示されます。
●
権限設定による安全なユーザアクセス UMPを利用すること
インタフェースを使用して、最低限のクリック操作で素早く必要
により、Unicenterポートレット機能へのアクセスはユーザごと
な情報を収集できるようにします。
の権限に応じて制限されるので、企業管理情報のセキュリティ
エンタープライズ環境における機密性の高いアクセス UMP
が保たれます。また、ポートレットで利用可能なアクションは
は、ワークプレース機能によって情報を安全に管理します。情報
ユーザの権限に基づいて決定できます。
へのアクセス権限は、管理者が権限セットを定義することに
よって決定します。ユーザがポータルにログインすると、認証が
重要度別の情報管理
行われます。UMPはSSL(Secure Socket Layer)をサポー
UMPは、Business Process Viewとエージェントスコアボード
トしており、Web 上のあらゆる場所から、あるいはファイア
を含む、
リアルタイム表示が可能なスコアボード機能を備えてい
ウォールを介して安全なアクセスを実現します。
ます。また、重要度別に情報を識別する機能により、問題の識別と
トラブルシューティングを容易にします。エージェントスコアボードと
Unicenter 製品のポータルインタフェース
サーバダッシュボードを利用すると、ユーザは異常な状態のリソー
UMPが提供する管理画面は、従来のイベントコンソールのイン
スに関連する情報のみを選択して、Unicenter エージェントによっ
タフェースとは異なります。最初から全イベントの詳細リストを表
て監視されているサーバの問題を素早く分析できます。サーバ
示するのではなく、要約されたサマリービューにイベントステータ
ダッシュボードは、サーバ上で動作しているすべてのエージェントか
スの一覧を表示し、そこからさらに詳細なビューを表示すること
ら取得した情報を集約します。事前に定義されている様々なワー
ができます。
●
Unicenter 各製品用にカスタマイズされたポートレット UMP
クプレース、スコアボードやダッシュボードが提供されています。
●
リアルタイムに表 示 可 能なスコアボード
スコアボードは、
と様々なUnicenter製品には、頻繁に利用されるポートレット
Common Object Repository( COR )、WorldView 、
があらかじめ用意されており、すぐに利用ができます。またユー
Distributed State Machine( DSM )に保存されたオブ
ザは、
これらの事前に定義されたポートレットを利用して管理情
ジェクトの統計情報を要約して表示する管理画面です。スコア
TM
報を用途に応じてカスタマイズし、自分用の管理画面を作成
ボードには、特定の状態にあるオブジェクトや特定の期間内に
することができます。
発生したイベントを示すカウンターを登録できます。UMPは、
イベントステータスの一覧表示が可能なサマリ用スコアボード
を備えており、そこからさらに詳細な情報を表示できます。
●
エージェントダッシュボードおよびサーバダッシュボード ダッシュ
ボードには、
Unicenter® Network and Systems Management
エージェントから取得したリアルタイムの情報が表示されます。
また、単一または複数のエージェントおよびホストから取得した
複数の情報を1つの管理画面に集約することができます。ダッ
シュボードはエージェントから取得したデータを集計し、その内
容を表示します(図 2参照)。また、例外情報専用モードでは、
重要度を設定し、現在の状態が重要レベルに到達していない
リソースに関する情報は除外することができます。
図1: UMPは、様々なソースからのイベントやステータス情報などを、簡単にカスタマイズして表示、確認することができます。
使いやすさ
●
新しい管理ウィザードに加えて、事前に定義されているワークプ
事前に定義された履歴レポートやリアルタイム表示のスコア
レース、履歴レポート、
リアルタイムのスコアボードといった利便
性の高い機能によって、製品の容易な導入と展開、画面のカスタ
ボードが用意されています。
●
マイズと使用を実現します。
●
レポートとスコアボード UMPには、すぐに利用できる、複数の
管理ウィザード UMPが提供する管理ウィザードはポータルの
設定に必要な手順を説明し、管理者によるポータル管理を容易
事前に定義されたワークプレース ワークプレースは、複数の
にします。ワークプレースウィザードは、タスク指向のワークプ
ポートレットを単一のページに集約できるカスタムページで
レーステンプレートをベースに、ユーザによるポータルワーク
す。ワークプレースの内容やレイアウトは、ニーズに応じてすべ
プレースの作成を支援します。
てカスタマイズ可能です。ワークプレースの例としては、アプリ
ケーションサーバ用ワークプレース、データベースサーバ用
他の Unicenter 製品との統合
ワークプレース、メッセージおよびトランザクション用ワークプ
UMPは、
ソリューション用ポートレットを使用して、
様々な Unicenter
レース、
ネットワーク用ワークプレース、
システム用ワークプレース、
製品と容易に統合することが可能です。
Webサーバ用ワークプレース、
メールサーバ用ワークプレース
●
Unicenter ポートレット Unicenter製品で利用可能なポー
などが挙げられます。事前定義済みの“ My Unicenter ”ワー
トレットとしては、Unicenter Network and Systems
クプレースを利用すれば、ポータルワークプレースの作成や
Management、Unicenter ® Service Level Management、
ナレッジツリーの操作に関する知識がなくても、
インストール後
Unicenter® ServicePlus Service Deskなどがあります。
すぐにポータルで作業を開始できます。
●
ポータルエクスプローラ内のUnicenter® Distributed State
●
XMLベースの動的なWebレポート生成 動的なWebレポー
Machine(Unicenter DSM)データ UMPはエージェント
ト生成機能は、様々なUnicenter製品から取得した製品固有
の詳細表示機能と、Unicenter DSMによって管理されるオブ
のデータを管理画面上で分かりやすく視覚的に表示します。
ジェクトの階層表示機能を拡張します。異常な状態にある管理
Unicenter Management Portal は拡張された動的な
対象オブジェクトの関連イベントや、
オブジェクトのイベントに対応
XMLベースのレポート生成機能を備え、リアルタイムデータや
する Unicenter DSM イベント、エージェントダッシュボード
履歴データの表示に対応しています。
から取得したエージェントデータに基づくリアルタイムデータな
どのUnicenter DSMオブジェクトステータスは、重要情報ブ
ラウザや重要情報ツリーで確認できます。
図2:エージェントダッシュボードでは、エージェントから提供された情報が一覧表示されます。
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2004年10月現在
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