みどり野 - 三木の教育

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学校通信
平成 22 年 11 月 30 日発行
みどり野
12 月号
三木市立口吉川小学校
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大きな耳、小さな口、優しい目
裏庭に、つわぶきの可憐な黄色い花が力強く咲いています。花の少ないこの季節には貴重な存在
です。二学期にはいろんな行事がありました。自然学校(5年)、給食試食会(1年)、黒豆の収穫
(3年)、全校活動、6フレンドリーウォーク 2010(6年)、修学旅行(6年)、老人会とのふれあい花植え(2
年)、トライやる・ウィーク生徒の受入、兵教大学院教育実習生の受入、連合音楽会(3・4年)等々を通
して、子どもたちは多くの「人」
「もの」
「こと」に出会い、自然に触れ、仲間とともにその時々で
頑張り、自分を太らせてくれたと思います。また、第3・4回教育参観、三校 PTA 親善バレーボール大
会等々で、保護者の皆様方には大変お世話になりました。ありがとうございました。
さて、テレビ放映の地上デジタル化に合わせて DVD を整理していますと、NHK が以前に放映した
土曜ドラマ「フルスイング」を見つけました。原作は、門田隆将著の「甲子園への遺言」です。こ
のドラマの主人公、高畠導宏さんは約 30 年にわたるプロ野球の打撃コーチから、50 歳代半ばで教
師になられた方です。福岡県のある私立高等学校を舞台に、子どもたちに「将来の夢」を持たせ、
「さすが将来の○○さんや」などと一人一人に語りかけ、子ども自らが挑戦する心を身につけさせ
ていく人間ドラマです。「指導者はよさを見つけ、賞賛し、
意欲を継続するように指導することが大切である」
「短所に
目をつぶって長所を伸ばす」
「覚悟に勝る決断なし」などの
言葉は、子どもたちが自信と勇気を持ち、自らを肯定的に
とらえながら成長していくために、指導者がしていかなけ
ればならないことのお手本であると思います。
高畠先生が語られた言葉を引用します。
・伸びる人の共通点(7つの条件)
1 素直であること。
2 好奇心旺盛であること。
3 忍耐力があり、あきらめないこと。
4 準備を怠らないこと。
5 几帳面であること。
6 気配りができること。
7 夢を持ち、目標を高く設定することができること。
・「失敗」は成長のために、どんどん経験すべきだ。
・人には負けても良いんだ。自分に負けなければ、
いつかチャンスが巡ってくる。
本校の児童は、素直で真面目に学校
生活を過ごしていますが、これから中
学校・高等学校へと進んでいくために
は、左記のことが必要であると考えま
す。子どもたちが「井の中の蛙」から
広い世界に挑んでいくための原動力
を身につけるような、いろいろな試み
をしていきたいと思っています。今後
ともご協力をお願いします。
(学校長 一山 秀樹)