【平成25年11月5日】布勢地区まちづくりふれあいトーク質疑 - 氷見市

【平成25年11月5日】布勢地区まちづくりふれあいトーク質疑応答概要
基盤整備
【質問】農地基盤整備の促進について
農業後継者の保持育成や環境保全、
耕作放棄
地の解消、
ほ場整備事業など農業農村整備事業
の重要性を認識してほしいという思いがある。
【回答】近年、農業を取り巻く情勢として、米
の生産調整や価格低迷が続き、
産地間競争も激
化していることから、
効率的で安定的な農業経
営を実現するために、ほ場の大区画化・乾田化
など農業基盤整備を進め、
大型農業機械の導入
と管理の軽減化を図るなどして、
農地集積と生
産効率を高め、
地域の農業経営体を育成するこ
とが重要であり、
これが若者の農業離れをくい
止め、
さらに耕作放棄地の解消にも効果が期待
できると思っています。また、農地を守ること
は、水田の保水能力を生かし、洪水防止や環境
保全にも期待できるなど、近年は、農地の多面
的機能が重んじられるようになっており、
農業
農村整備事業の重要性を再認識し、国・県・市
が、これらの整備を全面的に支援することが大
切であると考えています。
現在、ほ場整備の市内の実施状況は、大浦地
区が平成21年度から27年度の7年計画で、
また、
七分一地区は平成22年度から27年度
の6年計画で、
県営事業として約20億円かけ
て実施しています。当布勢地区からは、城飯久
保地区と城東地区の2地区の「ほ場整備事業」
が要望されています。城飯久保地区の「ほ場整
備」については、平成20年度に要望書が提出
され、現在、県では事業化に向けて事前調査を
行っていて、市では、平成26年度の国・県要
望で、その促進を国・県にお願いしています。
また、城東地区につきましては、平成24年度
に要望書が提出されたところですが、
氷見市内
はもとより、県内でも「ほ場整備事業」の要望
が多くあることから、今後の「ほ場整備事業」
の促進のあり方について、現在、県との調整を
行っている状況です。
鳥獣害対策
【質問】鳥獣害対策の推進について
特にイノシシ被害への対策について意見を聞
かせてほしい。
【回答】近年、氷見市のイノシシ被害が急増し
ていることから、このための対策費として、年
間約 1,000 万円の予算で、
農作物被害のあった
地域に「侵入防止用の電気柵」や「捕獲檻」を
貸与し、今日(11/5)現在で 93 頭のイノシシの
駆除を実施しております。また、今年9月に実
施された狩猟免許試験には、
市職員3名が受験
し免許を取得するなど、
その駆除に力を入れて
います。
具体的には、
イノシシによる本市の昨年度の
農作物被害額は、998 万円でした。平成 20 年
は農作物被害が見受けられなかったものが、
激
増しているもので、イノシシも、市内の中山間
地のみならず、市内全域の山際の集落まで出没
する状況となっています。
イノシシ対策は、
・1つには、
「イノシシ侵入防止対策」
これは、農作物被害のあった集落に対して、
侵入防止用電気柵を貸与するもので、平成 23
年度から 25 年度の3年間で、延長 213kmの
電気柵を 50 集落に貸与しました。
・2つに、
「イノシシの捕獲」
市内に 24 基の捕獲檻を設置し、今年度は、
さらに 17 基の捕獲檻を購入し設置する予定で
す。
布勢地区においては上矢田部から捕獲檻の
土木
設置要望が出ていますが、
被害状況などを考慮
し、調整中です。
・3つに、県内市町村との連携
県内市町村でも、同様の被害防止対策をとる
ことにより、
他市への拡大の阻止を図る必要が
あります。
・4つに、集落ぐるみの対策の実施
イノシシ被害防止対策は、
集落ぐるみで行う
ことが、最も有効です。
県内においては、氷見市が一番、イノシシ被
害が急増しており、
イノシシ被害の全国の事例
を足を運んで調査・研究し、より有効なイノシ
シ対策を実施します。
今までの行政では 1,000 万円の予算があれ
ば檻を作るだけでしたが、今年は 25 万円の予
算をつけて調査させました。H26 年度はイノシ
シ課を設置して専門的に取り組みます。
教育
【質問】十三中学校の教育環境整備について
①技術室(築50年)の老朽化と耐震
 【回答】①技術室は、昭和38年に建設された
ものを、体育館新築の際に現在の場所に移築し
たものであり、かなり老朽化が進んでいます。
現在、この建物につきましては、建物の骨組み
が危険か否かを判定する耐力度調査委託を実
施しています。その結果、耐力度が基準値を下
回るようであれば、国の補助事業を活用し、建
替えを視野に入れた対応を考えていきます。
教育
【質問】十三中学校の教育環境整備について
②美術室(プレハブ造り)の環境整備
【回答】②美術室につきましては、プレハブ造
りであるため、外気温や音、振動等が中に伝わ
りやすい構造となっています。これにつきまし
ても、基礎も含め安定性を確保できている訳で
はありませんので、技術室を改修することとな
れば、併せて対応を考えていきます。
教育
【質問】十三中学校の教育環境整備について
④斎藤弥九郎翁剣道場の建設
【回答】
④斎藤弥九郎翁剣道場につきましては、
非常に
すばらしいご意見だと思います。
中学校教育で
武道が必修化されたことを受け、
現在建設中の
ものを含め、
市内中学校で武道場を有すること
となるのは、南部中学校、北部中学校、西條中
学校といずれも生徒規模の大きな学校です。
十三中学校は斎藤弥九郎翁にちなみ、
1年生の
武道で剣道を必修としていますが、
他の生徒規
模の小さな学校と同じく、
体育館の利用をお願
いしているところです。
斎藤弥九郎翁生誕の地を校区に抱える十三
中学校において、
剣道が活発に行われることを
期待していますし、
今後の氷見市における剣道
人口の増加や剣道の隆盛に支えられた先に、
記
念館的な意味合いも込めての斎藤弥九郎翁武
道場というお話が出てくるものであると信じ
ています。
教育
【質問】十三中学校の教育環境整備について
⑤プールの存続(撤去)とグラウンド整備
教育
【質問】十三中学校の教育環境整備について
③暖房設備の改修
【回答】③暖房設備の改修につきましては、平
成21年度にボイラーを入れ換えており、毎年
実施していますボイラー点検においても、特に
異常は見つかっていません。但し、学校への聞
き取りの結果、場所により暖房の効果に差が生
じているとのことですので、状況確認のうえ対
処法について検討します。
【回答】⑤中学校プールは、いずれの学校にお
いても使用していない状況にあり、
今後におい
ても使用を再開する予定はありません。但し、
消防水利として必要とされている場合があり、
撤去を検討する際には、
近隣の消防計画に影響
がないかを消防署と協議のうえ、
撤去するか否
かの方針を立てることとなります。
十三中学校のプールについては、仏生寺川が
横にあり消防より「撤去しても特に問題ない」
との回答を得ていますので、
他の未利用となっ
たプール(7か所)とも併せて、計画的に撤去
を進めていきたいと考えています。
解体した際のプールの跡地については、
グラ
ウンドの一部として利用したいとの話を学校
から聞いています。但し、今述べましたように
他の未利用プールの計画的な撤去という話も
あるので、グラウンドとしての整備も含め、学
校と協議しながら検討します。
文化
【質問】ムジカグラート氷見の活動への応援体
制の確立
・近年は高齢者等への財政支出が多く、今後の
社会を担う若者への支出が少ないと思われる。
・社会を背負っていく若者に今後ますます活躍
してもらいたいので、
市としても応援してもら
いたい。
【回答】今年、結成10周年を迎えられた「ム
ジカグラート氷見」は、これまでに市の主催事
業に多数出演され、
特に市が誘致して開催して
いる「春の中学生ハンドボール選手権大会」で
の式典で毎回演奏するなど、
地域社会での演奏
活動を積極的に行っていただいています。
市としましては、
これまでも全国大会出場や
国際交流参加の折には、
激励金や補助金等を交
付して活動を側面からサポートし、
また楽器の
保管場所や練習会場の提供などしています。
市内を代表する楽団として、
青少年育成の観点
も加えて引き続き支援していきたいと考えて
います。
音楽を通じて国際交流していますし、
立ち居
振る舞いも出来ていて、
氷見の1番か2番のソ
フトコンテンツです。
市役所も10年後にはこ
んな風に出来ないかと思っています。
まちづく
りに音楽の視点でムジカさんに参加してもら
いたいと考えています。
教育
【質問】湖南小学校周辺
① 道路整備と駐車場の確保
② 布施深原地内堤防通学路の検討について
【回答】①学校行事の際の駐車場の確保につい
ては、
皆様にご迷惑をおかけしていることは認
識しています。この問題は、市内どの学校にお
いても共通したものです。湖南小学校では、運
動会以外の学校行事にはグラウンドを駐車場
として利用してもらっています。
運動会には県
道への駐車をしないよう、乗り合わせなど、地
域と保護者、学校とで工夫をお願いします。そ
れでも足りない場合には、
十三中学校のグラウ
ンドを仮駐車場として利用できないか検討し
たいと思います。
②通学路について、主要地方道氷見・惣領・志
雄線のJA布勢支所前交差点から飯久保交差
点間は、道幅が狭いこと、見通しが悪いこと、
通学時間帯の車の通行量が多いことなど、通学
路として危険であると認識しています。
このた
め、布勢支所前交差点から仏生寺川の堤防道路
に出て、布勢郵便局前をとおり通学していま
す。朝は集団登校、帰りは同一方向の児童が集
まり下校していますが、
堤防道路には一部柵の
ない区間があることから、
学校で定期的な現地
指導を行い、安全確保に努めています。現在、
冬期間は、布施・深原地区の児童はスクールバ
スを利用しています。
地域の方で、
現在の通学路が危険であり別の道
がよいと思われるならば、
通学路の変更を学校
と検討していただきたいと思います。
文化
【質問】布勢の円山の環境整備について ①観光コース組み入れ等の検討、②駐車場等の環境整備
【回答】①先週柳田布尾山古墳まつりがあり、おもいをはせるイベントでした。お互いに行き来すること
も面白いのではないかと思います。万葉のコースとして入っていないので、つままの会の方などと協議
し、万葉の活用方法を検討していきます。観光コースへの組み入れ等については、現在、ふるさとの文
化見て歩きマップ「氷見の文化財」では、文化財見て歩きコースの十三谷地域コースや万葉歌碑めぐり
コースのなかで紹介させていただいています。
②文化財の維持管理は原則として、その所有者又は管理者が行うこととなっています。布勢の円山の大
部分は、所有者は(宗)布施神社となっており、また、文化財の指定に際して、維持管理については地
元で責任をもつとの約束もあることから、地元での環境整備をお願いしたいと考えています。
道路
防災
【質問】能越道南インター(仮称)完成に伴う
周辺道路の整備について
【質問】原発30km の明確な範囲と災害発生
時の対処指針の提示
【回答】本年度内には実施設計を完了し、来年
度から本体工事に着手し、完成は平成27年度
を予定しています。周辺道路について地区のイ
メージを伺いながら検討していきます。
いまのところ、具体的な周辺の開発計画はあり
ません。良質な農業振興地域で景観保全も大切
であり、市民の幸せに繋がるように地域の方と
協議していきます。
【回答】原子力災害への対策については、8月
末に市の防災計画(原子力災害対策編)を策定
しました。緊急時に防護措置を準備する区域、
いわゆるUPZについては、
国の原子力災害対
策指針において、原発から概ね30km とされ
たものであり、県及び市においても、防災計画
に位置づけたところです。計画では、このUP
Z内の行政区(自治会)として65地区を示し
ており、1つの自治会について30km の内側
と外側に区分される場合は、その自治会は、U
PZ内というという取扱をしています。
緊急時のどのような対処をとるかについて
は、概要を簡単にまとめたものがありますの
で、それをもとに説明させていただきます。
布勢地区は、
このUPZ圏外であり現在の計
画では緊急時に防護措置をとる地区とはなっ
ていませんが、原子力災害の規模、時間的な推
移に応じて、
UPZ圏外においても同様の防護
措置を講じることが必要な場合もあり、
今後検
討すべき課題と捉えています。
街灯
【質問】県道(川尻から布施にかけて)が大変暗
いので街灯を設置してほしい。
【回答】人家のないところについては、街灯を設
置する計画は現在のところ考えておりません。
稲作の生育にも問題が生じることがあります。
文化
【質問】
①布勢の円山からの眺め(見通し)があまり良
くないので、木の伐採などを行ってほしい。
②観光客が布勢の円山に来られるが、宮が2つ
(布施神社と御影社)ありわかりにくいので、
御影社にお参りできるような看板を設置して
ほしい。
【回答】
①木の伐採については、市全体でルールづくり
をして検討したいと思います。
②看板設置については検討していきます。