表1 種 落葉果樹の種類別摘果基準 類 カキ ブドウ 品 種 (基準) 富 有 早 秋 太 秋 巨峰及び大 粒系品種 摘果時期 (仕上げ摘果) 摘果(摘房)基準 摘果対象果実 7月中旬 結果母枝1本当たり1~4 病害虫被害果・傷害果・奇形果・ 果 小玉果・変形果・ヘタが変形の果 実・スレ果・上向き果・病害虫被 7月下旬(生理落果 結果母枝1本当たり2果 害果 後) 7 月上旬 20cm 以上の強い結果枝に 1果 5 月下旬か6月上旬 新梢の長さをプラスして 新梢の基部と先についている房・ (ジベレリン処理 100cm 程度に1房(38 粒: 小房・花ふるい房 前か袋かけ前) 400g) デラウエア及 5月中下旬 び小中粒系品 (ジベレリン処理 種 前か袋かけ前) 新梢の長さが 120cm 程度 新梢の基部に着いている房・小 で2房(1房:120g~150 房・花ふるい房 g) モモ 白鳳及び白鳳 5月下旬(袋かけ 系 前) 長果枝(30~50cm):2~ 長果枝と中果枝の基部と先端部 3果、中果枝(10~20cm) : 分・小玉果・奇形果・病害虫被害 1~2果、短果枝(15cm 果・生理障害果 以下)3本:1果 キウイ フルー ツ ヘイワード 短果枝(10~30cm) :1~2 小玉果・奇形果・病害虫被害果・ 果、中長果枝(30cm 以上) : 扁平果 3~5 果 1㎡当たり25~30果程 度 6月中旬 レインボーレ 6月中旬 ット 1 結果枝当たり 3 果以内 オウト ウ 佐藤錦 5月下旬 枝の真下で葉数が少ない部 小玉果、奇形果、不要部分の幼果、 分:0~1 果、日当たりのよ 病害虫被害果、障害果 い枝先の基部が伸び葉数が 多い部分:3~4 果 リンゴ 小玉系品種 6月上旬~下旬 60~70葉当たり1果、 細長い、ツルが短い、形が偏って いる、病害虫被害果、小果、キズ 40葉当たり1果 果 大玉系品種 ナシ 幸水 豊水 5月下旬・6月上旬 長果枝:2.5~3果そう 奇形果、病害虫被害果、小果、扁 に1果 平果 短果枝:3果そうに1果 3果そうに1果 表2 ブドウのジベレリン処理による無核化 品種 使用目的 ヒムロッドシ ードレスを除 く2倍体米国 系品種 使用時期 使用濃度 (ジベレリン ppm) 使用方法 無種子化、 満開予定日約 14 日 果粒肥大 前(第 1 回)及び満 促進 開約 10 日後(第 2 回目) 第 1 回目 第 1 回目:花房浸漬 第 2 回目:果房浸漬又は果房 散布 ヒムロッドシ ードレス 果粒肥大 促進 着粒後 100 ppm 果房浸漬 デラウェア 無種子化、 満開予定日約 14 日 果粒肥大 前(第 1 回)及び満 促進 開約 10 日後(第 2 回目) 第 1 回目 第 1 回目:花房浸漬 第 2 回目:果房浸漬又は果房 散布 100 ppm 第 2 回目 75~100 ppm 100 ppm 第 2 回目 75~100 ppm 満開予定日約 18~ 14 日前(第 1 回) 及び満開約 10 日後 (第 2 回目) 第 1 回目:花房浸漬(ホルク ロルフェニュロン 1~5ppm 液加用) 第 2 回目:果房浸漬又は果房 散布 シャインマス カットを除く 2 倍体欧州系 品種 無種子化、 満開時~満開 3 日 第 1 回目:25 ppm 果粒肥大 後(第 1 回目)及び 第 2 回目:25 ppm 促進 満開 10~15 日後 (第 2 回目) 第 1 回目:花房浸漬 第 2 回目:果房浸漬 シャインマス カット 無種子化、 満開時~満開 3 日 第 1 回目:25 ppm 果粒肥大 後(第 1 回目)及び 第 2 回目:25 ppm 促進 満開 10~15 日後 (第 2 回目) 第 1 回目:花房浸漬 第 2 回目:果房浸漬 満開3~5 日後(落 25 ppm 花期) キングデラ、 ハニージード レルを除く 3 倍体品種 着粒安定、 満開時~満開 3 日 第 1 回目 25~50 果粒肥大 後(第 1 回目)及び ppm、第 2 回目 25 促進 満開 10~15 日後 ~50 ppm (第 2 回目) 花房浸漬(ホルクロルフェニ ュロン 10ppm液に加用) 第 1 回目:花房浸漬 第 2 回目:果房浸漬 第 1 回目 50 ppm、 第 1 回目:花房浸漬 第 2 回目 50~100 第 2 回目:果房浸漬 キングデラ ppm ハニーシード レス 満開3~6 日後 100 ppm サニールージ 無種子化、 満開時~満開 3 日 第 1 回目 12.5~25 ュを除く巨峰 果粒肥大 後(第 1 回目)及び ppm、第 2 回目 25 系 4 倍体品種 促進 満開 10~15 日後 ppm (第 2 回目) 満開3~5 日後(落 25 ppm 花期) 花房又は果房浸漬 第 1 回目:花房浸漬 第 2 回目:果房浸漬 花房浸漬(ホルクロルフェニ ュロン 10ppm液に加用) サニールージ 無種子化 ュを除く巨峰 系 4 倍体品種 果房伸長 促進 サニールージ ュ 高尾 満開時~満開 3 日 後 12.5~25 ppm 花房浸漬(満開 10~15 日後 にホルクロルフェニュロンに よる果粒肥大促進処理を行う こと) 展葉 3~5 枚時 3~5ppm 花房散布 無種子化、 満開時~満開 3 日 第 1 回目 12.5~25 果粒肥大 後(第 1 回目)及び ppm、第 2 回目 25 促進 満開 10~15 日後 ppm (第 2 回目) 第 1 回目:花房浸漬 第 2 回目:果房浸漬 満開3~5 日後(落 25 ppm 花期) 花房浸漬(ホルクロルフェニ ュロン 10ppm液に加用) 無種子化 満開時~満開 3 日 後 12.5~25 ppm 花房浸漬(満開 10~15 日後 にホルクロルフェニュロンに よる果粒肥大促進処理を行う こと) 果房伸長 促進 展葉 3~5 枚時 3~5ppm 花房散布 着粒密度 低減 果粒肥大 促進 満開予定日 14~20 第 1 回目:25 ppm 日前(第 1 回目)及 第 2 回目:25 ppm び満開 10~15 日後 (第 2 回目) 果粒肥大 促進 満開時~満開7日 後 50~100 ppm あずましずく 満開時(第 1 回目)、 第 1 回目:25 ~ 満開4~13 日後 50ppm (第 2 回目) 第 2 回目:50 ppm ふくしずく 満開時~満開7日 後 50~100 ppm 備考:1 回目処理は無種子化で、2 回目処理が果粒肥大です。 (注意事項) 樹勢の弱い樹では有核粒が混入するので、樹勢維持に努める。 処理後8時間以内に降雨があった場合は、再処理する。 第 1 回目:花房浸漬(ホルク ロルフェニュロン 3ppm 液加 用) 第 2 回目:果房浸漬 花房又は果房浸漬 果房浸漬 花房又は果房浸漬 表3 デラウエアの第1回目ジベレリン処理適期 適期の時期 初 期 新梢と花穂の状態 ・展葉枚数が10~11枚。 ・花穂の先がやや曲がり、岐肩が果軸に対して直角近くになる。 ・花穂の上部の60%の花蕾がバラツキ、房先にわずかにすき間が できる。 中心期 ・展葉枚数が11~12枚。 ・花穂の先端は上に曲がり、岐肩が果軸に対して直角になる。 ・花穂の房先を残してバラバラとなる。 後 期 ・展葉枚数が11~13枚。 ・花穂の先端は上に曲がり、岐肩が果軸に対して直角に曲がる。 ・花穂の房先を残してバラバラとなる。 *ベーリーAは、デラウエアに準じて処理してください。 ジベレリン剤は、銘柄によって登録内容が異なるので注意してください。 ジベレリン液の作り方は、表4を参考としてください。 表4 ジベレリンの調整法 濃 度 1000pp 500ppm 100ppm m 50p 25pp 10p 5pp pm m m m 1ppm 小管(袋)1本 50ml 100 ml 500 ml 1ℓ 2ℓ 5ℓ 10ℓ 50ℓ 大管(袋)1本 200 ml 400 ml 2ℓ 4ℓ 8ℓ 20ℓ 40ℓ 200ℓ
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