プロダクトデータシート Version 1(11/2010) SikaTack® Neo シーカ®タック ネオ 自動車ガラス接着用 ブラックプライマーレス接着剤 製品技術データ 主成分 1 成分形ポリウレタン 1) 色 (CQP 001-1) ブラック 硬化機構 湿気硬化 密度 (未硬化) (CQP 006-4) 約 1.2 kg/L 形状保持性 (CQP 061-1) 良好 施工温度範囲 (CQP 019-1) 約 35 分 2) 約 20 分 (CQP 526-1) 硬化速度 (CQP 049-1) グラフ 1 参照 硬度 (ショア A) (CQP 023-1 / ISO 868) 約 55 引張り強度 (CQP 036-1 / ISO 37) 約 6 MPa 破断時の伸び (CQP 036-1 / ISO 37) 約 500 % 引き裂き強度 (CQP 045-1 / ISO 34) 約 12 N/mm 引張りせん断強度 (CQP 046-1 / ISO 4587) 約 4 MPa 2) 安全走行可能時間 (乗用車) (米国規格 FMVSS 212/208 に準拠) 8 時間 2 時間 (エアバッグ装備車) (エアバッグ非装備車) 6 体積抵抗率 (CQP 079-2 / ASTM D 257-99) 約 4x10 Ω・cm 保存期間 (25℃以下で保管) (CQP 016-1) 9 ヵ月 1) CQP = Corporate Quality Procedure 2) 製品概要 ® SikaTack Neo は常温での施工が 可能なブラックプライマーレスタイプ であり、1 成分湿気硬化形の高性能 なポリウレタン接着剤です。硬化後は 耐久性のある良好な弾性体となりま す。 ® SikaTack Neo は ISO9001/ 14001 の品質および環境マネージメントシス テムのもとに製造されています。 温度 23℃、相対湿度 50%の時 特長 適用範囲 SikaTack Neo は自動車ガラス交換 補修用に特別に設計された製品です。 室内および室外での取付けに適して いますが、雨天や夏の炎天下での施 工はお避け下さい。 ® SikaTack Neo は施工経験のある 専門業者での使用を前提としていま す。自動車ガラス交換補修以外での 施工に用いる場合は、使用前に接着 性や適合性などの確認を必ず実施し て下さい。 ブラックプライマーレス施工が可能 形状保持性が良い 糸切れ性が良い 常温施工が可能 1 成分形で取り扱いが容易 FMVSS212/208 準拠で試験 (ダブルサイドエアバッグ装備、シ ートベルトなし) ® ® オープンタイム +5 ℃~+40 ℃ SikaTack Neo 1 / 2 スキンタイム 2) (接着剤と被着材) 施工 硬化機構 ® SikaTack Neo は空気中の水分(湿 気)との反応により硬化します。一般 に低温低湿時は空気中の水分が少 なく、硬化は遅くなります。反対に高 温高湿時は空気中の水分が多く、硬 化が早くなります。(グラフ 1 参照) 23℃ / 50 % r. h. 8 10℃ / 50 % r. h. 4 0 0 2 4 6 時間 [日] 8 10 その他の情報 以下の資料はご要望に応じて提供い たします。 - 安全データシート (SDS) -その他関連する製品のプロダクト データシート(PDS) 荷姿 ソーセージ パック 400mLx12 本 /箱 データについて 本紙のデータについては研究所での データであり、実際には予測不可能 な条件により数値にバラつきが生じる ことがあります。 12 グラフ1:SikaTack® Neo の硬化速度 耐薬品性 ® 硬化後の SikaTack Neo は、淡水、 海水、石灰水、下水排水、希酸、希ア ルカリ溶液に対しては耐薬品性があ ります; 燃料、鉱油、植物性および動 物性油脂に対しては一時的な耐薬品 性があります; 有機酸、アルコール、 濃無機酸、濃アルカリ溶液、溶剤に 対しては耐薬品性がありません。 上記は一般的な性能であり、個々の 特別な用途については日本シーカ㈱ 工業製品本部技術部までお問い合 わせください。 2h 健康と安全に関する情報 安全な運搬、作業、保管、廃棄を行う b b ために、物質、環境、毒性、その他の 安全に関する情報の記載されている 図 1 : 三 角 ビ ー ド を 上 図 の よ う に 圧 着 し て 下 さ い 安全データシート(SDS) の最新版を ご覧下さい。ご要望に応じ提供いたし 除去 ます。 ® 硬化前の SikaTack Neo は適切な 溶剤などを用いて工具から取除いて 免責事項 下さい。硬化後は機械的に取除くし シーカ製品の適用および使用に関する情 かありません。 報および勧告は、当社の最新の知識およ 手など皮膚に付着した場合は直ちに び経験に従っているものであり、通常の条 工業用ハンドクリーナーと水で洗い流 件下で適切に保管、処理および適用され して下さい。溶剤は使用しないで下さ ることを前提としております。実際には材 い。 料、接着面、現場の条件がそれぞれ異な 施工方法 ガラスの取り外し 破損したガラスを自動車メーカーの 作業手順書に基づいて外して下さい。 下地処理 まず被着材の接着表面の水分、ゴミ、 ホコリ、油脂類(特にシリコーン汚染) などを完全に取り除き清潔で乾燥し た状態にして下さい。 接着面は適切な接着促進剤もしくは プライマーを塗布して下さい。ガラス の表面は Sika®Aktivator で表面処 理をして下さい。(自動車ガラス補修 用途のみに適用) 接着促進剤、プライマーの詳細につ いてはそれぞれのプロダクトデータシ ートをご参照下さい。その他の特定 の用途については日本シーカ㈱工業 製品本部技術部までお問い合わせ 下さい。 詳細のご案内はこちらまで http://www.sika-japan.co.jp/ 日本シーカ株式会社 工業製品本部 〒108-6110 東京都港区港南 2-15-2 品川インターシティ B 棟 10 階 TEL 03-6433-2314 FAX 03-6433-2102 h るため、ここに記載されている情報、書面 での勧告、その他のアドバイスは、商品性 や特定目的への適合性について保証する ものではなく、また法的関係から生ずる責 任をもたらすものでもありません。ユーザ ーは、シーカ製品がユーザーの使用目的 および施工方法に適しているかどうかを 予め確認して下さい。当社は製品の特性 を変更する権利を留保します。第三者の 権利は尊重されなければなりません。す べての注文は、当社の最新の販売・納品 条件に従って受注されます。ユーザーは 常に使用する製品のプロダクトデータシー トの最新版に留意して下さい。プロダクト データシートの最新版はご請求いただけ れば当社が提供いたします。著作権法に より無断複写複製及び無断転載は禁止さ れています。 SikaTack® Neo 2 / 2 硬化厚み [mm] 12 ソーセージパック: クリップ部分をニ ッパなどで切取ります。 自動車製造メーカーの推奨に従って ノズル先端をカットし、カートリッジや ソーセージアダプターの上に取り付け ます。ピストンタイプの施工ガンを使 って接着剤を施工することをお勧めし ます。 均等の厚みを確保するために三角の ビード形状を推奨します。 (図 1 参 照) 周囲の温度および被着材の温度は 5℃~40℃の範囲内で使用して下さ い。
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