農林水産部 農業経営課 担当:経営体支援係 伴、太田 News Release 電話:(直通)076-444-3266 (内線)3878 平成 26 年 8 月 5 日 「とやま農業未来カレッジ」第一期研修生の 募集について とやま農業未来カレッジでは、平成 27 年 4 月から 1 年間の通年研修を受講する 第一期研修生を募集しています。 また、開校に向けたPRの一環として 7 月 30 日に開催したプレ講演会の概要を とりまとめましたので、お知らせします。 【とやま農業未来カレッジ第一期研修生の募集】 1 応募資格 本県での就農を希望し、平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月の 1 年間、通 学が可能であり、カレッジ卒業時点で 45 歳未満の者 2 募集定員 15名(最大20名程度) 3 応募期間 平成 26 年 7 月 1 日(火)~平成 26 年 10 月 31 日(金 必着)まで 4 応募方法 募集要項で指定する書類(願書、履歴書、健康診断書等)を提出 ○募集要項(応募書類)の入手方法 ・ホームページからダウンロード(http://www.taff.or.jp/nou/nougyou-top.html) ・県内の市町村、農協の就農相談窓口など ・郵送を希望される方は「とやま農業未来カレッジ準備室」に お問合せ下さい。 5 応募・問合せ先 6 選考等 7 研修費用等 ①受講料 ②その他 〒939-8153 富山市吉岡 108 番地 「とやま農業未来カレッジ準備室」 電話番号 076-461-3180 FAX 076-461-3185 選 考 日:平成 26 年 11 月 16 日(日) 選考方法:作文及び面接 年額 118,800 円(予定) 教科書代、実習教材費、被服費等は別途負担 ※応募方法等の詳細は別添の「募集要項」をご参照下さい。 【プレ講演会における基調講演及びパネルディスカッションの概要】 別紙のとおり (別 とやま農業未来カレッジプレ講演会の概要 紙) (平成 26 年 7 月 30 日 開催 富山県農協会館8F ホール) 基調講演(講師:岸 康彦 日本農業経営大学校 校長) 【講演要旨】 ○農業経営者に必要な 4 つの力として、判断・決断の出来る経営力、農業を実践する農業 力、社会への適応・変革に対応する社会力、リーダーとして尊敬される人間力が必要。 ○日本の飲食費の消費額は全体では増えているが、農水産物は減少していることから、農 業者には経営に対する資質が求められるこの時期に、とやま農業未来カレッジが作られ るのは必然性がある。 ○日本農業経営大学校との比較からとやま農業未来カレッジの特色として、富山県での就 農が前提であることは非常に明快。そのため教育の仕方が具体的になっており、例えば 「県全体を実習ほ場とする」など地域性の高い研修機関である。 ○そのうえ、更に経営を学びたい場合は、カレッジ卒業後に日本農業経営大学校への進学 も考えて欲しい。 パネルディスカッション コーディネータ 酒井 富夫 富山大学教授 パネラー 穴田 甚朗 県JA中央会長 鍋嶋 太郎 県農業法人協会 相談役 前田 真一郎 県青年農業者協議会長 河上 めぐみ ㈲土遊野 取締役 須沼 県農林水産部長 英俊 【主な意見】 1 カレッジについて特に紹介しておきたいポイント (須沼部長)県内での就農希望者が本県の営農条件に即した農業の基礎的知識や技術を体系 的に修得できる研修が平成 27 年 4 月から始まるほか、既に就農している若手農業者の研修 ニーズに応え、1 月から冬期間の短期研修を前倒しして実施する。 (穴田会長)水稲の上位等級の改善や園芸振興に向けた農作物栽培の基礎的な知識・技術取 得が体系的になされることや、販売力、経営能力の向上を図るため日本農業経営大学校等 との情報交換や連携により、素晴らしい就農者が輩出されることを期待している。 (鍋嶋相談役)法人経営者の観点から、技術的な事を知らない従業員を対象とする短期研修 やカレッジの通年研修のカリキュラムでの、機械の演習・免許取得に期待している。 (前田会長)若手、一般の既に就農した者も参加できる公開講座や、入学してから翌春に向 けて就農指導・相談も行われる体制に注目している。 (河上取締役)農業を学ばず就農したが、こういうカレッジは若い人にとって必要と実感。 カレッジで基礎技術のみならず経営や販売などの出口まで幅広い研修があるということで 期待している。 2 実体験を踏まえた就農前研修の大切さ (前田会長)農業高校、農業者大学校を経てから就農したが、過去に経験を積んでいないと 現実との差に唖然とすると思う。就農前の研修メリットとして、知識としてしか学んでこ なかったこと、未熟な考え方を鍛え直す良い機会となる。 (河上取締役)基礎知識や経理を含めた経営知識があれば生産現場や販売において前に進め やすい。また、他の人と一緒に研修出来れば、相談相手や自信づくりにも繋がると思う。 3 新規就農者を受け入れる立場から就農前研修の意義 (鍋嶋相談役)農業高校出身者ならば基礎勉強は十分されていると思うが、カレッジで実践 を学ぶことや法人経営者の話、販売方法などの見聞を広げ、自分のやりたいことを見つけ ることは必要だと思う。 (穴田会長)社会では能力を発揮しないと認められない。目的を持って入学することが大切。 農業の難しさを就農前に会得することで自信や誇りに繋がる。地域における担い手、法人 の主要な従業員として成長してくれると思っている。 4 カレッジ研修生への期待 (河上取締役)女性農業者としては農家のお母さん達の知恵・視点に触れることも大切であ り、できれば女性の仲間が増えるなど、農業の未来を明るくするカレッジになることを期 待する。 (前田会長)同期に学んだ研修生は今後の農業を続けていく上での大きなモチベーションと なり、生産者としてスタートする前に、同じ職を目指す仲間を作ると、相談・知識を共有 してくれる存在となる。 農作業の得手不得手はあると思うが、カレッジで生産の基礎を頭と体にたたき込んでお けば就農後に更に自分に何が足りないか経験を重ねると見えてくる。 カレッジ卒業生には、県青年農業者協議会の会員として仲間になって交流を深めてもら うことを期待する。 (鍋嶋相談役)経営者として研修期間中も訪問し、カレッジの研修生を従業員として採用し たいと考えている。卒業生がどんどん増えて、ブランドとなることを期待する。 (穴田会長)カリキュラムでは、就農相談、進路指導、就農準備もあり、研修生の出身地の 農業関係者・団体がしっかりと支援することで就農後は本人の能力を伸ばすと同時に、地 域の農業振興リーダーになってくれることを期待する。 (酒井教授) ①農業者は、技術の専門家であり経営にも高い能力を要する。地域の環境や社会に貢献す る産業であるという誇りを持って欲しい。 ②県内の仲間や同期生は得がたい財産であり仲間を作って欲しい。 ③現代は進学、就農、雇用、自営など、自分で自由に進路が決められる。若い方にはカレ ッジを利用して進路を選択されたい。自分で自分の進路を決めることを期待する。
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