施設利用(案)への応募意見の概要及び市の見解

「水の館」施設利用(案)への応募意見の概要及び市の見解
11月1日に市広報「あびこ」、市ホームページに掲載し、「水の館」施設利用(案)についての意見
募集を実施しました。また、市内の主な市民活動団体に対し、親水広場の利用について利用アイ
デア・意見を募集しました。
その結果、個人から26人、市内団体から10団体、合計で36者の意見・利用アイデア等が寄せられ
ました。意見・利用アイデア等の概要及び市の見解については、次のとおりです。
なお、「水の館」施設利用(案)については、今後、手賀沼親水広場等活用計画(以下「活用計画」
という。)として、まとめていく予定です。
1 農産物直売所へ対する意見
(1)運営全般に対する意見
意見・利用アイデア等
市の見解
農業法人設立に際しては、100農家以上が出資 「水の館」を利用した農産物直売所は、市内のす
出来るような体制づくりを検討すべき。
べての農家に呼びかけて組織された「農事組合
法人あびベジ」(現在の「あびこん」の運営法人)
を核に運営される予定です。開設時には、新た
に出荷農家の募集を行う予定です。
直売所からは、市場に即した一定の賃借料を徴 農産物直売所は、主に出荷農家が負担する販
収することが妥当。ただし、開業当初における一 売手数料により運営され、施設の管理・運営に要
定期間での減免処置対応は検討を要する。(同 する光熱水費その他の経費を負担します。
様意見他1件)
直売所での一部商品については、委託販売制
度を取り入れる。
農産物直売所の運営は、委託販売制が基本で
す。主に出荷農家が負担する販売手数料により
運営されます。
(2)具体的な利用案
意見・利用アイデア等
我孫子産農産物を使用した加工品販売
市の見解
「水の館」の移譲を受けた際は、加工品販売に取
り組めるよう農産物直売所内に加工施設を整備
します。また、個々の加工志向の農家への支援
も積極的に進めます。
我孫子産果実(梨、ブドウ、ブルーベリー、栗、イ 農産物直売所を運営する農業者組織にご意見
チジク等)販売
を伝え、検討を要請します。
気に入った農産家がいればインターネット販売
し、お届けするサービス。
おみやげ、うなきちさんグッズ等を販売する売
店。
手作り品を販売するコーナーや手作り教室。
市内の名産品や小物、グッズ、自然観察の書籍
や光学機器など、我孫子の魅力を高める商品を
扱う。
障害者施設で生産した野菜を販売するコーナー
や福祉施設の製品販売コーナーを設置し、販売
手数料を免除とする。障害者の工賃の向上へ繋
げたい。(同様意見他2件)
こだわり産品(卵、豆腐等)販売
生鮮産品(精肉、鮮魚)販売
川村学園女子大学が手掛ける地元農産物加工
品(トマトジャム等)販売
我孫子ふるさと産品、福祉関連商品販売
全国エコ農産物販売コーナー
生産者の顔が見える写真コーナー
市のイベント告知PRコーナー
設置を工夫します。
1
1階のストックヤードは2階又は外出し。貴重なス
ペースである1階は、展示、コミュニケーション発
信等に活用し、倉庫等のスペースとして使うのは
大変もったいない。
学校給食用食材のストックヤード及びデリバリー
業務のための施設の設置
1階には、農産物直売所に必要な機能とあわ
せ、展示や情報発信の機能を適切に配置しま
す。また、2・3階にも展示や情報発信の機能を
配置します。
学校給食用食材を提供できる機能を整備しま
す。デリバリー事業は、農産物直売所を運営する
農業者組織と検討を行います。
(3)賛成意見
意見・利用アイデア等
市の見解
直売所等になれば多くの人が集まるので、手賀 農業者・市民・行政が力を合わせ、魅力ある施設
沼浄化の啓発活動が出来るチャンス。手賀沼周 運営を行い、農業振興とともに地域の活性化に
辺の田園風景を維持・管理出来る農家の役に立 生かしていきます。
つ直売所は良い方法と思う。
農産物直売所、軽喫茶、オープンカフェ…どれも
良い案と思う。
農産物直売所の設置に賛成。イベントをたくさん
行う機会を増やし、地域の活性化に繋げてくださ
い。
(4)反対意見
意見・利用アイデア等
市の見解
近くに「道の駅しょうなん」があることから、特徴の 我孫子市は農業振興基本条例を制定し、食料、
ない農産物直売所を設置しても将来的な発展が 農業及び農村が、市民生活にとって重要な役割
望めない。(同様意見他3件)
をもつことを十分に認識した上で農業を市民全
体の大切な財産として位置付け、市をあげて農
業振興に取り組むこととしています。農産物直売
現在の市内農家の供給能力では、品切れを起こ 所を核とした農業拠点施設の整備は、本市の農
さないクイックリーな供給体制構築が難しい。
業振興策の重要な柱です。
「水の館」の移譲を受けた際は、現・農産物直売
所「あびこん」を黒字化させた経営実績とノウハウ
赤字を重ね閉鎖との最悪の状態も視野に入れた
の蓄積をもとに、農業者・市民・行政が力を合わ
慎重な検討が必要。
せ、魅力と特徴のある農業拠点施設を目指しま
す。
親水広場、水の館は、その名のように手賀沼の
水質の改善、生物の保護など基本は自然環境に
関わる施設として利用したい。可能なら地場農産
物の販売店は隣接した場所に作る。
「水の館」は、市が水質保全啓発施設として、引
き続き運営することを基本に県から譲渡されま
す。活用計画案では、水質保全啓発に関する機
能を集約し、農産物直売所、飲食施設を設ける
ことで、千葉県の合意を得ています。これにより、
環境と農業の連携を図り、現在より多くの方々に
手賀沼の環境に興味をもってもらい、水質保全
啓発を進めていきたいと考えています。
2 飲食施設へ対する意見
意見・利用アイデア等
市の見解
スタバ等集客力のある民間メーカーの参入(同様 活用計画案では、地元農産物のPRと普及のた
意見他1件)
め、農産物直売所と連携したメニュー提供ができ
る飲食施設の整備と運営を進めます。
オーガニックコーヒーやコミュニティー喫茶等、特 施設は、建物の南側スペースも活用した開放的
色あるカフェ(同様意見他1件)
なものとします。
地元農産物を主体とした加工料理(同様意見他
1件)
2
施設は、建物の南側スペースも活用した開放的
なものとします。
出店者のマンネリ化を防ぐため、消費者の料理
満足度、価格、評判を加味しながら、総合的に判
断して委託事業者の更新を図る。
ことりカフェ誘致
地元野菜のレストラン(同様意見他1件)
カフェと一体になったステージイベントができる場
所(屋内と屋外と一体となることで、ネット中継もし
やすくなる。)
3 プラネタリウムに対する意見
意見・利用アイデア等
市の見解
プラネタリウムを存続するためには、ランニングコ プラネタリウムは、年間1万4千人以上の利用者
ストとの兼ね合いを、専門的な業者に委ね検討 があり、「水の館」の人気施設であると考えていま
する。
す。施設移譲後は、より効果的な活用を進めて
いきます。
機器材の更新を含むリニューアルを図る。
デジタル化等のリニューアルは考えていません
プラネタリウムを刷新し、近隣の小中学校生の環 が、稼働率を上げることについては、上映回数を
境教育にも利用できるようにして平日の稼働率を 含めて、効果的な運用を検討していきます。
上げ、交流人口を増やす。
このスペースを使用してミニコンサートや映画会 ミニコンサート等を含め、実施可能な活用方法を
を実施(柔軟な使い方)
検討していきます。
4 水質保全啓発活動施設としての意見
意見・利用アイデア等
現状よりかなりスペースが狭くなるので、ポイント
を絞った展示、手賀沼が汚染された実態と水質
改善の努力が引き継がれるような展示を。手賀
沼埋立の航空写真は、残してほしい。
市の見解
施設移譲後は、手賀沼の水質浄化の努力が引
き継がれるよう、ポイントを絞った展示を工夫して
いきます。
現在、「水の館」には、「手賀沼のすがた」という
航空写真があり、これをそのまま残すかどうかは
検討中ですが、手賀沼浄化への想いを多くの人
に伝えていけるよう工夫していきます。
手賀沼や周辺の環境と生き物の展示、啓発イベ 水質浄化啓発の観点から、手賀沼周辺環境の
ント、ボランティアによるガイド
現状を伝えるための展示は、手賀沼に棲む「生
き物」を含め、大変重要であると考えています。
また、親水広場が市の施設となることで、今まで
開催している「Enjoy手賀沼!」や「ジャパンバー
ドフェスティバル」を含め多様なイベントの開催・
充実が可能となります。
ボランティアガイドについては、運営を行う中で
検討していきます。
1階展示スペースにある手賀沼の生き物水槽は 手賀沼周辺環境の現状を伝えるため、魚等を水
ぜひ残してほしい。手賀沼の生物の生きている 槽で展示する価値は大きいと考えます。現在の
姿を鑑賞できる価値は大きい。
大型水槽や多数の水槽をそのまま残すことはス
ペース的に困難ですが、省スペース型にリニュー
アルし、一部の生き物を残せないか検討している
ところです。
市の施設となることで、「これまでどおり手賀沼の
水質保全啓発施設として活用しつつ」とあります
が、この機能が低下することが心配です。展示
物、研修室、環境学習指導者の確保等について
は、引き継き充実を。
水質浄化に関する展示を集約し継続するととも
に、研修室については確保する計画です。
環境学習指導者については、職員の育成、ノウ
ハウの積み上げ、ボランティアの活用等、指導者
の確保に努めていきます。
3
今までどおり、手賀沼体験学習ができる環境学
習事業の継続を(魚類や微生物の採取・観察の
ための機材・場所・講師、学習計画立案のサ
ポート、展示の継続)
現在の「水の館」の環境学習事業は、県の指定
管理者である千葉県環境財団が専門的に実施
してきました。市としては、これらの学習ノウハウ
をできるだけ千葉県環境財団から引き継いでい
けるよう努力していきます。また、施設移譲後は、
今まで手賀沼課で行ってきた環境学習事業を
「水の館」で行うことで、質の高い事業を目指しま
す。
5 施設管理・運営上の意見
意見・利用アイデア等
市の見解
改修工事にあたっては、躯体に影響なきよう慎重 活用計画案や実施設計へ反映していきます。
に。
じゃぶじゃぶ池の噴水修理
ポンプ・ろ過槽装置の交換などを、施設移譲後
の改修工事で実施する計画です。
荒れた樹木(雪柳、南天、クチナシ、鳥が運んで 今後の「水の館」の運営を行う中で参考とさせて
きた木等)の剪定、伐採。
いただきます。
展望室の閉館時間は、ダイヤモンド富士等が見
られるよう柔軟な対応を。
3階ホワイエを学習スペースに。
ホワイエについては、市民が自由に利用できる
打合せスペースとして整備する計画です。
パッケージ方式や2階増床により空調のランニン 空調のパッケージ方式への変更については、活
グコストを抑える。
用計画案へ反映していきます。2階増床につい
ては、構造上躯体への影響が大きく、経費が膨
大となるため、実施は困難です。
改修工事中も安全確保できるなら部分開館、で 改修工事中の施設の利用は、実施設計の中で
きないのであれば、自販機、AED、外トイレの利 検討しますが、安全管理上、全館閉館となる可
用等、利便性に配慮を。
能性が高いと思われます。ご理解くださるようお
願いします。
施設の管理運営は、第三者に業務委託する。
施設の改修後、運営は、指定管理者を置かず、
市が直接行う予定です。ただし、プラネタリウムや
エレベーターの保守を含む施設管理は、業務委
託により実施します。
バリアフリー化(車イス利用、障がい者用駐車ス 必要なバリアフリー化については、活用計画案
ペース、障がい者用トイレの他、障がい者へ配慮 へ反映していきます。
した休憩所、表示板、昇降式作業台、出店ブー
ス)
研修室等の障がい者団体優先予約及び使用料 他の公共施設と同様に、障がい者福祉へ配慮し
減免
た運営に努めます。
施設業務に伴う雇用は、できるだけ市内の障が
い者や障がい者施設を利用する。
障がい者福祉事業者の施設運営への参画
エントランス広場は流水しないなら、埋めた方が 必要な改修事業と考えており、次期の整備計画
安全。
の中で、検討していきます。
6 文化・教育施設としての利用案
意見・利用アイデア等
市の見解
手賀沼に関係する写真、美術、工芸品等を市民 今後の「水の館」の運営を行う中で参考とさせて
から募集、展示、販売
いただきます。なお、新たに手賀沼や自然環境
などを題材としたギャラリーを3階に設置する予
定です。
4
「食育」の場としての活用(ACOBAや川村学園
の協力で栄養士や学生による料理教室を含む
食の啓発や普及に関する教室を設け、食生活=
生活習慣病の改善につなげる。)
「あびこアートコンプレックス」(アートを介して手
賀沼の水質保全啓発や農業を親しみやすく新た
な切り口で発信する)の提案
今後の「水の館」の運営を行う中で参考とさせて
いただきます。
手賀沼ビジターセンター
我孫子駅から親水広場までの間に数々の文化
施設があり、これらを一つのゾーンとして、シ
ティーミュージアムの考えをもとに歩いて見学。
水の館をその拠点とし、情報の発信基地とする。
①我孫子の自然、文化、歴史を学べる場
②鳥の博物館(自然)、白樺文学館(文化)、杉
村楚人館(歴史)の紹介コーナー
③発掘された埋蔵文化財の展示室(歴史)
④手賀沼の鳥情報、観察場所を紹介するととも
に集会にも利用(鳥博と地元市民団体の連携)
⑤休憩、飲食、土産販売
⑥市民団体の講演・展示スペース
⑦会議室の利用をオープンに
【ご提案①、②、④について】
手賀沼に関連する情報を発信する場として検討
していきます。
【ご提案③について】
「水の館」で常設での埋蔵文化財の展示はでき
ませんが、モバイルミュージアム的な手法を検討
しています。
【ご提案⑤について】
活用計画案へ反映していきます。
【ご提案⑥、⑦について】
講演スペース、展示スペース、会議室について
は、研修室、ギャラリーの活用を考えていきます。
利用については、現在、水質保全啓発の目的に
限られていますが、今後は、親水を含む幅広い
目的の利用について検討しています。
環境保護や食と農などの今日的な課題をアート
を介して発信していくという、ご提案を施設改修
に反映させることは難しいものの、その趣旨につ
いては、今後の「水の館」の事業の中で、芸術的
な要素を採り入れるなど、参考とさせていただき
ます。
近隣市には当たり前に存在している「郷土博物 「水の館」は、市が水質保全啓発施設として、引
館」の設置(1階を博物館、2階を通路、3階をミ き続き運営することを基本に県から譲渡されま
ニ博物館とし、プラネタリウムでは我孫子の歴史 す。そのため郷土博物館として利用することは考
ビデオを投影する。)
えておりませんが、モバイルミュージアム的な手
法により、文化財などを含め、様々な展示を、
時々に行うことによる相乗効果のある事業を検討
あびこ郷土歴史博物館(出土品の展示、利根川 しています。
プラネタリウムは、構造上、ビデオ投影に必要な
「舟運」の紹介)
平面のスクリーンがありませんが、できるだけ柔軟
な使い方を工夫できるよう研究、検討していきま
す。
利根川「舟運」については、手賀沼を利用した農
業や営みの歴史と併せて紹介(展示又は環境学
習)することを検討していきます。
7 自然科学系博物館としての利用案
意見・利用アイデア等
あびこ科学館(プラネタリウムを活用し、理系の子
どもを育てるコンセプトで子どもが学べる場所。電
力研究所、NEC、日立研修所の協力で実験教
室を開催できる場所。岡田武松や血脇守之助に
ちなんだ気象観測の歴史や野口英世の展示。)
沼津港深海水族館のようなマニアックな水族館
市の見解
プラネタリウムの活用を含め、小中学生を対象と
する水質保全啓発を中心にした自然科学の学
習事業については、引き継き実施していきます。
本格的な水族館を作ることは考えていませんが、
手賀沼に生息する水生生物を省スペース型の水
槽で効果的に展示する方法を検討しており、大
人から子どもまで多くの人が手賀沼の生物に関
心を持っていただけるよう工夫していきます。
5
本格的な水族館を作ることは考えていませんが、
手賀沼に生息する水生生物を省スペース型の水
槽で効果的に展示する方法を検討しており、大
旭山動物園のように水生生物を下から観察でき 人から子どもまで多くの人が手賀沼の生物に関
る展示。いつも上から見ている生物の形態を下 心を持っていただけるよう工夫していきます。
から見る事により、驚愕、疑問(何故動けるの
か)、発想の転換等、大人でも関心が持てるよう
展示する。
鳥の博物館が手狭となっているため、鳥博第2展 鳥博第2展示室、収蔵庫としての活用は考えてい
示室及び一部収蔵庫として利用。
ませんが、隣接する鳥の博物館との相乗効果を
発揮できる運営、事業に努めていきます。
8 憩いや交流の場としての利用案
意見・利用アイデア等
市の見解
水の館は憩いの場であり、発表の場であり、交流 活用計画案に反映していきます。
のできる場、多目的な場として位置づける方向
で。
室内やじゃぶじゃぶ池で子どもが水遊びできるよ 室内での水遊びはできませんが、引き続き、じゃ
うに。
ぶじゃぶ池・水の広場を、子どもたちの親水の場
として提供していきます。
ランナー、バードウォッチャー、写真愛好家等、 「水の館」・親水広場が、多くの市民の交流、憩い
同じ趣味の人たちの交流の場
の場となるような活用を進めます。
子どものための情報局(子どものための情報を一
括収集して発信する拠点)設置
①市民団体との協働による運営
②子どものための情報誌「あびっこネット」発行
③子どもと若者のための情報誌「JOYラボ」発行
④子どものための「何でも相談室」開設
「水の館」は、水質保全啓発活動を目的とした施
設であるため、いただいたご意見を活用計画案
へ反映させることは考えていませんが、子どもと
世代分野を超えた「交流」「にぎわい」の場は必
要なことと考えますので、今後の「水の館」の運営
の中で参考とさせていただきます。
「あびこ未来交流館」の提案(我孫子らしい子ども
の未来と世代分野を超えた「交流」「にぎわい」で
地域の発展を生み出す施設利用)
障がい者と健常者の交流の場となり、障がいを
持った人たちの自立を支える施設(食を通して交
流を深められる会食スペースや調理室の設置
等)
「水の館」は、水質保全啓発活動を行うための施
設であるため、自立支援施設としての機能を付
加することはできませんが、施設をバリアフリー化
し、オープンカフェ等についても障がい者と健常
者が垣根なく利用して交流できるようにしていき
ます。
障がい者施設とのイベント等事業連携
親水の視点に立った事業については、幅広い団
体と連携し活用できるよう考えています。
9 その他の利用案
(1)施設整備について
意見・利用アイデア等
ランナー用施設の整備(同様意見他4件)
更衣室、シャワー、コインロッカー等
サイクリング用施設の整備(同様意見他2件)
バイクハンガー、休憩スペース等
市の見解
活用計画案へ反映していきます。
バイクハンガーについては、現在、設置を検討し
ているところです。
あびこ型「地産地消」推進協議会事務所の確保 施設内に確保する予定です。
ゴミ箱のデザインを公募、製作、設置
今後の「水の館」の運営を行う中で参考とさせて
いただきます。
6
カヌー・ヨット用施設の整備(艇庫、スロープ)、レ カヌー・ヨット用施設の整備、水域の区分けなど
ンタル、水域の区分け(野鳥観察エリア、遊覧船 の手賀沼の水辺利用については、親水広場の
エリア、カヌーエリア等)等
活用とは別に、河川管理者や漁協などの関係者
との協議が必要となりますが、手賀沼を活用した
賑わいづくりの観点から、今後の課題と考えてい
ます。
吹抜け壁面にナイアガラのような滝
ご提案については、施設の構造上、難しいと考
えています。
魚釣り施設を設ける(手賀沼の利用価値を高め 釣り人が水辺へ近づけるための護岸整備は、手
るような工夫があれば、多くの人が集まる憩いの 賀沼の利用価値を高めることとなりますが、同時
場となる。)。
に環境の保全に最大限の配慮が必要です。ま
た、手賀沼の水辺の整備については、親水広場
外となるため、現在の活用計画案では考えてい
ません。
ジョギングや散歩をする人たちの休息場所や簡 ジョギング、サイクリング、散歩、市民農園利用者
単なトレーニングができる施設
等、水辺に親しむ人たちが休息場所として活用
できる更衣室やシャワー室の設置を計画してい
ます。
3階は保育施設として利用
「水の館」は、水質保全啓発活動を目的とした施
設であるため、保育施設としての利用は考えてい
ません。
ちびっこ餅つき、農業まつり、直売所イベント、花 親水の観点から広場を様々な形で活用できるよ
火大会、竹宵祭り等、週末のイベントに使える店 う運営面での工夫を行います。
舗
野外コンサート場の設置
常設のステージ・コンサート場は考えていません
が、様々なイベントで使う仮設ステージのための
電源設備の設置を行う予定です。
レンタサイクル貸出場の設置
現在、鳥の博物館駐車場にレンタサイクル貸出
場があるため、設置は考えていません。
近隣農地を利用しての観光農園
市営の観光農園は考えていませんが、農家によ
る観光農園事業は、関係農家と協議を行いま
す。
調理室(料理教室のため)を設ける
施設の面積上の制約から、調理室の設置は考え
ていません。
「竹宵」広めるための根拠地として利用、竹製品 施設の面積上の制約から、「竹宵」に特化したス
(お土産)販売所
ペースの確保は、考えていません。
バーベキュー施設の設置
(2)運営面での提案
意見・利用アイデア等
漫画家の池田理代子にちなんだイベント
バーベキュー施設については、次期の整備計画
の中で、検討していきます。
市の見解
今後の「水の館」の運営を行う中で参考とさせて
いただきます。
噴水デッキでのセレモニー(結婚式等)の実施
広場でのフリーマーケットの実施
7
10 駐車場及び交通機関への意見
意見・利用アイデア等
駐車場の増設(同様意見他1件)
市の見解
鳥博と水の館の接続部分を改良し、駐車台数を
増やす予定です。さらに、農産物直売所開設後
には利用者の増加が見込まれることから、施設
開設後の利用状況を踏まえて、近接の土地を活
用した駐車場確保の是非を検討していきます。
鳥博駐車場に大型バス駐車スペース確保。
鳥博にある大型バス駐車スペースを、より有効に
活用できるよう、鳥博と水の館の接続部分を改良
していく予定です。
駐車場が少ないので、阪東バス(我孫子駅~鳥
博~天王台駅)を増便し、道路の名称を変更す
る(「手賀沼リゾートライン」など)。
「あびバス」運行の検討
水の館付近については、土日休日のみ路線バス
が運行していますが、利用者が少なく、増便等の
予定はないとのことですが、今後の利用状況に
よっては増便の要望を行っていきます。
道路の名称変更については、市民が利用しやす
い名称であることを第一に考え、必要に応じて関
係者と協議を図っていきます。
また、あびバスの運行については、路線バス事
業者の営業を阻害しないよう路線を設定している
ため、水の館付近での運行は難しいと考えます。
駐車料金有料化
駐車場の有料化については、現在考えていませ
ん。
水の館前の手賀沼ふれあいラインは、2車線の
都市計画道路であり、拡張の計画はありません。
しかし、交通渋滞が発生しているため、若松交差
点の信号サイクルの見直し等の対策を千葉県と
協議していきます。
手賀沼ふれあいライン道路拡幅工事
11 「水の館」移譲への意見等
意見・利用アイデア等
無償譲渡反対(維持管理費の負担が大きい)
市の見解
施設移譲後は、水質保全啓発施設としての利用
を基本に、農業拠点施設としての活用や、市民
の憩いの場・交流促進の場としての活用、また、
産業振興や観光面での活力の創出も期待できる
ため、無償譲渡を受けることは、市にとって大き
なメリットがあると考えます。なお、維持管理費
は、効率的な施設運営を行うことで節減に努めま
す。
現在の農産物直売場「あびこん」の取り扱いはど 農産物直売所「あびこん」を運営している農事組
のようになるのか(2箇所体制か、又は閉鎖
合法人あびベジと協議しています。仮に、現「あ
か。)。
びこん」の事業が継続されない場合であっても、
他の有効活用が図られるよう検討します。
8