被災地へ、八街の 新鮮な野菜運ぶ - JAいんば

被災地へ、八街の新鮮な野菜運ぶ
ア約 人が麻野さんの畑に集まり、
ホウレンソウを収穫・箱詰めしまし
た。細谷部長は、
﹁皆さんの協力で、
こうした活動ができて光栄です。被
災地の皆さんに八街の野菜を食べて
もらい、元気を出していただければ﹂
と話しました。
翌 日、3人の部員が、引越し業
者から借りたトラックで、石巻へ野
菜を運びました。早朝3時半に八街
支援物資を積み込んだトラックを背
に、現地を訪れた青年部員の皆さん。
を出発。現地で市と自衛隊に支援物
資を引き渡し、夜 時に帰ってきま
した。津波の被害がまだ生々しい沿
岸地域も訪れました。ガレキの山、
強烈な腐臭。
﹁想像を絶するような﹂
現場を目に焼き付けてきました。
これだけまとまった量の野菜の支
援物資は現地ではあまりないらしく、
﹁今年は出来が良かった﹂麻野さんのホ
大変喜んでくれたそうです。現地入
ウレンソウ。野菜不足が伝えられる被災
りした部員の一人・石井孝昭さんは、
地では、とても喜んでくれました。
﹁今後も継続して被災地を支援して
いきたいので、何かお手伝いができ
ればうれしいです。
﹂と話しました。
ホウレンソウを無償提供
を受けました。麻野さんに落ち度は
なく、典型的な風評被害です。
そんななか、近隣の方から被災地
支援の話を聞いた麻野さんは、ホウ
レンソウを支援物資として役立てる
ことにしました。 日には自ら宮城
県塩釜市へ赴き、避難所を回って2
20ケースを配りました。
﹁現地では
おにぎりやカップ麺ばかり山になっ
ている。青物をすごく喜んでくれた﹂
と話します。麻野さんのことを聞い
た青年部からの協力の依頼も、快諾
しました。
自身も一連の災害の﹁被害者﹂と
言える麻野さんですが、
﹁文句を言っ
ても何も始まらない。被災地の現場
を実際に見ると、気の毒としか言い
ようがない。復興には 年はたっぷ
りかかると思う。我々は命があるだ
けありがたい﹂と被災者に思いを寄
せました。
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右から、古川隆之さん、石井孝昭さ
ha
八街地区青年部が石巻へ
20
12
11
﹁この大きな災害に何かできない
か﹂細谷部長ら八街地区青年部が考
えていた矢先に知ったのが、麻野さ
んのホウレンソウのことでした。
ホウレンソウを食品業者と契約栽
培していた麻野さんですが、原発事
故による放射能汚染の風評被害のた
め、取引に深い支障が起きました。
県内の他産地のホウレンソウから基
準値を超える放射性物質が検出され
たことで、同じ﹁千葉県産﹂として
くくりを受けたためです。麻野さん
のホウレンソウ自体は、契約業者の
関係先による放射性物質検査を受け
た結果、基準値を下回り、
﹁安全﹂な
のは証明済み。
﹁1月は天気が良く、
品物は良かった﹂と品質に自信を持
っていた1.3 分の商品が、損害
10
ん、小山公詞さん。早朝3時半、石
日、同市上砂︶
20
10
19 62
20
20
巻へいざ出発︵4月
(4月 19 日、
八街市文違の麻野幸男さんの畑)
30
八街地区青年部は4月 日、東日
本大震災の被災地への救援物資とし
て、宮城県石巻市へ野菜を届けまし
た。
贈った野菜は、ホウレンソウ20
0ケース︵1ケース ㎏︶
、カブ ケ
ース︵1ケース ㎏︶
、大根 ケー
ス︵1ケース ㎏︶
。大量のホウレ
ンソウは、八街市文違の露地野菜農
家・麻野幸男さん︵ ︶が無償で提
供しました。前日の 日、青年部の
細谷進部長ら部員7人とボランティ
る八街地区青年部の部員とボランティアたち
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被災地へ送るホウレンソウを収穫・箱詰めす