支援活動へのご協力のお願い - ハンドラーズグループG7

支援活動へのご協力のお願い
私たちはこの度の災害支援で得た経験と情報を元に、
今後、行政では対応しきれない部分で、被災地でペ
ットと避難している方達や、避難所へペットを連れ
て行けず自宅や車の中で過ごされている方達、また
飼い主を失ったり避難所へ入れないペットたちのお
世話をしている方達へ支援・救援を続けていきたい
と思っています。しかし私たちG7だけでは継続し
た支援は難しくなっていきます。そこで皆様に募金
をお願いしたいと思います。いただきましたご寄付
はすべて支援活動に役立たせていただきます。犬を
愛し、友や家族として楽しい毎日を送っている私た
ちだからこそ出来ることに是非ご協力をいただけま
すようお願いいたします。
振込先
ゆうちょ銀行
記号 12210 番号 30151781
橋本千裕(ハンドラーズグループG7 会計)
ハンドラーズグループG7災害支援報告
東日本巨大震災の被災者の皆様に於かれましては、
思いもかけない地震、
さぞ御傷心のこととお察し
申し上げます。心からお見舞い申し上げます。
この度の私達の災害支援に際し、長年G7の活動スポンサーを務めてい
ただいています株式会社KPS様と、私達の意向に賛同していただきま
した株式会社ピースワン様には多大な援助物資のご提供をいただきまし
た。心より感謝いたします。
提供内容
KPS様:ケイジ・サークル60ヶ、
ミズミネラルウオーター500CC500本、栄養補助食品2
ダース、毛布、
カイロ、電磁マスク1カートン、
リード及びカラー多数、その他備品。
ピースワン様:ドクターズチョイス1トン、ペットシーツ100枚入り120ヶ。
水本様(ハンドラー)
:ドッグフード8kg40ヶ、紙コップ、割り箸、
インスタント味噌汁、犬のおやつ。
ハンドラーズグループG7:ドッグフード1トン、サニタリー、子供用ミルク、紙おむつ、お尻拭き
敦賀港から秋田港に
燃料の心配があったので陸路ではなく、敦賀
からフェリーで秋田へ入りました。
秋田港から秋田道へ入り岩手へ向かいました。
秋田道ですれ違った車は、ほとんどがタンクロ
ーリー車で約100kmの道中で50台以上に合った
と思います。1番最初の支援物資配布は、チャ
ウチャウブリーダーハンドラー関根さんのご主
人が開業していらっしゃいます
《えさし動物病院》にてドッグフード&ソフトケ
ージを預かって頂き、被災者に配布をお願いして
きました。
2番目は、一旦 北上し盛岡へ《盛岡ドッグワールド専門学校》にてドッグフード、バリケン、ペットシーツ、
ソフトケージ等を預かって頂きました。
こちらは、
日本動物愛護協会と獣医師会の依頼で物資の保管所
をボランティアで提供されてました。
この時点では、
まだ被災者への供給までには至っていないとの事
でした。
3 番目の支援物資配布は、いよいよ被災地 石巻市内蛇田
小学校へ…、理由はインターネットの情報で避難所にペ
ットクラスがあるとの事でした。4 年 2 組が、ペットク
ラスで教室の中に何頭かの犬達も一緒に避難してました。
ただ、そんな素敵な措置がとれたのは「他の避難所に比
べ余裕があるから出来る事なんです」と本人達が話され
てました。《蛇田小学校》では、ヒルズフード、ペットシ
ーツ、ドッグブランケット、飲料、サニタリー用品等を
被災者の方々に手渡しさせて頂きました。蛇田小学校へ
避難されている方の「私達より、もっと大変な万石浦へ
行って頂けないでしょうか?」と涙ながらにお願いされ
ましたので、次は石巻港周辺の万石浦へ向かいました。
石巻市内を進んでいくと、想像を絶するものでした。まるで映画
のワンシーンのような…。この状況の中、犬どころではないのは
確かだと実感しました。実際、避難所でのペット同伴というのは
かなり厳しく、ペット同伴の方達は廊下での生活だそうで万石浦
中学校では 2、3 日前から見かけなくなったと言われました。
次に立ち寄ったのは《渡波小学校》です。ここの避難所
では、ペットと廊下に避難されてました。ここでは、支
援物資を車から降ろし好きな物を各自に選んで頂き配布
させて頂きました。車が目立つせいもあり、近所の自宅
にて避難されている方々も集まり、好きな物を持って帰
ってもらいました。ペットを飼っていない方に「温かい
物はないですか?」と聞かれ、インスタントみそ汁や使
い捨てカイロを配布しました。
次の《住吉小学校》では、校長先生の許可を頂き渡波
小学校と同じく車から支援物資を降ろし、各自で選ん
でもらいました。おやつやリード、キャリーバック、
ドッグフード等を配布させて頂きました。ほんの僅か
な時間ながら、支援物資を選んでいる時の表情が穏や
かに感じました。人間の排泄物もゴミにしなければな
らない状況で、校長先生の案で紙の猫砂を人間のトイ
レ砂として利用できないか考えてますとの事でした。
天災の恐ろしさ、被災地の大変さを身にしみて感じました。頑張っている方々に頑張ってと声をかける
のが正しいのだろうか?と疑問を感じる事さえありました。私達に何が出来るか?もう一度考える必要
があると強く思い、石巻市内を後にしました。
次は、避難所ではなく待ち合わせ場所《石巻青果市場》
にて支援物資ドッグフード & ソフトケージを地元青年
会議所の鈴木様に預かって頂き配布をお願いしました。
即日、配布開始して頂き被災者の方よりお礼がありま
した。また、ツイッターにて支援物資がありますと呼
びかけもしてくださいました。
続いて , 他方面から数名の方から情報を頂いた150匹ボランティアさんにドッグフード20袋
提供しました、その際に仙台在住ハンドラーの秋藤智恵さんには物資をお預かり頂き、大変お世
話になりました。
日も暮れて暗くなりつつあったので避難所への訪問を
終了し、次に向かったのは仙台市宮城野区内の動物愛
護団体《ハート to ハート》さんの事務所と《仙台市動
物管理センター》です。こちらでは、ニーズに答えて
の支援物資配布でした。この日は仙台市内での宿泊で
したが、被災して休業しているのと復興支援者の宿泊
需要のため空室を探すのが大変でした。宿泊したホテ
ルも震災の関係で各部屋お湯が出ませんでした。( 入
浴は大浴場がありました ) もちろん便座も節電、リネ
ン類 ( タオル ) もありませんでした。でも、ベッドで
寝れる安堵感は、十分に体を休める事が出来ました。
昨日から降りだした雨も止み、次の目的地へ…仙台市青葉区大町の《ハッピーわん》さんへ支援物資配布。
園田さん ( 通称おかみさん ) 自身が福島へ出向き置き去りにされている犬達にドッグフードや水を
置いてきてるとの事でした。地域によっては、無人になり犬のみになってる環境だそうです。
宮城県を南下し
《福島県須賀川市体育館》へ。ここでは、犬への支援物資ではなく人への支援物資
としてKPS様から支援して頂きました飲料水などを降ろしました。見た目としては壊滅的な感じをう
けなかった地域でしたが、避難されてる方の3分1は原子力発電の関係で避難されてるとの事でした。
建物が全壊の所は見当たらないためか、
まだペットを連れての避難はないそうです。
ただし、
隣接の
4階建ての市役所は再度 震度7以上の地震が起れば全壊の可能性があるとの事でした。
ここ福島県も
ガソリンスタンドは長蛇の列でした。
予備で持って行った燃料を支給させて頂きました
今回の支援物資配布を終えて、色々な課題が山積みされました。①ボランティアとは一体何なのか?
②情報とニーズの一致③時間との戦い、等々挙げればきりがありません。
G7ハンドラーズグループは 東北への支援物資配布を終えました。私達G7の今回のアクトに
ついて…。報道で被災地の凄さを知りました。人間が大変なのだから、犬はもっと大変ではな
いのだろうか?と言う疑問からの始まりでした。
スポンサー様の協力のもとスタートしましたが、
とりあえず折り返し地点ではないかと思ってます。今回のアクトに関しては、
たくさんの方々の
協力のもとに成り立ちました。
まずは、現地入りしたG7メンバー&その留守を守ってくれたアシ
スタント達、理解して下さったオーナー様。現地入りしなくても地元で情報収集に走ってくれた
G7メンバー。随時エクセレントドッグのブログに情報をアップしてくれたK子さん。
ヒルズ様、
KPS様、
ピースワン様、皆様本当にありがとうございました!!そして、20年と言う歴史を作って
くれましたG7ハンドラーズグループOB&OGの先輩の方々ありがとうございました。
この20年と
言う歴史が原動力になったボランティア活動だったと感じてます。
G7ハンドラーズグループ一同 黒木厚好、樋野忠治、飯高輝樹、麻生雅治、阿倍昌子、原田義雄、
西躰恭子、宮家昭、神山昌一、橋本千裕