~卒 業 生 を訪 ねて~ - 東京YMCA

~卒 業 生 を訪 ねて~
~NTT東日本伊豆病院 勤務~
●満井裕美さん(作業療法学科 1 期生)
●柴田真美さん(作業療法学科 1 期生)
●森田将健さん(作業療法学科 5 期生)
・・・満井さんの場合・・・
現在は地域のリハビリに関わっています。デイケアを
週 1~2 日、訪問(1 日に 6~7 件)、在宅リハビリな
どを中心に行っています。この地域の仕事がとても
好きで、たとえ違う分野にいったとしても、最後に
は、この地域に戻りたいと思っています。
患者様は高齢者がほとんどです。OT(作業療法)と
して何ができるか、日々悩みながらも、全ては患者
様とご家族の笑顔のために!OT を楽しんでいます。
・・・柴田さんの場合・・・
作業療法士になって5年目、「回復期や地域でのリハビリ」を経て、
現在は急性期の患者様がいる内科病棟に勤務しています。
急性期のリハビリは、看護士やドクターに『なぜそのリハビリガが必
要なのか』を理解してもらうところから始まり、連携プレーが難しい
です。最初この科に来た時は、“聴診器の当て方”や“医療機器の使
い方”など知らないことだらけで、慣れるのに大変でした。
在学当時は、作業療法士になることをやめようと思ったり、国家試
験への受験意欲も低かったのですが、今はここでがんばっています。
・・・森田さんの場合・・・
回復期のリハビリテーション病棟に勤務しています。
日々充実して、研修にも頻繁に出させてもらってい
ます。高次能障害の勉強会で、三井忍先生(フジ虎
の門整形外科病院)に色々教えて頂いたことなどが
実際の仕事にもつながり、有意義な日々を送ってい
ます。これからもさらに、上を目指したて励んでいき
たいです。最近、高台の見晴らしの良いマンションに
引越し、夜景を楽しんでいます。都会にはもう戻れ
ない!?・・・ほど充実した毎日です。
NTT東日本伊豆病院は富士山が目の前に見える、落ち着いた環
境に位置し、急性期後の回復期の患者さんのリハビリテーションを
中心に行う病院です。
病院内では、職員の方や利用者の方々とすれちがうたびに、みな
さん気持ちよく挨拶をして下さり、とても良い印象です。治療の場
に加え、社交の場ともいうべき雰囲気のある病院です。
卒業生に聞いてみました!
イメージしていた医療現場と現実のギャップは?
机上で勉強したことなんて、ほんの一部。全ては臨床の
積み重ね。患者様を通して学ぶ姿勢を常に忘れないよう
に、日々勉強です。
就職した当時はたくさん悩み、考え、様々なことがあり
ました。慣れたとはいえ、今だってもちろん悩みます。
勤務時間はどうですか?
普段は、記録や話し合い、勉強会などもあり、7時か
8時くらいに終了します。
遅いときは 10 時くらいになる時もあります。
「作業療法士になってよかった!」と思う瞬間は?
たくさんの患者様に出会えること。患者様の笑顔が何より嬉しいです。
退院した方が、
「近くまで来たから」と、わざわざ訪ねてくださった時は感激しました。
YMCAの後輩にアドバイスを!
現場に出て、スキルや知識の未熟さを
痛感しています。
がんばってたくさんのことを学んで
体得して下さいね。
~卒 業 生 を訪 ねて~
●三神敬弘さん(作業療法学科夜間部 1 期生)
~東京大学医学部付属病院 勤務~
東京大学医学部付属病院のリハビリテーション部には、医師、作業療法士、理学療法士、
言語聴覚士、鍼灸師など40人強のスタッフがいます。
私は6人の作業療法士の中で、身体障害分野(急性期)の患者さんの担当をしています。
東大病院が持つ使命を果たすために、いろいろ先駆的な試みもある中で、「すべては患
者さんの笑顔のため」という思いで、日々取り組んでいます。
勤務以外では、日本作業療法士会・
広報部会の委員をさせていただいたり、
日本障害者スポーツ協会の公認指導員
としても活動しています。