12 倉庫に保管する製品の配置を 美しくコーディネート 倉庫荷役作業員 狭いものを混ぜて積んでしまったりして、 一回 庫クレーンの資 格 を 取って乗るようになった か、その頃の記憶はほとんどありません。倉 ました。覚えることが多くて忙しかったから さん 置いたものを また持 ち 上 げて別の場 所に⋮ からです。望めば新しい資格に挑戦させてく なると当然時間も余計にかかってしまいます。 のは2 年 目のとき。C P 車は4 年 ぐ らい前 自 分の信 条は ﹁ 仕 事は早 く 終えて 、とっとと ￨￨一番好きな作業は何ですか？ れたのはありがたいですよね。 庫クレーンです。操縦者の技術によって作業 帰る﹂なので、とにかくどう すれば早 く 作 業 庫内の状況を把握しておくことと、水揚げや されるのが面白いんです。ずっと乗っていたい のスピードや正確さが変わる。自分の腕が試 いろいろやりますが、 一番多いのは ﹁受け﹂ と 出 庫 予 定の情 報 を 事 前に仕 入れておくこと をしようと思えばこそ、先に時間をかけて倉 たまにしか乗りませんが、好きな作業は倉 は、倉 庫 内の状 況 を 見て一番 効 率の良い積み が大事なんです。 を 終えられるかを 常に考えていま すね。楽 方 を 考えること。製 品の配 置によって、出 庫 くか指 示 を 出 す 作 業です 。この仕 事の役 目 のときにかかる手 間 も 大 幅に変わってくるか 任されるようになって、そこでのやりとりがい ずっと班長がやっていたんですが、最近やっと 仕 事が完 了したときには、﹁ 自 分の腕で仕 事 分が思い描いた段取りがうまくハマって、早く けの作業にも似たような面白さがあって、自 んですが、そ う もいきません ︵ 笑 ︶。じつは受 ￨￨ 情報を仕入れるのはどうやって？ あると、その下にあるものを 出 すのに一度ど かに重要かがわかりました。製品の置き場に を回した﹂ という気分に浸れます。お伝えし ￨￨ 状況判断が重要なんですね。 もらうこともあります。 ￨￨ リフレッシュ方法は？ ん。 その辺がぴったり 合っているのかもしれませ 事で、 だけど自分もかなり細かい性格なので、 たように、 いろいろ考えなければいけない仕 ￨￨ CP車やクレーンも運転 というのが りに着替えながら﹁今日行くか？﹂ 定 を 決めることはあ ま り な くて 、仕 事 終わ 入 社 して 1 年 間は、ひた す 身に育てていきたいですね。 上司から見た 荻原さんの ﹁現場力 ﹂ ！ さん ラインマネージャー 奥村章男 ﹁ 年前に ほぼ絶滅した 貴重なタイプ﹂ さ わ やかで 真 面 目で 面 倒 見 が 良くて、イイ男︵笑︶。今の時代 で こ ん な 男 気 の あ る 人 材 には 滅 多 に出 会 え ませ ん 。ゆ く ゆ く はみ ん な に 慕 わ れ て 周 り を 引っ張っていく リーダーになっ てくれると思っています。自分 の分 身 と な る 後 輩 を ど ん ど ん 育てていってほしいですね。 30 だんじり祭りで地元の仲間た ちと。チームワークや上下関 係はここから学んだそうです。 聞こえるかもしれませんが、後輩を自分の分 す。仕事も一緒だと思っています。偉そうに 小さい頃からその意識が染み付いているんで たことを次の世代に伝えるのが伝統なので、 えたい。地 元の ﹁ だんじり 祭 り ﹂では、教わっ したいです。あと、技能をどんどん後輩に伝 自 分が盛 り 上 げて、職 場 を 明るく 元 気に ￨￨ これからの目標を教えてください。 が入ったら食べに行く焼肉です︵笑︶ 多いです。唯一恒例になっているのは、 ボーナス CP車の運転も馴 れたもの。 「前に 乗っていた横 持 ち 車 はとん でも なく難しかったん です」 ら玉掛けや製品の検収をやり か？ つ頃乗るようになったんです 職場のみんなで飲みにいくことですね。予 さ れ ていま す が 、そ れ ぞ れい と言って、現場の要望を聞いて 困ったときなどは、﹁こっちを早く出庫したい﹂ かす手間が発生してしまうんです。 なかなか出 庫がかから ないものが上のほうに デリバリーの人たちとの打ち合わせです。 らです。例えば鋼板を重ねて置くにしても、 いって 、水 揚 げされた製 品 を 倉 庫のどこに置 ￨￨ どんな仕事をしていますか？ ということもしょっちゅうありました。そう 荻原眞介 関西物流㈱ 業務部 堺物流課 好きな作業という倉庫クレーン。活き活きしています。 そうです。慣れないうちは幅が広いものと 早く仕事を終えるために、 最初の段取りに時間をかけるんです。 JFE物流を支えるのは 最前線で活躍する現場の皆さん。 彼らの「現場力！」を紹介します！ 堺物流センターにおいて現場の作業を一手に引き受ける関西物流。 安全と品質に配慮した入出庫を行うためには、 ただ製品を出し入れすれば良いというわけではありません。 入社 年目、 男気溢れる倉庫内のコーディネーターにお聞きしました。 製品を検収しながらも次の作業の段取りを練る。 12 13 12 13
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