【1】 ᎋӞૼᎥ ᾉ ᵬᶍᵌᵒᵗ ႆᘍ࠰உଐ ᾉ ᵐᵎᵎᵗ ࠰ ί ᵐᵏ ࠰ὸ ᵏᵎ உᴾᵏᵓᴾଐ ίங ᵇᴾ ዻᨼ Ὁ ႆᘍ ᾉ ஜࠊᇌᎋӞҦཋ ẅẅẅẅẅẅẅẖ ᵑᵗᵎᵋᵎᵖᵐᵑẅᧈჄஜࠊɶ ޛᵑᵕᵑᵖᵋᵏ ẅẅẅẅẅẅẅḧẅᵎᵐᵔᵑᵆᵖᵔᵇᵒᵕᵏᵎẅẅᵤᵿᶖᴾᵎᵐᵔᵑᵆᵖᵔᵇᵗᵏᵖᵗ ờẪẳ Ṽᅸ˖ܓဒ ޒẐᙱޛޛᰭểభ߷්؏ỉጃ૨ˊẑẅẅẅẅẅẅẅ ᵏ᩿ Ṽጃ૨ˊỉဃẅ῍ᅸểẟảị῍ẅẅẅẅẅẅẅẅẅẅẅẅẅẅẅ ᵐ᩿ Ṽጃ૨֥םửếẪỨạὲẅẅẅẅẅẅẅẅẅ ᵑ᩿ Ṽᘍʙకϋ Ὁ ኰʼ Ὁ ዻᨼࢸᚡ ᵒ᩿ ᅸ˖ܓဒޒ ųų ƀᙱޛޛᰭƱభ߷්؏Ʒጃ૨ˊƁ ųųųųųųųųᲳᲩᲫᲳᲢםᲣ᳸ Ჩ ᲭᲢஉᲣ 秋季企画を、考古博物館第 2 展示室で開催しています。 テーマは「東山山麓と梓川流域の縄文時代」です。考古博物 館では松本市内の縄文時代の遺物を紹介していますが、今回は、 西山山麓や梓川流域にスポットを当ててみました。 縄文時代は人々が協力し合い生活を行うことで、他集落と結 びつきながら発展していきました。東山山麓の急峻な地形より も広くなだらかな扇状地が広がる西山山麓は、今から5,000 年前の縄文時代から、大規模な集落が存在し人々が暮らしてい ました。 松本市梓川地区にある荒海渡遺跡を中心に梓川流域両岸の遺 跡や、周辺に広がる西山山麓の扇状地の遺跡を紹介しています。 また川についても奈良井川流域の遺跡と比較したり、東山山麓 の遺跡を合わせて展示しました。当時の人々が使った土器や道 具から縄文時代の人々の交流や生活を思い描いてみてはいかがでしょうか。 <主な展示資料> 荒海渡遺跡(松本市梓川) 葦原遺跡(波田町) 下原遺跡(山形村) 牛の川遺跡(松本市笹賀) 南中島遺跡(松本市中山) 【2】 ጃ૨ˊƷဃ᳸ᅸƱƍƑƹ᳸ 秋も深まってきました。食欲の秋、スポーツ の秋、芸術の秋と、皆さんそれぞれ秋の夜長を 全国の遺跡から出土した縄文人の食料は ・植物 20 種 (クルミやドングリなど) 楽しんでいらっしゃるのではないでしょうか。 ・獣類 60 種 (ウサギやイノシシなど) みなさん、今年はマツタケ、食べました?わた ・鳥類 20 種 しはまだです。きのこ類がおいしくなるのもこ ・魚類 70 種 (イワナやマグロなど) の時期ですよね。 ・貝類 250 種以上 さて質問です。縄文時代の人々にとって秋は どんな季節だったのでしょうか。 (ハマグリやアワビなど) その他遺物として残りにくい数百種の植物 秋といえば、きのこにどんぐりやクリや色々 (消化されたり、土に返ってしまうので残りに な木の実が実り収穫の時期です。これは今も昔 くい)など、季節によって旬のおいしいものを も変わりません。ではどんな食事をしていたの 食べていたようです。 か思い描いてみましょう。 では、秋の夕食はどんな献立だったのでしょ 北村遺跡(安曇野市明科)では、縄文時代の うか。秋の夕食は、イノシシの鍋、ドングリク お墓から人の骨が見つかりました。縄文人の骨 ッキー、保存のできる山菜や木の実、イワナな です。この骨を調べた結果、彼らはクリやどド どの魚の燻製、さらに旬の果物やきのこが食卓 ングリなどの木の実を主食にしていたことがわ をにぎわせていたのではないでしょうか。 (図 1) かりました。松本の縄文人も同じような生活を なんだか身体が温まる、おいしくて楽しそう 送っていたことが想像できます。平均気温が現 な食事風景が浮かんできますね。みなさんの今 在よりも 1 ∼ 2℃高かった温暖な縄文時代前期 夜の夕食はなんでしょうか。 (約 6,000 ∼ 5,000 年前)、東北日本は豊かな木 おいしい秋を楽しみましょう。 の実をつける落葉樹広葉樹の森に覆われていま ( 写真出典:『信濃の歴史と風土⑦ 食―とる・つくる・たべる』 したので、色々な木の実をつけたことでしょう。 2001 年 長野県立歴史館 ) ① ޓᓳේߒߚ✽ᢥੱߩ㘩㧔㐳㊁⋵┙ᱧผ㙚㧕 図1 復元した縄文人の食事(長野県立歴史館) ޓԘࠁߢߡࠆࡗࡑࠣޓԙ࠼ࡦࠣ࿅ሶ ߩࡃ࠷ࡒࠗࡑࡦࠪࠪࡁࠗޓᾚ‛ޓԚ ߚޓ࿅ሶޓԛࡓࠨࠠࠪࡔࠫࠕࠤࡆࡗ ߩࠪ࠙ࡏࡑࡗࠪ࠽ࡑࡗ࠙࠼ࡉࡑޓታ࡙ ߩޓᩮޓԜࠢ࡞ࡒ࠼ࡦࠣޓԝࡗࡑࠣ ߩࡗࠞޓታޓԞࠗࡢ࠽ߩῗޓԟ⍹⋁ߣ ⏴ޓ⍹ޓԠಳ⍹ߣบ⍹ 【3】 ጃ૨֥םǛƭƘǖƏᲛ 縄文時代の人々が使った道具・土器。字のご に気づいたのでしょう。縄文時代の土器は「野 とく土で作った器です。そこに縄や竹管などを 焼き」と呼ばれる焚き火のような方法で焼かれ 使って様々な模様を施していました。 ました。( 現在の焼き物は窯で焼かれています。) 毎年開催している考古博物館の土器づくり講 この野焼きは広場のような場所で行われ、そ 座を、今年も 10 月と 11 月に行います。この講 の時の気温や湿度などの影響もありと焼くにも 座は松本市内の発掘調査で出土した土器を実際 技術や苦労があったことが想像できます。 に見ながら製作し、「野焼き」と呼ばれる方法 で焼いていきます。 〔形を作る〕 現在のように「土器の粘土下さい」とお店で は買うことはできません。お店も無いし、今の 野焼きで土器を焼く(H 20 年度) ようなお金も無いですから。 ではどのように作ったのでしょうか。 〔考古博物館で土器をつくろう〕 縄文時代の人々は、器に適した粘土を自分た 土器づくり講座では、土粘土を使い、輪積み ちで探すことから始まりました。何度も足を運 方法で土器を作ります。そして野焼きで土器を んだり、色々な人の話を聞いたりして土器づく 焼き上げます。縄文時代に近い方法で作る事で、 りに適した粘土を探したことでしょう。 大昔の人々の暮らしや生活を体験してみましょ 土器づくり用の粘土を探し、大きな葉や布の 上で作業が行われました。 土器づくりは粘土のひもを積み上げる「輪積 う。 野焼きでは、縄文風クッキーや縄文汁を作り ます。縄文人の使った石皿とすり石を使って、 み」と呼ばれる方法です。 「なんだ簡単!」と 粉をすりつぶしたり、縄文土器のレプリカを使 思った人、ぜひ参加してください。作ってみる ってスープを作ります。レプリカといっても、 と思い通りの形にするのはとても大変です。縄 ちゃんと土粘土を焼き上げた土器を使います 文人はどんな思いで作ったのか想像してみてく よ。興味のある方はご参加ください !! お待ちし ださい。 てます。 土器・土鈴づくり 第 1 回 製 作:10 月 31 日 ( 土 ) 本物を見なが ら土器を作る (H 20 年度 講座風景) 第 2 回 野焼き:11 月 21 日 ( 土 ) ※雨天の場合は 11 月 23 日(月) 午前 9 時∼午後 3 時 ( 予定 ) ☆時間は参加人数等により多少変更に なる場合があります。 〔焼き上げる〕 土から作った器をそのまま乾燥させただけで は土器として使い物になりません。 そこで縄文人は、乾燥させた土器を火で焼き 上げました。焼くことで粘土が丈夫になること 会 場 考古博物館 定 員 20 名程度(先着順) 参加費 800 円(材料資料費・保険料) 申込み 10 月 20 日 ( 火 ) から電話で受付 考古博物館 電話 86−4710 【4】 これからの行事案内 <講座> <展示> ○考古博物館・馬場家住宅共催講座 「東山の文化財巡り」 ○移動博物館「発掘された松本 2009」 日 時:11 月 7 日(土) 今回は市立博物館での展示になります。 申込み:10 月 28 日(水)午前 9 時から 展示期間もこれまでと異なりますのでご注 意ください。 馬場家住宅 電話 85 − 5070 へ 日 時:12 月 11 日(金) ∼ 12 月 21 日(月) ○「土器・土鈴づくり講座」 日 時:第 1 回 10 月 31 日(土 ) :第 2 回 11 月 21 日(土) ※詳しい内容は前のページを見てね。 ○八十二銀行ショーウィンドーパネル展 「不思議な遺物(仮)」 2 月中下旬 移動博物館 『発掘された松本 2009』 12 月に開催 2009 年に行われた発掘調査の成果をご覧いただく速報展です。考古学は簡単に言うと、私たち の足元、地面の中に眠っている昔の人の生活を研究する学問です。考古博物館で展示されている縄 文土器等も、土の中に埋もれていたもので発掘調査によってその姿をあらわし、展示することがで きるのです。速報展は発掘されたばかりの遺物を、皆さんにはじめて公開する機会です。展示期間 も短いですので、今後のチラシ・ポスターなどでご確認ください! 図書の紹介 「 青 銅 鏡・ 銅 鐸・ 銅 剣 企画展図録の紹介 「信濃の東山道と万葉歌」 を探る」 上田市立信濃国分寺資料 平尾良光・山岸良二編 館 国土社 1998 年 平成 21 年 9 月に行われた 発掘調査とともに実験や分 信濃国分寺資料館の特別展図 析などの自然科学が解き明 録です。松本市立考古博物館 かす古代金属の世界を紹介。 所蔵の県町遺跡や大村遺跡の 弘 法 山 古 墳 か ら 発 掘 さ れ、 古瓦などが展示されました。 考古博物館でも展示されている青銅鏡。 「これが鏡?顔 また万葉歌碑では薄川河畔や が映らないよ?」と来館者の方々から何度も質問を受 四賀地区の保福寺峠に建立されているものの写真が掲 けます。この本で、あっと驚く青銅器の色がわかりま 載されています。古東山道の歴史や文化の一端がのぞ すよ。 けるのではないでしょうか。 <編集後記> 前任者の平田から交代しまして、新たに着任しました中澤です。ようやく発行するができました。これ も周りの皆さまの温かい支援があったからです。ありがとうございます。 9 月 21 日の博物館の日には大勢の方にご来館いただきました。皆様に愛され親しまれる考古博物館を 目指します。今後ともよろしくお願いいたしします。 (学芸員 中澤)
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